転生クー・フーリンは本家クー・フーリンになりたかっただけなのに。   作:texiatto

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作者「メイヴちゃんだ、たんと味わえ」

>メイヴちゃんサイコー!

作者「可愛いもあるぞ」

>てぇてぇ、てぇてぇ………。

作者「これよりキャラ崩壊を開始する!」






これメイヴっぽさ出せてますかね?(戦々恐々)



最終試練、忍び寄る最期:メイヴ視点

 ◆

 

 

 

 私は生まれついて、あらゆるものを貪欲に欲した。土地、人、権力、美────持っていないものは身に付ける、あるいは奪う。既に持っているものは更に伸ばす。

 それらに疲れることはなかった。何せ、とても楽しいのだから! 

 罪悪感は感じなかった。何せ、私が所有している方が皆が幸せだろうから! 

 

 それに従って生きる私は、幼くして闘争と欲望に身を任せた激動の人生を歩む。

 

 私の三子の兄弟が父────上王エオフ・フェズレフ────に謀反を企てた。結果として兄弟は負けて皆死んでしまったけれど、その過程で父から土地の支配権を与えられていた姉妹を、私が殺して支配権を奪い取ってやった。

 だって、私が支配した方が皆も幸せでしょ? 女神の如き美を体現した私に征服される悦に浸れるんだもの。そう、これは皆のためなんだから! 私に従い、私のために生き、私に愛される! 私を中心に廻る、廻る、廻る────世界! 

 

 取り分け、いい男と強き男は私の傍に置いておきたかったから、金、名声、私の体────どんな手を用いてでも手に入れた。何故なら彼らは、私が愛し、私を愛するための勇士なんだから! 

 中には私に傅かずに抵抗する男もいたけど、そんな男ほど甚振り甲斐があって、むしろ大好きよ? 

 

 そんな私のことを聞きつけたのか、アリル・マク・マータという男が婚姻を結びたいと申し出てきた。アリルという男は私よりも年上で、金銭も人脈も政治力もあった。武力は皆無に等しかったけど、恐れを知らず、寛容で、私が体で勇士を引き留めることに嫉妬することもなかった。

 当初、私は「この男はコノートの支配権が欲しいのだろう」と認識していた。でも彼はコノートの支配権が欲しかったのではなく、私自身を欲していた。支配権は二の次だった。

 それならばと私は婚姻を結び、そうしてアリルは私にあらゆるものを貢いでくれた。金品はもちろん、土地や権力、宝石や馬車、馬や人────何でも! 

 

 私のものになる────光栄よね! 

 

 私に惚れ込む────仕方ないものね! 

 

 私を愛する────当然よね! 

 

 駆け引きで手繰るのは常に私。私は微笑んで命令して、躾けてやって支配すればいい! そうすれば、あらゆる男が私に、己の持つ武力、財産、心の一切合切を捧げてくれる────愛してくれる。

 

 うふふっ! 本当に、本ッッッ当に! 私は全てに愛されているのね! なら私も皆をもっと愛さ(支配し)なきゃいけないわね! 

 

 

 

 ◆

 

 

 

「ねぇ、フェルグス?」

 

「ン、どうかしたか」

 

 長時間に及ぶ行為の後の心地良い疲労感と満足感、浮遊感に浸っていた私は、ふとした気持ちでフェルグス────つい最近にコノートへと亡命してきた元アルスターの戦士。非常に強く、勇ましく、性欲旺盛で、だからこそすぐに傍に置いた勇士────に聞いた。

 

「アルスターには、あなたより強い男はいないのかしら?」

 

 出会った当初に聞いた話では、フェルグスはアルスターにて最強の戦士として謳われていたらしい。そしてそれに違わずコノートの勇士の誰よりも強く、豪快だった。

 

 そう、そうよ! 私はフェルグスみたいな勇士が欲しい! もっと欲しいの! 

 

 彼を迎えた時は、コノート以外にもこんなにイイ男がいるのなら、もっと早くから外に目を向けるべきだった、と激しく後悔したほどだ。

 だからこそ、彼の目に適う勇士の素質を備えた男がいるのなら、何がなんでも手に入れなければならない! 

 

「そうさなぁ、俺は赤枝の騎士団では最も強かったからな。あれは騎士団と呼称してはいるが、実際は純粋に戦いを楽しむ者の集い。そこで頂点に立った俺から言わせれば、残念ながら俺以上の戦士はいなかったな」

 

「そう」

 

 ははは! と大口開けて笑うフェルグスに対し、私は「やっぱりフェルグスほどの男は、そういないものよね」と口にして、淡い期待を霧散させ────

 

「…………あぁ、だが、1人だけ居たな」

 

「────え?」

 

 予想外のフェルグスの言葉に、思わず間の抜けた声を出してしまった。

 

「いっ、いるのっ?」

 

「おう…………と言っても、俺より強いかは分からんがな」

 

「…………どういうこと?」

 

()が騎士団に連れてきた少年でな。幼いながら誰よりも抜きん出た才能を備え、誰よりも努力を惜しまず、誰よりも理想────と言うより、確固たる姿を追いかけていた。彼奴はケルトの男にしては珍しく理性的でな? 相手の立場や価値観ってものを十全に理解し、頭で考えてから動く戦士だったさ。加えてお人好しで冷静で、そんな感じに大人しい癖して、戦う時には顔を歪ませる。獲物を前にした狂犬のように、な」

 

 腕を組んで懐かしいな、と独り言ちるフェルグスだが、蚊帳の外である私からすれば、何のことやら分からない。

 

「で、誰なのよ、その少年っていうのは?」

 

「────クー・フーリンだ。彼奴の強さは別格だった」

 

 クー・フーリン、クー・フーリンね。覚えたわ。フェルグスにここまで言わしめるその男のことを、当然ながら私は欲しくなった。

 だって、フェルグスがここまでの勇士なのよ? そんな彼に認められる戦士ってことは、もう私のためにあるようなものじゃない! 

 

「ふーん。あなたがそこまで言うなんてね。彼はあなたに勝てたの?」

 

「いや、俺には1回も勝ったことはなかったぞ」

 

「…………はぁ??」

 

 フェルグスに勝ったことがないのに、何で彼はクー・フーリンという男のことを「自分より強い」と、口にしたの? 

 

「確かにクー・フーリンは俺に勝ったことはない。だがな、同時に負けたこともない」

 

 分かるか? と聞いてくるフェルグス。

 

 負けたこともない? どういうこと? 

 

「はは、聞いても意味がわからんだろう? これを聞いた皆が、今のメイヴと同じ顔をしていたさ。つまりだ、クー・フーリンは俺に勝てたことはないが、俺もクー・フーリンに勝てたことはないんだ。俺とクー・フーリンが戦えば、必ず引き分ける。互いに互いの攻撃を躱しきるか、捌ききるからな」

 

 …………え? フェルグスの攻撃を躱したり捌いたりできるの? コノートの優秀な戦士ですら不可能なことを、やってのけるの? 

 

「だが、俺が騎士団を去る前に、クー・フーリンは修行のために騎士団を出て行った。今では彼奴が何処で何をしているのかすら分からないんだ。だがクー・フーリンのことだ、彼奴は絶対に強くなっている。あの時は引き分ける実力だったが、今は俺を凌駕するほどの戦士になっているかもしれん」

 

 何、それ。何それ、何それ! そんな戦士がいるのね!? 欲しい、欲しいわ! 

 クー・フーリンはフェルグスと同等の力を持っていながら、年齢はフェルグスよりも若く、私と同年代だと推測できる。なら絶対に私の笑顔でイチコロよね! 若いなら飢えているに決まっているもの。

 

「ただなぁ、彼奴には女難の────って、もう聞こえてないか」

 

 あぁ、あぁ! とても楽しみだわ! 彼はどんなに優れた勇士なのかしら! クー・フーリン、ね。絶対に、絶ッッッ対に見つけ出してやるんだから! 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 フェルグスから教えてもらったあの日から、私はクー・フーリンに関する情報を集めに集めた。

 

 曰く、自ら進んで力を振るうことはないが、誰かのためになら躊躇なく振るう。

 曰く、老若男女に心優しく、お人好しな面もある一方、厳しく当たるべき時には容赦がない。

 曰く、男には友情と憧憬を、女には親愛と恋慕を抱かせる人たらし。

 曰く、真紅の瞳と青い髪は神秘を感じさせ、獣の如き雰囲気は熟達の武人のそれを彷彿とさせる。

 曰く、狂信者的な人間を生み出してしまうほどのカリスマ────もとい呪いのような何かがある。

 

 と、様々なことが分かった一方で、悔しいことに彼の居場所については全く分からなかった。

 でも、それでも、諦めきれない! フェルグスがあれほどまで評価する勇士を、私が放って置くわけがない! 私は自分に忠実なの! 

 

 クー・フーリン捜索に時間を割いていたせいで、他の勇士達を愛する時間を削っていた私は、不満の解消のために彼らを引き連れて海へと繰り出した。

 幸いなことに今日は快晴。燦々と輝く太陽は私を美しく見せる舞台、汗ばむ陽気は私の身体を艶やかに演出する道具。そんな日こそ、海に沈む太陽を背景に私の美しさを見せる/魅せる絶好の日和だわ! 

 

 そうと決まれば行動あるのみ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 海に到着してから数刻、瞬間的に暗雲が立ち込めたのに疑問を感じて顔を上げ、と同時に天候は刹那の間に荒れ狂い始めた。

 何かがおかしい。そういった不安と焦燥に駆られた私はすぐさま撤収しようとして────間に合わなかった。

 

 ────耳を劈く大気の悲鳴、暴風。

 

 思わず目と耳を塞ぎ、何なのよ、と叫ぼうと後ろを向けば、そこに立っていたはずの勇士の1人は消え去り、何かが大地を斬り裂いたかのように地面が抉れていた。

 いや、よく見れば、抉れた地には真紅の液体の飛沫が見て取れ、いたはずの勇士が装備していた剣の柄の部分が無惨に転がっていた。

 

 死んだ、死んだのだ。跡形もなくなる程に。

 

「──────」

 

 言葉を失う。あまりに唐突すぎる惨状に。理解と同時に私の時間は停止したように感じられたが、事態は激動する。

 

「GYAOOOOOOォォォォ──────!!」

 

 身の毛のよだつ咆哮が轟く。それの聞こえる方へと反射的に顔を向ければ、そこにいたのは正真正銘の怪物──―クリード。

 そんな怪物の前に立ちはだかるのは、海の触手の恐怖そのものと伝えられる、こちらもまた正真正銘の怪物────コインヘン。

 

 そんな2頭の縄張り争いが、今まさに、眼前で開戦されたのだった。

 

 先程の暴風は間違いなくクリードの放ったもの。しかも流れ弾だ。ここにいては巻き込まれるのは必定。一刻も早くここから逃げなきゃいけない…………! は、早く勇士達と逃げ────

 

「う、うわああぁぁぁあッ!!?」

 

「逃げろッ! あんなのに勝てるわけがない!」

 

「オ、オレはまだ死にたくねえっ!!」

 

 気が付けば、私を愛し、私が愛した勇士達は蜘蛛の子を散らすように、一人残らず逃げ出していた。…………私を置いて必死に、だ。

 

「…………なっ、何よ、これ」

 

 わ、私を置いて行くなんて! 確かにアレらは人の手でどうこうできる次元じゃないけど、それでも、もっとあったでしょ!? イヤ、イヤよ! 私もまだ…………死にたくないっ! 

 

 不意に突きつけられた、明確な死。思わず抜ける腰。もうダメだと諦め、しかしその瞬間まで生にしがみつきたいと懇願する。

 

 ────衝突する海獣、迫る大津波。

 

 誰かとの駆け引きに敗れて死ぬでなく、愛する者に看取られるでもなく、ただ、ただ理不尽な暴力による最期。

 しかも、私が信頼していた勇士達には見捨てられ、失望と絶望に身を蝕まれた終幕。

 

 認めない、認められるもんですか! こんな最期だなんて! イヤッ! 誰か、誰か助けてよ──────ッ!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────ここで何してやがる?」

 

「────っ、?」

 

 聞こえた声に反応して目を開ければ、迫っていたはずの大津波は割れ、眼前には全身を青い装いに身を包んだ男────戦士。

 

「海水浴するには、ちと天気が荒れ過ぎだな」

 

 それは知っている、と大声で返そうとした時、唐突に彼の腕がこちらに伸びて────

 

「きゃっ」

 

 ────優しく、しかしどこか気恥ずかしくなる横抱きをしてきた。

 

 そして瞬く間に海から離れた場所に到着すると、そこには無造作に武具を積んだ重戦車があった。御者と思しき赤毛の青年が彼に笑顔を向ける。

 

「流石はクー・フーリンさん! 助けを求めている人に直行ですか、いやぁカッコいいですね!」

 

「茶化すなよ、レーグ」

 

 …………今、何て言った? クー・フーリン、クー・フーリンって? 

 

 私を横抱きにしている彼────暫定クー・フーリンを、思わず凝視する。確かに噂と合致する部分は多いように感じられ、そしてそれらが真実なのだと、不思議と理解させられる何かがあった。

 

 あぁ、あなたが、あなたこそが! あのクー・フーリンなのねっ! 

 絶体絶命の危機から脱したことや、漸く探していた男に出会えたことで、内心安堵と歓喜に震えた私は、即座に彼を誘惑しようとしたところで降ろされ、

 

「ッし、そんじゃあ行ってくる」

 

「って、ちょっと、あなた何処へ行く気!? そっちには海獣達がいるのよっ!?」

 

「言われなくても知ってる」

 

「なら…………!」

 

「俺がここに来たのは、まさしくアイツらが理由だ。ここで帰っちゃあ、何しに来たのかが分かんねぇよ」

 

「──────ッ」

 

 クリードとコインヘンを、たった1人で倒すというの? 無茶よ! 無理よ! 死ぬ気なのっ!? 私の勇士を流れ弾で木っ端微塵にしてしまう化け物相手! 勝てるはずがないわ! 

 でも、あらゆる戦士を見定めてきた私だからこそ、彼の目を見ただけで分かる。彼は決して、私が、いや、誰が止めようとも止まらない。何らかの強迫観念に囚われ、諦観を浮かべていながら、しかし自身で決定を下し、確固たる決断をした。彼はそんな男────戦士だ。

 

「レーグ、お前はこの女を連れて離れてろ」

 

「了解しました!」

 

 なら、引き止めは不要。初対面の私に言われてもアレだろうけど、せめて彼の巡り合わせを祈ろう。

 

「…………死んだら承知しないんだから」

 

「クー・フーリンさん! ご武運を!」

 

 私の言葉の後に、御者の赤毛の青年────レーグといったかしら? ────も、彼に言葉を送る。

 赤毛の青年はともかく、私までもが鼓舞したのが意外だったのか、一瞬クー・フーリンは目を丸くするが、直ぐに研ぎ澄ました牙を見せつけるように口元に弧を浮かべる。

 

「応ッ!」

 

 …………噂になかったことを挙げるとすれば、彼もフェルグスに負けず劣らず、アツいトコもあるってことかしらね。嫌いじゃないわ、むしろ好きよ! 

 

 この私にここまで思わせたんだから、勝手に死んだら許さないわよ、クー・フーリン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目の前で繰り広げられている激戦、それは英雄譚の一頁のようだった。

 

 クー・フーリンがコインヘンの触手に捕まって海に投げられ、クリードの竜巻に巻き上げられた時にはヒヤリとしたが、彼は魔術で巧みに立ち回っていた。

 

 魔術で海面を凍らせ、彼はその上を駆ける、駆ける、駆ける。クリードへと突貫。

 対するクリードは、コインヘンの攻撃を受けた直後なだけに彼に気が付いておらず、それ故に大津波すら斬り裂く一撃が直撃する。

 

 槍によって描かれる斬撃はクリードの外殻を豪快に砕き、しかし肉を裂くには届かなかった。

 クー・フーリンの接近を視認したクリードは、コインヘン本体の触手を鷲掴み、怪力にものを言わせてクー・フーリンごとコインヘンを海面に叩き付ける。

 それによって巨大な水柱が空に昇る、と同時にクリードは咆哮を上げ、その口内から殺人的な暴風を吐き出す。あれを間近で喰らえば一溜りもない! 

 

 彼の姿が見えない。もしや、などと考えてしまうが、そんなはずもなく。

 

「GAAAAAAAA──────ッ!?」

 

 先程砕いた箇所と同じ部分の外殻が弾け飛ぶと同時に、苦痛と驚愕から叫換するクリード。見れば、クリードの背後へと回り込むように氷の道が形成されていた。

 遠くから眺めている私ですら気が付けなかったほどの神速で、彼は回避と攻撃を並行させたのだ! 驚嘆するしかない…………! 

 

 瞬間、彼が海へと引きずり込まれる。水底に叩き付けられたコインヘンによるものだろう。そしてそれを追いかけて潜水するクリード。

 

 いや、それはマズんじゃない!? 彼とて人間よ! 海獣相手に水中戦はすべきじゃないわ! 

 

 彼が水中に引きずり込まれて数秒、地鳴りのような鈍い音と共に、海面からは幾度も触手が飛び出し、あるいは迫り上がった衝撃で水が破裂する。

 傍から見ても激しい水中戦を繰り広げていることが伺えるが、数秒、数十秒と過ぎても彼が浮上する気配がない。

 

 固唾を呑んで見ていた私に不安が生じた、その瞬間、突然に海が割れる。一瞬だけクリードの頭部が垣間見えたことから、あの海獣が暴風を吐き出したのだと理解した。

 と、陸地に何かが打ち上げられる。何かと目を凝らせば、そこには全身に切り傷を量産したクー・フーリンが伏していた。

 

「そ、そんな────っ!?」

 

 やっぱり無理だったのよ! 神話級の化け物相手に、ただの人間が立ち向かうなんて! あぁ、あの時に引き止めてお────

 

「っガァア! やってくれるじゃねぇか、あの海獣共ッ…………!」

 

 血を流しながら、しかし負傷を毛ほども感じさせぬ神速で、彼は海獣が乱闘する戦場へと舞い戻る。

 

 えぇ…………? 何でそんなに傷を負ってまで、獰猛な笑みを浮かべられるのよ? しかも楽しそうに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後も、彼は海獣らに立ち向かっては無惨に投げ捨てられ、傷を増やして尚も立ち向かい続けた。

 

 確かにクー・フーリンという男は、あのフェルグスが認める程の力量を持ち、神話級の化け物と相対しても怯まない胆力や、機会を虎視眈々と狙う忍耐力には目を見張るものがある。

 しかし、しかし! それでも限度というものがあるだろうに! 彼は何度となく地獄へと足を踏み入れ、間一髪で命からがら離脱することが叶うものの、再び自ら艱難辛苦の道へと飛び込むのだ! 

 

 何度も、何度も、何度でも! 

 

 まるで己の命すら経験の糧とするように! 

 

 その在り方が雄弁に語る────狂っていると。そう形容するのが最も当てはまるそれだったが、ここに来て変化が訪れる。

 

 もはや何度目かすら分からない程に吹き飛ばされるクー・フーリン。傷は更に増え、見るだけで痛々しい姿となってしまった彼だが、むしろその目は「ここからが本番だ!」と語っていた。

 立ち上がった彼は、重戦車にこれでもかと積み上がっていた────開戦前に近場に置いて行けと指示していた────武具を装備し始めた。何故? 

 意図が全くもって分からないが、彼は直剣と大盾を持ち、背には直剣と先程から振るっていた槍を控えて、海獣らに突っ込んだ。

 

 凍らせた海上を走るクー・フーリン、それに気が付いたコインヘンが彼に向けて触手を出現させる。しならせての攻撃ではなく、それぞれが一本の槍の要領で彼を穿とうと狙い付けていた。

 だが彼は軽い身のこなしで避け続け、直ぐにコインヘンの眼前へと躍り出る。当然、コインヘンはそれに対応して触手を伸ばすが、クー・フーリンは避ける、避ける、避ける。

 

 ここまでは今までの立ち回りと同じ。…………ここからが違っていた。

 

 跳躍して瞬間的にコインヘンの頭上へと移動した彼、そして迫る幾本の触手。空中という身動きが取れない領域でありながら、彼は落下の勢いを殺すことなく、伸びる触手を盾で巧みに受け流す。

 そうして容易く接近してみせた彼は、コインヘンの肉体に直剣を深々と突き刺す! 痛みによってのたうち回るコインヘンを、彼は足場にして再び跳躍。その際、先の攻撃を受け流したことでひしゃげてしまった盾を、コインヘンに突き刺さった直剣の柄頭に投げ付けて剣を更に深くへと押し込む。

 

 彼が跳躍した先では、クリードが剛腕を上げて待ち構えており、今正にクー・フーリンを叩き潰そうとしていた。

 が、それに気が付いていたのか、彼は空中で背負った槍を手に持つと、剛腕が振り下ろされると同時にクリードの拳へと槍を打ち付け、その反動で身を飛び上がらせて回避してみせた。

 

 何よそれ!? どんな怪力と反射神経してんのよ!? 

 

 空振りという大きな隙を晒したクリードを逃すはずもなく、クー・フーリンは剛腕を強く蹴ってクリードの顔面へと迫り────

 

「────そうらッ!」

 

 ────もう一振の直剣を、左眼に突き刺した! 

 

「GIGYAOOOOOO──────ッ!!?」

 

 コインヘン同様、不意に生じた激痛に悶えるクリード。その瞳からは絶え間なく鮮血が流れる。その場で暴れ狂うクリードは周囲に無造作に竜巻を発生させるが、彼は即座に離脱したことで逃れる。

 

 この攻防だけで、並大抵の戦士の生涯で到達不可能な領域。見守る者に不安を抱かせるが、しかし不思議と負ける絵は思い描けない。倒れようとも起き上がる様は正しく不撓不屈の体現、万夫不当の豪傑。

 

 欲しい、欲しい欲しいっ! ここまでやってのける戦士なんて他にいるわけがない! 

 

 彼は更に山と積み重なる武具を手に取り、再び戦場へと舞い戻る。何度も、何度も。

 

 その姿を目に焼き付けた私は、胸の内に熱く昇ってくる何かに焦がされ、感じたことのない胸の高鳴り────今までの「欲しい」とは違う、この気持ちは何だろうか? ────に突き動かされ、彼の勇姿に熱視線を送っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 既に日は傾き、戦況も斜陽にあった。

 

 暴力の権化のように猛威を振るっていたクリードは、左眼を潰され、長い尾は切り離され、全身の外殻を砕かれていた。

 恐怖という概念をその身に宿したようなコインヘンは、クリードの打撃によって抉られた傷を多く負い、彼の放った火によって焼けた箇所も多かった。

 

 クー・フーリンはというと、全身にこそ傷は多いが、それは序盤に負ったものであり、相手の動きを見切り、立ち回りを覚えてからは被弾することは皆無に等しかった。

 が、山のようにあった武具は全て使い切ってしまい、残るは初めから握っていた一条の槍のみ。血の流しすぎによる貧血で足取りはふらつき、これ以上の戦闘続行は死に直結するだろう。見るからに満身創痍だった。

 

 

 

 ────戦場にいる三者が動く。

 

 

 

 彼がクリードへと突貫して槍を振るう。

 

 クリードは周囲に竜巻を幾本も出現させる。

 

 コインヘンは触手を展開しつつ後退する。

 

 竜巻を掻い潜ってクリードへと接敵した彼は、クリードと激しい近接戦闘を開始するが、それを包囲するように触手を出現させたコインヘン。足止めと共に安全圏から熱線を放つ準備をする。

 この長期戦の中で一番の数の触手が展開され、その攻撃密度は回避すら許さぬものだった。一連のコインヘンの行動は、死合を決めに来ていると伺わせるには十分過ぎた。

 

 あまりに攻撃が絶えない、逃げられない! 早く、早く射線上から逃れて! クー・フーリン! 

 

 そんな私の思いとは裏腹に、コインヘンから閃光の如き熱線が放たれ、海水が蒸発しながら、迫る、迫る、迫る! 

 

「「あ、危ないっ!」」

 

 私と赤毛の青年が同時に声を発する。

 

 ────彼がクリードと共に熱線に飲み込まれた。

 

「──────っ!」

 

 そんっ、そんな…………! 死んだ? 彼が? 嘘っ、嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘ッ!! 彼ならきっと! 

 

 水蒸気の霧が晴れる。そこには外殻をドロドロに溶かしたクリードが見えたが、彼の姿が見当たらなかった。

 

「…………、…………!」

 

 声が出ない。胸を穿たれたような気分に襲われる。突然に視界が色褪せる。涙が出る。止まらない。何? 何よ、この感情は!? 知らない…………知りたくないわこんなのっ! 

 

「────あっ! クー・フーリンさん!」

 

「………………えっ?」

 

 赤毛の青年の、希望に満ちた声色を耳にした私は、顔を空へと上げる。藁にも縋る思いで空高くを凝視すると、そこには器用にも空中で体勢を整える彼の姿があった。

 

 捉えたと同時に、心に満ちていた言い様のない何かが霧散し、軽くなる。

 

 どうやってそこに回避したのか、熱線に飲まれたのではなかったのか。疑問は尽きなかったが、少なからず分かることがあるとすれば、彼はこの瞬間に、戦いの幕引きを図ろうとしていることだった。

 

 彼は空中から全身全霊を込めた投擲をする。撃ち出された槍は空を裂き、傍から見ている私ですら見失う程の速度だった。

 

 槍はコインヘンの頭部へと突き刺さり、大きく仰け反る────が、しかし絶命には一手足りない。それを見越してか、彼は槍が突き刺さったのと同時にコインヘンの頭上へと急接近して、刺さった槍を拳で押し込む! 

 完全に頭部を貫通した槍は、コインヘンの身体を吹き飛ばしながら海へと潜水し、それは再び海を割った。

 そうしてコインヘンが事切れると、彼は即座に槍を回収し、クリードへと矛先を向ける。

 

 熱線が直撃したクリードは、無残にも砕かれた外殻を融解させており、身を悶えさせていた。そこへと、彼は海面を凍らせて突っ込む。既に満身創痍で限界を迎えているはずなのに、彼の移動速度はそれを一切感じさせない鋭利なものだった。

 クー・フーリンの接近を視認したクリードは、剛腕を海へと落として大波を形成し、彼の足場を崩壊させる。が、それしきのことで彼を止めることはできない! 

 彼は大波に槍を突き出し、更に加速。そのまま突進すれば大波が弾け飛び────それを読んでいたクリードが大口開けて待ち構えていた。暴風を吐き出す。

 

 ゼロ距離であれを喰らえば、今のクー・フーリンでは流石に死んでしまう! ここは一旦回避を…………! 

 

 だが、彼は回避の動作を微塵も見せることなく、何故か自分から暴風へと身を投げる。しかし、彼は風に身を揺さぶられることはなく、傷すら負うことはなかった。

 ここにきて、今まで見せることのなかった技を用いたのだろう。クリードの暴風は隙は大きいものの、この海獣の持つ最高火力、当たれば即死級の暴力だ。これまでの戦いではクリードの暴風を防ぐ手立てがなく、当たらないよう回避するしかなかった。否、そうであると認識させていた! だからこそ、クリードは暴風を吐けばどうにかなるという選択をしたし、クー・フーリンはそうなるよう誘導したのだ。

 単なる強い風など何のその。彼は真正面から暴風を打ち破ってみせ、クリードの無防備な胸部────心臓へと槍を突き立てる。

 

「GURAAAA──────!!?」

 

 自身の最大の攻撃が効かなかったのもあってか、クリードの悲鳴は痛みによるもの以上の感情が込められていた。

 しかしクリードとて神話級の化け物。心臓を穿たれたのみでは即死に至らず、懐のクー・フーリンに剛腕を振り下ろす。が、彼は槍を放置して回避し、潰れた左眼側へと回り込む。そして跳躍、左眼に突き刺さったままだった直剣に手を掛けると、跳躍の勢いを活かして項まで斬り裂く。次いで脳天に直剣を突き刺し、終わりだと言わんばかりに捻じる。

 

「GAAAaaa────…………」

 

 クリードが倒れた。骸と化したそれの上に立ち、空を仰ぎ見る彼の姿は、正しく英雄のそれだった。

 

 う、嘘。ホントに、ホントに勝っちゃったの? …………す、すごいわ…………本当に。

 

 私の勇士達でさえ逃亡一直線の化け物、人どころか自然環境すら蹂躙し尽くす怪物、生態系において人間の上に立つ神話級の獣。

 そんな相手に人の身で立ち向かい、知恵と勇気の限りを尽くし、不屈と執念で身体を動かし、一進一退の攻防の末に持てる全てを駆使して勝利を掴む。

 確実に、これまで私が見定めてきた勇士の誰よりも強く、全てにおいて勝る。それこそがクー・フーリンという男────勇士! 

 

 胸の内に滾る、熱い、熱い欲求。今まで感じたことのない昂り。確かに彼は私の勇士として傍に置きたい。そう思えるが、これとはまた別の欲が生じている気がする。

 彼を見ていると心臓が早鐘を打ち始め、顔から耳へと朱色に染まる感覚が伝い、ありとあらゆる妄想が沸騰するかのように湧く。不思議と視線が外せなくなり、しかし視線が絡み合えば目を逸らしてしまう。熱に浮かされた感覚に陥り、だがそれが心地良い。

 

 この気持ちは何? ────知らない。

 

 この昂りは何故? ────分からない。

 

 今はそうだけど、彼を、クー・フーリンを私のものにできたなら、これが何か分かるかしら? そう思って彼に駆け寄ろうとして、一歩目を踏み出し────「えっ、?」

 

 ────ドサり、と何かが覆い被さってくる。

 

「な、何…………が…………」

 

 視界を開けば、クー・フーリンの顔が目と鼻の先にあり────てっ!? え、えっ? 待って、ちょっと待って。どうして彼が私を押し倒しているの? 

 

 彼の目が開く。その真紅の瞳と交錯した途端、言いたいことややりたいことで溢れていた頭の中が真っ白に漂白され、心身が行為前の時のように火照り始める。

 

「…………わりィな、今退ける」

 

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」

 

 こ、こんなのまるで生娘じゃない! 私はメイヴ、女王メイヴなのよ!? 色んな男に口説かれ、抱かれ。逆に誘惑し、抱かせた女なの! 彼が欲しいのなら、何時ものように行動しなきゃ…………! 

 

 私は、私の上から身を引こうとしていた彼の首に腕を回し、

 

「ね、ねぇ? 貴方、私のモノになるつもりはない?」

 

 慣れた手練手管で陥落させる。…………少々言葉に詰まってしまったが。今までの勇士達はこれのみで簡単に落ちた。こう言って微笑みかければ、むしろ相手側から「貴女のものにしてくれ」と頼み込んできた。

 だというのに、だというのにっ! 彼は表情ひとつ変えることなくこちらを見据えたまま。彼の中に高い理性の壁があるのか、それとも────。

 

「好きなだけ抱いてもいいのよ? もちろん、アッチの意味で、ね?」

 

「………………」

 

 耳元で囁いても無反応…………って、ちょっと! 私に傅くのは当然のこと、征服されるのを喜べばいいのに! 光栄に思えばいいのにっ! 

 

「貴方の勇姿にすっかり惚れちゃったわ」

 

「………………」

 

 ねぇ、何か反応してよ! 誘惑しているのが馬鹿みたいに見えるじゃない! 

 

 顔は引き攣り、心中で嘆く私。と、ここでやっと彼が動いた。細めた目で私を見つめ、氷のような印象を与える無表情に、柔らかな微笑が浮かび上がる。

 

「…………そいつは何とも嬉しいこったな」

 

「っ! そ、そうよね! 嬉しいわよね! なら────「だが断る」────っ、え?」

 

 え? なん、で? 断る? 私の、誘いを…………? 

 

 彼からの明確な拒絶の意思────以前にも他の男に拒絶されたことはあったが、彼から向けられるそれはあまりに大きな衝撃だった────に、私の思考は固まってしまう。

 何かしてしまった? それとも気に食わない要素があった? 何が要因で拒絶されたのかを考えていると、そんなことにも構わず、彼は私へと更に深く覆い被さっては、耳元で囁くように、

 

「お前みたいな女に誘われるのは、確かに嬉しいことだが、生憎と俺はお前にゃ合わねぇよ」

 

 耳に彼の吐息が当たり、全身がビクリと震え、胸が締め付けられる。

 

「あっ、合わないなんて! そんなことないわ! 私はメイヴ、女王メイヴなのよ!? 私はどんな勇士でも受け入れるし、いえ、むしろあなたを私に合わせてみせるわ!」

 

 だから! 私のものになってよ! 

 

「…………俺が言いてえのは、そういうことじゃねぇよ」

 

 彼が私の上から退いて立ち上がる。そして私は彼を見上げながら叫ぶ! 

 

「なら何だっていうの!? 私じゃ不満だって言いたいワケ!? 権力も富も名声も、女としての美しさも可愛さも、全部あるのに何が不満なのよ!」

 

 男が好きな要素を全て揃えているというのに振り向かれないのは、かなり、かなり屈辱的だ! まるで「素材に魅力がない」と言われているようで我慢ならない! 

 

「確かにお前には全部あるだろうさ。でも俺にとっちゃ、それらは二の次ってな」

 

「二の次、ですって…………? じゃあ一番は!?」

 

「確かに人間ってのは、外面がほぼ全てって言っても過言じゃねえさ。けどな、全部が全部そうじゃねえ。少なくとも、俺が重視するのは中身さ」

 

「…………中身?」

 

「あぁ、中身だ。いくらイイ女でも中身が真っ黒で歪なのは御免だ。しかも生涯の半分以上を共に過ごすってんなら尚更そうだし、自分と波長の合うヤツじゃなきゃいけねぇだろ? …………まあ、人生に二度目があるんなら、物好きな趣味趣向もいいのかもしれねぇがな」

 

 言われて納得はする。確かに相性というのは大事だ。だから私は傍に置いた勇士を自分色に染め上げている。

 クー・フーリンは染められるでなく、ありのままの状態でそう有りたいと、贅沢にも言っているのだ。

 

「外見の美しさ、権力の強さ。あぁ、確かにそれらは魅力的だ。が、同時に、それらはいずれ落ちぶれる。いつの日か劣化して綻んで、面影しか残らねぇモンだからな」

 

 だからお前のものにはなれねぇよ、と添えた彼の答え。それを解釈すれば、私には美貌や権力はあっても、それのみだと言いたいらしい。

 

 えぇ、そうね。その通りだと思うわ。でも、認められない! それを肯定するということは、今までの私の全てを否定することになるんだから! 

 

 癇癪に近い勢いで私が口を開こうとすると、彼が先に割り込む。

 

「勘違いすんなよ。俺はそれらが悪とは言ってねぇし、思ってもいねぇ。メイヴという一個人を形成するのがそれらだったとしても、それは正しくお前自身の在り方だ。むしろ、それらを損なえばメイヴという人間が崩壊しちまうだろうさ」

 

 …………自分で貶めておいて、その後に相手を尊重するようなコトを言うなんて、彼は天然の女たらしなのかしらね? 

 でも、ええ、そうね。少し安心したかも。彼にとって、私を女として見れないとかだったら、あまりの精神的打撃で立ち直れなかったかもしれない。

 

 彼が私のものになってくれない理由は分かった。確かにこれじゃ私に靡かないもの無理はないわね。

 

「…………なるほどね。あなたの言いたいことは分かったわ。でも、でもね、クー・フーリン? 私は自分の欲に忠実なの。欲しいと思ったものは何がなんでも手に入れたくなるのよ?」

 

 そう、私が、私という女がメイヴだから。この世全ての素敵な男性は私のものに! そのためなら私は────! 

 

「私ね、あなたのこと、余計に欲しくなっちゃったわ。だ・か・ら、必ずあなたを私色に染めてみせるわ! あなたがどんなに嫌がったとしても、私がそうしたいから!」

 

 私のことを、私を構成する要素以外の目で見て、評価してくれる。そんな男なんて、きっと────いいえ、絶対にあなただけなんだもの! 絶対に逃したくない! 

 

 …………言い慣れたような発言だと言うのに、何故か顔が赤くなっているのを感じる。こ、声とか震えてなかったかしら? 

 私の心で反省会を開いていると、唐突に口元を意地悪く歪ませた彼が歩み寄って来て、不意に私を抱きしめ────はっ、はひっ!? 

 

「そうかい、楽しみにしてるぜ? ただ、遊ぶのも大概にしねぇと、どこかの躾けられてねぇ犬に噛まれちまうぞ?」

 

 ひゃっ…………!? み、耳に吐息が!? そんな甘く蕩けきった声色で囁かないで! そ、それに犬って、もしかしなくても、ク、ク、ク、クー・フーリンのことよねっ!? 噛まれちまうって、ひゃあぁぁあ────っ!!? 

 

 せ、せっかく緊張とか忘れてたのに! あぁん、もう! 許さないから! 私は、私はあなたを────

 

「────ぜ、絶対にオトしてやるんだから!」

 

 

 

 ◆

 




◆補足◆

Q.クー・フーリンこれ不死者やろ!?
A.ソウルライク()。

Q.クー・フーリンえらい饒舌で草。
A.焦ってたから仕方ないね。

Q.クー・フーリン(偽)草食系やなぁ?
A.周りが肉食系なので怯えてるんです←

Q.メイヴちゃんキャラ崩壊してない?
A.い、今更やろ?(露骨な目逸らし)


◆メイヴ変更点まとめ
・恋愛クソ雑魚(愛は知っている模様)
・クーちゃんガチ恋勢
・はわわ………!
・乙女チックな恋愛処女
・(偽)との出会い後、性行為にはあまり乗り気ではなくなった模様


↓ここから雑談↓


 お久しぶりです、texiattoです。メイヴ民に袋叩きにされないようなクオリティを目指し、加えて前回の戦闘描写についても書き込んだ結果、投稿が遅くなってしまいました。申し訳ありません。でも不定期更新って記載してるし別に謝ら((ry。ガルパンを観に行っていたとか、小説そっちのけでユガ・クシェートラやってたとか、それらは関係ないと思います。えぇ、関係ないです。
 ということで今回はメイヴ視点について書き込んでみたのですが、これでしっかりメイヴできてますかね?丸一日かけてメイヴの資料漁ったり、Fate/GO収録のセリフと睨めっこしたり、なんだりかんだりで試行錯誤はしました。で、これです(絶望)。また、後半に行くにつれて疲れが見えたり見えなかったりしているので、誤字脱字には気を付けましたが、いかんせん私も人ですから、キャパオーバーからのヒューマンエラーのデスコンは不可避です(白目)。許して。
 次回については(偽)視点を進める予定ですが、どこかしらでレーグ君視点も書きたいので、ちょいちょい時間がかかると思われます。ま、いつものことよね!(開き直り)………それよりもですね、今後の脚本で少々の無理が生じていく可能性が高いので、それを回避し、ストーリーを練る為にも時間がかなりかかる未来が見えています。その時は後書きや活動報告などで告知しますので、何卒ご理解をお願いします。




◆限界オタクの2部4章の感想
クリア後に見るCMが辛い……何か、こう……最初の時計の針の音と共に緑が広がるシーンですら「ウッ」ってなるし、諸々の鯖達のアクションシーンは迫力満点ですげぇ!(語彙力の低下)てなるけど、それ以上にアーシャちゃんの肩をポンと叩いた次の瞬間に何事も無かったかのように平穏な背景に変わるの辛いし、むしろCM見まくったせいでプレイしながら「あぁ、この人も………」ってなっちまったし、無かったことにされるのも残酷だけど完全に忘れられないのもエグいし、犬だし、アジャイさんだし、記念日(涙)だし、礼装のイラストとテキストでブワッてなるし……つれぇ。ジナコがジナコしてたけど最後には「よく頑張ったね」って言いながら暖かく抱擁してやりたいし、ラクシュミーさんも絶対に幸せにしてやるからな覚悟しろ(謎ギレ)。つかカルナさんなんなの?あんなん主人公じゃん。は?好き。てかね、ラーマくんはマジで王様してるわ、新所長も意外な特技っつーか良い人成分過剰分泌されてるわでエモっ!(鳴き声)テルは父"の"日"ィ"!"めっさ怒ってたアイツは菅野デストロイヤー直にしか聞こえないわ、ぺぺと好相性なのもすこ味深くて供給過多で膨張して破裂しかけるわ、結局は皆が惚れさせにきてるわでマジでなんなの?それはそれとしてンンッさんは楽しそうにンンッwwwwwってしてて「ンンッ」ってなったし、エ医者ァァァ!!(告白)そして何より神ジュナさぁ、ただでさえアルジュナすこなのに更にすこここのすこにしてくるの卑怯だよ、ラストバトル強過ぎて久々に令呪吐かされたよ最高。そして韓信ばりに「ウッ………」ってなるから死人が出るぞ(主に私)。いや、私はあそこで確かに死んだ。だがユガの周期で蘇ったのだ。………私の祈りは届いた?フォォオオオオオオ!!!wwwww


………ロストベルト、まだこれで折り返しなんよね?そう考えるだけで胸が痛む。パツシィ、ゲルダ、農民達、アーシャ………あと何度滅ぼせばいいんですか………?




アーシャちゃん、




俺"が"絶"対"に"会"わ"せ"て"や"る"か"ら"な"ァ"ァ"!"(ガチ泣き)

























◆クッソ関係ない嘆き
ヴォルグと轟轟轟返して………(届かぬ祈り)。
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