避難誘導が終わり、本社へ帰還する時に少々の手違いがあったものの、バレット達第一部隊は指定された場所へたどり着いた。
「そういえば隊長、あの警備員にあとでノアの妊娠については口止めしておいた方がいいですよね?」
「ああ、成り行きで話したが、そうした方がいいな」
「それよりもよ、あのオッチャンや502小隊のP90に第二部隊のとこ話した方がよくね?あっちリバイバーとコンダクターいるだろ?撃たれないか?」
「…確かに、あの様子だと撃たれかねないな。人形同士の通信網はまだ平気だったから、連絡しておこう」
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「あーうん、ちょうど来てて軽くおっちゃんパニってたから良かったよ。おっちゃーん!そのハイエンドはこっちについた味方だって‼︎」
「そ、そうですか…いやー驚いた…」
「助かったよチビ助。って、お前さんP90か?俺の知ってるのとだいぶ違うが…」
「オウお前覚えとけよ?顔覚えたかんな。ボクはちょっと訳ありでね、話すと長いから省く。それで、君がリバイバーで、もう一人のハイエンドがコンダクター、それとDG小隊の第二部隊ね。RF1のAR2、SG1と…MG1…⁉︎」
バラージの名を見た途端、P90はマズそうな顔をした。
「あー、バラージだっけ?悪い事は言わない、早く行った方がいい」
「えっと、何故に?」
「ウチにマシンガン信者のヤベーのがいる。マシンガン人形で二丁持ちの君がいるなんて知ったら喰いつかれた挙句、洗脳されるよ?」
「……ご忠告感謝する」
すぐに彼らは逃げるように持ち場へと向かっていった。その後、気配だか匂いだかを感じたのか「今ここにマシンガンが通ったろ?通ったよな?会わせろ‼︎」とMAGが持ち場を離れ、警備員に詰め寄り一悶着あったとか無かったとか。
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持ち場につき、リバイバーは軽く身体を動かしていた。浮遊したり武装を展開したりしていると彼はある事を確信した。
(…また処理能力が上がってる。例の制限とやらがまた外れてきてるな。しかし…まだ制限があるような気がする。完全に外れて本来のスペックとやらになったら、ボディがそれに追いつかなくなるかもしれないな。少なくとも、ルイン装備でないと処理にズレが起きるな)
処理能力が上がったことでより早く判断でき、攻撃や防御が出来るようにはなっているが、これ以上スペックが上がれば逆にズレが生じて思うように身体が動かせなくなることをリバイバーは懸念していた。今回の作戦で功を上げ、より高スペックのボディを検討してもらえるようにしようと考えるリバイバーであった。
(それか、グリンダに普通じゃ扱えないようなロマン武器とか造って貰うのもアリだな)
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「ねぇトレイター、少しいいかしら?」
「…なんだ?」
逃避行を続けているトレイター達だが、モーナーがあることに気がついてトレイターに話しかける。
「私たち、リバイバーのいるところ…つまりグリフィンに向かってるのよね?」
「あぁ」
「私たちが脱走出来たのは鉄血がグリフィン本社に侵攻しようとして手薄になったからよね?」
「……あぁ」
「今行ったら私たち敵だと思われて殺されるんじゃないかしら?」
「……」
その事実を指摘され、トレイターは冷や汗を出しながら黙ってしまう。
「どうすんの?ことが済むまで逃げ続けるのか?」
「いや、この戦いでリバイバーがもしくたばったらどうにも出来なくなる。このまま進むぞ」
「現場にいなくて問答無用で殺されるかもしれないわよ?」
「ここに白旗がある。さすがにこれ振ってんのみて撃つほど薄情じゃない筈だろ」
「その白旗…つーか布?どっから持ってきた?凄く見たことあるんだが…」
シーカーが恐る恐る尋ねるとトレイターはニヤリと笑った。
「これ?代理人の予備の服。脱走ついでにちょろまかした。首級代わりにもなるしちょうどいいだろ?」
「プッ!ハハハハ!あんた、イイ性格してるなぁ?」
「ついでにタンス燃やしたから、あいつあの服ダメにしたら次から着るものないぜw」
「いいわねそれwそしたらアルケミストから借りるのかな?あダメかw胸がスッカスカにになるわねw」
「案外デストロイヤーのがピッタリだったりしてね?」
「「「「アッハハハハハ‼︎」」」」
その後、代理人の愚痴や悪口で盛り上がりつつ進んでいく四人はグリフィン近くに辿り着くと、偶々そこがリバイバーの持ち場であった。リバイバーはトレイターの姿を見ると目を見開いて近寄った。
「おお!お前さん、ちゃんと蘇ったようだな‼︎それで?ブツは持ってきたのか?」
「あぁ。ついでに『傘』もな」
「マジで⁉︎ちょうど欲しかったから助かる!よし、ペルシカに連絡して連れてって貰うから待っててくれ‼︎」
すぐにリバイバーはペルシカに連絡、その後人形複数名がやって来て念のためにと彼らを拘束。16Labへと連れていったのであった。
脱走組、無事に合流。
計画の始動は作戦後ってところですかね。
今後で何かあればメッセージお願いします。