戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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一次会 終了

「さて、那珂ちゃん?」

「うぅ、、もうアイドルも固まらなきゃいけない時代なの…?人数そろえてユニット作らなきゃ売れないの?結局可愛さよりネームバリューで売り出すの?」

 

「お前アイドルグループに謝れ」

 

あれだって努力の結果なんだよ

きっと、多分

可愛い子にまとめてそこそこの子を数揃えに使うようなせせこましい事してんじゃないんだよ!

最終的に整形とかで可愛くしたんだよ!

 

まぁ、那珂ちゃんにお叱りを食らわせたあと、

 

先輩先輩と壊れかけのレディ(たりない)

の如く繰り返している姦しい奴を無視して、

他の艦娘の方へ向かう

 

「司令官、長いようで短い二月だったの

もう別れとは、ままならないものじゃ」

「そう言ってくれるだけで充分だよ、初春」

 

初春を撫でながら答える

 

正直どうしようもないとも思う

 

二ヶ月三箇所で半年間錬成なんて

速成レベルではすまない、もはや培養だ

 

二年間教練する提督組最速コースでも4倍、一般コース(士官としての提督補佐、鎮守府運営見習)からすると実に約10倍速だ

 

おかしい、あきらかにおかしい

 

「無理のある事は妾とてわかる

そもそも艦魂として設計ミスには詳しいでな、、妾自身がかなり無理のある艦故に、まぁ無理を通したもの繋がりじゃ、縁があればまた手を貸そう」

 

「艤装は龍太君に後を引き継ぎました、今後は彼の指定メンテ艤装となります、、よろしく」

 

最後に握手を交わす

 

「餞別にコレをやろう、女物じゃから使う事はなかろうが、置いておくも持っているも自由にせよ」

 

初春から受け取ったのは

扇、ってか重っ!

 

「普通の扇は竹じゃがな?それは艦娘らしく鋼製、一応の武器としても使い得る……女の扇は古来武器としての剛性よりも雅さを期待するものじゃが……」

 

ボヤかないボヤかない

我慢してくれ、、というかそれ目的か

扇を更新したいからくれたのか?

 

「顔色を少しは隠せ、見え透いておるぞ?

それに男の貴様ならそれくらい振るうのは訳もなかろう、持って居れば、見栄は兎も角、護身武具としては使えるというておるのじゃ」

 

「なるほど、ありがとう」

「構うな、それにお主の考えてあったことも

目的としてない訳ではない…ただ

妾が艦娘である以上、普通の扇よりも

鉄扇の方を渡されるのは自明よな」

 

フフッと自嘲気味に笑う初春

 

「初春、俺さ、隼鷹と約束したんだ

いつかこの戦争を終わらせて

あの子が客船になれるようにするって

だから、君も

鉄製じゃない普通の扇で、鋼材不使用の衣装で舞える日がきっと来る、いやそんな日を作ってみせるよ」

 

「む……

大きくでたな、提督…まぁ良い

その意気に免じてやろう

ではな」

 

 

初春は食事の方に戻っていった

 

「ふーん、へー、ほーん」

 

青葉邪魔

 

青葉笑やめて

 

カメラ向けてんじゃねぇ!

 

この後、青葉をシバいて

(峰打ち)

陽炎とお別れし、

一部大型艦にメンテのコツを聞かれたりして、

 

「夕張」

「な……なんですか?」

 

「バレバレすぎ、演技ならもっと上手くしないとね、声が揺らいでいる、目が赤くて涙の跡がある、それに手が震えてるよ」、

 

「あ……なんでバレるんですか」

「俺が夕張の事を見てるから?」

 

「そこ疑問形にしないでくださいよ……それにコレは泣いてた訳じゃなくて」

「タマネギでも切ってたか?」

「違います!」

必死に抗議して来る夕張を交わして

俺が常に携帯している小型モンキーレンチを渡す

 

「これ、多分使えるからあげるよ」

「え……」

 

「メンテ技能、磨くんだろ?

だったら常にレンチくらい持ってないと」

 

「……貴方は…なんでそんなに私を的確に泣かせるんですか!」

「早く二級技師にしたいから

それと、、鯉住君と明石にもよろしく

お前たちは一級になり得る原石だからよく研磨しとけよ」

 

笑いながら夕張の元を離れる

小型艦なのに大型艦レベルの武装を載せた実験艦夕張は手先も器用で感覚に優れてもいる、磨けば十分に育つだろう

 

鯉住君は、色々おかしい、以上

 

明石は、すごく早い、クレーン三つしかないのにどうやって6隻同時修理ができるのかな

よくわからない

 

みんな最高の才能を持ってるから

腐らせたくない だからしっかりと観察しなきゃならない

それくらいわかるだろ?

 

「夕張は賢い子だからな…」

 

さっさと離れておく

たかが技師提督一人いなくなった程度で調子を崩すのも考え事だからな

 

夕張には一応対処を用意した

明石と鯉住君には必要ないだろう

 

「提督?調子はいかがですか?」

「すこぶるいいよ、どうかした?」

 

白雪ちゃん……であってたっけ?

吹雪型の子だ

 

この子は比較的、艤装の使用が丁寧だったからか仕事が楽に終わってありがたかった

 

自己管理ができてるっていいよね?

 

少なくとも俺はいいと思う

 

「提督、みんなと一緒にお菓子を用意したので

召し上がって?」

 

「ん、ありがとう、頂くよ」

 

クッキーか、甘くて美味しい

白雪が作ったのかな、

 

チョコよりも携帯性高いからな

クッキー、便利でいいよね

 

え?そうじゃない?味の感想?

まぁクッキーだし、

バニラ風味のよく生地が練られたクッキーだよ?練りが足りないと焼き上げる時にボロボロになりやすいから、

上手い物だよ、手慣れてるね

 

「どうですか?」

 

「美味しいよ、上手くできている」

実力を褒められるのは嬉しいようで

「うふふ……」

とこっそり笑っていた

 

「ありがとう、白雪さん

俺はもう行かなくてはならないんだ」

 

時間的にもそろそろ駆逐艦の子は厳しいだろうし

 

「あは、勿体ない

でも、しかたありませんね

しばしのお別れです」

 

「さようなら」

 

白雪とお別れして、席へと送った

 

その十数分後

 

「そろそろ宴も闌と言ったところですが、潜水、駆逐艦はそろそろ就寝時間でーす!よって!

22:00から有志で二次会として、解散しまーす!」

 

金剛っぽいセリフだったけど

誰だったんだろう

 

まぁ良いか、と部屋に帰った

俺は二次会に参加せず

そのまま眠った

 

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……
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