ロウきゅーぶ ~もう一人の委員長~   作:Mr.アヒルマン

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どうも、アヒルマンです。一か月振りの投稿となりましたが、やはり駄作のようです(笑)まあ、こいつだししょうがないよね、と生暖かい目で見てもらえると嬉しいです。それと、今回竹中チームのメンバーの名前を勝手に決めさせてもらいました。(∀`*ゞ)テヘッ
すいません、キモかったですね。それではどうぞ!


第二話 対立

「それじゃ今から体育の授業を始めるぞー。」

 

『ハーイ!!』

 

なんか、テンションが高いな‥。そんなにも嬉しいのだろうか。

 

「じゃあチーム分けだけど、掃除班の6チームでやってもらうぞ。対戦ペアは1班対2班、3班対4班、5班対6班でやってもらう。ついでに、創玄は6班に入ってもらうからな。」

 

「わかりました。」

 

「よし、じゃあまずは柔軟体操をした後15分間チームで練習した後試合するからな。怪我はするなよー。」

 

『ハーイ!』

 

よし、それじゃあ班員と挨拶を交わしておくか。

 

班員は…っと、紗季と金髪の子、それからピンク色の髪をした二人と茶髪の身長が高い女子か。

 

「せっかくだから、自己紹介でもしましょうか。」

 

紗季がそう提案すると、金髪の子が便乗してきた。

 

「サンセーイ!!私は三沢 真帆!真帆かまほまほって呼んでね!ゲッソー!」

 

「ゲ、ゲッソー?」

 

「うん!そうげんだから逆から読んでゲッソーって呼ぶことにした!」

 

「ちょっと真帆!いきなり失礼でしょ!ごめんね、神条君。ほら、真帆も謝って!」

 

「えーっ、いいじゃん別に!ゲッソーだって、こう呼んでもらったほうがいいに決まってるよ!ねっ?」

 

ねっ?て言われても・・。

 

「こら真帆!」

 

「いや、別に呼び方は好きにしてくれ、こっちも紗季と真帆って呼ぶことにさせてもらうから。」

 

「いいの?じゃあこっちも創玄って呼ばせてもらうわね。」

 

「ああ、よろしく頼む。」

 

やはり、紗季はしっかりとした女子のようだな。真帆のせいで苦労していることもあるだろうが、なんだかんだ良いコンビなんだろう。

 

「…っと、話が逸れたな。次は誰が自己紹介する?」

 

「じゃあひながするー。」

 

ピンク髪の小柄な女子が手を挙げてそう言っている。それにしても、この子は小さいな。

 

「ひなは、袴田 ひなた。みんなはひなって呼んでるから、そーげんもそう呼んでいいよー。」

 

「ああ、じゃあそうさせてもらうことにしよう。」

 

なんだか、こうフワフワした子だな。まるで小動物のような感じだ。

 

「えっと…。つっ次は私が自己紹介するね。えっと、香椎 愛莉です。よろしくね。創玄君。」

 

「ああ、よろしく頼む。愛莉。」

 

この子はやたら身長が高いな。男子としては羨ましいが、女子としてはどうなんだろうか。本人も気にしているのかもしれんし、言わぬが華、というやつだな。

 

「ねえねえ、ゲッソー。」

 

真帆が急に小声で話しかけてきたが、何の用だろうか。

 

「どうした?真帆。」

 

「アイリーンは身長の事スゲー気にしてるみたいだから、あんま言わないでやってくれよな。」

 

なるほど…。愛莉についてはなんとなく予想していた通りだったが、真帆はどうやらとても仲間思いのようだな。

 

「大丈夫だ。その事には薄々感づいていたから問題はない。」

 

「そっか。ならいいや!」

 

なんというか、変わり身がとても速いな。別に悪いことじゃないが。

 

「じゃあ次、君に自己紹介を頼めるか?」

 

まだ自己紹介をしていないピンク髪の少女に、俺はそう言った。

 

「う、うん。えっと、湊 智花です。よろしくお願いします。」

 

真帆たちに比べて、ずいぶん控えめだったな。まあそういう性格なのだろう。

 

 

「一応私も自己紹介しておくわね。永塚 紗季。このクラスの委員長をやっているわ。」

 

紗季についてはそんな所か。こっちも自己紹介しないとな。

 

「俺もしておこうか。神条 創玄だ。外国育ちだが元は日本人とのハーフだ。よろしく頼む。」

 

俺の自己紹介もこんなものか。とりあえず、柔軟体操も終わったことだし、バスケの練習でもするか。

 

「よし、そろそろ練習しようか。まず全員でパス回しの後、ドリブル練習の順でやって行こう。」

 

「オッケー!よーし、5班の奴に絶対勝つぞー!オー!」

 

『オー!』

 

やはり、小学生というのは無邪気だな。少なくとも、この子たちは穢れをまだ知らないようだ。このまま純粋に育ってくれるといいんだが…。等と考えていると智花のほうからさっきまでとは違う空気を感じた。

 

ダンっダンっダンとリズムよくボールをバウンドさせながらとても綺麗なフォームでゴールを決めていた。

 

(今のは小学生が出来るようなシュートじゃない。俺でもあんな綺麗なフォームで投げることは出来ん。どうやら、素晴らしい才能の持ち主のようだな。将来性があると見た。)

 

しかし、なぜそんな素質を持った子があんな控えめにボールに触れているんだ?この年頃の子は目立ちたがるものと思っていたが。

 

(気になるな...。だが、本人に聞くと言うのも気が引ける。ここは美星先生に聞いてみるか...。)

 

「すまない、美星先生に用があるから皆で練習しといてくれ。」

 

「解ったわ、みんなにはそう伝えておくから安心して。」

 

紗季にもそう伝えたし、俺も行くとするか。

 

「美星先生、ちょっといいですか?」

 

「なんだ?何かあったのか?」

 

「いえ、智花のことで、質問があるんですが。」

 

「智花の事で?」

 

「ええ、どうもバスケをすることに遠慮をしているように感じるんです。動きが初心者なら、下手にみんなに迷惑をかけないようにしようとしているのなら、分かるんですが…。」

 

「ああー、それな。昔色々あったみたいでさ、まあ深くは突っ込まないでやってくれ。」

 

「分かりました。気をつけます。」

 

やはり、智花の遠慮には理由があったか。だが智花が話したがらないのなら、下手に触れるのも失礼か…。そんなことを考えていると、怒鳴り声と泣き声が聞こえてきた。

 

「な、なんだ?何が起こったんだ?」

 

美星先生が血相を変えて飛び出していったし、俺も確かめに行くか…。

 

 

 

 

「もういっぺん言ってみろよ!夏陽!」

 

「ふん、何度でも言ってやるさ!へたくそがシュートするな!」

 

なんだ?いったい何が起きてるんだ?

 

「何があった?紗季」

 

「あ、創玄。実は…。」

 

紗季から聞いた話によると、夏陽と同じ班の女子がシュートを放ったが外れてしまい、それに対して夏陽が言ったことに真帆が食って掛かったらしい。

 

「あーもー、分かった分かった。じゃあこうしよう。夏陽のチームと真帆のチームで勝負するんだ。それで勝ったほうが負けたほうに何でも言うことを聞かせる。てのはどうだ?」

 

成程、確かにそれなら互いにフェアだし、特に問題は無いだろう。

 

「分かったよみーたん。見とけよ夏陽!絶対に謝らせてやるからな!」

 

「は、俺もそれでいいぜ。真帆なんかに負ける訳無いからな!」

 

「じゃあチーム分けだけど、メンバーはさっき練習した班でやってもらうぞ。そこから一人抜く形でやってくれ。」

 

これなら、さっき夏陽が泣かせた女子が試合に出る必要が無くなるのか

 

「よーし、それじゃゲッソー達!一回集合して!」

 

「はいはい、分かったから一旦落ち着きなさい。」

 

「ああ、今行く。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…それで?一体どうするつもりだ?」

 

「どうするも何も、あたしたちで夏陽の奴をぶっ飛ばす!それしかない!」

 

「一旦落ち着きなさい、真帆。あんたがやる気でも、夏陽はバスケ部のエースなのよ?普通に考えて無理だわ」

 

「なんだと~!?じゃあ紗季はどうすんのさ!夏陽が好き勝手言ってんの許すってのか!?」

 

「そうは言ってないでしょ!でも、何か作戦を考えないと負けるのは目に見えてるでしょ!」

 

不味いな…。夏陽たちと試合する前にこっちで仲間割れが始まったぞ‥‥。このままじゃ負ける事が確定してしまうし、何とかするか…。

 

「ねっねえ、どうするの?創玄君。このままじゃ…。」

 

「おー。ひな達、負ける…?」

 

「いや、大丈夫だ。俺に任せておけば何とかなる。」

 

「えっ…?」

 

「二人とも、一旦落ち着け。ここで揉めていても何も解決しないぞ。」

 

「うっ…。」

 

「そ、そうね。私としたことが、うっかりしてたわ…。」

 

「落ち着いたか。じゃあ今から作戦をお前たちに伝える。」

 

「作戦?」

 

「ああ、作戦と言っても別に大したものじゃない。それぞれ役割分担をするだけだ。」

 

「役割分担って具体的にどうするの?」

 

「簡単に言うとすれば、こちら側の一人が相手の一人をマークしてもらう。竹中は智花。鈴木は紗季。田中はひなた。吉田は愛莉。斎藤は真帆に担当してもらう。」

 

「あたしが夏陽を抑えてちゃダメなの?」

 

「ああ、他は素人同然だが竹中は恐らくかなりの実力者だ。カードの切り方を間違えればこちらが劣勢になる。」

 

「つまり、湊さんなら夏陽に対抗できるってこと?」

 

「その通りだ、紗季。上手くいけばこのまま奴らを負かすことができる。」

 

「にしし、いーじゃんいーじゃん!オッケー!あたしは乗った!」

 

「ええ、私もいいわよ。」

 

「うん。私も頑張ってみるね。」

 

「おー。ひな、頑張る。」

 

「私は…。」

 

やはり、智花には迷いがあるようだ。なら…

 

「本気出してもいいぞ。」ボソッ

 

「!!」

 

智花の迷いの原因は十中八九、以前居た学校の事だろう。なら、今はその迷いを一時的に忘れさせて試合に全力で集中してもらうことにする。その後は美星先生に何とかしてもらうしかないが…。

 

「後の事なら俺と美星先生が何とかする。だから、気にしないでやればいいさ。」

 

「・・・それなら。」

 

これでいい…。少なくとも、智花の意識は試合に向いたんだ。後はなるようになれだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーし、それじゃ今から試合始めるぞ。真帆チームVS竹中チームだ。制限時間は10分。先に三点取るか試合終了時間に点数が多かったほうが勝ちってことで。」

 

「なんだ、神条の奴は出ないのか。これじゃ俺の勝ちは決まったようなもんだな。」

 

「ふん!あたしたちにはスッゲー作戦があるんだからな!お前らなんかぼっこぼこにしてやる!」

 

「「ふんぬぬぬ…!!」」

 

「お前らの幼稚園児並みの喧嘩で時間をつぶすのも持ったいねーだろ。早くしろ。」

 

残念ながら、美星先生の言う通りだな。ここで時間を潰す訳にはいかない。

 

「ほら、さっさと始めるぞ。」

 

美星先生がそう言った後、真帆たちは自分たちのポジションへ行った。

 

「それじゃあ、試合開始!」

 

ホイッスルと同時に、全員が一斉に動き出した。

 

 




いかがでしたでしょうか?ぶっちゃけるとここまで書くのにものすっげえ時間かけちゃったんですよね…。次はもうちょい早く書けるように頑張ろうと思います。それでは皆さん。またいつか~。
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