光夜の中学時代はさらっと流します。
前話から香澄のおにいちゃんがお兄ちゃんに!
リメイク前とは展開内容を少し変えます。
次話は設定を投稿します。
月日が経つのは早いもので、俺は小学校を卒業し、中学へ進学してから1年が経たとうとしていた。現在、中学2年生である。
去年、明日香が小学校入学式でランドセルを背負った明日香を見て、狂喜乱舞していたら
「おにいちゃん大丈夫?」
と明日香に頭の心配をされてしまった。「おにいちゃん、あたまだいじょーぶ?」と言われなくてよかったよ。この2年の間でいろんな出来事があった。明日香の入学式から始まり、スキー旅行、運動会、持久走など、挙げればキリがない。語り始めたら終わる気がしないので割愛!
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
中学2年生になっても、スマホを買って貰えない俺は休みになると外へ出掛ける。2週間に1回、やまぶきベーカリーのパンを買いに行くのが俺の密かなブームだ。俺が店内に入るとよく亘史さんが笑顔で歓迎してくれる。
その後、沙綾ちゃんを呼ぶのがお決まりである。最初こそ恥ずかしがっていたものの今では「お兄さん」と呼んでくれるようにはなった。呼ばれたその日の帰りに嬉しすぎて転びそうになったのは内緒な?「お兄さん」って呼ばれるのいいよね。香澄、明日香から呼ばれる「おにいちゃん」とちーちゃんから呼ばれる「お兄さん」とはまた違った良さがあった。
そして、スマホは母さん達が2年契約らしくて、あと1年待って欲し
いとの事だ。最近流行りの家族割にしたいらしい。
ザケンナ!
その間に香澄と明日香に何かあったらどうしてくれる?脳内フォルダにも限界があるんだぞ!
そんなくだらなそうで大事な事を考えながら駅に向かう。その途中にある公園近くを歩いていると泣き声が聞こえてきた。
「えぐっ、ひぐっ、ぐずっ」
女の子の泣き声だ。
俺は公園に入り、泣いている女の子を探す。その女の子はブランコにいた。
ん?金髪にあの顔。身長が低く幼いが……こころだ!ちーちゃん、沙綾ちゃんと出会ってからこの2年は他に出会わなかった。この地蔵通り商店街で誰と出会ってもそんな驚かないわ。いつ出会ってもおかしくはないし。
弦巻こころ
超が何個もつくほどの金持ちの家の一人娘。
天真爛漫で香澄以上にポジティブな少女だ。
花咲川女子学園『異空間』と名高い。
笑顔が何より大好きで好奇心旺盛な性格。
ゲームのプロフィールに裕福な家庭の一人娘とあるがどこが裕福な家庭だよ。そんなレベルぶっ飛んでんじゃねーかと思う程である。
はぐみの誕生日プレゼントにソフトボール専用バッティングセンターをあげているのだ。これでぶっ飛んでいないなんて言えまい。
ゲームのストーリーを読めば分かると思うが、彼女はハロハピの苦労人奥沢美咲にバカと称される程、超超超
世界を笑顔にするため、こころは強引に周りを巻き込む。それでいて、周りを本当に笑顔にしてしまうのだからある意味恐ろしい。できないことを可能にしてしまう、主に黒服と金の力で。
そんな彼女がどうして泣いているのか?理由が気になるところだが、今は目の前の彼女を放ってはおけない。俺は彼女のいるブランコに行き、彼女の目の前で屈む。
「えぐっ、ひぐっ、あなた……は?」
「どうして君は泣いているんだい?」
「わたしは……」
わたし?こころの一人称はあたしだったはずだ。この時の彼女はまだわたしが一人称だったらしい。
香澄と同じ小学3年生の彼女がここまで泣くか?こころが泣く姿なんて想像できないが、今こうして俺の前にいる彼女が泣いている。
小学3年のこの歳だと、こころが泣いているのはいじめられたからではないか?まあ、家に両親がいなくて泣いているって可能性もある。
仮にこころをいじめていたとして、いじめられたことを弦巻家が知ったら、ただ済むはずがない。
しかし、悪口ならどうだ?録音でもしない限り口では幾らでも嘘を言える。こころが泣く理由はそれしか思い当たらない。
「誰かに殴られたり、物を隠されたりした?」
首を横に振るこころ。
「誰かに何か言われたのか?」
先程から辺りを確認しているがいるはずの黒服が・・・・・いた!?俺から見て正面、こころから見ると後ろの草むらに1人潜んでいた。1人?ゲームのストーリーでは複数人いたはずだが?
まあ、今は黒服を気にしても仕方ない。
「………うん」
「…………」
「わたしね、自分がしたい事してるだけなのにみんな、うざいとかちょうし乗ってるって言うの」
「…………」
俺は黙って聞くことにした。
家に帰っても使用人、周りには黒服、両親は仕事で会えない。彼女からしたら知らない人がたくさん家にいる。よく彼女は狂わなかったと思うよ。え?未来で狂ってる?気にしたら負けだ。
未来での彼女は自由奔放。先生ですら手が出せない始末だ。ゲームではちょっとヤバイやつ扱いだが裏ではこころへの陰口のオンパレードだろう。
だが、未来でのこころはそんな集団を気にしない程真夏の太陽が照り付けるみたいに眩しい。
だからこそ、彼女には明るくいて欲しい。
彼女はもうこの時からいろいろやっていたらしい……と、先ほどの「調子乗ってる」と言われたという事から推測できる。
たぶん、金持ちへの嫉妬や憎悪だろう。けれど、他人にどうこう言われたぐらいで自分の在り方を変える必要がどこにある?ないだろ?
「だからどうした?」
「えっ」
こころはキョトンとした顔をして俺を見つめる。
「君がやりたい事をしているのに他人に言われる筋合いはない。」
「こころ!」
「え?」
気づけば彼女は泣き止んでおり、目元が赤くなっていた。
「こころって呼んで!わたっ……あたしのこと!」
「分かった、こころ。他人から悪口を言われるのなら、こころ。それを笑顔に変えてしまうくらい、巻き込んでしまえ」
こう言っちゃったけど未来の彼女は何もかも巻き込んでたし、大丈夫だよな?大丈夫だ………よね?
うん、大丈夫だ……たぶん。
「まき……こむ?」
「そうだ、こころがやりたい事の中にそいつらを何もかも巻き込んでしまえ」
「素敵ね、それ!」
「…………」
ナワケナイダロ!巻き込まれる側からしたらたまったもんじゃない。でも、彼女に巻き込まれて悪いことはない……はずだ、たぶん。
「ありがとう!悩みがさっぱりなくなったわ」
ポジティブなるの早すぎます。本当にあなた、悩んでたの?
「ねぇ、あなたの名前はなんて言うの?」
「光夜だ」
苗字は言わない。バレて家から拉致られたくないしな。偽名言うと後々バレた時、黒服にOHANASHIされちゃう……。
「光夜ね、ありがとう。
と言って公園を去って行き、その後を黒服が追って行った。
ええ(困惑)
えっ、マジか。
俺はとんでもない事をしてしまったようです。まぁ、でも俺が焚きつけなくても遅かれ早かれそうなってたよな?美咲がストッパー役になる前からいろいろやらかしてたみたいだし。
先に言っておく、美咲すまん!!!
HAHAHA、俺は知らんぞ。
え?また???
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
ここは弦巻家の執務室。その一室に一人の男と黒いスーツを着た女性がいる。
「ふむ、それで最近のこころについてだが……」
「はい、こちらでございます」
「……仕事が早いな。さすがだ」
「恐縮です」
この壮年の男は弦巻
晴翔は黒服の女性から渡された書類に目を通す。
「ほぉ、これは……」
そこには戸山光夜について、身長・体重から趣味、好きな食べ物、学力など、顔写真付きで余すことなく記されている。弦巻家にとってプライバシーなど紙くずのようなものだ。
「なかなか見所がある少年じゃないか」
「……っ!?」
「どうかしたかね?」
「い、いえ」
晴翔が下した評価は意外にも高かった。それ故に黒服の女性は驚いたのだろう。晴翔は弦巻を束ねる弦巻グループの総帥。弦巻グループを継いでから日本は当然のこと、世界中の要人と接してきたせいか顔を見ただけで、ある程度は人を見極めることができるようになっていた。いや、晴翔を取り巻く環境がそうさせたと言うべきか。
その弦巻グループ、総帥になかなか見所があると言われたのだ。黒服の女性が驚くのも無理はない。
「最近、こころが暗くて心配していたんだが……どうやらこの少年が解決してくれたようだね。この少年の経歴を全てまとめてきたということはそういうことだろう?」
「はい、戸山光夜様……戸山様はこころさまに声をお掛けになり、それからでした。こころさまが常に笑うようになったのは……」
「つまり、この少年……戸山くんがこころに何か笑顔になるような話をした……と。……ふっ、彼が弦巻家ウチに来たら全力で歓迎しなさい。それとこころが会いたいと言うまで彼と黒服たちの接触を一切禁ずる」
「承知いたしました」
こうして光夜の知らないうちに弦巻家から歓迎されることが決まった。それと同時にこころが再会を望むまで光夜の安全が保証されたのであった。
原作直前又は開始後に光夜と関わりのあるキャラの回想を入れる?
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入れて下さいお願いしますなんでもし(ry
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入れて
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あったりめぇだ
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作者が決めて
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いらない