東方愛骨伝   作:お煎餅

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24話か?これ。


#24 消え行く本音

Sans視点

 

 

 

 

 

 

「でね、その時にお姉様がおもいっきり転んで頭を机の角にぶつけたの!!」

 

「ちょっとフラン!! それは言わないって約束でしょ! ///」

 

「オイオイ...カリスマのカの字も無いな。いったいどこのおぜうの話だ?」

 

「う...うー☆///」

 

「それでね!───」

 

今は吸血鬼姉妹と一緒に飲みながら、レミリアの恥ずかしい話暴露大会をしていたところだ。

 

こんなこと前にもあったような気がするな...

 

 

 

 

 

ヘックシュン!!!!

 

ダイチャン?

 

 

 

 

1つ気になって、レミリアに他のメンバーはどうしてるのかを聞いたところ、

 

美鈴は門番の仕事、パチュリーは引きこもって読書だそうだ。

 

美鈴はともかく もやしは完全にニートだな。

それをレミリアに伝えると、笑いながら「そうかもね」と言われた。

コイツは友達が好きなのか、嫌いなのか良くわからんな。

 

え?咲夜はどうしたって?

 

...............アッチを見てくれ。

 

 

 

 

 

 

魔「スタープラチナ!!!///」

 

咲「ザ・ワールドォォォォオ!!///」

 

アリ「オラオラオラオラオラオラオラァ!!!///」

 

霊夢「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!///」

 

 

観客「ワァァァァァァァァア!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

咲夜がアッチに参戦してしまった上に、霊夢も参加して、いつの間にか観客までいる始末だ。

 

 

 

おい......、そこの

「このネタまだ続けんのかよ...」

とか一瞬でも思ったやつ..................察してやってくれ。

 

 

 

 

 

 

 

「お兄様!聞いてるの?」

 

「あぁ、聞いてる聞いてる。レミリアが阿波おどりをしてたって話だろ?」

 

「違うよ!もぅ!ちゃんと聞いててよ!」

 

「どうして私が阿波おどりなのよ!」

 

 

なんだかんだオイラも結構疲れているのだ。

 

 

朝っぱらから魔理沙に連れ回されて、

 

帰ってきたら宴会の準備をして、

 

ルーミアにホットドッグ作ってやって、

 

終いには酔っ払いの相手と妹の長話と姉の癇癪。

 

 

濃すぎる1日だ。

 

 

「(ふわ~ぁ)......。」ウトウト

 

「お兄様、もしかして眠いの?」

 

「あぁ、今日は色々あったからな。疲れてんだ。」ウトウト

 

「ふぅ~ん。.......................................ねぇ、寝るならフランも一緒に寝ていい?」

 

「え!?フラン!宴会はどうするの?」

 

「そんなの別に良いじゃん! 食べたいときに食べて、寝たいときに寝るのがお兄様なんだよ! ね?お兄様!」

 

 

 

 

 

「グゥ......グゥ......。」ZZZ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア視点

 

 

 

 

 

 

「ありゃりゃ、もう寝てるよ。」

 

「...寝るのだけは速いのね。」

 

 

 

 

 

 

...............彼は、謂わば私達の恩人だ。

 

私とフランとの数百年ぶんの深い溝をいとも容易く埋めてしまった。

 

私がフランと元通りになれたのは、彼が私の背中を押してくれたから。 彼が私を「手伝って」くれたから。

 

あの細い骨の腕で、

 

あのニヤけた表情で、

 

あの青い瞳で、

 

 

......しかし、何故だろう。

 

これだけ恩を受けておきながら......

 

あれだけ仲睦まじくしておきながら......

 

 

 

 

 

私はまだ、彼に恐怖に似た感情を持っている。

 

 

コレがどこから来る感情なのか、私には分からない。

 

 

 

 

 

そんなことを考えていると......

 

 

「...............見て、お姉様。」

 

フランがSansを指差す。

 

「うん?何?」

 

私はそれを覗きこむ。

 

 

そこには座った姿勢のまま、気持ち良さそうな顔をしながらグッスリと眠っているSansの顔がある。

 

「......Sansがどうかしたの?」

 

「ここ、見て。」

 

 

 

フランは目元を指差していた。

 

 

Sansの目元は少しだけ、濡れていた。

 

 

目から零れた水は 頬を伝い、落ちた。

 

 

 

「.....................泣いてる?」

 

「うん。」

 

 

 

口はニヤニヤと笑っているのに、涙は絶えずポロポロと頬を滑り落ちていく。

 

 

「うーん.........」

 

「「!!」」

 

彼が少し動いた。

 

「...Papy.........rus............。い...かな...いで..くれ.。」ポロポロ

 

 

 

 

「「...............。」」

 

 

 

 

「..........こんなこと聞いたら、変かもしれないけど...」

 

「うん。」

 

「Sansって.....................家族は、いないのかな。」

 

「.................................。」

 

 

 

 

 

 

 

(その結果、弟は殺され、オイラはソイツに復讐した。)

 

 

 

 

 

 

 

「...............分からないわ。」

 

「私には、狂気や能力に飲まれても助けてくれる家族がいた。 でも、Sansには?」

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと..................もう、彼には家族は残っていないのだろう。

 

私に出来ることはないか?

 

 

話を聞いてあげる?慰める?

 

そんなものはどれも違う。

 

 

何も無い。「私」が彼にしてあげられる事なんて......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

............................................................

 

 

 

なら...............「私達」だったら?

 

 

 

 

 

 

 

(オイラがお前さんを信じてやる。)

 

(信じてもらえるまでやってみろ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「........................フラン。」

 

 

「ん?」

 

 

「...どうして、今の私達がいると思う?」

 

 

「え?どういう事?」

 

 

「いいから、答えて。」

 

 

「......ウーン、しっかりお話し合いしたから?」

 

 

「いいえ。答えは、信じあっていたからよ。クサい言葉だけどね。」

 

 

「うん?」

 

 

 

「私がフランを信じていたから、

 フランが私を信じてくれていたから、

 そして...............

 

 Sansが〔私達〕を信じてくれたから。」

 

 

 

「!!!」

 

 

「彼は見ず知らずの私達を信じてくれたのよ? なら、やることは1つじゃない?」

 

 

 

 

 

「彼が私達にしてくれたように、私達も彼にしてあげるの。

 

私達が彼の家族になってあげるの。

 

Sansを信じてあげるの。

 

 

 

それが、それこそが......!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達の〔 決意 〕よ!」

 

 

 

 

「........................うん、そうだね! 私が......私達がやるんだ!」

 

「.........少し熱く語ってしまったわ。」

 

「本当にね!普段なら絶対有り得ないのに。」

 

「うー☆///」

 

「...............でも、コレでやっと恩返しが出来るね!」

 

「...そうね。彼は要らないって言いそうだけども。」

 

「アハハ!言いそう!」

 

 

 

 

 

 

 

「よーし!そうと決まれば作戦その1! 一緒に寝る!」

 

「え!? いきなり!?」

 

「家族なんだから、一緒に寝るのは当然でしょ! ほら速く!!」

 

「う~っ......わ...分かったわよぉ~///」

 

 

 

 

 

「お姉様はそっち側ね!私はこっち!」

 

「...ハイハイ。」

 

「お~ぅ!良い匂い~。それじゃあ、おやすみ~。」ZZZ

 

「速っ!? もう寝たの!?」

 

 

「「............グゥ。」」ZZZ

 

 

 

 

「うぅ~!まったく人の気も知らないで......」ブツブツ

 

 

かく言う私も、もうすでに眠気がピークなのだ。まぶたが重くて仕方がない。

 

「.....................Sans。私達が貴方の家族になるから。

だから、もう無理な笑顔はよして。

本当のSansとしての笑顔を見せて。

今すぐじゃなくて良いか...ら、いつか......必...ず。」ZZZ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとよ。レミリア。」

 

 

 

 

眠りにつく瞬間、宴会の喧騒に紛れて優しい声が聞こえた気がした。

 

 

 

 

 




はい!どうも作者のお煎餅です!

イヤー疲れました。( -。-) =3

「ここまで来たら書いちゃえ!」
ってことで後半駆け足シリアスでした。

いつも通りの駄文っぷりですが、気にしたら負けです。

今回はここまで!

意見や感想は、随時募集しています❗️

これからも「東方愛骨伝」を宜しくお願い致します❗️

でわ、また次回❕
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