人形達を守るモノ   作:NTK

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長らくお待たせしてすみません。
実を言うと自分、先月末に交差点での車両事故起こしまして、幸いにも双方無事でしたが、自分があと数メートル進んでたらペシャン公になってたかもしれないレベルのものでしたから怖かったですね。
その処理と腰をむち打ちしたのでリハビリとかでモチベが下がったので遅れました。

まぁ暗い話はここまでにして、今回はウチの変態ことリヴァイルの話です。


Code-127 全てを救うためならば

リヴァイル・ウィッカーマン。紆余曲折を経て文字通り人間を辞め、自身のデジタルクローンであるリバイバーのブラックボックス内にその身を隠し蘇ったという珍妙な経歴を持つ彼は自他ともに認める大天才であり、それと同時に遺跡関連の技術やその成り立ちに関してはトップクラスに詳しく、そこから得た知識の恩恵はグリフィンや16Labにとって大きなものである。

 

しかしその反面、自分の知らない技術を知ると異様なくらいテンションが上がり、特に万能者に関しては自分が最も興味を持つ遺跡関連の技術を有しているあるため、技術を得るために不法侵入からの分解未遂などプライベートに配慮しない行動を起こして彼を怒らせている問題児兼変態と周りから認識されていた。そして彼は今16Labでペルシカにある資料を渡していた。

 

「ほい、これが改良案の資料な。上手いことやれば数年、ダメだとしても半年くらい完成までの期間が短縮されると思うから」

 

「……ホント貴方化け物じみてるわね。私でも完成に時間がかかるって判断した物を短縮させるなんて…」

 

「前にも言ったが、元々オレはオレで除染の方法を幾つか練ってたんだ。その中で使えそうな理論を当て嵌めたに過ぎないさ。流石にゼロからコレに辿り着くにはオレでも時間がかかる。そもそも除染はオレにとって遺跡解明のための『過程』であって『目的』ではないからな。その点間違えないでくれ。そう言う意味ではコレを考えたヨゼフって奴は尊敬出来るな。行動に関しては尊敬出来ないが」

 

彼が渡したのはP基地と因縁のあるヨゼフなる人物が遺した汚染浄化物質『サルバシオン』の開発資料、それの改良案であった。先に話した恩恵からリヴァイルはパラデウスのスパイの可能性が低いと判断され、利害の一致からペルシカを通して彼女達と協力する事を決定したのであった。無論、内容が内容の為、漏洩防止は徹底的に行なっているが、彼が指定した向こうとの連絡手段が『基本ペルシカ越しでのやり取り、どうしても直接やり取りしなくてはならない場合は音声のみで』という方法にペルシカは疑問を持っていた。

 

「何でそこまで頑なに向こうと顔を合わせてやり取りしたがらないの?顔を合わせた方が彼女達の信用も得られると思うけど?」

 

「…聞くがペルシカ、お前さんの養子のユノだっけか?彼女の眼は義眼で過去の影響で人形が人間に、人間はマネキンのように見えるんだったよな?」

 

「ええ、私とか何人か信用してる人間は例外だけど…」

 

「ならそれを踏まえた上で聞く。()()()()()()()()()()()()()?」

 

その言葉にペルシカはハッとした。確かに彼の身体は人形の義体であるものの、元々は人間である。言わば彼は記憶以外脳も含めて全て機械にすげ替えたテセウスの船状態であった。

 

「オレが人間か人形か判断しづらい状態で何かの弾みで顔合わせてる時に彼女がオレの顔見てみろ?万が一システムにエラーが起きて彼女に悪影響が起きたらシャレにならないだろ?だから顔を合わせないやり方提案してるんだよ」

 

「意外とあなたそういう配慮はあるのね…万能者にはアレなのに」

 

研究対象とそうじゃないのを一緒の扱いにするわけないだろ?まぁそれともし何も影響なくて彼女がオレを人間に見えたら逆説的にオレ人間じゃねぇって判断されるのが心外だからってのもあるけどね〜♪」

 

「そ、そう…あと話は変わるけど、あなた…遺跡の技術を用いて人類技術の革新や人類の救済を目的としてるけど、その中で弱者を切り捨てたりとか考えたりした事はないの?あなたくらいの頭を持ってるならそう言った合理的判断をしそうなものだけど…」

 

「ないなそんなもん」

 

「どうして?」

 

パラデウスのしている事を自身の立場と目的を考えて黙認していたものの、リヴァイルはどうしても必要な場合を除いて非人道的な実験を進んで行なっていないという彼の発言にペルシカは疑問を持っていた。彼くらいの人物なら浮浪者やスラムなどの人間を大量に使って色々とやっていそうなものではあるが、むしろそういった人間ですら救けようと画策する彼が不思議であった。

 

「確かに切り捨てるのは簡単だ。救う人間を減らせば救ける数も少なくなってラクだしな。だがな、オレは人々を救う研究をした事を多くの人間に知って貰いたいし称賛されたい。だから何年掛かっても良いから一人でも多くの人間から称賛されたいが故に切り捨てる真似はしない。それだけだ。デジタルクローンに着手したのもそれが理由でもあるさ」

 

「…なるほどねぇ。目的もとい人類のために自分を捧げ過ぎてるけど、その姿勢は悪くはないわね」

 

「オーディンとて知識と引き換えに片目無くしたんだ。ならば記憶以外全部捧げたオレにはどんな恩恵が与えられてそれをどう活かせるか楽しみでならないよ」

 

「あなたがオーディンなら、リバイバーはさながらあなたにとってのグングニールかしら?」

 

「かもな。今度ヤツ用に槍型の武器でも開発してみるか…いや、遠距離主体のアイツには合わないか…じゃ、オレは研究することあるから出てくわ」

 

部屋から出て行ったリヴァイルはふとパラデウスにいた時にやたら自分に懐いていたネイトがいたことを思い出していた。

 

(あのネイト…機械化施術の前にオレ自殺したからわからんが、どうなったんだ…?成功しても自我は一部除いて無いし与えられてもだいぶ歪むし、失敗したら終わらない苦痛を与えられ捨てられる…どのみち黙認した分、彼女達全員見つけ出して助けなきゃな…)

 

(確か施設から出た事ないから外に出て図鑑で見た花、特に『タンポポ』を見てみたいとかいってたな…あんな子たちにあんな事をするウィリアムはやっぱイカれてる…しかもあの子たちのクローン元が『アレ』なのに…)

 

そんな事を考えていると何かを踏んづけたので見てみると、そこにはボロボロになってグッタリと倒れたリバイバーがいた。

 

「どうした?こんなとこで寝て」

 

「いや…ウェイターがバレットに404のUMP45とあった話をしてたの聞いて、お前さんの子も見に来たのかって言ったら問い詰められて、前にバレットの子供達に会わせたって話したらこの有様よ…どうやら仲が悪いようで、黙って通したのがまずかったらしい。アポ取ってたような話し方してたからつい…」

 

なお、この事で素直に彼女らに礼の品を送ろうとしたバレットは考えを変えてそれとは別にある物を45宛に送ったのであった。

 


404小隊のセーフハウス

 

「……っ」

 

(だ、駄目よ…まだ笑っちゃ…し、しかし…)

 

彼女達に送られたのは幾つかの弾薬や食料と普通であるが45宛に送られたのはTシャツであり試しに着てみたのだが、それには前にデカデカと赤の背景に白い文字で

 

SUGOI

DEKAI

 

とプリントされていたのだから着てる本人を除いて全員笑いを堪えるのに必死であった。

 

「あの親バカ凸砂野郎…‼︎次あったら鼻へし折ってやる…ッ‼︎」




S女史「旧時代のオーパーツに詳しくて協力的なんてあとで絶対裏切るわよ」
W博士「そのオーパーツ利用して人々から称賛されたいなんてロクなことしないでしょう」
錬金術師C「先の事見越して自分の一部記憶継いだ奴派遣させて死んだ後復活するなんてとんでもない事するなコイツ」

リヴァイル、P基地の除染プランに協力するの巻。まぁ彼にとっても魅力的だし、協力しない理由がないからね。

最後のはこちらにあるガンアーク弐式様のコラボを見ればわかります。

https://syosetu.org/novel/207272/49.html


ちなみにですが、前回の宣言通りウマ娘を始めたのですが、先の事故で愛車を廃車にする事を決めた私にライスちゃんを寄越すという史実的にシャレにならん真似してくれたた○なさんに腹が立ったので育成路線変えて

全力でお兄様を遂行してやり(クラシック三冠をもぎ取り)ましたよええ。
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