クレヨンしんちゃん:トルネードコール・スパイダーマン   作:じゃすてぃすり~ぐ

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ドーモ、じゃすてぃすり~ぐです。
実際久しぶりの投稿になりました。
最近始めたスマホゲームの「アークナイツ」や「キン肉マン マッスルショット」にドハマリしたり、プライベートでの用事に追われていたら結構な間がががが・・・。
ちょっと、忍殺語が至らなかったりする事もあるかもしれませんが、温かい目でよろしくオネガイシマス。
それでは、ドーゾ。


『スパイディ・ミート・ニンジャスレイヤー #7』

「チョットチョット!何なのアレ!?巨大化するとかアリ!?」

 

 巨大化した暴君竜を見ながらスパイダーマンは、そう愚痴った。

 

「アイエエエエ!?カイジュウ!?」

「コワイ!」

「タスケテー!」

『GUOOOOOOO!!!』

 

 町の人々は巨大化した暴君竜を見るなり、恐怖のあまり失禁しながら、叫び逃げ惑う。

 暴君竜も、カイジュウめいて咆哮を上げる!コワイ!

 

「まるでカイジュウ映画か何かだよ、コレ。

 それは兎も角、何とかしないと、このままじゃ大惨事は免れないゾ」

 

 暴れる暴君竜を見て、スパイダーマンはそう判断する。そして、被害を食い止めるべく無謀にもこの巨大なカイジュウに挑むのであった。

 

【クレヨンしんちゃん】

 

 

【トルネードコール・スパイダーマン】

 

 

「何だこれは・・・」

 

 同時刻、カイジュウめいて巨大化した暴君竜を見て、思わずそう呟くニンジャスレイヤー。

 

「プハーッ!やっととれた・・・おや?暴君竜が巨大化しとる!?」

 

 コメディアンの声にハッと、彼の方を見ると、目に張り付いたスパイダー・イトを取り、暴君竜を見ていた。突然のハプニングに、ウカツにも驚いてしまったが、今はコメディアンをスレイせねば!

 そう思い、コメディアンの首を狩るべくチョップを繰り出す。

 

「イヤーッ!」

「ヌッ!?イヤー!」

 

 だがコメディアンも腐ってもニンジャ。ブリッジでチョップを回避だ。

 

「イヤーッ!」

「イヤーッ!」

 

 返す刀で、マシンガンを乱射。ニンジャスレイヤーは、マトリクスめいて回避する。タツジン!

 

―カブーム!

 

『GUOOOOOO!』

 

 暴君竜が暴れ、振るった腕によりビルが破壊される。その瓦礫がニンジャスレイヤーに迫る!アブナイ!

 

「イヤーッ!」

 

 ゴウランガ!ニンジャスレイヤーは、マトリクスめいたポーズから、素早く両手をついて逆立ち。両手に力を込めて、腕の力でジャンプして、瓦礫を回避

 

「イヤーッ!」

 

 そして、くるりと回転し体制を立て直すと、コメディアンと暴君竜にスリケンを投擲。

 

『GUWAAAAAAA!?』

「グワーッ!?」

 

 スリケンは、コメディアンの足と、暴君竜の目に突き刺さる。

 

「も一つオマケだゾ!イヤーッ!!!」

「グワーッ!?」

 

―TWIP!

 

 スパイダーマンがどこからともなくやって来て、瓦礫をスパイダー・イトでキャッチ!そして、コメディアンにリリース!瓦礫は狙い違わずに、コメディアンに直撃だ!

 

―CLASH!!!

 

 コメディアンは瓦礫と共に、近くにあったコケシビル。そこに鎮座してある巨大コケシに激突!

 

「ア、アバッ!?」

 

 白目を剝いてコメディアンは気絶。そのまま重力に引かれ、落下。

 

―TWIP!TWIP!TWIP!

 

「はい、これで一人っと」

 

 即座に、スパイダーマンはスパイダー・イトでコメディアンを宙吊り状態で拘束した。

 

『GUOOOOOOOOOOO!!!!』

「っと、あぶなっ!?」

 

 ニンジャスレイヤーのスリケンにより、目をやられた暴君竜が鎌をふるい、ミサイルを所構わず撃ちながら暴れまわる。

 それに気づいた、スパイダーマンはアクロバティックに回避。ワザマエ!だが!

 

―KABOOOOOOM!!!

 

 暴君竜が発射したミサイルが、タワーに飾ってあった巨大電飾フクスケに直撃!電飾フクスケはしめやかに爆発四散し、フクスケヘッドが地面に落下する。

 

「「アイエエエエエエエエエ!!?」」

 

 その瞬間、スパイダー聴覚が悲鳴を察知した。スパイダーマンがその方向へ振り向くと、おお、ナムアミダブツ!フクスケヘッドの落下先に仕事帰りであろうサラリマンの二人が失禁しながら腰を抜かしていた。

 このまま行けば、この哀れなサラリマン二人はフクスケヘッドの下敷きになってしまうであろう。

 

「間に合えッ!!!」

 

 そうは問屋が卸さないのが、我らが隣人スパイダーマン。すぐさま、サラリマン二人のレスキューへ向かう。

 

「!?」

((アヤツ、イクサを放棄して何を・・・!?))

 

 突然、暴君竜の方向とは違う別の方向へ向かったスパイダーマンに、驚くニンジャスレイヤー。訝しみながらも、その方向を見て気づいた。

 今正に、フクスケヘッドが落ちようとしている先に、サラリマンの二人がいる事を。

 

「((何故、あのサラリマン達の方へ・・・一体何をする気だ?))イヤーッ!イヤーッ!」

『GUOOOOOOOOON!!!』

 

 暴君竜のミサイル攻撃を、スリケン投擲で撃ち落としながらニンジャスレイヤーは訝しんだ。

 やがて、スパイダーマンは素早く、サラリマン達の下へ向かうと、落ちてきたフクスケヘッドを両手で受け止めた!スゴイ!

 

「ヌゥーッ!?」

「アイエエエエエ!?ニンジャ!?」

「ニンジャナンデ!?」

 

 突如、現れフクスケヘッドを受け止めたスパイダーマンを見たサラリマン二人は、NRSを発症。しめやかに失禁。

 

「今の内に早く逃げるんだ!」

「アイエエエエエ・・・」

「む、無理です・・・腰が抜けて立てません」

 

 腰をぬかしさらに失禁したサラリマン達に、スパイダーマンは逃げるように促す。だが、腰を抜かしているのか、サラリマンは動けない。

 そこへ、暴君竜の撃ったミサイルが飛来!

 

「イヤーッ!」

 

 スパイダーマンは、フクスケヘッドを思いっきり投げつけミサイルにぶつける。

 

―KABOOOOOM!!!

 

「グワッ!?」

 

 ミサイルの直撃を受け、フクスケヘッド爆発四散。だが、運悪く近くにいたためスパイダーマンは爆風のあおりを受けてしまい、マスクが少し破れ、素顔が左目部分だけ露になってしまう。

 勿論、信之介としてのトレードマークであるノリめいた眉毛も丸見えだ。

 

「「ア、アイエエエエエエエエエ!!!?」」

 

 サラリマン達はと言うと、爆風のあおりを受け吹っ飛ばされたものの怪我は無く。このまま、この場に居続けたら命が無い!と悟り、おっかなびっくりしながら逃げ出した。

 

「・・・ニンジャでありながら、モータルを助けた・・・?」

 

 その様子を遠くから見ていたニンジャスレイヤーは、驚愕していた。

 今まで出会ってきたニンジャは、一部を除いては皆自分のエゴの赴くままに動き、モータルを食い物にする者ばかりであった。

 だが、スパイダーマンは違う。イクサの最中であれど、モータルに危機が迫れば、率先してレスキューを行う。今まで見たことのないタイプのニンジャであった。

 

((それになんだ・・・?この懐かしい感じは?アヤツの顔、どこかで見たような・・・))

 

 露になった素顔の部分を見て、何処かデジャビュを感じるニンジャスレイヤー。・・・一体何処で見たのだろうか?そう思っていると・・・、

 

『GUOOOOOOOON!!!』

「ヌ!?しまった!」

 

 ウカツ!思案にふけっていた為対処が遅れてしまい、叫び声と共に現実に引き戻されたニンジャスレイヤーの視界にはこちらのいるビルに向かって体当たりをする暴君竜の姿が。

 

―CLAAAAAASH!!!

 

 暴君竜の体当たりにより、ビル崩壊!ニンジャスレイヤーは咄嗟に、跳躍したため無事。だが、

 

『GUOOOOOOOON!!!』

 

 今度は、暴君竜が蹴り上げたのであろう、車が宙をまいニンジャスレイヤーに襲い掛かる。

 

「グワーッ!?」

 

 空中で無防備になった隙を狙われた為、上手く対処できずに直撃。そのまま近くのビルへと突っ込んだ!

 

「グ・・・ウウ・・・」

 

 車を押しのけ、立ち上がるニンジャスレイヤー。

 思考にふけり、敵の接近に気がつかなかった自分のウカツさを呪う。ウケミ・ムーブは取ったものの、やはりあの巨大さから繰り出したシュートによるダメージは実際大きかった。

 グゥ・・・。と膝を着く。その時だ。

 

『フジキドよ・・・フジキドよ・・・』

 

 ニンジャスレイヤーのニューロンに直接語りかける声。ちなみに、フジキドとはニンジャスレイヤーの真の名である。

 それと共に、ニンジャスレイヤーの影から禍々しい人型の何かが姿を表した。コワイ!

 

「・・・ナラク、何のようだ?」

 

 それを見たニンジャスレイヤーは忌々しげに、その名を呼ぶ。その禍々しい人型の何かの名はナラク。

 ニンジャスレイヤーにニンジャの力を与え、今もなお彼のニューロンに居座り続ける邪悪的存在だ。ニンジャスレイヤーの問いかけに、グッグッグ・・・。とほくそ笑みながら、答えた。

 

『ブザマよのぅ、実際ブザマ。

 思案にふけって、あのようなサンシタにも劣るオモチャの攻撃に気づかなんだとは。ワシならばすぐに対処出来たぞ?』

「ヌゥ・・・」

 

 ナラクの指摘に、ぐうの音も出ないニンジャスレイヤー。さらにナラクのドクゼツ・ジツは続く。

 

『それに、スパイダーマンと言うあのふざけたニンジャにジャマをされニンジャを二人も殺せずじまい。

 これをブザマと呼ばずして何と呼ぶ?これならば、ワシが直々に出向いたほうが実際早い』

「黙れナラク!お前が出る幕ではない!これは私の戦いだ!私がやるのだ!ひっこんでいろ!!!」

『何をだ?小童よ、言うてみよ』

 

 ほくそ笑みながら問いかけるナラクに、ニンジャスレイヤーはあらん限りの声を上げて叫んだ。

 

「ニンジャを殺す・・・。ニンジャを全て殺すッ!ニンジャ殺すべし!!!」

 

 叫ぶニンジャスレイヤーのニューロンに、ソーマト・リコールめいて子供の顔と女性の顔が浮かび上がった。

 

―フユコ・・・トチノキ・・・。

 

 かつてニンジャスレイヤーが、フジキド・ケンジだった頃に愛して止まなかった家族である。だが、あの日マルノウチ・スゴイタカイビルでその家族はニンジャによって奪われたのだ。ニンジャによって()()()()のだ。

 だからこそ、ニンジャを許す事が出来ぬ!故に、ニンジャは全て殺す!

 ニンジャスレイヤーの目に憎しみの炎が激しく燃え上がった。それを、ナラクは面白そうに眺めている。

 

『そうだ、フジキド。ニンジャを殺すのだ。ニンジャ殺すべし!ならばこそ、ワシに身をゆだねるのだ!』

「!?そ、それは・・・ダメだ。・・・ウッ!」

 

 ナラクの言葉に、ハッとしてそう言うも、クラリ・・・。とニンジャスレイヤーはバランスを崩して倒れこんだ。

 

『フム、思ったよりもダメージが実際大きかったようだな』

 

 そう言って、何処から取り出したのかフートンを敷き、その上にニンジャスレイヤーを寝かせた。

 

『フジキドよ、オヌシはゆっくり休んでおれ、ワシが手本を見せてやろう』

「ダ・・・ダメだ。だが・・・ニンジャは・・・殺したい・・・」

『そうよのう』

「ニンジャ・・・殺・・・す・・・べし・・・」

『そうよのう』

 

 ニンジャスレイヤーの、フジキドの意識がゆっくりと溶けていく。そして、残ったのは・・・。

 

【トルネードコール・スパイダーマン】

 

 

【トルネードコール・スパイダーマン】

 

 

『GUOOOOOOON!!!』

「ホンット見境なく暴れてるねぇ!オラさえ倒せれば、周囲の被害はお構い無しって訳!?」

 

 鎌を振り回し、ミサイルを辺りにばら撒く暴君竜。その攻撃をいなし、スパイダー・イトで絡め取って暴君竜に投げつけながら、スパイダーマンはぼやいた。

 

「そろそろお寝んねの時間だぜポンコツトカゲ、イヤーッ!!!」

『GUWAAAAAAAAA!!?』

 

―TWIP!TWIP!

 

 ウェブスイングで、暴君竜の真下に移動したスパイダーマンは、両手首からスパイダー・イトを発射。

 暴君竜の近くにあった電飾コケシと電飾マネキネコに貼り付ける。その貼り付けたイトを握ったまま重力に従って落ち、その反動を利用して思いっきり逆バンジーめいて飛び上がる。

 そして、そのまま暴君竜の顎にドロップキックを喰らわせた。反動をエネルギーと、ニンジャ脚力の合わさったドロップキックを喰らい、暴君竜がよろめく。

 

「よし、このまま追撃・・・」

 

―KABOOOOOOOOM!!!

 

「何だ!?」

 

 突然の爆発に、追撃を中断し、爆発音がしたほうへと顔を向けるスパイダーマン。

 そこには、ニンジャスレイヤーの姿が。だが、彼の異様過ぎるアトモスフィアをスパイダー感覚で察知。即座に、ニンジャスレイヤーと暴君竜から距離を取った。

 

((このアトモスフィア・・・、さっきのニンジャスレイヤー=サンとは違う。・・・一体彼に、何があったんだ・・・?))

『GUOOOOOOOON!!!』

 

 スパイダーマンが、前とアトモスフィアの変わったニンジャスレイヤーを見て思案していると、暴君竜が吼えながらニンジャスレイヤーに向かっていった。そして、鎌をニンジャスレイヤーに振るう!アブナイ!

 

「Wasshoi!!!」

 

 だが、ニンジャスレイヤーは難なく飛び上がって回避!そして、暴君竜の頭上まで飛び上がると、右腕を天高く掲げ、そのまま落下。

 

「イィィィィィィヤァァァァァァァァァァァァッ!!!」

『ABAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!?』

 

 裂帛の気合と共に放たれた、チョップは暴君竜の頭を叩き割った。当然、暴君竜は絶命。ナムアミダブツ!

 どうっ!と地響きをあげて倒れる暴君竜を見て、スパイダーマンは喜ぶ気持ちにはならなかった。何故ならば、

 

「フン、やはりオモチャよ。我がカラテの足しにもならんわ。・・・さて、次はオヌシだスパイダーマン=サン」

 

 ニンジャスレイヤーの殺気が自分に向いていたのだから。

 

 

【スパイディ・ミート・ニンジャスレイヤー#7 終わり】

【#8に続く】




いかがだったでしょうか。
ニンジャスレイヤーこと、フジキド=サンのピンチに(多少強引ではありますが)ナラクおじいちゃん登場。
フジキドの地の文でお分かりかと思いますが、フジキド本人はトチノキ君の生存を知りません。あのマルノウチ・スゴイタカイビルで家族含め全員殺された。と吹き込まれております(その嘘を吹き込んだのは・・・お察し下さい)
そんでもって、ナラク化したニンジャスレイヤー。・・・ちょっと強くしすぎたかな?と反省しております(汗)
このエピソドンも次回で最後になる予定です。ナラク化したニンジャスレイヤーさんに目を付けられたスパイディの運命はいかに!?
次回もお楽しみに~。
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