【書籍化&コミカライズ決定】この日、『偽りの勇者』である俺は『真の勇者』である彼をパーティから追放した   作:髭男爵

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女の子は、服を選ぶのが好き

 その後ギルドからの誘いを断った後、俺たちは飛竜を売却に時間がかかるとのことで後日バディッシュたちと会う約束をして冒険者ギルドから離れた。

 とりあえずとバディッシュは依頼達成の分のお金を全部俺にくれた。

 街に滞在するのにもお金がいるだろうと彼からの厚意だ。

 勿論その分は後日、飛竜を売却した値段から差し引くよう伝えている。

 

 街を歩く俺は改めて城塞都市リッコにいる人混みに驚いていた。

 何度も言うけど人の数が段違いだ。オーロ村とフィオーレの町の時も人の数が違うという感想を抱いていたけどその比じゃない。

 ここまで人が多いのは太陽国ソレイユの輝都以来だ。

 

 至る所で開かれている露店。

 そして巨大な市場。

 更には街を囲む壁。二重構造の壁は市民の暮らす住民区とこの街の行政区に分かれている。上から見れば二重丸に近い。中の方の丸は小さいけれど、そこに行政区つまりこの街の中枢がある。

 もっともここは行政の内周部とは離れた市民区なので壁は外の城壁しかこの位置では見えない。

 

「アヤメさんアヤメさん、なんで冒険者にならなかったのですか?」

「んー、色々と理由はあるけど聞きたい?」

「はいです! だってこれから色んな国を訪れるなら冒険者の通行許可証は中々に魅力的だと思うのです。それを蹴ってまで登録しなかった理由が何なのか気になるのです」

 

 アイリスちゃんは疑問に頭を傾げている。しかし、何か理由があるのだろうと目は信頼で満ちていた。その事が凄く嬉しくなる。

 

「そっかそっか、なら座って説明しようか。丁度昼食を取ろうと思っていたんだ」

 

 近くの喫茶店に入り、少しばかり遅い昼食を取ることにする。俺はいつも通りのコーヒーとこの店名物のパスタを頼む。アイリスちゃんはぬぬぬと悩んだ後、サンドイッチにしたらしい。飲み物に桃のジュースとデザートに季節の果物も頼んでいた。

 後、ジャママにはハムをそのまま出してくれるよう店員さんに頼む。残念だがジャママがいるので店内ではなく、外席になってしまったけど俺もアイリスちゃんも殆ど気にしない。

 先に出してくれたコーヒーを飲みながら俺は話をする。

 

「さて、何で冒険者にならないのかって話だけど一つは組織に属する事での俺の情報が漏洩することを恐れたんだ」

「情報ですか?」

「あぁ。例えば俺の正体がバレたとしよう。まずその瞬間から冒険者ギルドに登録されていた俺の武器、戦法、前までに居た場所が全て割れてしまう」

 

 何処かに所属すると当然自らの情報をある程度開示する必要が出てくる。特に冒険者の規則の中に職業(ジョブ)を開示する必要があるのは痛い。馬鹿正直に書く必要はないが、俺は剣士であり誤魔化しが効かないのだ。

 これが『魔法使い』や『魔術師』といったものなら、ある程度別の職業を装う事ができたけれど剣士に至ってはそんな器用な事は望めない。

 

「それに冒険者は国同士の争いに与するのも禁止している。まぁ、魔王軍という目下の危機があるのに争う国があるのかっていう疑問はあるけど、これは俺にとって凄く不都合なんだ」

「それが何か問題があるのですか?」

「あるさ。…アイリスちゃん、この際だから言うけど俺はもしこの先で誰かが不条理で不幸な目にあっていて、それをしているのが更生の余地がない奴だったら、人を殺すことも厭わない」

 

 思い出すは勇者の時に魔王軍を追い出したあの国だ。

 あの国は魔王軍が攻め入るより前から民が王より重税をかせられて苦しんでいた。

 確かに俺が魔王軍を撃退した事であの国は救われた。

 だが民の事を考えるならあそこでは国王は殺すべきだっただろう。無論、その後の統治はどうするだとか、より酷くなる可能性がある事は否定できない。

 それでも自分達が救った事で、より重い税を課された民のことを俺は忘れたことはない。国を立て直す大義名分の元に国王と貴族は自らの資金を戻すためにだけに民に圧政を敷いたのだから。

 

 人を殺したいわけではない。

 だけど、それが必要な時もいずれ来るだろう。

 だからこそ、その時に躊躇しないようにしなくてはならない。冒険者になったら、盗賊相手ならともかく本当の意味での悪がいた時、殺すことができなくなる。

 

 俺の決意に対し、アイリスちゃんの反応はあっさりしたものだった。

 

「そうなのですか。それなら仕方ないですね」

「…ぇ? あの、アイリスちゃんは人を殺す事に何か忌避感はないのかい?」

「アヤメさんのことですから何度か警告し、チャンスを与えるでしょう? それでも駄目ならばそれはもう仕方のないことです。世の中にはそれだけ欲深い獣がいると何処かの誰かさんに教えてもらったのです」

「…君は本当に俺の事をよくわかっているね」

「えへへ〜、褒めても全く嬉しくないですよ」

「顔が緩んでいるよ」

 

 変わらないアイリスちゃんの様子に呆れると同時にホッとする自分がいた。決意はしていたけれども、アイリスちゃんが拒否する事に少しばかり怯えていたらしい。

 

「でも冒険者ギルドの依頼のシステムは救世主(ヒーロー)を目指すアヤメさんにとって非常にマッチしたものだと思うのですが」

「かもしれないね。でも、救世主(ヒーロー)を目指す途中、助けが必要な時は別に依頼を介さなくても、その場で助ければ良い。もし依頼を受けた冒険者がいたら悪いけどね」

「でも、お金は必要なのです。確かお金を預ける事も冒険者ギルドの方では出来ましたよね? アヤメさんは、ロメオさんみたいに組合とかにも入ってないので、預ける事が出来ません。常に持つとなると嵩張りませんか?」

「まぁ、そうなんだけどね。確かにお金が嵩張るのは困るけど、なら貴金属に変えても良いかもしれない。そうすれば、少なくとも持ち物として減るしね。お金の方も、魔獣を狩った後に別の商人や組合に売ったら良いだろう」

 

 そう、何も素材を売れるのは冒険者ギルドだけという訳ではない。直接武器屋に交渉したり、商人に売ったり、村からの頼みごとを行うだけでもいい。

 依頼料の事は少しばかり勿体ないかなと思うが高い値段の依頼にはそれだけランクを上げる必要があり、そこまでの手間と危険を考えるとやはり現実的ではない。

 

 俺の秘密を考えると他にパーティを組むこともないからね。

 もし、仮に。俺の正体がバレたとして巻き込む訳にはいかない。アイリスちゃんは、どこまでもついていくといってるから諦めているけど、守るつもりだ。

 

 俺の言葉にふむふむとアイリスちゃんは何度も首を縦に振り、こくこくと桃ジュースを飲む。

 

「ぷはっ、爽やかで美味しいのです。…アヤメさんが決めた事ならわたしはもう何も言いません」

「そうか。でも今みたいに疑問に思ったことがあったら是非とも聞いてほしい。俺一人で全てを決めるのは、怖い。間違ってもわからないから。そうならない為に仲間の意見も欲しいんだ」

「んー、わかったのです。その時はまた質問させてもらいます」

「うん、お願いするよ」

 

 下で座っていたジャママがピクリと反応する。

 話が終わった丁度のタイミングで頼んだ品を運ぶ店員さんがやって来た。

 

「お待たせしました。赤牙豚のベーコンとほうれん草を使った濃厚カルボナーラと、当店オススメの黒烏骨鶏の卵サンドイッチにございます。此方は季節の果物盛りと同じく赤牙豚のハムにございます」

 

 胃を刺激する濃厚な匂いが漂う。

 沢山のチーズと肉、卵が使われている。物が集まる商業都市だからこそ、仕入れられる贅沢な料理だ。

 

 俺たちは食べ物に感謝して、早速頂く。

 

「美味しいのです! まろやかな卵の甘みに、シャキシャキとした春キャベツの爽やかさと瑞々しさが噛んでいて楽しいです。まさか里以外でこんな野菜に出会えるなんて」

 

 アイリスちゃんはサンドイッチを食べて感動しているようだ。

 期待が高まる。俺も一口食べる。

 

「本当だ、美味しい」

 

 濃厚かつ芳醇なパスタの熱で溶け、絡まったチーズが舌の上で踊っている。

 更には少しだけ入れられた胡椒がこれまたピリリとして良い刺激となっている。

 肉も、旨味が凝縮していて噛めば噛むほど味が染み出てくる。

 

 美味しい。

 これは大当たりだ。

 食べる手も止まらない。

 

 すると食べている俺のことを、アイリスちゃんがじっと見ていた。

 

「アヤメさんのそれも美味しそうですね」

「うん、美味しいよ。食べてみるかい?」

「はい! えっと…あーん」

 

 恥ずかしそうにしながら小さな口を開けるアイリスちゃん。俺は苦笑しながらもフォークでカルボナーラを巻き取り、食べさせる。

 優しく口からフォークを離れさせる。

 

「あふいっ」

「ごめんよ、熱かったかい!?」

「はふっ、大丈夫でふ。んくっ…、すごく濃厚でどろりとしています。その中に甘みがあって、すごく美味しいです」

 

 んんっ、なんか言い方がやらしいね。

 発言には気をつけるよう注意しておこう。首を傾げられたけど。

 

「というか、少し手慣れた感じがしたのは気のせいでしょうか?」

「キノセイダヨ」

 

 別にメイちゃんがちょくちょく俺の料理を頂戴と口を開けて、あげる事があったからという訳はない。

 断じてない。

 ないよ。

 

 アイリスちゃんは多少訝しげにしていたけど俺が喋らないと分かると、むむっとしながらもサンドイッチを食べ始めた。

 

「今回は何も聞かないであげます。無闇な詮索をしないのもおとなのみりょく(・・・・・・・・)ですから」

「はは…感謝するよ」

 

 そのままもぐもぐと食事を楽しむ。

 うん、美味しい。

 

 食事を楽しんだ後、締めのコーヒーを啜る。

 やっぱりコーヒーは良い。身体がシャキッとする。この苦味によって身体が醒めるのだ。

 

 

 料理は大満足だった。

 俺は良い気分でお会計を済ませる。

 

「合計は45銅貨になります」

「わかった。…これで良いかい? それと少し聞きたいことがあるんだけど…」

「何でしょうか? 」

「実は…」

「あぁ、それならーー」

「そうか、ありがとう」

 

 店員さんに話しを伺った後、俺は店を出た。店の前ではアイリスちゃんとジャママがいる。

 

「さて、と。それじゃあ行こうか」

「あれ? 何処か行く場所があったのですか?」

「うん、すごく大切な所さ。アイリスちゃん、君は服屋に行ったことはあるかい?」

 

 アイリスちゃんは「服屋?」と頭を傾げた。

 

 

 

 

 

「ふわぁ…!」

 

 アイリスちゃんは初めて見る服屋の店内に目を輝かせていた。

 

「これが人の街の洋服店! すごい! 見たことないものばかりです!」

 

 何故服屋に来たのか。それはアイリスちゃんの衣装を買うためだ。

 

 あの町ではロメオ関連のゴタゴタと女性服を売る店が見当たらなかったので諦めたが、こんな大都市なら必ずあると俺は踏んでいた。

 

 聞けばアイリスちゃんは俺を探す際に、本当に薬草を売ったり情報を集めるだけでこういったお店には来たことがないらしい。

 だから基本アイリスちゃんの服は普段着ているのと、寝間着の二つだけだ。俺も似たような感じだけど女の子は色んな服を持つべきだろう。

 

 メイちゃんも服には凄い拘っていた。戦闘用のローブとかは変わらないけど私服は結構持っていた記憶がある。

 

 俺とユウはあんまり拘らなかったな…いや、ユウは絵本で見るような伝説のなんたらや曰く付きのなんたらといった、やたらとそういった武具に目を輝かせていたな。「これがあれば僕も隠された力が目覚めたり…」とか。後者は俺とメイちゃんで止めたけど。今となっては懐かしい思い出だ。

 

「アヤメさんアヤメさん! キラキラです! すごいっ、どれもこれもステキなお洋服です! ほら、これも…アヤメさん?」

「あぁごめんよ。少し昔を懐かしんでいた」

 

 いけない。今は感傷に浸っている場合じゃない。女の子と買い物しているんだからちゃんとその子の事を考えておかないと。

 

「いらっしゃいませ、お客様。本日はどのようなご用件でしょうか?」

「あぁ、俺の連れのこの娘に合う服をお願いしたい。

「えっ、アヤメさんは選んでくれないんですか?」

「俺よりも店員さんの方がこういった事に手慣れているし、センスも良いだろう?」

「それは…そうですけど…。わたしはアヤメさんに選んでもらった方が……」

 

 折角買うんだから自分で選んで見て欲しいんだけど、どうにもアイリスちゃんは俺に選んで欲しそうだった。

 あまりファッションに自信はないんだけど、やるからには可愛くしてあげるべきだ。俺は本気を出す。

 

「う〜ん、ならこれはどうかな?」

「えっ、これですか?」

「あぁ。アイリスちゃんは肌が白いから、赤や黒よりも白の衣装が似合うと思うんだ。だからこの白のワンピースが似合うと思う。あとはそうだな。日に当たりすぎて倒れてもいけないから何か帽子…あぁ、店員さん。このピクチャーハット、この娘に合うサイズありますか? ある? なら、それでお願いします」

 

 テキパキと店員さんに聞きながら、アイリスちゃんに似合う服を選んでいく。

 アイリスちゃんは服を抱えて試着室の前まで来る。

 

「アヤメさんアヤメさん、覗いても良いんですよ?」

「覗かないから、早く着替えておいで」

「むぅ」

 

 ぷくっと頰を膨らませた後、アイリスちゃんは試着室に入る。

 全く、あの娘は恥を知らないのだろうか?

 

 待っている間、俺は遠くで店員さんに撫で回されているジャママを見た。…俺には撫でさせてくれないのに。

 

 

 

 

 

 暫くして着替え終わったのかアイリスちゃんが試着室から出てくる。

 

「えと、どうですか…? 」

 

 アイリスちゃんが着た服は胸元にフリルがついた、肩を出す白いワンピースだ。

 これが俺が選んだ衣装だ。

 その様子は見るからに清楚といった感じだ。

 

 ワンピースの肩出しで今の時期なら大丈夫だと思うけど、万が一寒かったらいけないので淡い水色のガーディガンを羽織らせている。

 それがまた、アイリスちゃんの金髪の美しさをより引き立てていた。

 

 被った大きめな白のピクチャーハットは、アイリスちゃんの耳を隠すのにも好都合だった。そのピクチャーハットには、エルフであるアイリスちゃんに合わせた造花を飾らせてある。

 

 あとは靴の方も衣装に合わせて、白のサンダルにした。ちょっと慣れないからこける危険があると思うけど、そこは俺がフォローしていこうと思う。

 

 全体的に見て成功と言って良いだろう。

 店員さんも「素敵です」と言っている。

 

「うん、綺麗だよ。とっても似合ってる」

「本当ですか! やった。えへ、えへへ〜」

 

 アイリスちゃんも嬉しそうにしている。

 気に入ってくれて良かった。俺は安堵の息を吐く。

 

 

ーー実の所、アイリスはアヤメがくれた服なら何でも喜んでいたりもする。彼女にとって重要なのは、アヤメ()選んでくれた服なのだ。

 

 

 アイリスちゃんの試着を見ていると、店員さんに連れられていたジャママがこっちやってきた。

 

「こちらの狼様も威風堂々とした見た目にふさわしい首輪をご用意させて頂きました」

<カァゥ>

 

 ジャママは首にお洒落な赤い首輪をしていた。気に入ったのか何処と無く誇らしげだ。本格的に犬への道を歩んでいる。

 狼の誇りは何処にいったのだろうか。

 

 

 だがこうして並んでいるのを見ると何処かの令嬢がペット共に街にお忍びで訪れたみたいだ。

 う〜ん、絵になるな。『絵師』にでも頼んだら喜んで書いてくれるんじゃないだろうか。

 

「うん、気に入ってくれて良かった…、ん?」

 

 あれ、なんだか店員さん達の目が怪しい。

 

「さぁさぁ、お客様。貴方様も着替えてはいかがでしょう? いいえ、是非ともそうすべきです! 衣装選びは我々にお任せください!」

「あ、ちょっ、ま」

 

 確かにアイリスちゃんとジャママが衣装を変えたのだから必然的に俺もとなるのは理解できるけども! 

 遠慮する俺を店員さんは「遠慮せずに」と言ってくる。

 

 何が彼女らをそこまで駆り立たせるんだ!?

 

「いや、ほんとに、まって」

 

 さぁさぁと服を脱がした店員さんだけど固まる。

 

 それはそうだろう。俺の身体にはユウに袈裟斬りにされた傷痕が残っている。アイリスちゃんでも傷痕を無くすことが出来なかったらしい。見るからに致命傷の傷がある仮面の男。堅気ではないと思うのは必然だろう。

 

「も、ももも申し訳ございません! 

「あぁ、良いよ。寧ろ見苦しい所を見せちゃってごめんね。俺は自分で着替えるから大丈夫だよ。…そのかわり、店員さんたちが選ぶとびっきりの服を選んでくれないかな?」

 

 店員さんは真っ青な顔をしながらもこくこくと頷き、俺の言葉通りに服を探しにいった。

 あらら、悪いことしたかな。

 

「アヤメさんどんな服を着るのか楽しみです!」

 

 アイリスちゃんだけは、楽しそうにしていた。

 

 

 こうして俺も、服を着替えたのだが…。

 

「…いや、確かにとびっきりの服を選んでくれとは言ったけどさ。タキシードって…」

「わぁ、アヤメさん素敵ですよ! まるで仮面紳士です! そうなると、わたしは何処かの御令嬢ということになるのでしょうか?」

「確かに格好から見ればそうだろうけど」

「やっぱり! なら、こうやって手を組んでも不思議じゃないはずです! えへへ」

 

 アイリスちゃんは嬉しそうに俺の腕を組んだりする。

 そこまで喜んでくれるのは俺としても嬉しい。だけど

 

「これじゃ、街を気軽にあるけないよ…」

 

 舞踏会に出るわけでもないのにタキシードはない。悪目立ちが過ぎる。

 俺はため息を吐いた。

 

 

 

 結局俺は何時もの格好に戻った。アイリスちゃんは残念そうにしてたけどあれはない。

 だけどアイリスちゃんは嬉しそうに買った服を「大切にします」と言っていたのでこれだけでも来た甲斐があったというものだ。

 

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