ひと月経ってたらアンケート1100超えてました。ありがとうございます。
わたしには兄と姉がいる。わたしは戸山家次女で一番下の末っ子だ。
お兄ちゃんは私より6つはなれてて、お姉ちゃんとは1つだけはなれている。お兄ちゃんが6つじゃなくて、2つ。
お兄ちゃんの年れいがお姉ちゃんの1つ上だったらよかったのになあ……そうすれば一緒に学校に登校したり、下校することができたのに。
とにかく、小学校に入る前のわたしはお姉ちゃんがうらやましかった。
起きてからお兄ちゃんと一緒に登校、たまに一緒に下校。四六時中、お兄ちゃんといっしょいるお姉ちゃんがうらやましかったんだと思う。
この前、お姉ちゃんが
「あの時のあっちゃん、すごかったよね。涙をぎゅーん、ぎゅわーんって叫んでて」
と言ってたけどわたしはそのことはあまり覚えていないし、何より説明が雑。ただ、すごくかなしかったことは覚えている。
わたしのことをからかうお姉ちゃんだって、よく泣いてたじゃん!お兄ちゃんが林間学校や修学旅行でいない時に泣いてわたしに抱きついてきたり、おもちゃ壊したらいつも泣いてたり……。一度だけ、お姉ちゃんから借りたおもちゃこわしちゃったことあって、あの時は大変だったな……。
あと、いっしょにいたというより、お姉ちゃんがお兄ちゃんにベタベタでひっついてたと言うべきかな。わたしもお姉ちゃんと同じことしてるのはナイショ。
それぐらいわたしもお姉ちゃんもお兄ちゃんが大好きなのだ。もちろん、お父さんとお母さんも大好きだよ!お姉ちゃんとは、よくお兄ちゃんのことでケンカすることもあるけど、仲はとてもいい。
いつも後ろなんて気にせずに走ってるお姉ちゃんだけど、わたしに知らない世界を見せてくれる。まあ、見せてくれるの前に『巻き込んで』が付くけどね。泣かされることもあるが、不思ぎといやと思ったことはない。
わたし自身、ちょっと引っこみ事案なのかなぁって自分でも思うことが少しあるから、何事にも前に走って行くお姉ちゃんのことはそん敬している。でも、走っては転でるお姉ちゃん。
わたしはそんなお姉ちゃんが大好きだ。
わたしにとって、お兄ちゃんはかっこいい自まんの兄だ。
小学4年生になって、よく兄や姉のいる友達がきらい、うざいみたいなことを耳にするようになったけど、わたしは一度もお兄ちゃんのことをうざい、きらいなんて思ったことはない。
だって、わたしとお姉ちゃんの自まんの兄だもん!
とくにお兄ちゃんの歌と弾くピアノは好きだ。それと週に1回は行くカラオケはわたしの密かな楽しみ。お兄ちゃんの弾くピアノをBGMに読書すると、集中できて大好きなの。たまにピアノの方に耳がかたむいちゃうけど。
やさしくてほとんど何でもできてかっこいいお兄ちゃん!
わたしは、そんなお兄ちゃんが大好きだ。
そういや、お兄ちゃんはさいほうと料理が苦手って言ってたっけ?
前にお兄ちゃんでも苦手なことあるの?って聞いたことあるんだよね。その時、お兄ちゃんは「できないというか苦手な事ならたくさんあるさ。さいほうと料理、絵とか他にもたくさん」と言っていた。
わたしが得意なことと言えば、水泳かな?幼稚園の頃から習い始めたスイミング。気づけば泳ぐことが好きになっていて、今では胸をはって得意と言えるようになっていた。
他になにかあるかと聞かれれば今はまだない……かな。そのうち他にも無中になれること見つけたい!
今は小学4年生で、あと2ヶ月で5年生だ。5年生になったらわたしもさいほうを家庭科でやるからお兄ちゃんが苦手だと言うさいほうは不安かな?お姉ちゃんはさいほうが好きらしい。
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お兄ちゃんとお姉ちゃん、2人とも様子がおかしいと思ったのはいつからだろう?
まず、先に様子がおかしいなと思ったのはお姉ちゃんだ。
お兄ちゃんがけい帯を買ってもらった時かな?あんなにお兄ちゃんにべったりだったのにあの日とつぜん、お姉ちゃんはお兄ちゃんをさけるようになった。あの時はわたしもお姉ちゃんと同じようにして、お兄ちゃんがカメラでとろうとしてたのを
去年、わたしが小学3年生になって1ヶ月ぐらいすぎた頃。家に帰るといつも元気ハツラツのお姉ちゃんの姿はなく、どこかがまんしていて今にも泣き出しそうな様子だった。心配して声をかけたらお姉ちゃんは「だいじょうぶ、だいじょうぶだから」と言って去っていった。
それ以来、わたしはお姉ちゃんのその姿を見ていない。
きっと、その時のわたしはお姉ちゃんでも何かいやなことでもあったのかなぁとしか思っていなかったのだろう。
お姉ちゃんに異変があったら、まずお兄ちゃんが絶対に気づくはずなんだけど、この時はまだお姉ちゃんはお兄ちゃんをさけていたから、わたしも家族全員、お姉ちゃんがああなるまで気づかなかったのだ。
最近になって、お兄ちゃんとお姉ちゃんが仲直り?というよりかは元通りになった。1年以上の間、お姉ちゃんの中の何がお兄ちゃんに対して素っ気なくしていたんだろう?何度も聞いてもお姉ちゃん、教えてくれないから余計に気になる。
でも、元通りと言っても大分変わった。お兄ちゃんと一緒に寝ないのと四六時中、お兄ちゃんにくっつかなくなったこととか。
そのせいでお母さんから「明日香もそろそろお兄ちゃんと一緒に寝るのやめなさい」と言われてからは自分の部屋で寝ることになった。今でもたまにお兄ちゃんの布団にもぐりこんでる。これがなかなか止められないのだ。お兄ちゃんの布団にもぐりこんで寝たことをお姉ちゃんが知るとだいたい口ゲンカになる。
お姉ちゃんもずるいって言うくらいならすればいいのに。
そして、お兄ちゃん。お姉ちゃんの一件が解決したら次はお兄ちゃんだった。
お兄ちゃんが高校に入ってから1ヶ月ぐらいたったころ、お兄ちゃんの様子が一変した。
また、私の中のお兄ちゃん像が変わった時でもあった。今までの私の中のお兄ちゃん像はちょっと苦手なこともあるけど、なやみ事もない完ぺきで頼れるかっこいいお兄ちゃんだったのが、頼れるかっこいいお兄ちゃんになった。
それに変わったのはお兄ちゃんがぼそっと私に話してくれた時だ。
お兄ちゃんの様子が一変して数日は話しかけてもぼーっとしていたり、わたしが近づいても気づかないことが多かった。
「お兄ちゃんどうしたの?」と聞いても「何でもないよ」を繰り返すだけ……。1週間も同じなんでもないよと繰り返すお兄ちゃんにちょっと……ううん、すごくイラッとしたわたしは言い放った。
「なんでもないわけないじゃん!なんでもないならいつものお兄ちゃんのはずでしょ!?全然いつものお兄ちゃんじゃないよ!」
この時のお兄ちゃんはわたしが怒鳴るように言ったのが意外でおどろいたらしく、少しだけ話してくれた。これからのしょう来が不安であること、お兄ちゃん自身何をしたいのかということなど。お兄ちゃんの話を聞いてわたしはしょう来について少し考えてみた。
けれど、わたしがしょう来、何をしたいのかなんて分からないし、思いつかない。いいなぁと思うことはあっても、これだ!って言う夢はない。
それをお兄ちゃんに明かすと
「明日香はまだまだこれからだよ、たくさん考えて悩むといいよ。お兄ちゃんと同じ歳になったら、いろいろ考えることや見えるものがあるから」
と言ってた。
うーん、そういうものなのかなぁ。確かにお姉ちゃん見てるとしょう来のこと考えてなさそう。キラキラドキドキしたいですって言ってるし……。キラキラドキドキとは???ちょっとわたしには何言ってるか分からないんだよね。お姉ちゃんはだいたい例え方がぎゅーんだとかぐわーん、ざびゅーんやばびゅーんとかで何言ってるのか分からない。絶対に言うのが、キラキラドキドキ。それらをお兄ちゃんは香澄語って呼んでたっけ?
まあ、それはいいや。
その後は、いつものお兄ちゃんに戻った。そう、このあたりでお兄ちゃんがお姉ちゃんが元通りになってて驚いたんだよ!お姉ちゃんがお兄ちゃんになんかベタベタしてたからあれ?いつの間にって思ったんだ。お姉ちゃんに聞いても「ないしょ〜」としか言わないし、お兄ちゃんはお兄ちゃんで「ごめん、俺にもよく分からないけど香澄が元に戻って?嬉しいよ」と言う始末だ。
もう意味わかんない。
2人とも何があったのかちょっとしか知らないし、詳しくは教えてくれないんだもん。特にお兄ちゃん、高校の文化祭が終わってから何かがぜ〜ったいに変わった。ドラマでよく見る覚ごを決めた顔みたい。
お兄ちゃんの通ってる高校の文化祭に行ったことは楽しかったな。後にその文化祭の後にやるこうやさい?ってやつでお兄ちゃんが歌ってる動画を見た時はすごくおどろいた。その動画はお母さんが見せてくれて、わたしとお姉ちゃんは何十回も再生してたと思う。
見た後、お兄ちゃんにお姉ちゃんと問いつめたら……
「急に決まったことだったし、は、恥ずかしかったんだよ。それに後夜祭は一般の人は見れないから」
とのこと。でも、教えてくれたっていいじゃん。あ、でも、知ったら知ったでめちゃくちゃ聞きたくなるね……。それと動画はお兄ちゃんの高校の友だちがとったやつらしい。その人に感謝だね!
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夏休みがあと少しで終わるころ、わたしは見てしまった。
たまたま、リビンクの机に置いてあったお兄ちゃんのけい帯。わたしが近よるとピロンと音が鳴り、画面にはちーちゃんと表示されメッセージ内容はお兄さん、今度の仕事に………とあった。とちゅうで切れてて全部までは分からない。
「ちーちゃん?だれ!?というか、お兄さんってどういうこと!?」
わたしの頭の中は理解が追いつかなくて、ごちゃごちゃだ。
「あっ、携帯そこに置いてあったのか」
リビングへけい帯を探していたらしいお兄ちゃん。ちょうどいいタイミングだ。
「お兄ちゃん、ちーちゃんってだれ?」
「あー、うん……やべ」
「なにがヤバいの?ねぇ?」
「ちょ、ちょっと明日香ちゃん?こ、怖いよ」
「いいから、教えて!?」
「いいんじゃない?光夜、教えても。遅かれ早かれ言わなきゃいけなかったんだから」
わたしとお兄ちゃんのやり取りを、ずっと見ていたお母さんがようやく口を開いた。
言わなきゃいけないこと?それってどういう……
「そうだな、明日香には先に話しておくかな」
すると、お兄ちゃんのけい帯が鳴った。けい帯の着信音だ。
「もしもし……」
「もしもし、お兄さん……えっ、どなたですか?」
「戸山明日香です」
「あ、ちょ!?明日香?!」
わたしはお兄ちゃんのけい帯の通話のボタンを押して、電話に出た。お兄ちゃんがわたしを止めようと、けい帯を取り返そうとするがわたしはにげながら会話する。逃げながらけい帯を耳に当てるのはきびしいから、スピーカーのボタンを押す。
「明日香ちゃん?よくお兄さんから話は聞いてるわよ。ふふふ、可愛い自まんの妹さんだって」
「えへへ……」
はっ!いけないいけない。
「お兄さんってどういうことですか?あと、お兄ちゃんとどんな関係ですか?」
「あら、お兄さん。明日香ちゃんたちにまだ何も話してないのかしら?」
それは今まさにこれから聞こうとしてたことだ。
「聞こうとしたら今、電話がかかってきて……」
「そうなのね、いずれ明日香ちゃんたちとゆっくりお話したいわね」
「はい、しましょう」
お話のところだけ、ちょっと声が低くなった気がした。わたしもちーちゃんという人も話があるのは同じ。
「あっ……」
「ちょっと明日香、何勝手に話して……」
お兄ちゃんにつかまり、けい帯は取り上げられた。
「え?また後でかける?うん、分かったよ。うん、じゃあまた」
お兄ちゃんは電話を切ると、わたしの方を向いた。
「何を話してたの?」
「ないしょ」
「oh......」
その後、お兄ちゃんはお母さんも交えて話してくれた。お兄ちゃんが前に話してくれたしょう来についてのこと。
それは芸能界に入るということだった。芸能界ってやっぱりテレビに出たりして、有名人になるってことだよね。
一番わたしが気になる、ちーちゃんって人は子役で有名な白さぎ千聖という人だった。テレビで何回か見かけたことあるからわたしでも知ってる人だ。仕事の関係で話すことも多いらしい。本当かなぁ?
「うん、わたしは応えんするよ!」
「ありがとう、明日香」
それならそうと早く言ってくれたらいいのに。
お兄ちゃんが芸能界で夢をかなえたいと言うならわたしは応えんしてるよ!お姉ちゃんはどうだろ?反対しそうだよね。
とりあえず、白さぎ千聖さんとは一度話す必要があるね。これはお姉ちゃんにも報告かなぁ。
原作直前又は開始後に光夜と関わりのあるキャラの回想を入れる?
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入れて下さいお願いしますなんでもし(ry
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入れて
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