日向晶也LV1   作:@silky

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コメントありがとう。
まさかまだ読んでくれているなんて思わず、というか作品自体ほぼ忘れかけていた作者です。
設定厨っぽいところがあるのでネタはたくさん思い付いたんですがプロットの進展一切なし。
一人で満足してました。ごめんなさい。
というわけで2時間ほど頑張ってアプリを開きながら書きました。
短いです。



詰めの甘さ

 あの後、みさきからの尋問を先生がやってくるまでなんとか乗り切り、ホームルームで呼び出しを受けた。

 そして放課後。

 

「晶也ー! 放課後だよっ放課後!」

「……知ってるよ」

「あー、やっと、今日がはじまるんだー。何しようか何食べようか無限の可能性が私を襲うよ!」

 

 割と心配になってくる朝とのテンションの差はこの一年でだいぶ慣れていた。高校へ上がるまでは昼からしか会ったことがなかったので知った時には驚きが強かったが、もうすでにそういうモノなんだと考えている。

 

「もー、みさきの豹変っぷりは相変わらずすごいよねー。友達やってて心配になるレベルだもの」

「青柳もそう思ってたのか?」

「思う思う。最初はこの子絶対、午前と午後で双子が入れ替わってると思ったもん」

 

 絶妙な表現だった。

 それにしても知らなかった。

 クラス委員をしているみさきの友達で部長の妹。よくマネージャーとして高い能力を見せる一方で愉快な一面をもつ、こちらはまともな人間である。

 他人についてどう思うかなんて話は意外としてこなかったので新鮮に感じたけど、そういえば部活のこと以外で話すことは少なかった。

 

「人を心の病気みたいに言わないでよね。私は自分にしょーじきに生きてるだけだよ?」

「ほんと羨ましい性格だな」

「うん、わかる」

「あはは、晶也ってばめんどくさい性格だもんねー」

「……めんどくさい男でごめんなさい」

 

 若干、拗ねた声が出ていた。

 みさきが言いたいことは分かっている。

 何せ、俺は自分の我儘にみさきを突き合わせているようなものだった。

 その我儘について文句の一つ二つあっても、それは受け入れなければならない。

 

「あはは、ごめんごめん。そんなつもりなかったんだって。お詫びにうどん奢るからさー」

「いいよ別に、この後用事があるし」

「今日は休養日だよ、日向くん?」

「部活とは別件で先生に呼び出されたんだ」

 

 嘘である。

 呼び出されたのは昼休みのことだ。

 そこで俺のグラシュの公認指導員としての資格についての相談になったが、頼まれるまでもなかったということで解決している。

 ならなぜ嘘をついたかと言えば、明日香との約束があるからだ。

 空を飛ぶ練習をみると約束している。

 あまり長く待たせると先走って練習を始めないか心配だった。

 

「じゃあなみさき、青柳。また明日」

 

 

 

「……タイミング悪いなー、もー」

「あはは、みさき、日向くんをデートに誘うの失敗しちゃったね」

「……失敗してないし」

 

 

 

 €€€€€≡

 

 

 

「あっ」

「っと」

 

 教室を出たところで、女の子とぶつかりそうになった。

 見覚えがあるツインテールだった。

 

「ごめん、大丈夫?」

「いえ、こちらこそ不注意ですみません。……って晶也先輩?」

「悪かったな有坂」

「あ、いえいえそんな」

 

 ふたりしてひとしきり恐縮し合う。

 

「有坂は今日もみさきを迎えに来たんだよな」

「はいっ、もちろんです!」

 

 もちろんの意味が分からないが深く関わらないが吉だ。

 

「みさき、呼ぼうか?」

「ありがとうございます。助かりますっ」

 

 有坂はこうして人当たりはいいのだが、どうも人見知りのきらいがあった。

 なんとなく放っておけない気がしてお節介だとは思いつつも、こうして助けようとする。困ったことに、嬉しそうにするものだからなかなか止められないでいた。

 

「おーい、みさきー」

 

 俺は教室の中のみさきに、真白の存在を教えると、

 

「じゃ、俺はこれで」

「あれ、今日はご一緒されないんですか?」

「ああ、先生に呼び出されたんだ」

「そうですか。ありがとうございました、晶也先輩。また明日お会いしましょう」

「ん、また明日。それじゃ」

 

 元気に見送ってくれる後輩を背に、俺はその場をあとにした。

 

 

 

 

 £≡

 

 

 

 

「おーまたせー」

「みさき先輩っ! んぎゅーっ!」

「いやいや、そんなにくっついてこなくていいよ真白ちゃん」

「ってあれ、晶也はもう行っちゃった?」

「はい、あちらへ。もう行っちゃいました」

「……職員室と反対方向に?」

「え……?」

 

 

「……まさかーー例の手繋ぎちゃんか」

 

 

 




青柳窓果LV10
原作でも最初から最終形態だったスーパーヒロイン。
ヒロインにはなれない。


有坂真白LV10
前年の中等部全国一位の実績をもつ。
真白曰く、身体が飛び方を知っていた。
市ノ瀬莉佳とすでに友人。実力も拮抗している。
原作でハーレムを作ろうとした猛者。


ところで知ってますか?
spriteが復活しますよ?
ツヴァイの可能性ありますよ?
シナリオライターを中心に人材募集をかけているそうです。
詳しくわ公式Twitterをチェックしてください。リンクはつけません。

アニメは見た?

  • 全話見た。
  • 途中まで見た。
  • 見てない。
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