こちらから読むと分かり易いです。
https://syosetu.org/novel/180532/409.html
そして今回、ちょっとえっちぃです。
「ふーむ、どうしたものか…」
レストの子供達と触れ合ったあと、リバイバーは酸性雨を製作してた離れ改めラボで唸っていた。というのも、先の死神戦で作り上げた幻を見せるウイルスを、あれからさらに改良しトレイター達に協力、もとい実験体にした結果、対象のセンサ類をハッキングし、自身が見せたい演算処理結果を送信してそれを見せるという形にアップグレードすることに成功したのであった。
制限が外れたリバイバー本人の高い演算能力による賜物なのだが、それの名前をどうするかで悩んでいたのだ。
「『イリュージョン』は安易だし、『ファントム』はやる事が多くなりそうだし…グリンダ、いいのないか?」
「うーん…いいの浮かばないかな…あ、なら誰か呼んで聞いてみない?」
「そうだな、誰を呼ぼうか…」
そうこうして呼ばれたのは、一〇〇式であった。理由は単に和名の方がカッコいいのがありそうだからという理由である。呼ばれた一〇〇式は最初こそなんてもん作ったんだと困惑したが、頼まれたからにはと思い、腕を組んでしばらく考え込んだ。
「そうですね…なら、『鏡花水月』というのはどうでしょう?水面に映る月のように、見えてながらも掴めないものの例えを表す言葉で、ピッタリだと思いますが…」
「ふむ…『鏡花水月』ね…いいなそれ。じゃあそれに決定だ。ありがとな一〇〇式」
「お役に立てて何よりです」
一〇〇式が出て行ったあと、リバイバー達は他のコンピュータウイルスの調整作業をし始めた。すると、グリンダがある事を聞いてきた。
「ねぇねぇ、スミスくんとバルカンちゃん、だいぶいい感じだけど、いつ結婚するかな?」
「作戦中仕方なしとはいえ、ディープキスかますくらいだしな、時間の問題じゃないか?まぁ二人がどのくらい進んでるかだが」
────
さて当のスミスはというと、自室に向かいながら考え込んでいた。
(レストが親になるとはな…あいつを助けた身からすると感慨深いな…来月くらいにはバレットもだし、半年くらいあとにはウェイターか…)
考えてるうちに部屋につき、中に入っていった。スミスは未だに考え事に集中してた為、自室の鍵が空いてることと、部屋の中の違和感に気がついていなかった。
(…いずれはバルカンと結婚したいが、まだフレイムとミニガンの問題があるからな…それらが解決したらだな。バルカンも、祝って欲しいやつがいないと寂しいもんな…)
スミスはベッドに腰掛け、手をついた。すると…
…ムニュ。
「んっ…♡」
右手に非常に柔らかい感触とともに甘い声が聞こえ、驚いてベッドを見ると、毛布から見覚えのある金髪が見えていた。
(バ、バルカン⁉︎てことは、今触ったのは…!いや、これは事故だ事故!うん…というか、なんでここに…そういや鍵かけ忘れてたな)
寝息を立ててるバルカンを見て、スミスはふとある仮説が浮かんだ。多分バルカンは自分に会いに来たが、いなかったので、ベッドに隠れて驚かせようとしたがそのまま寝てしまったのだろう。
(…ふっ、可愛らしいことするなこいつ。どれ、寝顔でも見てみるか…)
スミスは毛布をめくって覗き込んだ。すると、なんとバルカンは全裸で寝ており、スミスはそれをバッチリ見てしまった。
(っ‼︎⁉︎)
スミスは思わず毛布をバルカンに被せ、深呼吸して自分を落ち着かせた。
(…俺、欲求不満なのか?バルカンが全裸で寝てた気がしたが、多分気のせいだ。もう一回見ればちゃんとバルカンは服を着て…ないッ⁉︎気のせいじゃなかったァ⁉︎)
もう一度確認するもやはりバルカンは全裸であり、再び布団を被せて考え込んだ。(もちろん顔は出させてある)
(え?なんで全裸で寝てる?てかよく見れば脱いだ服が置いてある、なんで気づかなかったんだ。あれか?告白の時は隠してたけど、寝るときは全裸で寝るタイプなのか?だとしてもなんで…とりあえず鍵閉めるか。誤解されたくないし)
スミスは一応鍵を閉め、寝ているバルカンを改めて見た。
(…前から思ってたが、やっぱりバルカン…スタイルいいよな…)
バルカンは高めの身長に加えて、腰回りや手脚も細く、元々大きいほうであった胸は何故か飲んだ薬の効果でさらに大きくなっており、毛布越しでもハッキリわかるくらいであった。
さらに、今使ってる布団はまだ夏用の薄いもののため、身体や胸のラインがよりハッキリ見え、非常に扇情的となっておりスミスは思わず生唾を飲み込んでいた。そして無意識にバルカンの胸に手を触れようとしたとき、スミスはハッとしてその衝動を抑え込んだ。
(今、何しようとした俺⁉︎いくら付き合ってるとはいえ、寝てる女に手を出すのはダメだろ⁉︎…とりあえず、起こすか…)
結構ギリギリで理性を保ち、スミスはバルカンを起こそうと彼女の頭に手を伸ばすが、その時であった。
「うぅん…」
突然バルカンは寝返りをうち始め、手を引っ込めるスミスだが、バルカンは毛布を抱えたまま寝返りをうってうつ伏せになったため、彼女の一糸纏わぬ後ろ姿が露わとなった。
「@#&☆$⁉︎」
スミスはパニック状態に陥り、顔を赤くしどうすべきかほとんど回ってない頭で考える。このままなのは目に毒過ぎるし、毛布はこれしかないので毛布を彼女から一旦とって被せると下手すれば彼女の全裸を完全に目撃しかねないし、毛布ごと彼女を掴んで仰向けにさせようにも、今彼女に触れたら理性が飛びかねない。
そんな葛藤を続けていると、バルカンがむくりと起き上がった。
「ん…寝ちゃってたか…あ、スミス…」
「あ、いや、これは…」
しどろもどろになるスミスにバルカンは一度自分の身体を見たあと、悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
「どう?びっくりした?」
「…は?」
呆然とするスミスにバルカンは説明を始めた。どうやら、彼を驚かせようとしてわざと全裸で寝ていたらしい。
「ちょっと恥ずかしかったけど、その…スミスになら、見られてもいいから…それで、その感じだと私の裸…見たみたいだけど…どう?…って、スミス?」
前を隠してやや上目遣いで話すバルカンを前に、スミスは少し黙ってたが、突然バルカンの肩を掴んで押し倒した。
「キャッ⁉︎ス、スミス?」
「バルカン…お前、随分と悪戯が過ぎるんじゃないか…!」
「えっと…スミス?目が怖いんだけど…あンッ♡」
スミスに胸を揉まれ、思わずバルカンは嬌声を出してしまう。
「…流石にこういう形でシたくないから『行為』はシないが、かといって何もしないで帰す程枯れてもないから、このまま発散がてらオシオキするからな?」
「え…?うそ、待って…〜〜ッ♡♡」
流石に詳しくは書けないが、宣言通り『行為』こそしなかったが、バルカンはキスはもちろん、耳を甘噛みされたり耳の中や首筋を舐められたり、胸部弾倉を整備(意味深)され、少しだけ大人の階段を登り、結局部屋から出たのは朝であったとだけ説明しておこう。
流石に手を出すのはまだ早いけど、これで何もしないのもアレだしね、エッチなオシオキしましたよ。
oldsnake様、マズかったら修正します!(それよりコレ運営に怒られないかな…)
冒頭のウイルス名は、『死神』戦で使った『幻を見せる』ウイルスですからねぇ。これしかないと思いました。
さーて、次で番外編やキャラ紹介含めて通算百話です。
IFルートか未来ルート書こうかな?