人形達を守るモノ   作:NTK

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コラボその二です。
リバイバー視点での話ですね。

こちらから読めばわかりやすいかと。
https://syosetu.org/novel/180532/395.html


Code-90 資源地帯奪還作戦-2

バレット達とは別ルートを行ったリバイバー達はしばらく鉄血兵を相手取っていたが、突然チーフと名乗るハイエンドのオープン通信のあと、バルカンが暴走したとナデシコからの連絡を受けて一度立ち止まっていた。

 

「やっぱり暴走したわね…にしてもまさかミニガンが『傘』にね…」

 

「念のため渡して正解だったな…となると、この先にいるのは消去法で死神か。まぁその方が都合がいい。先に進むぞ」

 

「はい!それにしても、足元が水で進みづらい…リバイバーさん浮いててズルいです…」

 

リーが指摘する通り、地下内は膝下まで浸水しており彼らの侵攻を妨げていた。しかも、水だらけのためナイトメアの冷凍もこちらに被害が出る可能性があるため上手く封じられていた。

 

「奇襲にすぐ対応するためだ、深い意味はない。それより全員解毒剤打っとけ。皮膚ならどこでもいいし無痛注射だから目玉とか喉奥とかじゃなきゃ痛くないはずだ」

 

「誰がそんなとこにやるのよ。それより、今打つの?毒が来てないのに?」

 

「実際これナノマシンだから、打ったあと毒がきたら対応出来る。どっちかというと予防接種みたいなもんだな」

 

全員が解毒剤を打ち、先に進むと水の引いた広い場所に出た。すると、奥から人影が飛び出し、大鎌を振りかざして03式に向かっていった。

すかさずリバイバーはレーザーブレードを発振して両者の間に割って入り、大鎌を受け止めた。

 

「あっぶねぇ⁉︎いきなり挨拶も無しかよ‼︎ナイトメア、こいつが死神⁉︎」

 

「ええそうよ‼︎」

 

死神は一度距離をとり、大鎌を構え直す。すると、リバイバーの目に大鎌を構えた『白い人形』の姿が重なって見えた。

 

(…何だ今の?俺の古い記憶か?まぁいい、とにかく奴を倒すか)

 

「……」

 

死神は鎌に内蔵された機銃で応戦し、リバイバー達を散開させる。リー達S07の部隊も各々の銃で攻撃するも、殆ど避けられるか当たったとしても偏差障壁に阻まれロクにダメージを与えれずにいた。そんななか、リバイバーはレーザーを死神に放ち、命中させる。命中したレーザーは偏差障壁こそ抜けられたが、それで威力を殺され、同時展開されたフォースシールドに相殺されてしまう。

 

(クソッ!ここはレールガンの方がいいか…?)

 

銃撃のなか死神がS07の誰かしらに肉薄し、それをナイトメアかリバイバーが防ぎ、反撃して…を繰り返すと、リー達の動きが鈍くなってきた。

 

「身体が…痺れてきた…!」

 

「解毒剤が効いてない…⁉︎」

 

「いや違う。効いてはいるが、毒の量が多くて解毒し切れてないんだ。解毒剤打ってなきゃとっくに動けなくなってる」

 

リバイバー自身は解毒剤を生成して対抗してるが、そうでないリー達はすぐに二本目の解毒剤を打つも焼け石に水であり、機敏に動けずにいた。その隙をついて死神がM38SDMRに向かっていった。

 

「え、嫌だ…来ないで‼︎」

 

「させるか‼︎」

 

リバイバーは死神に向けて散弾状のレーザーを高速で撃ち放った。死神は咄嗟に偏差障壁とフォースシールドを防ぎ歩みを止めた。

 

(こいつの防御はいつまでも出せるわけじゃない!じゃなきゃフレイムやバルカンの攻撃を受けるなんてことはない筈だ!)

 

リバイバーの予測通り、しばらく耐えていた死神だったが、防御がだんだん薄くなりやがて二つの防御は無くなり、死神はレーザーを全身に浴びた。

しかし、死神はそれに構わずリバイバーに接近していった。

 

「なっ⁉︎普通動じるだろ⁉︎」

 

表情一つ変えずに半ばグズグズの身体で迫りくる死神にリバイバーは慄き、思わずレーザーの砲撃を止めてしまう。死神はリバイバーに向けて大鎌を振り上げ、避けきれなかったリバイバーは上半身をやや深く斬られた。

 

「がぁぁ‼︎」

 

リバイバーはテレポートで一度距離を取り、逆コーラップス技術を使い体を治すがそれより速いスピードで死神は全身を治していた。

 

「なんつー再生力だ…だからといってあぁはやらないだろ…いや、こいつ…感情がないのか?」

 

幸いにも死神は動けずいつでも始末できるリー達より、強力な装備を持つリバイバーとナイトメアの方を優先目標としているためリー達には今のところ危険はないが、逆に言えば二人で死神を何とかしなければならないため、リバイバーは策を練っていた。

 

「ナイトメア、お前さんの冷凍はどこまでいける?」

 

「この辺りはいけるけど、リー達まで氷漬けになるわ。触れればそいつだけ凍らせられるけど、それは自殺行為ね」

 

「……わかった、リー達をなんとかすればいいんだな?」

 

そういいリバイバーはテレポートで死神の後ろにいき、そのままリー達の元に向かい、リー達の体を掴んで一箇所に集めていく。もちろんそれを阻害しようと死神が向かうがリバイバーがスモークを投げ視界を妨げ、ナイトメアが大型ショットガンを撃ち、時間を稼ぐ。

そうこうしてるうちにリー達を一箇所に集めると、リバイバーはF.E.F.Gを飛ばしリー達を囲うように電磁フィールドを張った。

 

「今だナイトメア‼︎」

 

「了解‼︎喰らいなさい‼︎」

 

ナイトメアはコキュートスの能力を使い辺りを凍らせる。死神は飛んで回避しようとしたが間に合わず両脚が凍りついた。一方でリー達は電磁フィールドのおかげで凍らずに済んだ。

 

「トドメだ‼︎」

 

リバイバーはレーザーブレードを発振して死神に迫るが、あろうことか死神は無理矢理身体を捻り、脚を壊しながら大鎌を振るい、リバイバーを両断──する事はなく、()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「え…⁉︎」

 

初めて声に出して動揺した死神だが、次の瞬間、リバイバーにレールガンの銃口を体に押し付けられていた。

 

「っ⁉︎」

 

「この距離ならご自慢の防御も意味ねぇな」

 

リバイバーはすかさずレールガンを撃ち放つ。ほぼ密着してたため防御は間に合わず、死神はコアを的確に撃ち抜かれた。

 

「がっ…!ミニ……ガン…」

 

そう言い残し、死神は身体を再生することなく生き絶えた。

 

「……」

 

「リバイバー、最後のは何?死神が『何もないところを切ってた』けど…?」

 

「さっきのスモークに視覚センサと演算処理を狂わせるウイルスを仕込んでた。多分奴は俺が切りかかってくるように見えたんだろ」

 

「な、なるほど…(そんなもん戦闘中に作ったの?怖…)」

 

その後念のためにとリバイバーは死神の遺体からコーラップスの容器を引き抜き、確実に再生しないようにした後でリー達に解毒剤を再注射し、毒を治した。

 

「それで、どうするの?戻ってバルカンのとこに向かうの?」

 

「この先にハイエンドの反応はないし、そうするしかなさそうだな。暴走を止められるといいが…ん?万能者の反応?」

 

「え?本当?大丈夫なの?」

 

「いや、バルカンとミニガンに接触したあとどっかいったな。お前さん達動けるか?」

 

「う、うん…ごめん、役に立たなくて…」

 

「気にすんな、死神が俺らが規格外なだけで動きは良かったぞ」

 

彼らはそのまま来た道を引き返し、バルカン達のもとに向かっていった。




( 0M0)<呼ばれた気がする

oldsnake様、死神撃破ルートを選ばせて貰いました。
何かあれば変更するのでお願いします。

ガンアーク弐式様、リー達の活躍の場をとってしまい、すみません。

なんかその他勢力も現れてるし、この後はどうするかは他の方次第で決めますかね。
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