(旧版) 【急募】TSっ娘の俺が、自分に擬態し続けなければいけないんだが…俺はもうダメかもしれない。   作:白あんがァァア"↑ すきなの…

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うるさいって言われたのでキチるの自重します。

今回は予想以上に長くなりました。
【上下】だけにして終わらせるつもりだったんですけどね?
書いてたら長くなるのよ、やっぱり。(文章量も執筆時間も)。

あと、評価付けてくれたニキ達… 、お気に入り登録ニキ… 感想くれたニキ… お前らぁ… ほんッッッッとありがとなっ!(励みになってます)


今回はダークネス2巻に登場したトリオ視点のみです(誰得だよこれ…)

それではどうぞ。


第4話 読者のみんなに嫌われた… うるさいって言われた…。 駄目だヤバい死のう… 最後にToLOVEる全巻見直してたら元気ハツラツ! オロナミンCィィィィィィィィ!!!!!!!!!

第4話 『お前がヒロインになるんだよ!!!【中】』

 

 

鶫が居るToLOVEるワールドとよく似た世界…

 

俗に言う「並行世界(パラレルワールド)」に存在する一つの惑星。

 

第6次銀河大戦中に「終わった」その星の街並みは、かつての繁栄していた時代からは考えられないような無残な姿を見せていた。

 

本来なら動物どころか、草木一本すら根絶した星を訪れる者などいない。

 

 

しかし、廃墟や瓦礫以外に "生物"がいた。

 

それは「三人の宇宙人」。帽子をかぶった男と全身をサイボーグ化した男、そして目に大きな隈を作っている男の計、三人だ。

 

『ねぇ、リーダー。本当に "兵器" なんてあるんですかねー?』

 

「さぁな… だが、あの酒場の主人から買った情報を信じるなら、この星の何処かに "あの組織" が残した予備施設があるらしい。」

 

「真偽は自分達の目で確かめないとわからない… か。」

 

「ま、仮にだ。 研究施設にその兵器ってヤツが無くったって、施設の機械パーツを持ち帰れば、情報料と燃料費の元を取れるくらいの資金は得られる筈だ。」

 

『というか、リーダー…

ボク達、いつになったら "殺し屋クロ" に復讐出来るんだろうね…』

 

「私も前回の奇襲で愛剣を折ってしまったからな…」

 

『えーと…確か、"カタナ" って言うタイプの剣だっけ?』

 

「あぁ。昔、とある星に宇宙船を不時着させた武器商人が、その星に住んでいた "サムライ" という、特殊な戦闘民族に助けられた際に兄弟の証として受け取り、宇宙に広めた武器らしい。

 

…私もいつかはその星を見つけて、本物の "カタナ" を持ってみたいものだ。」

 

「ほー、詳しいな。…そういやァ、ラドールは元々 "サムライ" に憧れて暗殺者になったんだっけか?」

 

「そうだが…。 よく覚えていたな、バルロック」

 

「ふふん! オレ様は昔から記憶力が良いからな!

…あ、やば。クソババアの事も思い出してきた…」

 

昔のトラウマか何かを思い出してしまったのか、独り言を呟きだしたバルロックと呼ばれた帽子を被っている宇宙人。

 

暗殺者だと言うラドール。そして全身サイボーグのエデルは適当に話しながら研究施設の探索を進めていた。

 

 

『…ねぇ、ラドール。 リーダーがまたぶつぶつ言いだしたんだけど…』

 

「エデル、そっとしておいてやりなさい。 …バルロックも色々と苦労してきたんだ…」

 

『ふーん。まぁ、何でもいいけど。

…それより、研究施設ってあれじゃない?』

 

「……んお? 研究施設? 本当じゃねーか! でかしたなエデル!

さっそく入ってみようぜ!」

 

先程まで自分の世界にトリップしていたバルロックだが、エデルの言葉に反応して現実世界に戻ってきたようだ。

 

はしゃぐバルロックにしっかりした性格のラドールが、リーダーに釘を刺す。

「はしゃぎ過ぎだバルロック。 …しかし、可笑しいな。

何の理由が在るのかは知らないが、"あの" クロがこんなに分かりやすく残されている "あの組織" の研究施設を見逃すか…?

 

何か、引っかかるような…」

 

 

三人は仲がいいが、もともとは共通の目的を持って集まったトリオだ。その目的は、"殺し屋クロ" への復讐。

 

これまでも三人はクロに、作戦を練っては挑んできた。

 

しかし、相手は伝説の殺し屋だ。 三人が何度挑もうと、クロは涼しい顔をして三人を撃退する。

 

…まぁ、基本的に狙った獲物は徹底的に消す主義の殺し屋クロを相手にして、消される前に何度も逃亡しているこの三人も… 悪運が強いというかなんというか…。

 

 

そんな三人は当然、復讐対象のクロを倒す為の準備を何度もしてきた。

 

その過程で情報屋に幾度も「クロの弱点はないのか?」と聞いてきたが…収穫はゼロ。

 

 

しかし三人は、クロについて何度も情報収集をしているうちに、気になる情報を得ていた。

 

 

【かつて…第6次銀河大戦末期頃に、クロを飼っていた人物が創った組織が存在していた。

 

その組織の飼い主は、何か明確な "目的" を持っており、

その "目的"を果たす為に宇宙有数の頭脳を持つ科学者を集めていた。

 

…組織の名前もその "目的" に関連したものだったそうだ。

 

しかし、組織の飼い主が死んでからは資金提供をしていた武器商人が実質的なオーナーとなって、組織の研究成果を使い、ビジネスを展開しようとしていたが、デビルークが宇宙統一した後、崩壊した。

 

そしてその組織を崩壊させた者こそが殺し屋クロ。

 

その後も殺し屋クロは自分に因縁のある組織の、"負の遺産" を見つけては消している。】

 

 

 

この情報から分かるように、クロがこんな風に堂々と「見つけて下さい」と言わんばかりに存在している組織の研究施設を見逃すとは思えない。

 

…ただ単純に知らないだけ? いや、クロの情報収集力は、依頼の達成率が裏付けている。 クロの耳に入らない筈が無いのだ。

 

しかし、この情報は他の情報屋は知らなかったし、銀河ネットワークにも書かれていなかった。

 

 

 

 

……そんな情報を知っているあの酒場の主人は何なのだろうか。

 

 

「ラドール、そんな事、何でもいいじゃあねぇか! その兵器ってヤツを探して、あのクロを倒す作戦練ろうぜ!」

 

声をかけてきたバルロックに、ラドールは顔を上げる。

考え込んでいたラドールを待てなかったのかエデルはさっさと研究施設に入っていた。

 

 

 

「……考えていても何も起こらない、か。」

 

 

 

 

研究施設の中は誰も居なかったが、施設を動かす為のエネルギーは充分に残っていたのか、通路の光源を灯すことは出来た為、地下の施設にも関わらず快適に探索をする事が出来た。

 

そして三人は瓦礫や開かない扉を持参した武器で破壊しながら、隅々まで研究施設を探索していった。

 

『ねぇ、リーダー。 本当に兵器なんてあるのー?』

 

「確かに… なんかもう既に、無駄骨感を感じてるんだが…」

 

「いや待て待て待て!? まだこの部屋を見て無いだろーが!?」

 

『じゃあ、此処に何も無かったら直ぐに帰るよ? お腹空いてきたし』

 

「とりあえず入ってみよう。…バルロック、頼めるか?」

 

 

「ん、あぁ。 …よっと」

 

最後に残った部屋… 研究施設の中央部に位置する場所の扉に、バルロックが大剣の先を向ける。 バロックがまるで銃を構えるかのように己の武器を構え、そしてトリガーを押す。

 

すると、大剣の切っ先が銃弾のように発射され、扉を勢いよく破壊した。 大剣の切っ先は、大剣と金属で出来たロープで繋がっており、バルロックが大剣を操作すると、勢いよく大剣に戻っていった。

 

 

「この部屋は…」

 

『うわ! 何これ… 気持ちワルー…』

 

「…どうやら "当たり" のようだな」

 

三人が入っていった部屋には怪物のような生き物が入った培養シリンダーが大量に置かれており、その奥には巨大な操作パネルが見える。

 

 

『コレって生きてるのかな…?』

 

「いや… 死んでいるな。 身体だけ何故かそのまま残されている…」

 

『…? ねぇ、ラドール。 これ… 見た目がほとんど変わってるけどイロ・ガーマの幼体じゃない? ホラ、ここに名前が書かれてあるし…』

 

「! 本当だな…。 恐らくこの怪物達は、"実験体" だ。

 

…しかし何故、ここまで原型が崩れているんだ…?」

 

 

 

「オイ、ラドール…

 

奥によォ… ()()が居るみたいだぜ。」

 

 

 

バルロックの言葉に、二人は奥… 操作パネルの方に目を向ける。

近づいて見てみると…。

 

「多分、コレが "兵器" ってヤツだな。」

 

『…!』

 

そこにあったのは何か、巨大な台のような物の上に置かれた卵型の培養シリンダーと…

 

液体に満たされた、その培養シリンダーの中に入っている白い何かの… 繭のような、いや、花の "(つぼみ)" のような… 奇妙な物体だった。

 

 

「これは…!?

()()()()()…ッ

 

なるほど…、"生体兵器"か!!!」

 

 

ラドールは培養シリンダーに入っている物体に…否、()()()について思考を巡らせる。

 

これは恐らく、生体兵器… 生体兵器(バイオウェポン)

 

しかし… ただの生体兵器を作るならここまで大掛かりな実験をせずとも、既存の生命体にサイボーグ改造なり、兵器との適合手術なりすればいい話だ。

 

このサイズの生体兵器一体の為に、こんな施設を作ったのか?

こんな生体兵器一体の為だけに… 宇宙有数の頭脳を持つ科学者達が?

 

「………。」

 

 

 

 

()()()()()()()()

 

 

「えーと、コレを開けるにはどーすればいいんだァ?」

『ねー、リーダー。 ここに赤いボタンがあるよー!』

 

「え、お前それ押しちゃダメなヤツじゃーー」

 

"ポチっ"

 

【これより現在、凍結されている"T2"の解凍を開始。 解凍後に、事前に設定された転送先に対象を転送します】

 

………。

 

 

『あ、押しちゃった☆』

「…………イヤ、押すなよォォォォォ!?」

 

「…えー。どーすんだよコレ」

 

ボタンが押された結果鳴り響くアナウンスと、慌てる三人。

 

「とりあえず、転送を止めるしかねーだろーがよォォー!?」

 

 

【 …解凍完了。 転送先に対象を転送します。

 

 

ーー エラー。エラー。

転送先に次元転送装置が存在しておりません。

 

このままでは転送先に対象を転送出来ない可能性があります。

 

 

転送を続行する場合、この場に居る研究員はパネルで操作してください。】

 

目的であった兵器が、何処かわからぬ場所に転送されると聞いて慌てて操作を取り消そうとする三人。

 

エデルを押し退けて、パネルに触れていたバルロックの手が、

「決定」のボタンに触れてーー

 

 

 

 

「転送を続行します

 

 

ーー転送、完了致しました」

 

 

 

ーー運命の歯車が動き出した。





今回登場した色々について。

バルロック: ToLOVEるダークネス第20話と第22にて登場した、メアに恨みを持つトリオの一人。 明確に名前を名乗っている訳ではないが、「オレ様のバルロック海賊団」と発言しているので名前はバルロックと判断した。

※なお、この世界線での彼らはメアではなくクロに復讐対象が変化してしまったが為にこの世界線のコーヒーの味がアレな女店主にコキ使われたりしていた。

ちなみにラドールとエデルとはクロに何度も挑むうちに同じ目的を持つ者として仲良くなった。

恐らく元ネタはBLACK CATに登場する掃除屋ガロムとラクドールのコンビから。(見た目はガロムに似ているし、もしかしたら名前は二人を混ぜたのかも?)

ラドール: バルロックと同じくメアの前に現れたトリオの一人。
※見た目はラクドールに似ているのでこちらもコンビ繋がりで、恐らくラクドールが元ネタ。名前は明言されていないが、白あんの頭が混乱するので名前を少し変えた。

見た目はサムライのような格好をしており、手にはカタナを改造したような武器を持っている。こちらの世界ではバルロックと同様にクロに復讐対象を変えた為、多少精神面が成長している。

エデル: こちらはホ○イト・アルバムみたいな全身サイボーグ野郎。
 そのせいでイマイチ顔つきがわからんが、キャラデザがBLACK CATに登場する「猿のエーテル」になんとなく似ているので多分元ネタはそれじゃろ。

※名前はラドールと同じ様に、元ネタのキャラと区別する為に少しだけ変更したのじゃ。

…二人と同様にクロを復讐対象としている為に精神面で成長している。


クソババア: バルロックが殺し屋クロに海賊団を宇宙船ごと破壊された後に近くの惑星で見つけた店の女店主。 コーヒーの味がアレだが男っぽい性格をしていて根は優しい人物。 バルロックを住み込みでコキ使っていた。 この出来事が原因でバルロックの精神面が成長し、後にコンビを組むラドールとエデルにも良い影響が出始める。 なおプロット上にこれと言った出番は無い模様。


ちなみに店名は「ケット・シー」。


ある組織に資金提供していた武器商人: BLACK CATに登場した矢吹神お気に入りキャラの一人であるアイツ。 (まぁ、BLACK CAT関連のキャラ達が出てくる展開で、しかも生物兵器をビジネスに利用しようとするって笑

明らかにコイツか… もしくはBLACK CATのゲーム版に登場した人買いバロネット辺りがしそうだけど、(いや、バロネットとかマイナー過ぎてわからんじゃろ) 矢吹神と長谷見さんだし、ファンサービスとか言って闇の武器商人の方を登場させてそうだよネ!

※…なお、並行世界のバルロック達が居る世界ではツグミの世界とは「流れ」が違うので既に死亡している。


酒場の主人: 三人が最近よく利用していた情報屋。
 他の情報屋が知らないような情報を何故か三人に教えていた。 あと妙に殺し屋クロ関連や "組織" に詳しかったりする。 (うさんくせぇ)

ツグミ達の世界では「流れ」が違うので、死亡しているか… もしくは病院で寝たきりになってたりする…のかもしれない。

ちなみに変装が得意だそうで、情報屋として働いていた時代には「グリン」と名乗っていたそうだ。(一体何オリーなんだ…)
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