アイドルマスターシャイニーカラーズ 銀色の革命者   作:ヒロ@美穂担当P

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ついに最終回。
しかし物語はまだまだ終わらない。


首都高ランナー達の決意。彼らは何を選び、進むのか。
そして待ち受ける衝撃のラスト。







エピローグ
STAGEFINAL 輝く色


夢斗達のバトルから一週間後。

ここはとあるドーム。アイドル達が一同に集い、準備している。

以前遥が夢斗に手伝いを依頼したアイドルフェスタだ。765プロのアイドルや346プロのアイドル達が最終チェックを行っている。

 

 

 

「お、莉緒ねー」

「あっ、夢斗君じゃない!どうしたの?」

「俺は283プロの手伝いしろって頼まれたんだよ。莉緒ねーは何歌うんだ?」

「あたしは『オーディナリィ・クローバー』をみんなと歌うの。あたしはイケメンを演じるのよ〜」

「莉緒ねーが男装すんのかー。なんか……想像つかない」

「え〜!?」

 

 

 

 

 

「おーい、ゆうくん仕事ー!!」

「あっ、やっべ」

結華に呼ばれた夢斗は慌てて持ち場に戻る。そんな様子を見ていた貴音達765プロのアイドル達。

「彼は自由ですよね……。縛られないっていうか」

秋月律子が言う。貴音も頷く。

「星名夢斗はその名のように空高くにある星のように掴めないのです」

「……確かに。貴音も縛られないからそういうのがわかるんでしょ」

「!?」

 

 

 

 

 

 

一方こちらは346プロ陣営。

やや緊張している美穂と開演を待つ美世がパイプ椅子に座っていた。

「うう……っ」

「美穂ちゃん、そんなガチガチにならなくていいんだよ?」

「そうですけど……やっぱり緊張しちゃって」

「大丈夫、みんなだって同じ気持ちだと思うよ。あたしも心の中では怖いって思ってるよ。でもさー、こんな大きな舞台なんてまずないじゃん?」

「だから楽しもう。美穂ちゃん」

「はい……っ!」

美世の言葉で落ち着きを取り戻した美穂は振り付けの確認を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……今話した通りです。皆さん、頑張りましょう!」

283プロのミーティングが終わり、アイドル達が自分達の出番を待つ。

L'Anticaのメンバー達は早くステージに立ちたいと思っていた。

 

 

 

 

「咲耶ー?」

「夢斗?どうしたんだい」

夢斗に声をかけられた咲耶。

「咲耶達ってさ、こーいう時にプレッシャーって感じるモンなのか?」

「そうだね……。今こうやって普通に話しているように見えても……」

「内心は怯えているのかもね」

そう言う咲耶の手は小刻みに震えていた。

「なんからしくねえな。咲耶がこんなんなってんの」

「そう言う夢斗だって焦りを見せるそうじゃないか」

「なっ!?あっ、遥か!」

「でも……夢斗も焦るんだなって安心した」

「ええ……」

「天才でもミスがないワケじゃない。そうだろう?」

「だな。本当にいたら俺はソイツの事をター○ネーターって呼ぶぜ」

「ふふっ……本当に面白いな、夢斗は」

 

 

 

 

 

 

「夢斗君普通に馴染めるなー……」

咲耶と話す夢斗を見て蓮は呟く。普通の人だったらアイドルが目の前にいれば間違いなく緊張するだろう。しかし夢斗はアイドル相手でも普通にタメ口で話している。

良くも悪くも「壁」がない。ある意味夢斗のような接し方がプロデューサーとしては正しい。蓮はだいたいのアイドルよりも年上。アイドルを呼び捨てで呼んだりとそういう事があってもいい。しかし蓮はそういう事ができない。そこはプロデューサーとしては少々ズレている。

 

 

 

 

 

 

「美穂ちゃん、準備はできてる?」

「はい!私、今回楽しもうって思います!」

「うん。みんなで思い切りやろう」

蓮と美穂は歩き出す。今回美穂はソロで『空と風と恋のワルツ』を歌う。さらに蓮のサプライズで新衣装を着てだ。

「美世さんもどうですか?」

「あたしは準備万端!いつでも行ける」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてフェスタ開幕。

続々とアイドル達がステージに出ていく。まず765プロのアイドル達が出ていく。トップバッターは菊地真。

披露するのは『迷走Mind』。

 

 

 

 

「みんなー!ボクと一緒に楽しんでいってねー!!」

真の凛々しさが最大限に発揮される。観客からの歓声も大きい。会場中の視線が全て真に向けられる。

 

 

 

 

 

 

「みんなー!!ありがとうー!!」

真がステージを降りた後にステージに出てきたのは……。

 

 

 

 

 

 

 

「私の……私達の感じる風が」

「皆さんにも届きますように!」

ワンピースのような白いドレスを身に纏う美穂がステージに立つ。

そのドレスは彼女が初めてステージに立った日のライブ前に着ていたワンピースのように。

「憧れ」を「現実」にしてみせた証だった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとうございましたー!!」

美穂がステージを降りた後も歓声は途切れない。美穂渾身のステージ。

努力を惜しまなかった彼女の積み重ねが形になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台裏で待つのは咲耶達L'Anticaのメンバー達。

「みんな……行くばい!」

「三峰も頑張るよ!」

「みんな……頑張ろう!」

「本気出しますかー」

「私の全てを出し切ってみせる!」

 

 

 

 

 

ステージに立つ5人。その面構えは困難をくぐり抜けてきた「強さ」が見える。

 

 

 

「うちらの新曲……『ラビリンス・レジスタンス』を心に焼き付けるばい!!」

 

 

 

 

 

 

「僕は何度だって声をあげながら」

「行くんだ ラビリンス・レジスタンス」

 

 

 

迷いながらも。それでも抗う。一歩一歩前に進むために抗う。

歌詞の一つ一つを力強く歌い上げていく。

 

 

 

 

 

「うつむけば薄汚れた」

「クツが目に入るけれども」

「無様だと捉えるのか」

「抗いと感じるのか」

 

 

 

 

彼女達の歩んできた道は困難が常に隣にあった。

挫折しそうな時もあった。でも逃げる事は一度たりともない。

咲耶達の歩みを表した歌詞が終わり、「前に進み続ける」そう言わんばかりの歌詞に入り始めた。

 

 

 

「何度だって声をあげながら」

「行くんだ ラビリンス・レジスタンス」

「刺さった心臓つらぬく矢を」

「自分で抜きながら」

 

 

 

 

 

 

 

曲が終盤に入り、会場中のボルテージMAX。

「何度だって声をあげながら」

「行くんだ ラビリンス・レジスタンス」

「刺さった心臓つらぬく矢を」

「自分で抜きながら」

 

 

「きっと抗って彷徨っているだろう」

「君と同じでいたいよ」

 

 

「また昇って闇を打ち消す」

 

 

「あのタイヨウのように」

 

 

L'Anticaのメンバー達は高まったテンションのままに歌いきる。

 

 

 

 

 

 

 

大歓声がドーム中を揺らす。

咲耶は今までにない達成感に包まれていた。

 

 

(また昇って闇を打ち消す、か)

(本当に太陽みたいな存在だな……夢斗)

(……いや、違うか。太陽とかあらゆる星になれる存在なんだ……)

自分を動かした夢斗という存在。

彼はきっかけ次第でどんな星にもなりうる。

そんな夢斗にいつも動かされてきた自分。それは今までも、そしてこれからも続くだろう。

 

 

 

 

 

 

この後、様々なアイドル達のステージがそれぞれ行われた。

閉会式を迎えた時のアイドル達の表情は「やりきった」と主張していた。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

11月下旬。

夜の闇が包むのは栃木県日光市の中にある多数のヘアピンカーブがある坂道。いろは坂だ。

そしていろは坂を疾風のように駆け抜ける銀色の車が。

 

 

 

「やっぱぜんっぜん遅いなー……」

夢斗だ。久しぶりにいろは坂を走っている。

元々いろは坂最速の称号を持つ夢斗。そして今は「迅帝」を打ち破った「銀色の革命者」という称号を引っさげている。

 

 

 

首都高に比べるとあまりにも遅い。時速300kmに迫るスピードで走る首都高に比べるといろは坂は眠くなるくらい遅い。

しかし夢斗のテクニックは冴える。ヘアピンを確実にクリアして次のコーナーへカッ飛んでいく。

 

 

 

サイドブレーキを駆使してドリフトするエボⅩ。エボⅩが巻き上げた落ち葉が宙に舞う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エボⅩはいろは坂からしばらく走った所にある共同墓地へ。

奏夢が眠る墓だ。迅帝と戦ったあの日にも遥達とここに来ている。

 

 

 

 

 

 

 

(……カナ)

(俺は決めた。周りをぎゃふんと言わせられるようにスゲーヤツになってみようって)

(文句なんて言わせない。それが俺だって示すために)

(……俺は死ぬまで止まらねぇからさ。行けるトコまで行ってやる)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢斗が立ち去った後。

墓の周りに積もっていた落ち葉が風で巻き上がる。ヒラヒラと落ちる落ち葉の中に浮かぶ光。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「頑張って、お兄ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日に東京に戻った夢斗。

街をぶらつきエボⅩを置いていた駐車場に戻る途中。

 

 

 

「お、一番星」

日が沈み、夕焼けが見える空の中に見えた輝く一番星。

 

 

 

「一番星だよ!蘭ちゃん!」

「本当だ……」

「キラキラしてるー!!」

「ちょっ、香澄待てってば!」

「手、届かないや」

「おたえ!一緒になら!」

「お前ら待てって!誰か助けてー!!」

「やれやれ……」

「嬉しそうじゃん、蘭」

「そんな事ないし」

「え〜?見つけた時嬉しそうだったよ〜?」

「モカ、そんな事ないって」

「ひーちゃん、蘭は嬉しそうだったよね?」

「うん!ウキウキしてるのがわかったし」

「諦めろって、蘭」

「巴……」

 

 

 

 

一番星を見てはしゃぐ少女達を横目に夢斗は思う。

「星……ね。ったく、なんで俺は星に縁があるんですかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

首都高速道路。

そこはスピードに魅入られ「首都高最速」を目指す者達が集い、「走り」という物語(ドラマ)を紡ぐ場所。

 

 

 

 

 

 

 

光に照らされる銀色の車。

その車は「革命」を成し遂げる。そしてその車を操る男は天才。その技術はまるで夢のように限界が見えない。

 

 

 

 

 

 

車をすり抜けて走るその車は様々な走りを経験した。

曲がりくねったコーナーのような経験をして……それでも真っ直ぐに走り続ける。

 

 

 

 

 

 

夜空に浮かぶ一等星のように。

彼らの革命(挑戦)は終わらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

オフだった蓮は出かけた先で「ピンキーキュート」のメンバー達とばったり会い、彼女達と歩いていた。

 

 

「みんなお腹空いてない?」

蓮が3人に聞く。

「私は少し……」

卯月は小腹が空いたようだ。

「私も……」

美穂と智絵里もお腹が空いたらしく、蓮の事を見る。

「うーん、どこがいいのかな……」

蓮が携帯(スマホ)で店を調べる。その間に美穂が買った洋服の袋を持ち直す。

 

 

 

 

「あれ?美穂ちゃんにプロデューサーもいるじゃん」

「おー、デートかなー?ゆい達もまーぜーてー!」

「ちょりーっす☆プロデューサー!」

 

 

美穂達が声をかけられた方を向くと「セクシーギャルズ」のメンバー「大槻唯」「城ヶ崎美嘉」「藤本里奈」の3人が立っていた。

 

 

 

 

「唯ちゃん達はオフなの?」

「そーだよー☆」

「プロデューサーの私服初めて見た気がするんだけど」

「あー……確かにみんなとオフで会う事なかったし」

「プロデューサーの私服見てあげたいなー。いいよね?」

「ごめんね、今度で……」

 

 

 

 

「美穂ちゃんもせっかくプロデューサーといるんだしなんかアプローチかけた方いいよ?」

「えっ!?」

「キスとかどう?」

「唯ちゃん大胆すぎない!?」

「えー?美穂ちゃんが攻めないだけだと思うよ?」

唯にタジタジな美穂。

「えぅぅうううう……っ!?」

美穂はオーバーフローして……。

 

 

 

 

「……美穂ちゃん!?」

蓮も思わずフリーズした。というよりもこの場にいた全員が事態を飲み込めなかった。

美穂は勢いのままに蓮にキスしたのだ。当然、美穂は顔を真っ赤にさせている。

 

 

「えへへ……攻めましたよ、蓮さん」

恥じらいが残る顔で美穂は言う。自分の意思で「攻めた」。

 

 

 

「プロデューサー……!!」

「これはダメでしょ……」

「プロデューサーさん……」

「美穂ちゃんやりすぎだったんじゃ……」

 

 

その場にいたアイドル達からの視線が蓮に刺さる。卯月と智絵里からも。

 

 

 

 

この後蓮と美穂は中々話せなくなった。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

同時刻。

ここは富士スピードウェイ。

JAFグランプリ富士スプリントカップ出場のために美世は富士に来ていた。

天候はあいにくの雨。しかしレース中断になるような雨ではない。

 

 

 

ここはモチュールのピット。

暖気してある赤いGT-Rを横にミーティングを行うメンバー達。

鈴木からの指示を聞いた美世はいつものように準備を終わらしてマシンに乗り込む。

 

 

 

「……よしっ!!」

いつになく気合いが入っている美世。スタートはまだかと待ち遠しそうな様子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてレースが始まった。

美世のGT-Rは首位を狙うべく第1コーナーへ突っ込んでいく。雨天という難しい状況の中で果敢に攻めるマシン達。

第1コーナー脱出時に先頭にいたのは岩崎のカルソニックGT-R。

美世は岩崎から少し遅れて6番手でコーナーを立ち上がる。

 

 

 

 

 

3周後。

「行ける行ける……」

快調な様子で走っている美世。現在5番手。首位のカルソニックGT-Rを射程圏内に捉えている。美世はここからどう差を詰めるか考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

(……っ!?)

一瞬だけ頭痛がした美世。「ソレ」はよかった。

しかし……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっと?34号車がペースを上げたぞ?」

「周りが踏めない状況でただ1台、ペースアップしている!」

実況も思わず戸惑う。モチュールGT-R(34号車)は突然ペースアップ。

雨の中でのペースアップはリスクが大きい。状況次第でリターンは大きいが正直リターンがほぼ皆無な状況。

しかもGT-Rは踏みにくい後半セクションに入っている。ホームストレートならともかく、ダンロップコーナーを始めとしたテクニカルなコーナーが続いてる。

 

 

 

 

ペースアップ事態は珍しい事ではない。

問題なのはそのペースの「上がり方」だった。

 

 

 

 

 

 

 

「……なんだって!?」

首位を走行していた岩崎が驚愕した。34号車はセクションタイムを更新し続けているとピットから告げられたのだ。

1周1周確実にタイムが削れている。尋常ではない事態に岩崎も焦る。

 

 

 

 

「さぁー、34号車がっ!39号車を、デンソーをオーバーテイク!」

「うわっ……ふらつきながらコーナーを立ち上がった!見ているこちらが恐怖を覚えます!」

あまりにも不安定な走りを見せるモチュールGT-R。しかし確実に岩崎のカルソニックGT-Rに迫っていた。

 

 

 

 

 

 

 

(もう……止まらない……)

脳が焼き切れると錯覚する程の思考速度。それと同時に理性が消えていく。

 

 

 

 

「うわーーーっ!!34号車がアウトから抜いた!!」

「恐ろしい攻め!ここは退くしかない!」

「34号車が圧巻の攻めを見せるッ!原田が乗れている!!」

ハイテンションな実況がコース中に熱気となって広がる。

 

 

 

 

(あとは……っ!!岩崎さんだけっ!!)

美世のモチュールGT-Rがついに岩崎のカルソニックGT-Rをロックオン。

 

 

 

 

 

(なんて速さなんだ……このままでは……っ)

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方。

美穂と歩いてた蓮が持つ携帯(スマホ)が鳴る。

 

 

 

 

「はい、小日向です。……はい。……え」

バサッ、と買った物が入る紙袋が蓮の手から落ちた。

同時に蓮の頬に冷や汗が流れる。蓮の顔から生気が消えていく。

「蓮さん……?どうしたんですか?」

明らかに様子がおかしい蓮を心配する美穂。

 

 

 

 

電話が終わった後。

「美穂ちゃん、ちょっと行ってくる。突然……こんな事なっちゃって。本当にごめん」

蓮は美穂を置いて走っていった。

 

 

 

 

 

 

「ズルいですよ……蓮さん……!私だって蓮さんの力になりたいのに……!」

「いつも……っ。私に迷惑かけないために……」

自分を自分以上に大切に思う蓮だから。そんな蓮の気遣いが今の美穂にはあまりにも重い物となってのしかかる。

今度は自分が蓮の助けになりたい。美穂はそう思っていた。しかしまた助けられた。

 

 

 

「う……っく。……蓮さん……っ」

蓮の支えになれない自分が情けなく、美穂は涙を流した……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日起きたある出来事は走り続けてきた者、そしてこれから走り出す者の人生を変える重大な出来事となる……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、知ってる?紅いスカイラインの話」

「何それ。知らない」

「……同じスカイライン乗りとして気にならないの?」

「特には、ね」

「『紅のシンデレラガール』が姿を現さなくなった……そうだよ」

 

 

 

 

 

 

 

話す少女2人の前にあるのはアクティブレッド(赤色)のBCNR33型スカイラインGT-R。

ところどころに傷があるGT-Rを横目に話す少女達。

 

 

 

 

「なんか……退屈。バトルが単調すぎてつまんない」

「……そうも言えなくなりそうな気がする」

「なんで?」

「んー……なんとなく」

「なんとなくって……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「面白い事あるといいな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな彼女達に人生でとびきりの体験がすぐ近くに迫っていた……。

 




夢斗は進む。まだ見ぬ明日へ。
そして物語の主人公になる人物達は集う。





ネタ解説です。
・蓮のサプライズ
美穂がここで着用したのはシンデレラフェス限定SSR「日向の乙女」の衣装。
・「ライブ前に着ていたワンピース」
モバマス、デレステのSレア「はにかみ乙女」の特訓前で着ていたワンピース。
・一番星と少女達
「バンドリ!」からPoppin’PartyとAfterglowのメンバー達が登場。ぶっちゃけこれをやりたいために夢斗の名前を考えた感じです(オイ)





ついに銀色の革命者完結!
しかし蓮と夢斗達の物語はまだまだ終わらない!新しい主人公を迎えて物語はラストステージへ……!





「銀色の革命者」完

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