東方愛骨伝   作:お煎餅

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17話だといいな。


#17 狂気の少女

Sans視点

 

 

 

「霊夢、お疲れさん。」

 

「えぇ、ありがとう。...あら、魔理沙いたのね。」

 

「あぁ、さっき来たんだぜ!」

 

「でも一足遅かったわね。もう主犯は倒したわ。」

 

「ってことは......異変解決だな!」

 

「まぁ、そうなるわね。」

 

これで外の霧が晴れるな。

 

「うー☆ 負けちゃったわ......。」

 

「お嬢様......。」

 

「......仕方ないわね。咲夜、パチェに霧を止めるように言いなさい。この異変は、私達の敗けよ。」

 

「かしこまりました。」

 

レミリアがそう言うと、咲夜が一瞬で消えた。

便利だなぁ。

 

「ぱちぇ?ぱちぇってのはパチュリーの事か?」

 

「......そうだけど.........貴女は?」

 

「私は、霧雨 魔理沙!これから宜しくな!」

 

「私は、レミリア・スカーレットよ。」

 

魔理沙とレミリアが互いに自己紹介をすると、

 

「良い機会だから、私も自己紹介しておくわ。

私は、博麗 霊夢よ。宜しく。」

 

霊夢も自己紹介をしだした。

 

「えぇ、宜しく。」

 

「......これってオイラもやった方が良いのか?」

 

「貴方はもう知ってるから、言わなくて良いわ。」

 

そりゃそうだ。

 

「ちなみに、さっき消えた私のメイドは「十六夜 咲夜と申します。」」

 

レミリアが紹介しようとすると、咲夜が食いぎみで自己紹介をした。

 

「咲夜、もう霧は止めたの?」

 

「はい。パチュリー様に報告をして参りました。」

 

「流石ね。それでこそ私のメイドだわ。」

 

「もったいない御言葉です。」

 

ほ~。これが主従関係っていうものか。

 

「うん?魔理沙、その本どうしたの?」

 

霊夢が魔理沙に問う

 

「ん?これか?コイツは図書館からちょっと借りたんだぜ!」

 

「アンタのちょっとは、ちょっとじゃないでしょ......。」

 

「お前さん、泥棒したのか?駄目だぜ?盗んだりしたら。」

 

「盗んだんじゃない!ただ死ぬまで借りるだけだぜ!」

 

「そうか。それならなんの問題無いな。」

 

「だろ?やっぱりSansは、話が解る奴だぜ!」

 

「heh...heh...heh、だてにスケルトンなんかやってないぜ。」

 

「大問題よ!」

 

少し低めの女声が聞こえてきた。

 

「ん?誰だ?」

 

後ろを見ると、紫色の服を着て紫色の髪をはやした奴がいた。

 

「なんだ?もやしか?」

 

「奇遇だな、私にももやしに見えるぜ!」

 

「貴方達は、目が腐ってるのかしら?

まぁ、それはそうとして、魔理沙が持っているその本は私のよ!返しなさい!」

 

「断るぜ!」

 

「断る。」

 

「断るわ。」

 

何故かレミリアが便乗してきた。

 

「レミィ!貴女までそっち側だったのね。」

 

「冗談よ。魔理沙その本を返しなさい。」

 

「え~、私まだ1ページも読んでないんだぜ?」

 

「駄目だ。返すんだ魔理沙。」

 

「あっ!Sansお前!裏切ったな!」

 

「お?いつオイラがお前さん側に付くっていった?」

 

「友達の味方にはなってやるもんだぜ?」

 

「友達を正してやるのも仕事だ。」

 

屁理屈では、負ける気がしねぇ。

 

「............だって、読みたいんだもん。」

 

「急にしおらしくなるなよ。」

 

 

 

脇 (あれ?また私空気?)

 

冥土 (安心しなさい。私もよ。)

 

脇 (コ...コイツ...直接脳内に!!)

 

 

 

 

 

 

とかなんとか談笑していた。

すると突然。

 

 

 

 

ドゴーーーーーン!!!

 

ドゴーーーーーン!!!!

 

ドゴーーーーーン!!!!!

 

 

 

 

「!?......なんだぜ!?」

 

「おっ。大きい地震だな。」

 

「どう考えたって地震じゃねぇだろ!馬鹿Sans!」

 

 

 

 

ドカーーーーーーーーン!!!!!

 

 

 

床がぶっ壊れて、ドでかい穴が出来た。

 

そこから、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          一人の女の子が出てきた。

 

 

 

その女の子は赤い服を着ていて、金髪で、背中に不思議な羽が生えた奴だった。

 

「アハハッ!やぁっト出てこレた。」

 

ソイツはねっとりと笑った。見たものをビビらせる顔で。

 

「フラン!!何故勝手に出てきているの!さっさと地下に戻りなさい!」

 

「嫌だヨ、お姉サま。私マだ出てきたバっかりだもン。」

 

「いいから早く戻りなさい!!」

 

「モう、うルさいなァ!私はたダ遊びたイだけなノに!!」

 

フランが手をかざすとデカイ炎の剣のようなものが現れた。

フランがレミリアに斬りかかる。

 

「聞き分けのない子供には、お仕置きが必要ね!」

 

レミリアは、赤い槍を出して抵抗する。

 

「アッハハハ!!壊レちゃエ!!」

 

剣と槍が交差する度にものすごい力の波が押し寄せる。

 

「これは、不味いわね。急いで避難するわよ!

咲夜!!すぐに小悪魔と中国を連れてきなさい!」

 

「かしこまりました!」シュンッ

 

咲夜が一瞬で消える。

 

「他のも急いで館の外へ!」

 

もやしが呼び掛ける。

 

「聞いたでしょ!?魔理沙、Sansさん、逃げるわよ!!」

 

霊夢が珍しく焦っている。

 

「合点承知の助だぜ!」

 

魔理沙が元気いっぱいに返事をする。

 

「.................................。」

 

「Sansさん?何してるの?早く逃げるわよ!」

 

「Sans!なにボーッとしてんだ!急げ!」

 

「....................................。」

 

 

 

オイラは、目を離せなかった。

 

 

 

「Sans!!いい加減に「同じだ。」......は?」

 

「.........〔アイツ〕と、同じ眼だ。」

 

 

 

鮮明に思い浮かぶ。

〔アイツ〕のことが.........鮮明に.........

 

 

 

「何を言って、アイツって誰だよ!」

 

「.......................................。」ザッザッザ

 

「オイ!馬鹿Sans!やめろ戻ってこい!」

 

「何してんのよ、魔理沙!」

 

「だって「時間がないのよ!逃げるわよ!」ま...待て!

まだ、Sansが......」

 

 

 

 

ガチャン

 

 

 

 

霊夢と魔理沙が逃げていった。

 

オイラは、何をしてるんだろう?

ただ、〔アイツ〕に似てるってだけで.........

 

奥では、狂気に顔を染めながらレミリアに攻撃を繰り出している奴がいる。

 

オイラは、何故かこの状況で弟のことを思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~snowdin~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうすぐだ!もうすぐ人間を捕らえることが出来る!」

 

「..............................。」

 

「そうすれば俺様は、晴れてロイヤルガードの隊長だ!」

 

「.................................。」

 

「ニェッヘッヘッ!!これでお友達もた~くさん出来るのだ!」

 

「....................................。」

 

「..................どうした?Sans。浮かない顔をして。そんなことでは、幸せさんが逃げてしまうぞ!!」

 

「.......................................。」

 

「いつものくだらないジョークはどうした!お前らしくないぞ!!」

 

「...........................なぁ、兄弟。」

 

「どうした?」

 

「............もし、...もしもだぜ?......もしもお前の会いたがってる、人間が..............................〔モンスター殺し〕だったらどうする?」

 

「.......................................。」

 

 

 

 

 

 

「どうしようもないクズでも、変われると思うか?

 

 誰でも努力さえすれば善人になれると思うか?」

 

 

 

 

 

「................................................。」

 

「.....................すまん、変な事聴いたな。忘れてくれ。」

 

「...............そうだな、俺様は......」

 

「ん?」

 

「この世に本当に心の底から悪い奴なんていないと思う!!」

 

「...へぇ。」

 

「.........と、言いたいところだが、そうはいかないだろう。...当然、根っからの悪者もいる。本当の良い奴なんて僅かな一握りだけ。むしろ悪者の方が多いと思う。」

 

「.........だろうな。」

 

「でも、俺様はそんな悪者でも変われると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かが〔良くない道〕に進もうとしているなら、それを正してやるのが、良い奴の仕事だと思うな。」

 

「.........!」

 

「そして相手を正すためには、相手を信じなければいけない。だから、....................................

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしも、人間がモンスター殺しだったら俺様がソイツを信じて、ハグをして、正しい道を進ませるんだ!!」

 

「.................................heh...そうだ、お前はそういう奴だったな。」

 

「ん?俺様、何かおかしな事言ったか?」

 

「いや。

 

 

 

 

 

 

 

 

..................ありがとな〔パピルス〕。」

 

「このくらい、どうってことない!なんたって俺様は、

最高にイカした兄ちゃんの、最高にCOOLな弟だからな!!ニェッヘッヘッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア視点

 

 

 

「アハハハハハハハ!!!コワレロ!コワレロ!」

 

「くっ......くそっ...」パキーン

 

とうとう私のグングニルが壊れた。

 

「じゃあ、バイバイ、お姉さま♥️」

 

フランの剣が振られる。

 

 

 

 

 

 

............ここまでね。

 

 

 

 

 

 

「.....................ごめんなさい。私では、貴女を救えなかったわ。」ポロポロ

 

せめて誰かが、彼女を救ってくれますように。

そう願いながら、目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     ズバッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかしい...いくら待っても来るはずの痛みが来ない。

 

 

恐る恐る目を開ける。

 

「いったい何が.........え!?」

 

目の前には、何本もの巨大な骨があった。

どうやらこの骨がフランの攻撃を防いだようだ。

 

 

 

 

「.....................どうしようもないクズでも変われる方法がある。

 

誰かが〔良くない道〕に進んでしまいそうなとき、正す方法がある。

 

それが分かるか?レミリア。」

 

後ろから低い声と足音がする。

 

「オイラのCOOLな弟は、ソイツを信じてハグをすると言った。

馬鹿げてる。そのときは、そう思った。その結果 弟は殺され、オイラは、ソイツに復讐をした。

間違っていたよ。それじゃあソイツと何ら変わらない。」

 

「だから............お前は間違えるな。

 

アイツを信じて、ハグをしてやれ。

 

そのお手伝いなら、

 

 

 

 

 

 

 

〔 俺 〕がやってやる。」

 

彼の...Sansの眼は、まるで宝石のように蒼く輝いていた。

 

 

           to be continued

 




はい!どうも作者のお煎餅です!

第17話を読んでくださりありがとうございます❗️

お気に入りが20件到達しましたァァァァ!

本っ当にありがとうございます❗️
(語彙力がないので感謝を示す言葉が見つかりません。)


本文の方、あり得ない位文字数が多くなってしまった。
最初、茶番まがいのことやってたからかな?

あっ...許して...私なりに頑張ってシリアス書こうとしたんです。イタッ...ごめんなさい...だから石投げないで。


感想や、意見は随時募集しています❗️

これからも「東方愛骨伝」を宜しくお願い致します❗️

でわ、また次回❕





次回、〔紅霧異変〕最終話
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