約束の日になってしまっている。葉山と一泊二日で出かける日。
このところ、栂園からの働きかけはなく平和な日々。本当か確かめる為に普通に出かけたり、元々の持ち家の周りをうろついたり。友人と集まったりもしたが、特に何もなかった。目先の問題が薄れ、故に、普段の自分の振る舞いを見直すきっかけが出来た。振り返り、立ち返り、近頃は世間の常識にも慣れてきたなと思ったところ。
思ったところ、疑問点が出来た。
葉山に抱き着かれ過ぎではないか?
世界の常識が全く真逆にひっくり返っているとは、身体構造的には考えにくい。今でもそう思っている。だが状況証拠だけで考えるともう言い逃れはできないのかもしれない。
事情を知らない他人にとって、度が過ぎたボディタッチとか、同棲してたりとかをどう思われるのだろうか。個人の見解で言えば、同棲してるという事実はもう傍から見ればって男女の関係と思われても仕方ない可能性はある。まあ、それはそれとして。
仮に、本当に、言ってた事が真実で、栂園がちょっかい出しに来ないと信じるのであれば、元の家に帰れば良いだけの話だ。勿論その通りだし、俺が口に出していないだけで家主たる葉山と妹の咲はそこらへんの話はしているんだろうなとは考えている。
俺から言い出さない理由は一つ。
趣味が合う友人と毎日ノータイムで遊べるのがクッソ楽しい。
二人が暇な日に、昼からゲームするかアニメ見るか、何かして飯食って続きってのが相当に素晴らしい。決められた日数の中で友達の家に集まって雑魚寝してでもやり遂げるようなものとは違い、続きを焦る必要はなく馴染みある寝床で一日の疲れを癒す。
妹と一日遊ぶなんてことは無かった。色々と事情があったとはいえ、こっちでもそうだし事情がなくとも元々、中学以降、咲とはソファーに並んでテレビを観るなんてした記憶はない。家族の中で仲が良く趣味の合うのなら、近しい兄弟なら猶更、一日中ずっと遊ぶような事もあったのだろう。俺は咲と仲良くしたいとは思っている。反抗期が収まってアニメ視聴マラソンが出来るくらいに仲良くなれればよいのだが。
話は逸れたが、正直、恭平や清哉と並ぶくらいに葉山は親友なのだ。最近の夜中にある騒音被害――生理的欲求の処理に伴う声は聞こえるが、それ以外は特に大きく困ってもいないから別に構わないかという気持ちだ。
故に友達と遊びに行くような気持ちだと、恭平たちに言ったら相当に怒られた。
なあなあで、済ませようとするのは互いに良くないとか。頭に行くはずの栄養が取られてるとか。小学生レベルのお花畑だとか。男女の友情は成立しない云々とか、色々と言われた。
曰く、礼節であるし気持ちを汲むべきだし何よりも男なのだから当日はオシャレをしていくべきだとも言われた。余計なお世話だ。普段からそれなりに気を付けているし、あいつらに会う時でも適当に服を選んだつもりはないと返したが、高いアベレージと頭を捻ったものは違うと諭された。違いは未だに分からない。つまりは普段と違う趣の格好をするべきなのだろう。
納得はしていないが、彼らの言葉に従う方が自然な振る舞いなんだと思う。説教された後、暫くはそう思っていた。
しかし、その話し合いの結果、俺のスマホに入った『異性とのお出かけ手引書』と題された文書ファイルをある程度守りながら遊びに行かなければならなくなった。説明を受けた時、こんなものを作るためにあいつらが俺に内緒で集まっていたかと思うと、暇な奴らだなと感じた。そして、彼らもまた、一般の男性のスタンダードから大きく離れた奴らであると再認識した。
そもそも、手引書と名付けたものであるが実態は違う。
六割以上は清哉の惚気が混じった内容で、成人した異性同士の距離感に対するハウツー本としては二流もいいところ。恭平のやたら傷を負った恋愛観と、この文書の読み手がすべき事ではなく清哉がしてもらって嬉しかった事が大部分を占める。価値観を知る意味で読み物として相当に面白いが、題名とはかけ離れた存在だ。幾つか無難な、抜粋して出来そうな事を試して、彼らには役に立たなかったと伝えればよいだろう。
役に立たない雰囲気が満載のこの文書で新しく知った実体験による知識。中でも興味を引くのは最後の、つまり男女の駆け引きの終着点の話だ。様々な媒体から得た知識として薄々感づいていたがアレは死ぬほど痛いらしい。そしてこれが書いてあるという事は、清哉は大人の階段を上ったという事であるのだろう。友人の性事情の報告なんて聞きたくもないと思っていたが、元々保有する知識と違うのは特に性差であり、最たる例である行為への好奇心が勝った。
知識は知識。この世界基準だと一般女性の一回の発射量はゼリー飲料と同じくらいか少し多め。それを無理くり注入されるのというのだが、明らかにこの世界の方が受け手が体を張っている。そんな事情で、ゴムでどうにもならんと思っていたがその通りで、避妊は飲み薬で頑張るしかなかったりする。
『だから気をつけろ。』とも書いてあったがそんな予定はない。
少なくとも小さな一部とは言っても体をこじ開けられて液体を注入される事に慣れるまでは痛みが伴う事に加えて、薬を飲むのは男側だから体調を崩しやすい。諸々の事情が重なって、男子は性行為に後ろ向きな世の中。
とは言っても生で行うしかないから間違いが起きやすく、出生率はまあまあ高い。
重ねて、誓って、知識としてであり、行為そのものを実行する事にはそこまでの興味はない。それでも俺も恭平も経験はないから、清哉の体験談的な文章に対して流し読みする程度の価値はあるかと思っている。ごく自然な話である。他の惚気に対しての興味が希薄過ぎて他に目を通そうと思えるものがない事が原因でもあるのだが。
同時に思ってしまう。すっかり性欲が減ったな、と。
どう思い返しても、俺は夏のあの日に葉山宅へ行く理由は本当にアニメを友人と観る目的だったのだろうと今更ながら、理解した。大学生、男女の泊りで避妊薬くらい持っていて然るべきで――つまり今は最悪に備えて持ち合わせてはいる。あの時に無かったという事はする気がなかったか、中学レベルの性知識すら無かったか。
長々、くだらない思考に耽っていたが、ここは宿泊場所のエントランス。
ようやく、手続きを終えた葉山が戻ってくるのが見える。宿泊場所到着後、葉山が手続きしてる間にソファに座って待っていたのだがかなり長く時間がかかり暇つぶしに例の文書に目を通していた。だが、まさか性行為の事を考えてたとも言えないだろう。
葉山にそのまま伝えるのもそうだし、普通の宿泊施設の中でセックスの事を考えていたと言ってのけるなんて言語道断だろう。葉山だって、そんなつもりはないんだろうし――元はといえば多少の下心ありきで葉山との数年ぶりの再会を望んでいた俺が言えた話ではないんだろうけれども。
「チェックインできたから部屋に行こっか。荷物おいてすぐにプールで大丈夫?」
「そうだな。飯が混む前には切り上げるけど、今からなら結構長く遊べるだろうからな。」
「部屋で休むほど長く車に乗ってたわけでもないからね。荷物は重くない?」
「前に葉山の家に行った時とそんなに変わらないくらいの荷物だぞ?これくらい訳なく運べる。」
「あの時と変わらないくらいの荷物って、今日もかぁ……。」
「どうした?」
「いや……、なんでもないよ。早くプール行こうね。夜更かしとかできないくらい疲れる位に遊ぼうね。」
葉山も最近は疲れてるみたいだから今日は遊んで良いもの食べてデカい風呂で休んでくれるといいんだが。
特に眼精疲労なのか、寝起きにアイマスクを持ったまま部屋から出てくる事もある。寝付いたかと思っても夜中の三時くらいに、例の騒音を発す事もあるから疲れているならさっさと寝ればいいのにと思う。
寝かせる為に今日は酒でも付き合うかな。
プールという人気なレジャーではあるが、シーズン外れな上に平日の昼間という事もあり、ガラガラな更衣室。温水プールではあるが屋外に備え付けられた場所もある為、寒いだろうなと思う。設備を十分に楽しむんだったらもう少し早い時期だと温水プールのシーズンなのだろう。旬を外したとは言っても真冬には程遠いし羽織るものは必要ないだろうかと考えて、そもそも持ってない事を思い出す。
俺以外は殆ど更衣室の入り口に付近に集まった男子。そして大きく掲示されている『プール内はメイク禁止です。』の文字。不満を漏らしながら洗面器の前でメイクを落としているのが見える。まあ俺は落とすのが面倒だから今日はすっぴんである。今更、である。
今まで葉山には見られずに生活するのは不可能だったから、今日はどうせメイクしても落とす事になるだろうからしなくてもいいと考えて朝からしていないのだ。勿論、気合を入れろと言っていた友人たちには内緒である。彼らの言う気合、礼儀とはメイクなどの細かい事さえ含むのだろうが面倒だから、仕方ない。
つけたり落としたりも面倒だし、興が乗ったらプールで遊び終わった後にすればいい。正直、何をするにしても欠かさないという意味では、この世界の雌たる男子たちには頭が上がらない。騒ぐような事はしていないがざわざわと音を立てて愚痴を零している彼らを背に着替え始める。彼らがメイクをいい感じに落とすのに必死なように、俺もいい感じに水着を着るのにかなり必死な訳だ。
何故頑張るのか、簡単な話が上手く全てをいい感じに収める為だ。包み隠さずに言うのならば、イチモツのラインが水着の上からバッチリと把握されるようだと恥ずかしいから、玉を寄せてあげて出来るだけ誤魔化したいという話だ。無論、確実にどうにかしたいのであればスポーツ用品で言うところのファウルカップのような、元の世界でいう胸パッドに近しいものだって存在する。
過ぎたるは猶及ばざるが如し。デカけりゃいいってものではない。合うサイズのパッドが無い。だから四苦八苦して、いい感じに、チンポジを直す。納得できてからプールへと赴く。
少し時間を使い過ぎたかと思いプールに向かうが、更衣室を出ても葉山の姿は見当たらない。集合場所も、方法も決めていなかったと思い出す。俺ならともかく彼奴は背が高いから目立つだろうと探しながら待つ事、体感3分。慌ただしく、女子更衣室の方向から歩いてくる葉山の姿が見えた。俺を探しているんだろう、左右を見回す頻度が半端じゃないが、あんなに頭を振ってたら見えるものも見えないだろ。何をそこまで動揺しているのか。
案の定というべきか見つけられないらしい。相当にガラガラなプールなのだが遅れてテンパっているんだろうか。こっちでは視認できているのに気づかないから、少し後ろから脅かしてやろう。
「おう!」
「ひょはぁ!――びっくりさせないでよ、もう。心臓が止まるかと。」
「そんな驚くと思わなかった。すまん。」
「いや謝る程でもないし、私こそ待たせてごめんね?」
たった数分だからそれこそ謝るものでもないが、まあ変に掘り下げても無駄に時間を使うだけだろう。
まあただしかし何はともあれ、生まれて初めて女子とプールに来たわけだけども、隔てているものが布一枚だと思うと流石に意識してしまう。灰色の縞々の上下で、無難な感じだ。
夏の頃から分かってたけどスポーツしてるからか体はしっかりしててスラッとしてるしその上ゴツゴツしてるわけでもなく、程よく柔らかそうにも見えるし、実際、寸胴とは言えないくらいにははっきりした起伏がある。
特に脚がスラーとしていて全てがキュッとしている。
ガン見するのもおかしいし、しかし普通に目を合わせるにはちょっと気恥ずかしさが出てしまう。
すすす、と逸らした視線の先に葉山が動いてくる。
「にっしー、怒ってる?ごめんね?」
「そういうんじゃない。」
「先にボール使っていいから、これで許してくれない?」
「いやガキじゃないんだし……。」
ビーチボールを差し出すと言った葉山。そう言葉にしたが、ビーチボールなんて目立つものを持っていたか?気になって視線を向けると、一切の膨らみのない買いたての紙風船みたいなものを差し出していた。
「べっこべこじゃん。」
「これ忘れて、取りに行ってたら遅れちゃって。」
「だから遅れたことはどうでもいいって言ってるだろ。」
「じゃあなんでこっちを見てくれないの?」
何故と問われると、矢張り説明するのは乗り気ではない。
葉山がチェックインしてくれている間にセックスの事を考えてたから、水着姿を見て意識してしまって直視できない。これが殆どすべてなのだが、馬鹿正直に言えるわけがない。
だって、きっと俺以外は感じないのだ。この世界の興奮してポコッと隆起する子宮がお腹に浮き出る事に、必要以上に背徳的な気持ちを感じるのはきっと俺しかいない。だってその隆起は言うなれば元々の俺の常識に基づくところの男と同じだ。別に性的興奮に限って大きくなったりする訳ではない。だから異性は仮に大きくなっているものと対峙しても見て見ぬふり、言及はしない。しかも直接に触れ合う部分ではないから性的な目で見られる事は少ないらしい。
この世界では、プールで女性が勃起する事の恥ずかしさはお腹周りにだらしない贅肉がついているのを晒す事と大して変わりない。若しくは、静電気で髪型が変になる程度の恥ずかしさ。別にプールに限らずだが、可変性の恥ずかしさであり、どちらかと言えばだらしなさの部類である。
だから、女性が俺のよく知る知識通りにお腹を外気に晒す水着を着ていても俺以外は気に留める事はなく。きっと俺が目を逸らす理由はきっと誰にも同意してもらえない。この世界のポルノ的には、機能十全な腹部の盛り上がりを映す事は大丈夫で、しかしその内臓に続く入り口はモザイク。進んで鎮める場合は、モデルが写真を撮られる際に、治まるまで待つ程度の話。
悲しい事であるが、俺は未だにウブなネンネである。これはきっと、世間の常識に関わらず、元より興味関心と相対した時の緊張がかみ合わないのは生まれてこの方なのだ。きっとあらゆる免罪符があっても俺は異性の水着姿も、或いは裸であっても目を合わせる事は出来ないんだろう。
つまり、何が言いたいか。葉山には察して欲しかったが、期待に反して鈍いところに困っている。言い訳、虚言、出まかせ、何でもいいから俺はこの場を切り抜けなければ葉山に弱みを握られ、今後の普段の生活でも揶揄われかねないのだ。
夜中の騒音も普段の風呂上がりの姿も、俺にとっては気が気ではない事を、克服するまでは察知されてはならない。身の危険という観点でも、性的な視点から苦手意識を持っている事は知られてはならない。
性に関して興味のない、葉山の親切からなる同居人。それ以上でもそれ以下でもなってはならないのだ。
誇りにかけて、ムッツリだと思われる訳にはいかないのだ。
「……だって恥ずかしいだろ?」
これに何故か、と問われればどう返すべきか。決まっている家族以外の女性とプールに来たのは初めてだからとかなんとか、要するに適当に返せばいいのだ。咲と最後にプールに来た事さえきっと咲が覚えてないくらい昔の話ではあるが、嘘ではない。
対する友人は凄まじく面倒くさい事を知っている。葉山は良い友人だが、一を言って十を知ってくれる部類ではない。だからこういう問答とそれに付随する返答を予測して順序立てて誘導する会話、殆どが頭の体操で、疲れる。それでも思い通りの結果になる事は多くない。
元より、今まさに水着姿をガン見してくる葉山にとっては異性の水着姿を見るのが恥ずかしいという気持ちは分からないんだろう。それでも誤魔化さなければならない。
見慣れないから恥ずかしいのであって、断じて、性的な目で見ている訳ではないのだ。この体になって、性的欲求はさっぱり消えた筈なんだ!
「ふーん。見られるより見る方が恥ずかしいなんて珍しいね。というか、にっしーって恥じらいとかあったんだ。」
「喧嘩売ってんのか?」
「そんなつもりは無いけど、この前のライブとか考えるとさ。男子の恥じらいの線引きがよくわからなくて。あと、一緒に住んでると余計に恥じらいの線引きがわからないんだよね。」
「オーバーに反応してもしゃーないだろ。普段から視線向けないようなことだってあるし葉山だって黙殺してくれてることもあるんだろうから。」
「んん?ん~。」
誤魔化せたか?納得してもらえているか?
顎に手を当てて悩んでいる葉山は放置して、ビーチボールを膨らませておく。節度ある年齢で、ある程度は言いたい事を理解してくれるだろう。変に踏み込んだ質問とかをされなくてよかった。如何に、葉山の察しが悪いとしても互いに暗黙の了解と思っている部分もあるんだから寧ろ譲歩して気遣い合いましょうと、理解してくれるだろう。
このまま無難に会話してさっさと水に入ってボールをポンポンしながら世間話をすれば万事解決だ。
「本人の待ったがかかるまではアクセル踏んでもいいってこと!?」
反射的にボールをぶん投げたのは俺は悪くないし、超至近距離で受け止められた事に更なるムカつきを覚えた。
現状でも認識の差があるから歩幅を合わせる努力を互いにしましょうって話で、更に足早になろうとする事が信じられない。話を聞けよ!
互いに、黙殺してる部分があるだろうから気を付けようって意味を、なんで黙殺してるうちは許されるって解釈になるのか?多分、葉山の許容範囲に対する暗黙の了解がそうであるって事なんだろうな。
「これブレーキ?」
「それ投げたら語るまでもなくブレーキだし、エンジンブレーキを自己判断でしないと、葉山にとって大変なことになる。」
「どれくらい大変なことに?」
「四月からのお前の勤め先に、軟禁されていましたって電話かける位の大変さは覚悟しておけ。」
ここで、漸く葉山は俺の言いたい事の半分くらいを理解したようだった。苦手を無理強いしない事。そして軽度とはいえセクハラ染みた事を口にしない事は理解してくれたんだろう。もう半分の理解はしなくても、俺が歩み寄ればいい話だ。
「……あっちに流れるプールがあるって。」
「っしゃ、行くか。」
ボールを再度、手渡され、無理くり視界に入らないように後ろから両肩に手を置かれて電車ごっこのようなポジションになる。肩、まあ肩を触れられるくらいは別に構わないだろう。
何を隠そうプールの種類で一番好きなのは流れるプールである。波が立ったり、スライダーしたりも嫌いじゃないが、行動制限の少ないシンプルなギミックが好きなのである。レースゲームも珍しくない世代で育ったからか、一周区切りというのも嬉しい要因であり競技用プールにおけるターンの存在しない所がより好みだ。世界中を探してもあんまり賛同を得られないだろうけれども、流れるプールとはつまりハムスターが走って回すやつの人間版最高級品みたいなものだ。
すなわち、とても楽しみだという事。
「ああそうだ。にっしー、黙殺の件なんだけどね。」
「どうした?」
「今、ボールを渡したでしょ?ブレーキ、一回目ってことで。」
「おう?」
「今日はゆっくりしたいから、にっしーが荷物に入れてきたアニメは絶対に観ないからね。互いに、眼精疲労とかもあるし普段も週に三日より多いのは辛いかな。」
「あ~、はい、ごめんなさい。」
歩み寄れば、良いだけの話なのだ。