(旧版) 【急募】TSっ娘の俺が、自分に擬態し続けなければいけないんだが…俺はもうダメかもしれない。 作:白あんがァァア"↑ すきなの…
いや本当にみんなありがとう…っ! 大好きだぜオメーら!!!
しかし、悲報もあります… 実はちょっとした理由で、この作品の最終話が投稿し終わった1ヶ月後くらいに非公開にする事に決めました。
……エタる事はまず無いから安心してくれ!(死亡フラグ)
あと、白あんが金欠気味になってきたので、バイトしてきます。
下手したら投稿が1カ月とか開く事もあるだろうけど、ちゃんと最終話まで投稿する予定なので安心して待っていてください。
あ、今回、挿絵描いてきましたが…… 白あんは絵師さんでもなんでもないので途轍もなく絵がへたっぴです。
「オメーが頑張って描いた絵だ!! ちゃんと見てやるよォ!!!」
という、心がとてつもなく広い方のみご覧になってください。
それでは、どうぞ。
第5話『お前がヒロインになるんだよ!!!【下】』
その日、武藤 鶫はなんて事のない至って普通の一日… 日常を過ごしていた。
登校してから授業をそれなりにこなし、昼休みになれば友人の猿山やリトと談笑しながら購買で買ったパンを食べたり、下校する時に偶然会った後輩とジャンプ談義に花を咲かせ、彩南商店街を適当に見て回りながら色々な店の新商品をなんとなく見てみたりもした。
ああ。なんて普通。当たり前の日常。
原作(宇宙人関連)の脅威は過ぎ去ったのだ。 その事実に安堵しながら公園で小学生らしき子供達がボールで遊んでいる風景を見ていた。
途中、コンビニで購入したサイダーを袋から引き抜き、口に運んで傾ける。
しゅわしゅわと喉を潤して感じる爽快感。
キャップを締めて、ペットボトルをコンビニの袋に戻す。
顔を空に上げればひたすらに青だけが見えた。
自宅の方向に足を向けながら時折、小鳥が空を楽しそうに飛んでいる姿を見かけた。
「平和だなぁ…」
当たり前の日常を実感し、口にまで出す鶫。
平和だ。確かに、平和だ。
この光景をもし他人が体験したとして、「平和とは何か?」と聞かれれば誰もが「今この時である」と自信を持って断言できるくらいには穏やかな光景だった。
しかし… 同時にツグミは気付くべきだったのだ。
己が… 原作主人公の友人枠に収まっている意味に。
この世界が何故、現実世界で「
そして何より、危機を感じなければいけなかったのは…
「あれ… ネックレスが…?」
首に掛けていた "ネックレス" ーー 幼少期に恩人であり、想い人である女性から貰った宝物が、いつものような晴れた空色ではなく
何故光っているのだろう? と思いながらも自宅のドアの近くに足を踏み出しーー 否、武藤鶫は足を踏み入れてしまった。
"カチっ"
そしてそのとき、何かが
(あれ、ーー?)
ーー瞬間、感じるのは衝撃。
(目の前が真っ白、ーー?)
突然、
(今、何かが倒れた音がしたな)
"じゃり"
そこで何故か… 頰が地面に
(あ……)
"ばたん" と音を立てて倒れたのは、
■
"ゴポリ"
水のようなものに包まれながら、透明な壁の向こうを眺めている。
(…………)
外は暗く、白衣を着た人達が時折通るのが見えた。
暫く、そうやって眺めていると、この透明な壁の向こうに金色が入っているのに気がついた。
人だ。 きれいな…… 柔らかく、金色に輝くような髪を持つ女性。
"
消えてしまった。
"無くなっちゃった"
どこにいったの……?
…会いたい
あいたいよ……
"
■
"チチ……チチチ………"
窓から漏れる朝日で目が覚めた。
外から聞こえる鳥のさえずりを聞きながら、昨日の出来事を思い出す。
頬に感じたのは、ベッドの柔らかさだった。
なんとか、鍵を開けて…… 家に入れたんだっけ………。
"そういえば、今… 何時なのかな"
自分の部屋には壁時計などを置いていないので、ベッドに入る前に置いてあったハズの携帯を求めて手を伸ばして……
視界の外から白い、絹のような糸が
(…………?)
"この糸はなんだろう?"
小さく、綺麗な指でソレをつまみながら、思考を停止させた。
"……!?!?"
身体を勢いよく起こしながら、自分の身体が変になっていないか確認する。
小さくなった……まるで、女子中学生のような、綺麗な手と白い髪。
「……………なに、これ」
ソレを己の手では無い己の手ですっと持ち、まじまじと見る。
「……うーむ?」
一先ず「髪」と評してみたが、そう見えただけかもしれない。
触り心地は極めて良好なその「糸」を手から離す。
さて、次は手だ……と、思考が次の観察対象にズレる前に重力に基づいて己の目の前に垂れているのに自然と気付く。
「…んー?」
地面に落ちていかない「糸」を持ち上げる。離す。
「ふむ」
また、持ち上げる。……離す。
「ほうほう」
持ち上げて……引っ張る。
「あいた!?」
突如反逆罪を冒す頭部の神経に少々憤慨しながら、「糸」をやたら小さな親指と人差し指とで挟んでみる。
「きさま、僕の髪か」
試しに少し撫でる。……ん。柔らかいし、触り心地いいな。これ。
「いやじゃなくて」
どうやら自分の髪らしいソレを離し、腕を組んで考える。
「なに、ドッキリか何かですか?」
辺りの音が気にならなくなるくらい考えてから一言。
…いや、ないか。今日学校だし。朝っぱらから仕込みなんてやるような知り合いなんていないし。
「…さむ」
肌寒かったのでベッドから滑り落ちてた布団をのそのそと取り、包まる。みのむしが一匹完成し、枕の上でちょい眠くなりながらこの奇妙な現象について天才的頭脳で考えてみる。
「いやわからんし」
2秒で敗北。
ヒントくれヒント。ミッケとかにもちゃんとヒント書かれてるだろ……書かれてなかったっけ?
「んー」
書かれる、というワードにひとつ。心当たりがあったので、布団でぬくぬくしながら考える。
…そういえば、昔こんな事をノートに書いてあったのを思い出した。
『他の惑星から来た宇宙人から、宇宙の病気を移されたのかもしれない』
ツグミは以前、宇宙人との争いに巻き込まれた事がトラウマのようになっており、宇宙人が地球に来た時にどんな被害を受けるのかを、まだ原作知識を覚えていた頃にノートに書いていた事がある。
その中に「宇宙人から病気を移される可能性がある」と書き込んでいたはずだ。
…まぁ、若いながらに根拠がない妄想だと思わなくはない。
だって原作で地球人が宇宙人の病気を移されてた話なんて無かった気がするし。
でも、逆に言えば地球人は病気を移されない、なんて話もしてなかった訳だ。
…うーむ、どっちだろ?
今度御門先生に聞いてみるか。
「あ」
いや、御門先生に聞けばいいじゃん。
降って湧いたベストアンサーに突き動かされ、名残惜しくも布団をどかす。
己が知る中で唯一、宇宙人関連の病気を治せるであろうあの先生の下へ行くためにも、とりあえず服を着替えようとした。
そこで思わず、動きを止めてしまった。
"あれ?
服に手を掛けようとしていたツグミは、自分が来ている服の異常に気がついた。 肩の部分に違和感を感じる……
たらー、と汗をひとつ流したところで服を確認してみる。
…見れば彩南高校の服装ではない。
昨日はそのまま寝てしまいましたから着替えてない筈なんですせうが。
「真っ白けっけ…」
材質は…皮?エナメル質? それともプラスチックだろうか。
よくわからん生地で出来ている布は、肌触りとかフィット感とか、着心地はやたら良かった。
…しかも、よく考えてみればさっきから頭の後ろがいつもより気持ち、重く感じるし…。
それに、動くと背中に大量の糸のようなものが触るのを感じる。
"…………"
分からない。
果たして今、自分がどんな姿なのか。
「すぅー…はぁー。…すぅー」
ゆっくりと息を吐き、恐怖から"トクトク"と、早くなっていた鼓動を落ち着かせる。
"何か……自分の姿を確認できるもの……"
それでも、完全には冷静ではないのだろう。
携帯を使えば確認出来そうなものを、気がつけば自室を出て下の階にあるいつもの洗面台へと向かっていた。
…道中に気づいたことだが、いつもより若干目線が低い。
明らかな異常に恐怖を感じながら、洗面台にたどり着いた。
目を鏡に向けて、己の姿を確認した。
………。
「……!?」
白く…絹のような美しい髪。
晴れた後の空のように、
そして、髪と同じように… 胸の上の部分に金色の手裏剣のような装飾が付いている全体的に白い、若干コスプレめいた服。
髪型はツインテールになっているが、
「女の子になってるーーーーっ!?」
自分の声帯が