Sans視点
「霊夢、お疲れさん。」
「えぇ、ありがとう。...あら、魔理沙いたのね。」
「あぁ、さっき来たんだぜ!」
「でも一足遅かったわね。もう主犯は倒したわ。」
「ってことは......異変解決だな!」
「まぁ、そうなるわね。」
これで外の霧が晴れるな。
「うー☆ 負けちゃったわ......。」
「お嬢様......。」
「......仕方ないわね。咲夜、パチェに霧を止めるように言いなさい。この異変は、私達の敗けよ。」
「かしこまりました。」
レミリアがそう言うと、咲夜が一瞬で消えた。
便利だなぁ。
「ぱちぇ?ぱちぇってのはパチュリーの事か?」
「......そうだけど.........貴女は?」
「私は、霧雨 魔理沙!これから宜しくな!」
「私は、レミリア・スカーレットよ。」
魔理沙とレミリアが互いに自己紹介をすると、
「良い機会だから、私も自己紹介しておくわ。
私は、博麗 霊夢よ。宜しく。」
霊夢も自己紹介をしだした。
「えぇ、宜しく。」
「......これってオイラもやった方が良いのか?」
「貴方はもう知ってるから、言わなくて良いわ。」
そりゃそうだ。
「ちなみに、さっき消えた私のメイドは「十六夜 咲夜と申します。」」
レミリアが紹介しようとすると、咲夜が食いぎみで自己紹介をした。
「咲夜、もう霧は止めたの?」
「はい。パチュリー様に報告をして参りました。」
「流石ね。それでこそ私のメイドだわ。」
「もったいない御言葉です。」
ほ~。これが主従関係っていうものか。
「うん?魔理沙、その本どうしたの?」
霊夢が魔理沙に問う
「ん?これか?コイツは図書館からちょっと借りたんだぜ!」
「アンタのちょっとは、ちょっとじゃないでしょ......。」
「お前さん、泥棒したのか?駄目だぜ?盗んだりしたら。」
「盗んだんじゃない!ただ死ぬまで借りるだけだぜ!」
「そうか。それならなんの問題無いな。」
「だろ?やっぱりSansは、話が解る奴だぜ!」
「heh...heh...heh、だてにスケルトンなんかやってないぜ。」
「大問題よ!」
少し低めの女声が聞こえてきた。
「ん?誰だ?」
後ろを見ると、紫色の服を着て紫色の髪をはやした奴がいた。
「なんだ?もやしか?」
「奇遇だな、私にももやしに見えるぜ!」
「貴方達は、目が腐ってるのかしら?
まぁ、それはそうとして、魔理沙が持っているその本は私のよ!返しなさい!」
「断るぜ!」
「断る。」
「断るわ。」
何故かレミリアが便乗してきた。
「レミィ!貴女までそっち側だったのね。」
「冗談よ。魔理沙その本を返しなさい。」
「え~、私まだ1ページも読んでないんだぜ?」
「駄目だ。返すんだ魔理沙。」
「あっ!Sansお前!裏切ったな!」
「お?いつオイラがお前さん側に付くっていった?」
「友達の味方にはなってやるもんだぜ?」
「友達を正してやるのも仕事だ。」
屁理屈では、負ける気がしねぇ。
「............だって、読みたいんだもん。」
「急にしおらしくなるなよ。」
脇 (あれ?また私空気?)
冥土 (安心しなさい。私もよ。)
脇 (コ...コイツ...直接脳内に!!)
とかなんとか談笑していた。
すると突然。
ドゴーーーーーン!!!
ドゴーーーーーン!!!!
ドゴーーーーーン!!!!!
「!?......なんだぜ!?」
「おっ。大きい地震だな。」
「どう考えたって地震じゃねぇだろ!馬鹿Sans!」
ドカーーーーーーーーン!!!!!
床がぶっ壊れて、ドでかい穴が出来た。
そこから、
一人の女の子が出てきた。
その女の子は赤い服を着ていて、金髪で、背中に不思議な羽が生えた奴だった。
「アハハッ!やぁっト出てこレた。」
ソイツはねっとりと笑った。見たものをビビらせる顔で。
「フラン!!何故勝手に出てきているの!さっさと地下に戻りなさい!」
「嫌だヨ、お姉サま。私マだ出てきたバっかりだもン。」
「いいから早く戻りなさい!!」
「モう、うルさいなァ!私はたダ遊びたイだけなノに!!」
フランが手をかざすとデカイ炎の剣のようなものが現れた。
フランがレミリアに斬りかかる。
「聞き分けのない子供には、お仕置きが必要ね!」
レミリアは、赤い槍を出して抵抗する。
「アッハハハ!!壊レちゃエ!!」
剣と槍が交差する度にものすごい力の波が押し寄せる。
「これは、不味いわね。急いで避難するわよ!
咲夜!!すぐに小悪魔と中国を連れてきなさい!」
「かしこまりました!」シュンッ
咲夜が一瞬で消える。
「他のも急いで館の外へ!」
もやしが呼び掛ける。
「聞いたでしょ!?魔理沙、Sansさん、逃げるわよ!!」
霊夢が珍しく焦っている。
「合点承知の助だぜ!」
魔理沙が元気いっぱいに返事をする。
「.................................。」
「Sansさん?何してるの?早く逃げるわよ!」
「Sans!なにボーッとしてんだ!急げ!」
「....................................。」
オイラは、目を離せなかった。
「Sans!!いい加減に「同じだ。」......は?」
「.........〔アイツ〕と、同じ眼だ。」
鮮明に思い浮かぶ。
〔アイツ〕のことが.........鮮明に.........
「何を言って、アイツって誰だよ!」
「.......................................。」ザッザッザ
「オイ!馬鹿Sans!やめろ戻ってこい!」
「何してんのよ、魔理沙!」
「だって「時間がないのよ!逃げるわよ!」ま...待て!
まだ、Sansが......」
ガチャン
霊夢と魔理沙が逃げていった。
オイラは、何をしてるんだろう?
ただ、〔アイツ〕に似てるってだけで.........
奥では、狂気に顔を染めながらレミリアに攻撃を繰り出している奴がいる。
オイラは、何故かこの状況で弟のことを思い出していた。
~snowdin~
「もうすぐだ!もうすぐ人間を捕らえることが出来る!」
「..............................。」
「そうすれば俺様は、晴れてロイヤルガードの隊長だ!」
「.................................。」
「ニェッヘッヘッ!!これでお友達もた~くさん出来るのだ!」
「....................................。」
「..................どうした?Sans。浮かない顔をして。そんなことでは、幸せさんが逃げてしまうぞ!!」
「.......................................。」
「いつものくだらないジョークはどうした!お前らしくないぞ!!」
「...........................なぁ、兄弟。」
「どうした?」
「............もし、...もしもだぜ?......もしもお前の会いたがってる、人間が..............................〔モンスター殺し〕だったらどうする?」
「.......................................。」
「どうしようもないクズでも、変われると思うか?
誰でも努力さえすれば善人になれると思うか?」
「................................................。」
「.....................すまん、変な事聴いたな。忘れてくれ。」
「...............そうだな、俺様は......」
「ん?」
「この世に本当に心の底から悪い奴なんていないと思う!!」
「...へぇ。」
「.........と、言いたいところだが、そうはいかないだろう。...当然、根っからの悪者もいる。本当の良い奴なんて僅かな一握りだけ。むしろ悪者の方が多いと思う。」
「.........だろうな。」
「でも、俺様はそんな悪者でも変われると思う。
誰かが〔良くない道〕に進もうとしているなら、それを正してやるのが、良い奴の仕事だと思うな。」
「.........!」
「そして相手を正すためには、相手を信じなければいけない。だから、....................................
もしも、人間がモンスター殺しだったら俺様がソイツを信じて、ハグをして、正しい道を進ませるんだ!!」
「.................................heh...そうだ、お前はそういう奴だったな。」
「ん?俺様、何かおかしな事言ったか?」
「いや。
..................ありがとな〔パピルス〕。」
「このくらい、どうってことない!なんたって俺様は、
最高にイカした兄ちゃんの、最高にCOOLな弟だからな!!ニェッヘッヘッ!!」
レミリア視点
「アハハハハハハハ!!!コワレロ!コワレロ!」
「くっ......くそっ...」パキーン
とうとう私のグングニルが壊れた。
「じゃあ、バイバイ、お姉さま♥️」
フランの剣が振られる。
............ここまでね。
「.....................ごめんなさい。私では、貴女を救えなかったわ。」ポロポロ
せめて誰かが、彼女を救ってくれますように。
そう願いながら、目を閉じた。
ズバッ
?
おかしい...いくら待っても来るはずの痛みが来ない。
恐る恐る目を開ける。
「いったい何が.........え!?」
目の前には、何本もの巨大な骨があった。
どうやらこの骨がフランの攻撃を防いだようだ。
「.....................どうしようもないクズでも変われる方法がある。
誰かが〔良くない道〕に進んでしまいそうなとき、正す方法がある。
それが分かるか?レミリア。」
後ろから低い声と足音がする。
「オイラのCOOLな弟は、ソイツを信じてハグをすると言った。
馬鹿げてる。そのときは、そう思った。その結果 弟は殺され、オイラは、ソイツに復讐をした。
間違っていたよ。それじゃあソイツと何ら変わらない。」
「だから............お前は間違えるな。
アイツを信じて、ハグをしてやれ。
そのお手伝いなら、
〔 俺 〕がやってやる。」
彼の...Sansの眼は、まるで宝石のように蒼く輝いていた。
to be continued
はい!どうも作者のお煎餅です!
第17話を読んでくださりありがとうございます❗️
お気に入りが20件到達しましたァァァァ!
本っ当にありがとうございます❗️
(語彙力がないので感謝を示す言葉が見つかりません。)
本文の方、あり得ない位文字数が多くなってしまった。
最初、茶番まがいのことやってたからかな?
あっ...許して...私なりに頑張ってシリアス書こうとしたんです。イタッ...ごめんなさい...だから石投げないで。
感想や、意見は随時募集しています❗️
これからも「東方愛骨伝」を宜しくお願い致します❗️
でわ、また次回❕
次回、〔紅霧異変〕最終話