(旧版) 【急募】TSっ娘の俺が、自分に擬態し続けなければいけないんだが…俺はもうダメかもしれない。   作:白あんがァァア"↑ すきなの…

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今回の話は「ToLOVEるダークネス」でモモがナナを「一緒に彩南高校に入学しないか?」と誘って、校長に入学出来るかどうか聞きに行った日なので、原作でいうところの、
第0話「Prologue 〜プロジェクト始動〜」に当たります。

(正確に言えば原作で0話は「(恐らく)日曜日」であるのに対して、この世界では多分バタフライエフェクトかなんかで金曜日になっております)。

それでは、どうぞ。


第6話 序盤もジョバンニ。しかし白あんはYAT安心!全開!努力、根性… 全力投球を披露させていただきますぞコラァァァア"ああああああぁぁぁァァァアァァァア"!!!

第6話『-ダークネス編、開幕-』

 

「えーと…… ナニコレ?

 

 驚き過ぎて固まっていた()は、とりあえず、鏡に映るナニカを理解する事から始めた。

 

 

 

 今、洗面台の鏡に映っているのは前の人生より、ちょっとだけ美形になった自分が立っているいるハズだ(イケメソとか女子から褒められた事はねぇけど)。

 

 しかし、実際に目の前の鏡に映っているのは全身真っ白な漂白少女だ。

 

 

(………)

 

 

 

「……ん? つまり、どういうことだ?」

 

 

 鏡の前に立っているのは

 そして鏡に映っているのは女の子

 

……ふむ。なるほど、なる程…

 

 

僕が女の子になっている、ね…

 

 

(んー、僕が女の子なワケないしなァ…

…でも実際に、鏡に映っちゃってるワケだから……)

 

 

" ! "

 

ーーそうか…! わかったぞ! これはーー

 

 

 

 そして、この現象を完全に理解し始めた僕のメンタルは。

 

 

「夢だな!」

 

 

 

 真っ先に理解する事を放棄した後、布団に戻る事にした。

 

 

 

(あら? あれは…、リトさん?

急いでるみたいだけど、どうしたんでしょう?)

 

桃色の髪。黒い、小悪魔を思わせる尻尾を持つ少女、モモ・ベリア・デビルークは "私立彩南高校" から帰宅する途中にオレンジ色のツンツン頭の少年、結城リトを見つけた。

 

「リトさん」

 

「あれ、モモ?」

 

赤になった信号機が少年を引き止めてくれているのを確認してから、声をかける。

 

「リトさん、そんなに急いで… どうしたんですか?」

 

「ん…、あぁ。 今日さ、武藤が学校に来てなくてさ」

 

「武藤…さんが、ですか?」

 

 その名前には聞き覚えがあった。武藤ツグミ… 猿山ケンイチと同じく、リトさんと仲の良い男子学生の名前だ。

 以前、プールなどで見かけた時には… 確か、目元が黒髪で隠れた至って普通の少年の様だったはず。

 

 

「なんで武藤が来てないか、骨皮先生に聞いてみたんだけど…」

 

「どうだったんですか?」

 

「いや、連絡もないらしくて… "もしかしたら風邪を引いているのかもしれない" なんて言われちゃったからさ。…ちょっとお見舞いに行ってやろうかなァって」

 

「……なるほど」

 

少女は少し考える。 普段なら別に引き止めるどころか、見送ればいいのだが… "今日" は別だ。

 

 

「そういえば、モモは何で彩南高校の方から来たんだ?」

 

「あ、えぇ…っと、…ちょっとした用事がありまして、それを済ませて来たところです。 ……そんな事よりリトさん!!」

 

 双子の姉妹と彩南高校に行って来た事をそれとなく誤魔化しながら、少女は少年に顔を "ずいっ!" っと近づける。

 

「へ? な、何だ?」

 

 突然近付いた少女の整った顔に少しドキドキした様子の彼を愛らしく思いながら話し始める。

 

「リトさん、もし武藤さんが本当に風邪なのでしたら…

一度電話をされた方がよろしいのではないでしょうか?」

 

 …というのは建前だった。武藤という少年には少し悪いが、これも 「計画を始めるため」。

 

 今日だけは何としてでも… リトさんに出来るだけ、家に居てもらわなければならない。

 

 

 …それが、自分なりの決意だった。

 

 

「あ、たしかに。

…言われてみればそうだよな…、ありがとうなモモ。

焦ってたみたいで助かったよ」

 

 少し、罪悪感を感じながらも…みんなで幸せになる為の一歩に必要な事だと自分に言い聞かせ、リトさんが武藤さんに電話を掛けるのを見届ける。

 

「もしもし、武藤?」

 

『ッ〜〜〜!』

 

「え……。 ど、どうしたんだ!?」

 

『だ、大丈夫。 少し足をぶつけただけだから…』

 

「そ、そうか…? なら良いんだけど…」

 

『うん…。

 あ、そういえば何で電話してきたの?』

 

「えーと、武藤、身体大丈夫なのか? 今日学校休んでたけど」

 

『学校…? でもこれは夢だしな…… あれ? そういえばさっき…… なんか "痛かった" ような……

 

!?!?

え、ぇ……?

 

まさ、か… これ、現実(リアル)……?

 

……うぇぇ!?

ど、どゆことなんでせうか!?!?』

 

「お、おい武藤…? やっぱり、骨皮先生が言ってたのみたいに風邪なのか?

声もなんか、別人みたいで変だし……」

 

 

『か、ぜ?

 

…ハッ!

そ、ソウナンダヨナー!? 僕は風邪引いてるダケナンダヨ!

何も問題なっしんぐ!!

 

…あは、あはははは………』

 

「え、えーと…… 問題あるみたいだから、やっぱりお見舞いに行ってもいいか?」

 

『だ ぁ" め!!!』

「ぅおっ!?」

 

『リトは心配しなくていいから!! 大丈夫だから! 五体満足だから! もーまんたい ってヤツだから!』

 

 目の前で直接離していれば "ずい" っと顔を近づけて来そうなほど必死な声に少し驚く。

 

「そ、そう… なのか?」

『そうだよ!』

 

「…わかった。 でも、なんかあったら連絡しろよな?」

 

 本人が来なくていい…というより来て欲しくなさそうなので連絡だけ寄越すように伝える。

 

『ぇ…えと………、うん。

 

…心配してくれて、ありがと』

 

「…じゃ、風邪早く治して来いよ。

猿山もそれなりに心配してたし」

 

『猿山が? ……うん。

 リト、猿山に「大丈夫だ」って言っておいて』

 

「ん、わかった。……じゃあ切るぞ?」

 

 

 

 

 

 

 自分以外、誰も居ない家で白い少女は呆然とした様子で立ち尽くしていた。

 

 

「つまり…僕は女の子だった…?」

 

 有り得ない現象は、しかし()()()()

 この世界なら、ToLOVEるワールドなら。

 …事実、(おぼろ)げながらも、所々が作りかけのパズルのようになっている原作知識によると… 我が友人、結城リトはヒロインの発明品によって女体化(TS)していた。実際、自分の目で見た事もある。

 

 他にもレンはメモルゼ星人の「女と男に体と人格が切り替わる」という特徴を持っていた筈だ。

 

「い、いやいやいや! それこそ有り得ないだろ!?」

 

 結城リトはヒロインの発明品が原因だった。

 レンはメモルゼ星人の体質が原因だった。

 

 

 しかしーー 自分にはそんな、女体化(TS)の原因になるような事なんてーーー

 

 

『あれ… ネックレスが…?』

 

 

 

「あ。」

 

 

 

 思い出したのは、昨日の出来事。

 かつて助けてもらった女性から貰ったソレが、赤く光り…

 

 …そして女体化(TS)していた。

 

「………」

 

 

 

「まさか…… そんな……?」

 

 

 ネックレスを渡した人物。女体化の犯人。

 ツグミの脳裏をよぎったのは恩人の笑顔ーー

 

 

 

 

「ーーあのお姉さんが……?」

 




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