昔々あるところに、ツンデレラ・・・と、失礼。シンデレラと呼ばれている女の子がいました。
シンデレラは毎日毎日、イジワルな継母と義姉にいじめられていました。

と、何番煎じかわからないですが、シンデレラがツンデレラなSSです。
あまりにカオスなためヤバいもの決めてると思われるかもしれませんが、作者は正気なのであしからず。

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第1話

 昔々あるところに、ツンデレラ・・・と、失礼。シンデレラと呼ばれている女の子がいました。

シンデレラは毎日毎日、イジワルな継母と義姉にいじめられていました。

 

母「ねえ、シンデレラ。お夕飯の買い物、行ってきてくれないかしら?」

 

シンデレラ「フン!なんでわたくしがそのようなことをしないといけませんの!?」

 

母「あらあら〜、シンデレラともあろうものがこんな簡単なこともできないのぉ?仕方ないわねぇ、お姉ちゃんに行ってもらおうかしら?ごめんなさいねぇ、お母さん、むずかしいこと言っちゃってぇ。」

 

シンデレラ「バ、バ、バ、バカにしないでくださいまし!!そんなのチャッチャと片付けて差し上げますわ!!」

 

母「お願いね〜」

 

シンデレラ(お肉にタマネギ、ニンジン、ジャガイモ、今日はカレーですわね!)

 

母「あ、お姉ちゃんはお庭のお掃除とバラ園のお手入れ、お願いね。」

 

姉「え〜めんどくさ〜い!ツンデレラにやらせばいいじゃん!」

 

母「素直でいい子のシンデレラなら、もうお買い物に行っちゃったわよ。」

 

姉「も〜、肝心な時にいないんだから。わかったわ、やればいいんでしょ、やれば。」

 

母「コラ!いくらお庭だからってそんな下着みたいなカッコで出ないの!!」

 

姉「ヘイヘ〜イ。」

 

そんなある日、王子様からシンデレラ宅に舞踏会の招待状が届きました。

 

その日はあいにく、お父さんもお継母さんも王様との会食で出かけるため、イジワルな義姉しかおりません。

 

姉「ねえツンデレラ。アンタ今年でもう15でしょ?いい加減、社交界デビューしなさいよ。」

 

シンデレラ「その呼び方、やめてくださいまし!それに何が悲しくて下心の見え透いた殿方に笑顔を振りまかないといけないのですか!?」

 

姉「そんなこと言いだしたら本末転倒じゃない?」

 

シンデレラ「まあ、いっつもそんな下着みたいなカッコで殿方を誑かしてるお姉さまには造作もないことなんでしょうけど?」

 

姉「はあ!?してないわよ、そんなこと!そんな考え方だからいつまでたってもお子ちゃまなのよ、あんたは!」

 

シンデレラ「お黙りなさい、駄肉!少しばかりお胸が大きいくらいで大人ぶって恥ずかしくありませんの?」

 

姉「うっさいわね、洗濯板!お子ちゃまだと身体の成長まで止まっちゃうのかしらね!?」

 

あの、お二人ともその辺で

 

シンデレラ・姉

「すっ込んでなさい!!」

 

あ、はい・・・

 

 さて、シンデレラは一人寂しくお留守番です。

 

シンデレラ「べ、ベツに寂しくなんかありませんわ!!」

 

いや、ホントは舞踏会、行きたいんでしょ?お姉さまとだってあんなケンカしないで仲良くしたいんでしょ?ねえねえ?

 

シンデレラ「な、何を言ってますの!?わたくしが、あのような色ボケと・・・」

 

ま、ヤ(ピー)くさいのは事実だけど・・・痛!?石投げられた!?

 

シンデレラ「お、お姉さまの悪口を言っていいのはわたくしだけですのよ!!」

 

おぉ、こわいこわい。

 

さて、そんなシンデレラのもとにローブをかぶった少女が現れました。

 

魔法使い「やあやあシンデレラ、あたしは森に住む魔法使い!魔法であなたの願いを叶えてさしあげましょう!」

 

シンデレラ「ふ、ふん!叶えてほしいことなんてありませんわ!」

 

シンデレラはそっぽを向きます。

 

魔法使い「いやいや、隠さなくてもいいんですよ〜舞踏会、行きたいんでしょ〜?ねえねえ〜」

 

シンデレラ「だから行きたくなんてありませんわ!!」

 

魔法使い(ず〜ん・・・)

 

おや?どうしたのでしょうか?魔法使いは地面に座り込んで杖を使ってグルグルと土をいじり始めました。

 

シンデレラ「あの、どうなさいました?」

 

魔法使い「ふん、いいですよ〜だ、どうせあたしなんて〜見習いですし〜、魔法だって夜の12時で解けちゃうようなショッボイ魔法しか使えませんし〜?」

 

これは困ったシンデレラ、この魔法使いを放っておくのはあまりに痛ましい。

 

シンデレラ「あのぉ、わたくし、舞踏会はどうでもいいのですけど、あなたの顔を立てるために、行って差し上げても構いませんことよ?」

 

魔法使い「え〜?別にいいですよ〜、ムリなさらなくても〜」

 

シンデレラ「ああ、もう!わかりました、行きます行きたいです行かせてくださいまし!!」

 

魔法使い「お願いしますは?」

 

シンデレラ「・・・お願いします!」

 

魔法使い「大魔法使い様は?」

 

シンデレラ「(イラッ!)大魔法使い様!!」

 

魔法使い「もう!そこまでおっしゃられては仕方ありませんねえ!」

 

シンデレラ(この魔法使い、めんどくさいですわ!!!)

 

シンデレラ、お前もたいがい面倒くさいぞ。

 

 さて、魔法使いがカボチャを馬車に、ネズミを御者にして、ドレスはシンデレラ自前のものに『魅惑』の魔法をかけ、ガラスの靴を用意するとシンデレラを送り出しました。

 

魔法使い「さてと、これで今日のノルマ終わり!レポート提出しないと、お師匠様から破門されかねないし。」

 

魔法使い、留守番役くらい作ってあげたら?

 

魔法使い「それもそうね、じゃあその辺に落ちてた棒切れ使って・・・できた、シンデレラ案山子!」

 

へのへのもへじのシンデレラっぽいカカシが家の前に・・・これはひどい。

 

 家はさておき、シンデレラは舞踏会場である王子の別邸に向かいました。

 

シンデレラ「やっとつきましたわ。」

 

姉「あ、やっぱ来たの?家、戸締りしてきた?」

 

シンデレラ「お姉さまじゃないのですから、抜かりありませんわ!」

 

姉「言うわねぇ。ただ、せっかく来て残念なんだけど、王子のヤツ、肝心な時にお腹壊したとかで、お城に引き返したんだって。他の子息も帰っちゃって、残ってるのは子爵以下ばっかりなのよ。まあ、デビューにはちょうどいい相手ばかりだから、適当に相手して帰るといいわよ。じゃね!」

 

シンデレラ「ま、待って!お姉さ・・・」

 

いじわるな姉はシンデレラを置き去りにして会場をあとにしました。

 

シンデレラ「もう、ホントに意地が悪いですわ!わたくし一人でどうやれば・・・」

 

騎士「もし、お嬢さん。僭越ながらエスコートしてもよろしいでしょうか?」

 

シンデレラ「ふ、ふん!ま、間に合ってますわ!!」

 

シンデレラは騎士を一目見て顔を真っ赤にして目をそらしました。

 

騎士「あ、そ。」

 

騎士はシンデレラに背を向けます。

 

シンデレラ(こんなのではダメですわ!いつもこんな風にして、結局ビンボーくじ、今、勇気をだして!)

 

シンデレラ「あ、あの!!え、え、え、えすこと、おおおねがいしましゅ!」

 

シンデレラ、噛んだ!

 

騎士「ええ喜んで、レディ。」

 

 所変わって帰ったはずの姉、会場を一周してシンデレラに気づかれないように遠くから彼女を見守っていた。

 

姉(あのバカ、やらかさないか心配で帰れないじゃないの!まあ失敗した時はすぐフォローじゃなくて大笑いしてやるために残っとかないと)

 

ツンデレラの姉にして彼女ありである。

 

って、危な!?ナイフ!?どっから!?

 

姉「あ〜ら、ごめんあそばせ〜、手が滑ってしまいましたわ〜」

 

いや、滑ったで食事用ナイフが壁に刺さるか!?

 

まあ、シンデレラ、めんどくさい性格してるから心配なのは・・・とあっ!?今度はフォーク!?

 

姉「次はテーブルが滑りそうですわね〜」

 

いや、それは淑女としてやっちゃダメ・・・あ、それよりシンデレラに声かけてる男がいるよ。

 

姉「ま!?ウチのツンデレラをたぶらかそうなんてどこの馬の骨・・・何やってんのよ、アイツ!?」

 

 さて、時は進み、ダンスパーティーも佳境です。

 

シンデレラは何度も騎士の足を踏みそうになりながらおっかなびっくり踊っています。

 

シンデレラ「その、ごめんなさい、わたくし、このような場所は初めてで。」

 

騎士「そんな初々しいところも麗しいですよ。」

 

そろそろカウントダウン始めないと。

 

シンデレラ「ま、お待ちを!もう少しだけ・・・」

 

ゴメンね、頼むなら時の神様にでも頼んで。

 

5、4、3、2、1、0!!

 

ボオオォォン、ボオオォォンと鐘が鳴り始めました。

 

シンデレラ「ご、ごめんなさい、騎士様!もうお暇しなくてはいけませんの!」

 

騎士「そんな、まだこれからというのに・・・」

 

シンデレラは階段を駆け下りて行きます。

 

騎士「待つんだ、ツンデレラ!」

 

シンデレラ、キッと騎士をにらみます。

 

シンデレラ「だ〜れがツンデレラですの!!」

 

ゴチン!!

 

シンデレラがガラスの靴を騎士に投げつけ、彼はその場にひっくり返ってしまいます。

 

シンデレラは顔を真っ赤にしてその場から走り去って行きました。

 

姉「王子、アンタ何してんの?そんな騎士みたいなカッコして。」

 

ひっくり返った騎士に歩み寄ったシンデレラの姉がそう尋ねます。

 

騎士(王子)「いやぁね、身分を隠したボクはどんな扱いを受けるかなって思ってさ。しかしさすがは姉、見破っちゃうなんてね〜」

 

姉「こんなバカやらかすの、アンタくらいしかいないわよ。それより、ウチの愚妹にずいぶんご執心だったけど、気に入ったの?」

 

王子「ああ、昔、一度会った時からぜひと思っていたんだが、キミが意地悪して社交界に出さなかったんだろう?」

 

姉「違うわよ、あの愚妹ったら社交界自体嫌ってて、今日は何を思ったのか出てきてたのよ。

 おかげでコッチは楽しむモンも楽しめなくていい迷惑よ!」

 

王子「キミも相変わらずだねぇ。」

 

姉「で、どっかの王様みたいに国中からその靴と合う女の子を探すの?」

 

王子「何を言ってるんだい、キミの妹だってわかってるのに何でそんなことしないといけないんだ?

 そもそも、あの王様だって自分の好きになった女の子の顔くらい覚えとけっての!

 それともあの靴に合う女だったら誰でもいい足フェチかっての!」

 

王子、あんまり言って誰かに聞かれたら外交問題にならないかな〜?

 

王子「いいんだよ、ジジ様のことなんだから。」

 

あ、ハイ。

 

 さて翌日、シンデレラはベッドから出られず、枕を抱きかかえてゴロゴロと転げ回っておりました、まぁ、わかりやすい。

 

シンデレラ「な、なな、な!!!何をおっしゃっているのかしら!?」

 

いや、おうとと、騎士さまに一目惚れしちゃったんでしょ、わかりやすいな〜って。

 

シンデレラ「な、わ、わ、わ、わたくしがあのようなげげげせんの者に一目惚れなどありえませんわ!!」

 

あ、それ騎士さんに言ってやろ〜

 

シンデレラ「ダ、ダメですわ!!」

 

素直になればかわいいのに。

 

シンデレラ「そ、それに叶わぬ恋ですのよ。わたくし、伯爵令嬢ですのよ?結婚する相手は選べませんわ。騎士さまをこのように想うのもきっとあの方に似てるからですし、騎士さまにしたって、きっと一緒になれませんもの。

 それなのに社交界に出て、未練を残して他の殿方と一緒になるなんて嫌だったから出たくありませんでしたのに・・・って聞いてますの?」

 

ん?あ、ゴメン、お客さん来たみたいだったから聞いてなかった。

 

シンデレラ「この!!って、お客さま?」

 

そ。外、外。

 

側近「王子殿下の、おな〜〜〜り〜〜〜!!!」

 

パンパッカッパパ〜〜〜!!!

 

シンデレラ「え、何で、どうして!?」

 

そういえば騎士さまとそっくりなのって王子様?

 

シンデレラ「な!?そんな・・・」

 

さてさて、お部屋のドアをドンドンと乱暴にノックしてるのはお母さん。

 

母「シンデレラ!!あんた、王子様相手に何やらかしたの!?」

 

シンデレラ「え?王子様にって?」

 

母「王子様、顔に靴型のアザ作って、あんたを呼べばわかるって言ってて・・・」

 

シンデレラ「そ、そんな、そんなはずありませんわ!昨日、ご一緒したのは騎士様で・・・」

 

いやね、その騎士様、王子様が変装してたんだよ、つーか気付け。

 

母「とにかく、ここを開けなさい!!シンデレラでも、そこのあなたでもいいから!!」

 

いや、私は語り部なので、この世界のものに触れられないんですよ。

 

母「仕方ないわね、シンデレラ!あ、け、な、さ、い!!」

 

王子「あ〜すみません、上がらせていただきましたが、シンデレラ、どうしてます?」

 

あ、王子様だ、うわ、靴型の青アザ、ホントにあるよ。

 

母「すみません、すみません!ウチのシンデレラがとんでもないことを!!」

 

王子「いえいえ、元気なお嬢様で。」

 

母「ホラ!シンデレラ、あんたも出てきて謝りなさい!!」

 

シンデレラ「嫌ですわぁ!!出たら無礼打ちされますわぁ!!」

 

およ、この騒ぎを聞きつけてお姉さんも来ましたね。

 

姉「母さん、アンタもちょっとどいて。シンデレラ〜、早く出てきなさ〜い、王子、別に怒ってないから〜」

 

シンデレラ「い〜や〜で〜す〜!」

 

姉「まったく、世話の焼ける愚妹ねぇ、ツ〜ンデ〜レラ〜!あっそびましょ〜!?」

 

およ、シンデレラ、鍵を開けて・・・

 

シンデレラ「だ〜れがツンデレラですの!!・・・あ!」

 

姉「ハイ、かくほ〜!」

 

シンデレラ「な!?なんて汚いワナですの!?」

 

いや、どうなるかわかるでしょ、これは。

 

 リビングに連行されたシンデレラは母と姉に挟まれて逃げられないようにされています。正面には王子様、シンデレラは処刑宣告を待つ死刑囚のようです。

 

王子「シンデレラ、ボクは昔、キミと会ったことがある。」

 

シンデレラ、良かったね、昔会ったこと覚えててくれたみたいだよ。

 

王子「キミが社交界に出てきて、昨日は夢のような一日だったよ。」

 

シンデレラ「や、やめてくださいまし!!あのような失敗をして、あわせる顔も無いのですから!」

 

王子「そんなことはない、ずっとキミを待っていた。舞踏会でボクがあんな姿をしていたのは、ボクの冠や服、座っている椅子が無ければどう映るかと思ってのことだったんだ。キミは思ったとおりの女性だったよ。王子なんて肩書きのないボクだけを見てくれた。だから・・・」

 

来ましたわぁ!

 

王子「ボクの、妃になっ」

 

シンデレラ「お断りしますわ!」

 

シンデレラ、王子様の求婚を遮って断りました!どうして!?

 

シンデレラ「つ、つまるところ、わ、わたくしをた、試したのではないですか!?そのような方、たとえ神様であっても伴侶となるのはお断りですわよ!」

 

これに母は困惑、姉はため息をついています。いや、実際王子も趣味悪いことしたしね。

 

王子「それは、ボクが悪かった、謝るよ。けど、ボクだってキミがボクの飾りを見てるのかそうじゃないのか、判断したかったんだ!」

 

シンデレラ「それがいけませんの!どうしてわたくしを信じてくださいませんでしたの!?」

 

と、ここでお姉さんが手を叩き、二人の口論を中断させます。

 

姉「はいはい、そこまで!王子、アンタも趣味悪いことするからこうなるのよ。振られちゃったんだから仕方ないじゃない。」

 

そう言ってお姉さんはシンデレラの隣から王子の隣に移り、彼の腕に抱きつきます。

 

姉「まあさ、こ〜んなヒネた性格で可愛げもない、まな板な妹よりあたしと一緒にならない?」

 

王子「な、何を言っているんだい!?」

 

困惑する王子の耳元でお姉さんはささやきます。

 

姉「(合わせて。)」

 

王子がうなずくと姉は王子の右手をつかんで自分の胸をまさぐらせます。

 

姉「ほら、あたしと一緒になればこれが毎日揉み放題よ?赤ちゃんは何人くらいにしましょうか?サッカーチームくらい?それともアメフトチームくらい?」

 

時代考証は無視してください。

 

王子「そうだな〜姉と結婚して子供たちでそんなチームを作るのも面白いかもしれないな〜」

 

シンデレラ「だ、ダメですわ!!」

 

おや、シンデレラ、二人の間に割り込みます。

 

姉「え?何よ、あたしが誰と結婚してもアンタにゃ関係ないでしょ?」

 

シンデレラ「う、うぅ・・・」

 

姉「それとも、王子に一生独身でいろとでも言いたいの?」

 

シンデレラ「う、ううぅぅ・・・」

 

シンデレラ、うなってるだけじゃ何も伝わらないよ?

 

シンデレラ「お、おうじ、しゃま、ふ、ふつつかものですが、わ、わたくしをきさきに、し、してくりゃしゃい・・・」

 

王子、これを聞いてニヤついてます。嫌な笑顔だ。

 

王子「いや、しかし振られた後にお姉さんに求婚されたからねぇ、シンデレラが妹になるというのも悪くないかな〜と。」

 

シンデレラ「いけませんわ!王子しゃま、お願いします!わ、わたくしを!!」

 

と、涙目になってるシンデレラにまだ意地の悪い笑顔を向ける王子。この人、ドS?おっと、姉が立ち上がり、王子の頭をグーで叩きます。

 

姉「アンタもいい加減にしなさい!!」

 

王子「あいた!?いや、悪かったよ、ちょっといじめすぎたね。」

 

シンデレラ「ふぇ?」

 

王子「あらためて、そうだね。」

 

王子は立ち上がり、シンデレラを指差します。

 

王子「シンデレラ、余の妃となれ!これは勅命、逆らわば死を賜る!!」

 

シンデレラ「う、うぅ、はい、よ、喜んで・・・」

 

シンデレラ、とうとう限界を超えたのか泣きだしました。

 

姉「何よ、そんなに王子と一緒になるのが嫌なの?」

 

シンデレラ「ホントに姉さまは意地悪ですわ、嬉し泣きに決まってますわよ!」

 

 時は流れ、王子とシンデレラが結婚するその日、シンデレラの付き人をすることになった姉とシンデレラが二人きりの時、シンデレラは姉に尋ねます。

 

シンデレラ「姉さま、王子様とはどのような関係だったのです?」

 

姉「ママが再婚するまで宮仕えだったのは知ってるわね?その関係で王子とはまぁ、幼馴染みみたいなものだったのよ。」

 

お姉さんはシンデレラの問いにどこかはぐらかすように答えました。

 

シンデレラ「姉さま、もしかして王子様のこと・・・いひゃい!!」

 

お姉さん、シンデレラのほっぺたをつねります。

 

姉「そんなわけないでしょ、バカ!!」

 

そんなやり取りの後、一通り準備を終え控室を出ようとした時、姉はシンデレラに耳打ちします。

 

姉「しっかり幸せになるのよ。」

 

これにシンデレラは驚いて振り向きますが、答えずに向き直り、教会に向かうのでありました。




ご閲覧いただき、ありがとうございます。いや、もう作者も何書いてたのか状態ですが、これにてツンデレラの物語はおしまいです。

真面目な話、台本形式ってどんな風になるかと思って書きましたが、やっぱ普段通りの方が書きやすいです。

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