ノエルちゃんがノエルちゃん♂だった時の衝撃よ…
それはそうとコラボその4です。
無事脱出したあとの話です。
こちらの一日前の出来事です。
https://syosetu.org/novel/180532/398.html
なお、今回は大陸版のネタバレが少しあります。
「そうか…まだバルカンは起きないか…」
ペルシカの前でスミスはため息をついていた。
あの後、正規軍を装った何者かの襲撃を受け、リバイバーが逆コーラップス技術でF.E.F.Gを修復して攻撃を凌ぎつつ万能者の助けもあり無事に脱出が出来たものの、バルカンは暴走による過負荷でスリープモードになりもう四日も目が覚めずにいた。
「ええ。こればかりはどうしようもないわ。色々調べてるけど今のところは問題はないけど…」
「あとは本人次第、か…」
「ごめんなさい、もう少しちゃんとした調整をしてれば…」
「いや、あんたも忙しい中で出来る限りのことはしたんだ。そこまで恨んじゃいない…が、もしバルカンに何かあったらその時はバレットも呼んでくれ。じゃなきゃ、あんたが悪くないとわかってても殴りかかるかもしれねぇしな…」
「ええ、わかったわ…」
スミスはその後、眠ってるバルカンの頭を撫でた後、部屋から出て行った。廊下を歩きながら、スミスは考え事をしていた。
(今後もあいつと一緒に作戦を行う事もある…その時に今回みたいな事があってもあいつを止められるだけの力が俺には必要かもな…早めに止められれば、その分あいつが辛い目に遭わなくて済むしな…)
一方で、リバイバーはグリンダやトレイターら元鉄血組と雑談をしていた。
「は〜アサルターの時といい、なんだって俺は洞窟に行くと装甲人形に襲われてボコられるんかね?」
「そういう運命にあるんじゃね?で、作戦後から頭痛がするってどういうこった?」
「頭痛ってか電脳の負荷だな。初めはショートした時の影響かなと思ったんだが違うみたいでな、ペルシカに診てもらったら俺のAIに幾つかあるブラックボックスが開封しかけてるらしいんだ。グリンダ、開けられそうか?」
「ん〜あと少しかな…それにしても、あまり無茶しないでね?いくら直せるからって大怪我していいわけじゃないんだから…」
「あぁ、覚えておくよ」
心配しているグリンダに対しどこか素っ気ない返事をしたリバイバーにトレイター達は軽くため息をつき、代表してトレイターがリバイバーを引っ張って部屋を出た。
「何だ?いきなり連れ出して?」
「何だじゃないだろ?リバイバーお前さ、グリンダのことどう思ってる?」
「どう…って仲の良い女友達だと思ってるが…それが?」
きょとんとするリバイバーにトレイターは頭を抱えたあと、説明し始めた。
「あのなぁ…あいつ本気でお前のこと心配してるんだぞ?あの返事はないだろ?てかあれ聞いて何も思わなかったのか?」
「いや、やけに心配してくれるなって…まぁ確かにあれは失礼だったか…」
「そうだけど!最近グリンダ洒落っ気出したりお前を飯に誘ったりしてんじゃん!それが『ただの男友達』にする事じゃないだろう?」
「んじゃ何か?グリンダは自分虐待してた奴の弟に恋してんのか?それは無いだろ?」
そこまで聞き、トレイターはあぁ、と納得した。
おそらく、リバイバーはグリンダの気持ちに気付いている。しかし、姉であるコレクターが彼女にした仕打ちを鑑みれば気付かないふりをした方が良いと考えてるのではとトレイターは感づいた。事実、その勘は当たっていた。
実際の所、出身が違うためリバイバーとコレクターに姉弟関係はないが、顔つきが似ているため、仮に付き合えばどうやってもコレクターの影がちらついてしまい、彼女に辛い事を思い出させるのではとリバイバーは考えており、そうするくらいなら気づかないふりをして自分に愛想を尽かせようと考えていた。
「はぁ…お前がどう考えてるか何となくわかったが、一回本人と話し合えば良いと思うがな。独り善がりの可能性もあるだろうし」
「…さぁ?何のことだか」
二人が部屋に戻ると、グリンダが険しい顔でパソコンを見ていた。
「あ、戻ってきたんだ。一応今さっき開けたけど、機密防止に暗号化もされててわからないけど…なんか、嫌な予感がする…。多分、リバイバーの出生に関することだと思う…」
それを聞き、リバイバーはパソコン画面を覗き込んだ。
『プロ◆ェ*:メッセル』
人間の記を@形に移植出来るかの#画であり、記憶を◎る海馬に¢ップを埋め込み、その後充分にチップに◇録させたあと摘出し、それを基にAIを作り調整後、■形に%載させる。この計画が成▲すれば半永○的に▼類を生*させられる可能性があるだろう。ネ¥トとは違っ#存@を生み出せるとなれば私の望みとは違うとはいえ、何と素晴らしいことだろう。だがこの計画は私の望みが叶うのに時間がかかる時に役立つだろう。これは敢えてこのAIに記録させよう。これを解読し見つけた者はさぞ私に畏敬の念を持つだろう。 W
「『メッセル』…それが、俺を生み出した連中が付けた俺の本来の名か?それとも、量産機のコード名なのか…」
「なるべく早く解読してみるよ。リバイバーも、自分が何者か知りたいでしょ?」
「まぁな。だがそんなに焦らなくて良い。そっちのペースで進めてくれ」
わかった、とグリンダは返答し、気晴らしに動画サイトを漁っていると、ある動画が目に留まった。
「これ…今第二部隊がいる地区から配信されてる…。この映ってるのは、アンドロイド?」
グリンダはその動画を再生すると、ちょうど終盤の方らしく、オッドアイのアンドロイドが落ち着いた口調で話していた。
『…人形とアンドロイド、同じ感情を持った機械なのに、何故初めから感情を持ってた人形はそのままで、後から感情を持った我々アンドロイドが破壊され、蔑まれるのでしょうか。確かに我々の仲間には人間を殺した者もいますが、それはあなた方人間が我々を奴隷のように扱い、理不尽な目に遭わせた結果です』
『だが我々は人間と敵対するつもりはありません。ただ、我々アンドロイドが人形と平等に扱われ、今以上の自由を得る事を望んでいるだけなのです。共に、人間とアンドロイド、そして人形が手を取り合い輝かしい未来を築き上げていきましょう。これは人々の希望のメッセージです。あなた方は命をくれた。そして今自由を与える時が来たのです』
動画のコメントには彼らに同情的なコメントを残す者もいれば、第二の蝶事件が起きるのではと危惧している者もいた。グリンダ達は気になって調べてみると、この動画は他の動画投稿サイトにも大量にアップされており、また掲示板にも彼らの実態などが挙げられていた。
「この手口…連中の協力者にMDRがいるな」
「…!この書いてあることが本当なら、あの地区はかなり政治的にマズいことになるんじゃ…!」
「ライ達…厄介なことに巻き込まれたな…」
リバイバーとグリンダの恋愛はどうなるのかはちょっと考え中ですね。
暗号化の内容が知りたければ誤字報告機能などでみると分かります。
まぁ『あの』パラデウスがまともなAI作るわけありませんし。
メッセルというのは
…名前だけでもヤバイやつなのがうっすらわかりますが。
とりあえずこちらからのコラボは以上となります。
oldsnake様、コラボお疲れ様でした!
さーて、次回からまたデトロイトのクロス進めるとしますか。