……続きません、ごめんなさい。
地の文殆ど無し。会話文主流。
キャラクター知らないと、誰が誰だか解らない。
ただのヤケクソ。
OK?→
――ねぇ、知ってる?
――知ってる知ってる。死神の話でしょ?
――その人が一番美しい時に、それ以上醜くなる前に殺すんだって。
――恐いね。
――でも、ちょっと憧れちゃうよね。
◇
遥か上空へとそびえ立つ、超高層ビルの屋上に立つ三つの影が、吸い込まれそうなほど低い地面を見下ろしながら雑談に興じている。
「――とまぁ、学園都市の女子生徒中心に出回ってる噂は、こんな感じだぜぃ」
「神秘を否定しながら、死神は信じるのか」
「何時の時代も、噂話と恋バナは女子の活力だからにゃー」
「下らないな。神裂もそう思わないかい?」
「……思いませんね」
「「え?」」
「少なくとも、私は実在の
「「はぁっ!?」」
「……ね、ねーちん。それは初耳だぜぃ?」
「あぁ、そういえば「
「そんな重要な情報を忘れているとは、君らしくないな。神裂」
「正確には、対峙したというよりはすれ違ったという表現の方が正しいのですよ。私は、自身の目で
「どういう事だい?」
「言った通りです。私が現場を目撃したのは、恐らく三度。到着した時にはもう、「死神」は仕事を終えてその場には居ませんでした」
「それが、どうして「死神」の仕事だと解るんだにゃー?」
「上手くは言えませんが、殺害された者たちには共通点のようなものがあるのですよ。破滅的というか、自滅的というか――私の知る限りでは、まるで無意識的に世界との自殺を望んでいるような、そういった精神の者ばかりが狙われている気がします」
「だから、それ以上醜くなる前に殺す「死神」――か」
「もし実在する
浮いては消える、不気味な泡――
自動的で皮肉屋な、笑わない死神の話――
◇
それは、沢山の糸に似ている。
絡まり、集い、拡散し、途切れる事なく何かと繋がっていく。
「――またですわ、初春。これで五件目」
「「炎の魔女」による、
「霧間凪――
「またと言えば、もう一つの方もまた事件を起こしています」
「「ホーリィ&ゴースト」――こちらの方は、
「いえ、
「初春、犯罪者に入れ込み過ぎてはいけませんわよ」
「解っています。でも、ようやく掴んだ尻尾なんです。必ず辿り着いて見せますよ」
「期待していますわ」
「えぇ期待して下さい――逃がしませんよ「スリム・シェイプ」」
包帯鼬と風紀委員の追いかけっこ。
勝つのはどちらで、負けるはどちらか。
◇
その出会いは唐突で。
そして誰かの必然だった。
「うえぇ……何ですか、この超甘ったるい臭い」
「「ヴァニラエッセンス」、「蜂蜜」、「チョコレート」、「ゼリービーンズ」……まるでお菓子のお城って訳よ」
「……甘い」
「おら、だべってないでさっさと探しな。お宝発見ゲームだ――っと、いきなりか」
「地下室ですか、超ありきたりですね」
「さーて、ご開帳だにゃー」
四人の少女が辿り着いた地下室に居たのは、人ではない人型の誰か。
「――駄目だよ典助。まぁだ全然先が見えねーよ」
「誰と勘違いしてるのかは知らないけど、多分ソイツ死んでるわよ?」
「……え?」
「……うわー、キモッ」
「肌が緑とか。今時C級映画にも出て来ない超低い演出ですね」
「君たちは……そうか、僕はもうおしまいってわけだ」
「理解が早くて、お姉さん助かるわぁ」
「――じゃあ、最後にさ。お客さんになってよ」
「客? 何のですか?」
「アイスクリームだよ。んー、君にはストロベリー、君は抹茶で、君はチョコレート。最後の君は、ヨーグルトかな」
「何勝手に話し進めてんだ――って、滝壷ぉ!」
「……もむもむ……っ!? これ……っ」
「どうしたのよ……まさか、毒っ!? むぶっ!」
「……食べてみて」
「言いながら、フレンダの口に超突っ込まないで下さい! もがっ!」
「絹旗!」
「――これ、滅茶苦茶美味しいって訳よ!」
「――凄いっ! こんなアイス、超食べた事がありません!」
「……でしょう」
「麦野! コイツ保護しようって訳よ!」
「超賛成です! 麦野!」
「勝手に決めんな! 美味そうにバクバク食いやがって! 私にも食べさせろ!」
「……貴方、名前は?」
「――十助、軌川十助だよ」
心に傷を抱える者たちと、心の傷を凍らせる失敗作。
学園都市の暗部「アイテム」と、ペパーミントの魔術師の運命が交差する。
◇
待ち構えるは、二人の「最強」。
それに挑むは、「イナズマ」と「幻想殺し」。
降りしきる雨の中、建設途中の工事現場で最強の
片目を失い、身体は既に満身創痍。
しかし、残された「目」に迷いはない。
「オイオイオイ。まさかよぉ、そんな棒切れ一本でオレに勝てるとでも思ってんじゃねぇだろうなぁ、三下ァッ!」
「俺が勝つんじゃない。お前が負けるんだ」
線が見える――相手を切るべき線が見える――
打ち込むは、絶対の一打。
正に稲妻と呼ぶに相応しい、最速で、最短である、最高の一撃。
「刀」に拘っているようでは、「剣」とは言えぬ――
勝負は一瞬――その瞬間を見た者は、誰も居ない。
◇
燃える――横に大きく広がり、球状に見える外見をした娯楽の総合施設「スフィア」が、学園都市に立ち並ぶビル街の一角で炎上していた。
不思議と炎は周辺に移らず、まるで最初から燃える事を前提に設計されていたかのように、自然を忘れた無機質な都市には不釣合いなほど、荘厳なかがり火を上げていく。
事前に警告と退避を目的とした、人体には無害なガスが「スフィア」の中に撒かれ、現在この建物の中にはたった二人の人物だけが残っている。
「認めよう、最弱。お前は俺と対等だと。上条当麻、お前がこの状況で何を狙っているのかは見当も付かないが……
一人は、語るまでもなく「最強」の能力者。
強過ぎるが故に、「
「良いぜ。歯ぁ食いしばれよ、
その前に立つのは、何の変哲もない「
正義感が強いだけの、どこにでも居るただの少年。
しかし、彼には秘密があった。
右手に宿る、神をも殺す幻想の終焉。
「――俺の
――まぁ、聞こえねーんだろうがよー、ソイツでオレを殴るのだけは勘弁してくれよな、
フォルテッシモの胸に光る、エジプト十字のペンダントから聞こえた気がする声に、反応する者は居なかった。
◇
煙突のような円柱の黒帽子に、身体を覆う黒マント。白い顔に、黒のルージュ。
唇を尖らせ、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を吹いていた誰かの口笛が止まる。
「世界の敵でもなく、ぼくのような敵の敵でもなく、か」
「――しかし……居る。確実に……」
同じ時間、まったく別の場所で、もう一人がその言葉に同意した。
声など届く訳もなく、互いに認識などしていないが、両者の言葉は繋がっていた。
「自動的なぼくには、君の行動はとても不思議に映るよ」
「突然に、僕が見つけた運命の糸が切れてしまう……誰かが、世界の敵の運命を断ち切っている……」
「現在も、過去も、未来も――彼に掛かれば全てがゼロに帰る。意味も、価値も、後には何も残りはしない」
「我々は、所詮そいつらに及ばない落ち穂拾いに過ぎないではないか、と……そんな気がしてならなくなる……」
「「可能性の敵」、とでも名付けようか。「幻想殺し」、君にとってはぼくもまた、泡沫の夢に過ぎないのかもしれないね」
世界の敵の敵――
世界のシステムとなった
『――さぁ、久しぶりの楽しい
――そして、学園都市の長もまた、そんな見下ろす者の一人だ。
世界は回る。
未来へ向けて。
可能性へ向けて。
その先にあるものを――今はまだ誰も知らない。
頓挫理由
・キャラクターが多過ぎて、作者が把握しきれない。
・話が絡み合い過ぎて、作者の頭が追いつかない。
・とある魔術の方を、作者があまり読んでいない。
結論
・誰か書いて。
お願いします!(切実)