【完結】 オリ主「愛が重すぎて草www」   作:勝間 おとう党

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俺らしくて草www

『桜が咲き始めるこの時期に、僕たちはこの学校を巣立つ時が来ました』

 

 卒業式

 人生においていくつもない大切な行事

 そんな記憶に残るものを壊すのは気が引ける

 まぁ、でもそれはそれで俺らしいっちゃらしいだろ

 

『つーかこんな定例文聞いてたってつまらねぇだろ?だからここからは俺の好きなように喋らせてもらうわ』

 

 そういって事前に渡されていた紙を壇下のみんなが見えるようにビリビリに千切るパフォーマンス

 長丁場で気怠けになってた同級生たちは"いいぞ、もっとやれ"と高揚し、保護者の方たちは唖然

 先生たちは頭を抱えてため息を吐いた

 

『高校3年間ホント楽しかった。体育祭、文化祭、修学旅行。補導されかけたクリ充撲滅運動。新しく企画した音楽祭はテレビで放送されたりなんかしてテンション上がったよな』

 

 目を閉じればみんなで騒いだイベントが際限なく思い出される

 どれもこれも俺の大切な思い出だ

 でもクリ充撲滅運動でどさくさに紛れてすずかに告白した西原。テメーは許さねぇからな

 

 閑話休題(そんなことより)

 

 だけど。俺には1つだけ心残りがあるんだよ

 イベントが終わってあとの虚無感

 "なんだ。楽しいのもこれで終わりか"みたいなの

 俺はそれとは別のことも感じててな

 "あいつらがいたらもっと楽しかったんだろうな"って

 

 中学からの進級組は覚えてるか?

 

 高町なのは

 フェイト・T・ハラオウン

 八神はやて

 

 かつて月村すずか。アリサ・バニングスと5大女神なんて大層な名前で呼ばれてたうちの3人だ

 

 この3人が今なにしてるか知ってるか?

 まぁ、プライベートに関わることだから詳しくは話せねぇけどな、あいつら今すげぇことしてんのよ

 胸張って自分の道を歩いてる

 なにが1番すげぇって小学生のうちに自分の道を見つけて中学卒業とともに進みだした

 周りは"高校までは出た方がいい""そんなに急がなくても"って説得したんだけど、あいつらは周りを説き伏せて自分の意志を突き通した

 

……………………………………………

 

 俺も誘われたんだよ

 "一緒に行かない?""助けてくれなへんか"って

 だから俺は親に相談した

 けどよ、なに考えてんだってすげぇ怒られた

 お袋からは昔それで死にかけたのにってヒステリックに叫ばれて、親父からは人生はまだ長いんだから今じゃなくてもいいだろって諭された

 その結果が今よ

 

……………………………………………

 

 臆病者だ。俺はただ逃げただけだ

 自分の征く道さえ選択できずに周りに流されただけ

 

 もういやだ!

 周りに流されて後悔に駆られるのはッ

 

 もういやだ!

 あいつらがいねぇって孤独を感じんのはッ

 

 もういやだ!

 選択できなくて脱力感に打ちひしがれるのはッ

 

 いやなんだよ

 あいつらとの思い出が過去のものになるのがよ……

 

 ごめんな

 たらたら中二チックな演説を聞かせて悪ぃな

 だけどもうちょい付き合ってくれ

 

 これは決意表明だ

 道は、とっくの昔に見つけてた

 ただその道を踏み出すのが怖かっただけだ

 

 まだ18のガキになにができる?

 知らねぇ!

 

 あいつらと違って才能がない俺になにができる?

 うるせぇ!

 

 できるできないじゃない

 俺は、俺のやりたいことを全力でやるだけだ

 

 たとえその先がどんなに苦しくても大丈夫

 だって俺には幼馴染みがいるんだからな

 

 

 

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 告白といったら"卒業式に伝説の桜の木の下とかで〜"とか憧れるだろ?

 俺もさ、告白するならいろいろあった体育館がいいと思って学校に行ったのよ

 そしたら警備員に捕まって怒られた

 "母校とはいえアポなしで来るなんて非常識か""急に来た卒業生に付き合ってやるほど暇じゃない"ってよ

 もうぐぅの音も出なかったは

 

 はぁ……

 最後まで格好悪ぃな。俺は

 でも俺らしいと言えば俺らしいか

 

 ……………………………………

 

 なんかあれだな

 いろいろ考えてたんだけどもういいや

 最初から格好悪い男だからな。俺は

 だから開き直るわ

 

 人付き合いが上手くない

 

 仕事も早く出来ない

 

 家事も要領よくこなせない 

 

 身体能力も高くない

 

 頭も良くない

 

 そんなないない尽くしの俺だ

 だからお前たちがいないとなんにも出来ない

 依存とか、盲目になってるのかもしれない

 でも、それでも、そうだったとしてもこれは間違いじゃねぇと心から言える

 

「俺は、  お前たち(幼馴染み)に出会えて幸せでした」




1年かけてやっと終わらせられた

このような僕の拙い物語を読んでいただき本当にありがとうございました
では、またどこかで
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