アイドルマスターシャイニーカラーズ 銀色の革命者   作:ヒロ@美穂担当P

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日常回。
ちなみに何気に初めて事務所を越えてアイドル達が交流します。



STAGE9 RX-7

憂鬱な気持ちで迎える授業。

「あ〜、だり〜」

「真面目に勉強しよう?」

隣の夕美に言われる夢斗。無理もない。

週始めの授業は休日気分の学生にとって避けられない地獄の1週間の始まりを告げる合図みたいなモノだ。

「もう少し寝たかったぜ……」

「頑張ろう?ね?」

「え〜」

「夢斗、やる気出せよ!」

「そう言う浩一はどーよ?」

「俺は真面目に勉強したい」

「マジで?」

「マジだ」

「嘘つけ〜」

「星名?静かにしろ」

教師が夢斗を注意する。

「怒られたじゃねえか……」

「これは俺のせいじゃねえ。お前だろが」

「津上君も夢斗君もケンカしない!」

「ごめん相葉ちゃん」

「夕美〜めんどくさい」

「どういう意味!?私が!?」

「いや授業だけど(キッパリ)」

「おい……教室出るか?」

「……サーセン」

教師に2回目の注意を受ける夢斗。何故か浩一と夕美も流れ弾が当たる。

「「ごめんなさい」」

 

 

 

 

 

休み時間。

「おい……放課後奢れ。なんでお前のせいで俺達も怒られるんだコラ」

今日は自動車部はオフ。

「食いついたのそっちでしょ」

「うぐ……。でも元はお前だろ」

「そうだよ、夢斗君が声掛けてきたじゃん」

「あ〜、そうだった」

ダルそうな声で返す夢斗。そのまま何を奢らせるのか聞く。

「何食う?」

「私はパンケーキ」

「どこでもいいからハンバーグ」

「りょーかい」

「えっ」

夢斗が素直に奢る事に驚く浩一。

「夕美はあの珈琲店でいいか。浩一はコ○スのお子様メニューで」

「おいいいい!!」

「ぎゃあああああああああ!!」

浩一にヘッドロックされて悶絶する夢斗。

「ジョーダンだって。ま、コ○スでいいだろ」

「これでいいか?」

「いいよ!」

「賛成」

次の授業に向かう3人。この後もやはり怒られる夢斗だった……。

 

 

 

 


 

 

 

場所は変わってあるスタジオ。

咲耶は写真撮影の為にスタジオにいた。

元はモデルをやっていただけあり、撮影は非常に早く進む。

「流石ですね……。何かコツってあるんですか?」

遥が咲耶に聞く。

「うーん……。余り深く考えずにやってるだけで……特には」

程なく最後の撮影も終わった。

 

 

 

その後にL'Antica全体での撮影。

「こがたんもうちょい動いて」

「うちももう少し動きたい……」

「だるいー」

個人撮影のようにはいかないようだ……。

 

 

 

 

ユニット全体での撮影が長引いた。結果、気がつけばお昼になっていた。

「疲れた……」

結華は顔に疲労が出ている。

「みんな……お疲れ」

霧子が皆を励ます。

「プロデューサー、後の予定は?」

「この後は……。インタビューですね」

「インタビューが終わったら、今日の仕事は終わりですね」

「がんばろ〜」

「まみみんだらしないよ!しっかりしないと!」

「さっきみたいな顔してた三峰に言われたくない」

「えっ」

この後一同は移動し、インタビューを受けた。

 

 

 

 

 

「……お疲れ様でした」

遥が言う。遥の前には疲れ切った表情をしているL'Anticaのメンバー達が。

「話が長い……」

「めんどくさかった〜」

「方言がわからなくてもう一回聞き直されるのが辛かったばい……」

「大丈夫……?」

「休ませてあげよう、霧子」

この後、遥が次の仕事の説明をした後自由解散。

「コ○ス行こうよ!」

「なんで?」

「新作パフェが出てるんだ〜」

「パフェ……食べたいばい!」

「皆で行こうよ!」

「賛成〜!!」

5人はコ○スへ向かう事にした。

 

 

 


 

 

「あーーっ!」

三好紗南はマ○オカート7をやってた。

彼女が持ってる3DSの上画面にはク○パが赤甲羅で足止め食らって4位まで順位を落としている様子が映ってた。

「プロデューサー速い!」

蓮が操作するヨ○シーが復帰する紗南のク○パをあっさり追い抜く。

「いや、僕はあんまりこういうゲームやった事ないよ」

「嘘ぉ!?」

結局蓮のヨ○シーが1位。

「ぐぬぬ……」

「紗南ちゃん上手いよ。僕は全然順位上げれなかったし」

「プロデューサーはちゃっかり1位なってたじゃん!」

「あはは……」

そこに現れた「永遠の2番手」と呼ばれるマ○オに出てくるル○ージの服を着た女性。

「蓮君?紗南ちゃん?」

「ひいっ!ごめんなさいちひろさん!」

「紗南ちゃんと一緒にやってて……。というよりちひろさんなんでル○ージの服を着てんですか……」

「コスプレですよ。蓮君サボりじゃないですよね?」

笑顔だが、何か重圧を感じる。

「……すぐ戻ります」

「あたしも……」

2人はそれぞれの仕事場所に戻るのだった。

 

 

 

 

いろいろあるが、こうしてそれぞれ1日を過ごす。

 

 


 

「夕美はどうする?」

「うーん、パフェ食べようかな」

「浩一は?」

「ビーフハンバーグステーキで」

「俺なんも決めてねー」

夢斗達は約束通りコ○スに来ていた。奢りは夢斗。結局、あの後毎時間怒られた。しかも夢斗に関係ないはずの浩一達も毎回巻き添えを食った。

「お前怒られねえための努力は」

「あ?ねえよそんなモン」

浩一の発言を遮り、ドヤ顔で言う。

「コイツ、ステーキの鉄板に顔突っ込めばいいのに」

「あはは……」

「俺決まり。カルボナーラ」

「夢斗君カルボナーラかー」

「前に夕美がスパ食ってたのが気になって」

「おい、どういう事だ」

「あー、誕生日の時の……」

カランと音がした。店員がいらっしゃいませといい、客を案内する。

その案内された客達は夢斗達の隣に来た。

「「「「「あっ」」」」」

「あっ」

L'Anticaのメンバー達だった。

 

 

 

 

 

 

「相葉夕美ちゃんが目の前に……っ」

結華は大喜び。

「偶然だね、夢斗」

「咲耶達は何かの帰りかー?」

「そう、さっきまでインタビューやっててね」

「ほ〜。インタビューって何聞かれんの?」

「ふふ。知りたいかい」

夢斗と咲耶が話すのを横目に浩一が結華に聞く。

「夢斗とは知り合い?」

「まーね。ゆうくんが果穂ちゃんと一緒に来てね……」

「結華、それ言わなくていいから(良心)」

「結局何があったかは果穂ちゃんしか知らないよ」

「……夢斗。絶対に迷惑かけただろ」

「いーや」

「それより夕美ちゃんとクラス一緒とはね〜。ゆうくんどうよ?」

「別にー。喜ぶのは俺じゃないし。喜ぶのは浩一だ」

「この大学入って良かったと思う(真顔)」

「へぇ〜」

「憧れのアイドルが同じクラスってまず普通はないし」

「確かにね〜」

初対面の結華達とあっという間に馴染んだ浩一達。

「そうだ!パフェ食べようよ!」

「三峰達もパフェ食べたくて来たんだ〜」

そう言うとガールズトークのスタートだ。

 

 

 

キャッキャウフフしてる女子達を見る男ふたり。

「いやー、眼福」

「うるせー」

「おま、女子についてお前何ともないの?」

「うん(即答)」

「かーっ、お前さっぱりし過ぎだって」

「俺は女はあんま関わんねえもん。俺が関わる女って夕美と母さんくらい」

「あと……」

「?」

「知らなくていい」

夢斗の声が一瞬だけ、殺気を持った声になった。

「何した、夢斗」

浩一が聞くも夢斗にはぐらかされた。

 

 

 

 

「いやー美味しかったね!」

「うん!また食べたいね」

パフェを食べ終わった夕美達がコ○スから出てくる。

約束通り夢斗が全額払った。

「割とパフェ高いんだな」

「美味しかったよ夢斗君」

「つか、夕美はパンケーキ食べんだろ……」

「あっ」

「咲耶達はこの後どうすんだ?」

「私達はこの後帰るけど」

「そっかー、気をつけて帰れよ」

「ああ」

咲耶達と別れ夢斗達は今度は珈琲店に向かう。

 

 

 

 

「いらっしゃいませ!」

珈琲店の店員の女の子が夢斗達を迎える。

「あっ!プロデューサー!」

夕美が蓮を見つける。

「夕美ちゃん。夢斗君達も一緒に?」

「うん。夢斗君が奢ってくれるって」

蓮が夢斗を見ると夢斗の顔は「奢らされてる」と告げていた。

「……夕美ちゃんは何を頼むの?」

「夢斗君おすすめの季節のスイーツパンケーキ!」

「なるほど……」

この後、3人はそれぞれ注文した。

 

 

注文した物が来るまでの間。夢斗達は話し合っていた。

「プロデューサーはなんでここに?」

「行きつけの店なんですよ。ここのコーヒー美味しいんです」

蓮がそう言うとさっきも来た店員の女の子が嬉しそうにこちらを見る。

「仕事は?」

「営業帰りだったんだ」

夢斗が蓮に質問する。

「レーサーって言っても普段何してんすか?」

「僕がレーサーをやってるのはたまに。大体はプロデューサーの仕事がほとんどだね。9割プロデュース業、1割レーサー」

「まあ、もう少しでレースあるんだけどね。来週に第2戦があるんだ」

「なーる」

「美世さんも今週第2戦」

「美世?」

「紅いGT-Rに乗っていた人だよ」

「あの人もレーサーなのか」

「うん。GT500で活躍してる」

「えっ!?」

浩一が驚く。

「美世さんは今年からGT500に参戦してるんだ。まだまだ新人って扱いだけど……。美世さんはモチュールのドライバーさ」

「すげー……」

夢斗と浩一は驚きで開いた口が塞がらない。

「お待たせしました!季節のスイーツパンケーキです!」

パンケーキがテーブルに置かれる。

夕美は美味しそうにパンケーキを食べた。

 

 

 

 


 

 

同時刻。

中古車屋には不釣り合いな制服姿の少女がいた。

「車ってどう選べばいいんだろ……?」

小日向美穂だ。学校帰りに来たらしい。

いろんな車が置いてあるが、気に入るような車はない。

「……?」

美穂はある1台の白い車に視線を向ける。

その車は今の車にはない独特なシルエットをしていた。

低いフロント部分。ヘッドライトが最初どこにあるかわからなかった。しかし、「フタ」がある事に気がついた。

「開くんだ……」

蓮のFDもヘッドライトが開くからわかった。

そしてリアの辺り。蓮のFD3Sに似た雰囲気があった。

そしてリアハッチには「SAVANNARX-7」というデカールがあった。

「RX-7って……蓮さんの車だよね」

車に詳しくない美穂でも蓮が乗るRX-7の名前だけは知っていた。

SAVANNAって何かとか細かい事はわからない。でも、RX-7という事は確か。

「217万円か……。きついかな」

美穂はこのRX-7に視線が釘付けになっていた。

 

 

 

悩んだ末に美穂は家族にも相談。結果、美穂本人の意思で購入に至った。RX-7が美穂の元に納車されたのは4日後の事だった。

白いRX-7を眺める美穂。

「私の車……」

自分の車という響きがとても良いものだ。美穂は蓮も車を持った時こんな気持ちになったのだろうと思った。

「よろしくね、ななさん」

RX-7から7を取り「ななさん」と呼ぶ。

 

 

「はっ!?」

安部菜々が周囲を見る。

「今、ナナを呼びましたか……?」

佐藤心が答えた。

「菜々パイセン、どうしたの」

「いえ、何でも……」

 

 

 

 

 

 

「蓮さんと居たい……」

目的が叶いそうだ。やっと自分から蓮へ近づける。

今東京にいない蓮を思う。

「頑張ってください。私も頑張ります」

美穂はFC(RX-7)の右フロントフェンダーを撫でた。




ユルい日常はよく書きたくなるんですよね。
そして美穂が本格的に物語に関わります。

ネタ解説です。
・事務所を越えて交流
今回346プロの相葉夕美と283プロのL'Anticaのメンバー達が交流。シャニマスも他の事務所とのコラボやって欲しいですね……。
・L'Anticaのメンバー達と夢斗
夢斗は色々あって283プロのアイドル達と知り合いになってます(何があったかはSTAGE6を見よう!)

L'Anticaのメンバー達の夢斗の呼び方
恋鐘→夢斗
摩美々→夢斗
霧子→夢斗さん
咲耶→夢斗
結華→ゆうくん

・蓮がいた珈琲店
これは「疾走のR」でも登場してます。気になる方は「疾走のR」三章を読んでみてください。なお、コラボネタなので注意。







ついに最後の主人公「小日向美穂」が動き出す。
彼女は何を思うのか。
次回、「流星の帰還編」ラスト!!
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