戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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ロリコンではありません


鎮守府の名に誓って

「司令官!」「ていとくっ!」

「テートクー!」

 

「まてまて、みんな一斉に話しかけるな」

 

俺は聖徳太子でもプレデターでもガンダムでもないんだ、一斉に話しかけられても答えられない

 

「ここは戦艦にゆずるデース!!」

「大人気ないよ金剛さん!」

「ぶーぶー!」

 

前に出過ぎた戦艦が集中砲火されてらぁ

 

「おいおい、あんまりいじめてやるな」

まずは、、響

「一応だが、大事に使ってくれるようで何よりだ」

ゆっくりと帽子を取る響の頭を優しく撫でる、感触いいなぁこの髪、サラサラだ

 

「ぁ……」

「テイトク!ロリコンの誹りを受けたく無ければ下がるデース!」

「それは受けたくないけど…」

 

「………」←無言の瞳

 

「これは流石に、なぁ?」

 

「たしかにberry cuteなのは認めマス!でもあまりに幼いデース!」

 

「それは、私の歳のことを言っているのかい?」

「その通りデース!」

「なら私は金剛より少し低い程度だよ?

少なくとも18は超えている」

 

「なっ!……」

人間の結婚可能年齢を超えている……

それを低いというわけには流石に行かないか?

 

「私もr18作品に登場出来る艦娘の一人なのさ、残念だったね」

 

「そんな……金剛型の優位が…」

そういえば金剛って100年以上前に建造され「それ以上ダメデース!」

 

進水日を誕生年月日とするなら1920年以前の艦は金剛とか神風とかなんだが、あと天龍、長門もそうか?

 

どうしても年齢計算って複雑だよなぁ

時雨も何歳なのかわからんし、如月とか本当に駆逐艦なのか?って性格してるし

 

[それは流石に傍観できないよー?提督?]

[川内……]

[ロリコンさんなんですか?]

[五月雨……]

[私もロリコン呼ばわりは避けたいわね」

[ズイ (ง˘ω˘)วズイ…]

 

[なんで私だけおかしいのよ!]

 

[ツッコミ役だから][それが期待されてるから][第四の壁の向こうからの要望です]

 

[もう泣いていいかしら?]

 

「テイトクーッ!」

「おっと、すまん金剛、聞いてなかった」

 

「そんな、渾身のバーニングラヴを…聞いてなかったで済ませられるなんて……」

 

バーニングラヴ?ダンクーガのOPなんて歌ってたのか?それにしちゃ早く終わったが

まぁ、本人がヒントをくれたんだ

それを元に誤魔化そう

 

「金剛の思いは伝わったよ」

「提督っ?!」

 

金剛が喜色満面になる

よかった、これであってたみたいだ

 

「良かったらまた、聞かせてくれ」

 

「二人っきりで聞かせてくれだなんて…」

金剛のテンションが上がった

金剛はスーパーハイテンションになった

 

「夜まで待ってほしいデース!」

「夜……?わかった、待っているよ」

 

「提督?金剛さんをそういう目で見てたのかい?」「提督、帰ってきて早々に風紀を乱してどうする」

 

今度は金剛以外の面々の視線が刺さる

 

いやこれであってるやろ!なんでや

なんで間違ったみたいな反応になっとるんや!

 

「ほら、それは置いといて

はやく着任挨拶だけしちゃいなよ」

 

「おっ、おう…わかった」

 

執務室へ移動する、艦娘たちは一部を除いて鎮守府の機能回復に向かったようだ

俺は執務室へ入り

「失礼します」

 

「どうぞ、代理官の辺 優那(ノベノユウナ)と申します、こんな名前ですが、男です

さぁ引き継ぎを行いますよ」

 

「神巫蒼羅少佐!本日を以って鎮守府に着任しました!」

 

「辺 優那中佐、現在時刻を以って、神巫蒼羅少佐に指揮権を返還します」

 

「拝領します!」

「………ふぅ」

定型の挨拶を終えて、二人で茶を飲む

 

「やはり、美味しいですね」

「大本営では茶汲みをやってましたからね、、何が悲しくて提督代理なんて職をやるのか…」

 

茶汲み役とかあるのか?

「ありませんよ、ただすぐに片付けてしまって仕事がないから将官によく呼ばれるんです」

 

会議付きにね?と笑う優那さん

女性士官用の服に着替れば多分女性提督と言われても騙されると思う、

 

「提督の指揮権はもう貴方へ戻りました、書類等の引き継ぎは私が用意した物があるので、よく確認して置いてください」

 

「はい」

 

「あと、私の仕事はあくまで鎮守府の維持、ですので鎮守府近海以外は出撃を行なっておりません、故に大体の海域を深海棲艦に奪われていますが…そこは代理官の知ったことではありません、提督の腕です」

「なかなか辛辣ですな」

 

「そのくらいしないと提督代理はできません、仕事ですから、厳密に…ね?」

 

「はぁ…」

「もう、いけませんよ?不幸妹が言っていませんでしたか?不運は努力で埋める物です」

「わかりました、、では

今まで半年、ありがとうございました」

 

「お疲れ様でした」

 

俺と入れ替わりに退室する辺さん、

なんというか、

女性から男性かわからない人だった…….

 

と思ったら戻ってきた

 

「提督、この鎮守府、、デフォルトでは1745番目の鎮守府、提督個人でつける称は以前、黒杉でしたが、提督はどうしますか?」

 

「ーん、、どうしましょ?」

「名前をつける時は人や艦娘、武装にちなんだ名前にする人が多いそうですね」

 

「うぅ、、、ん、!」

「お決まりですか?」

 

「創海鎮守府、ってのはどうかな?」

 

「表記は?」

「造る、創造するって字の創と海で創海、意味は…争い無き平和な海を創る、赤い海を破壊して、いつか青い海を創る鎮守府」

 

「成る程……爽快な気分になれそうですね」

「メントール噛んでください」

茶々を入れないでほしいなぁ、

 

「じゃあ改称報告については私が行いますので、サヨナラ!」

代行官はその言葉とともに、

執務室を出て行った

 

 

鎮守府の名前に込めた意味は、

創海、爽快、蒼海、創壊

本当はもう一つ、蒼羅(そうら)羽美(うみ)で、創と海、姉さんの名前だ…

 

ダメかな?

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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