試合時間、約40分 一夏が善戦したと言うよりはオルコットが慎重に確実に対処をした為に長引いた、と言う印象だ
手を抜いている様子は無かったが、終始表情を崩さなかったし余裕だったのだろう
なんと言うか佇まいが綺麗だった
それはそれとして・・・
「シールドの扱いも、火器の扱いも上手かったな・・・これが代表候補生の実力」
当たり前の結果だ、
余程 オルコットが慢心していて尚且つ、一夏がフィクションの主人公の様な奇跡的な能力を持っていたら話は別だが
素人が経験者、しかも数多くいる代表候補生候補から選ばれた者に勝てるのは万に1つ、億に1つの可能性しかないだろうから
まぁ他に可能性があるなら
「常識的では無い能力を使えるISを使うこと、かな?」
とはいえ、この手が使えるのも初見ぐらいだろうし、やはり実力の差は埋めきれないだろう
「さ、みーくん 時間だよ?勝てたら私の初めてあげるから、頑張ってね!」
「・・・少しは自重しようよ束、それも保留だから」
羽黒を身に纏い、羽黒は足の形が独特な為 膝を折って膝をカタパルトに接続する
「篠ノ之 命、羽黒
身体を前に倒し、ウィングスラスターの出力を上げるとカタパルトで加速されアリーナに吐き出される
軽く速度を調整しながらウィングスラスターを広げて少し羽ばたく
こうしないと出撃時に畳まれた状態のウィングスラスターが開かないから仕方ない
アリーナな外壁に沿って一周して指定された停止位置に移動して空中で待機する
空中の理由は単に羽黒の足が地面に立つ形をしていないからだ
完全に空中専用の形をしている
数分経たずにオルコットが出てきて俺の正面に静止する
「お待たせしましたわ」
「そんなに待ってないから大丈夫だ」
オルコットに返事をして主兵装のシラツユを展開して右手に握る
「ふふ、ありがとうございます」
オルコットは微笑み、自身の得物を展開して構えると試合開始のブザーが鳴り響く
「では私とブルーティアーズの奏でる輪舞曲に暫しお付き合い下さいませ」
「悪いが、オレが舞えるのは神楽舞だけだ」
ウィングスラスターを羽ばたかせ急加速してオルコットからの初撃を回避して彼女より高い位置を取り、シラツユの引き金を引きオルコットを撃つがブルーティアーズに備え付けられているシールドで防がれてしまう
「なるほど、貴方は中距離戦闘が出来るのですね」
そう言ってオルコットは隙あらば容赦無く撃ってくる、本当に容赦無いが、なんか違和感を感じる
見透かされている と言うか、試されている?
そうゆう、なんとも生きた心地のしない感覚だ
お待たせしました