IS学園に入学して1週間、オレは何のトラブルも無く束から貰った専用機 羽黒の慣熟訓練をする事が出来た、オレは
そんなオレとは逆に様々なトラブルが有ったのが一夏だ
初日、寮の廊下で別れた後、一応ノックしてから部屋に入ったらしいが相部屋の相手である箒は入浴中だったらしくノックに気付かなかったらしい、で恐る恐る中に入り室内を確認していると浴室から出てきた箒と遭遇して一悶着有った様だ
2日目の昼休みに一夏が噂を聞きつけた先輩にナンパされ、箒が持ち前の気迫で先輩を威圧して追い払ったり、一夏のコーチをかって出たは良いが一夏の劣化ぶりに怒って筋トレさせたり、と一夏は色々と大変だった
あと姉妹で説明の上手、下手の差が凄い
束は教師をしていて慣れている様で分かりやすかったが、箒は感覚派なのか基本が擬音での説明だったので全く分からなかった
イトコのオレでもサッパリ分からないのだから一夏が分かる訳も無く、また箒は怒っていた
そんな訳でクラス代表決定戦当日がやって来た
それぞれにピットで待機する様に、と指示が有ったのでオレもピットで羽黒の最終チェックを束にして貰っている
餅は餅屋に って奴だ、うん
「ISスーツって、なんでこんなに着づらいの?束」
「それは効率良くISに搭乗者の動きが伝わる様にピッチピチになってるんだ、まぁ束さんなら代案を用意出来るけどISスーツの方が安価で用意出来るし、拳銃弾なら防げるからね」
手を止める事なくオレの質問に答えてくれる束、流石は生みの親と言った所だろうか
「よしチェック終わり、みーくん」
「ありがとう束」
束にお礼を言いタラップを押して羽黒の前に設置しタラップを使って羽黒に乗り込む
開いていた装甲が順番に閉まって行き一瞬視界が暗くなるが直ぐに明るくなってピットの風景が見える
「主機出力問題なし、副機出力安定、問題なし・・・ウィングスラスター、問題なしっと」
軽く動かして問題がないか確認して一旦待機状態にする
「さてと、あとは待つだけか」
最初はオルコットと一夏の試合な為、オレはしばらく待たないと行けない
まぁそのおかげで束に最終チェックして貰えたから良しとしよう、それに少しでもオルコットの手の内が分かれば儲けものだ
とか考えつつ、束がオレを凝視しているのに気付いたので頭を撫でると嬉しそうに目を細める
おかしいな、束は歳上の筈なんだけどなぁ
と思いつつモニターに流れる試合の映像に目を向ける
やはり素人の一夏に経験者であるオルコットの相手は荷が思い様でだいぶ苦戦している様だ
そもそも機体相性も悪い様だし、大丈夫だ一夏 あとで骨は拾ってやるからな
お待たせしました
もっともっと可愛い束さんが書きたいです!