さーて、最近は手早くやることが多かったメンテもしっかり出来るぞぉ、、
工廠に到着した俺はドライバーやレンチを取り出し、ポーチにセット、メンテ装備をフルで揃える
機械って良いよなぁ、人と違って裏切らないし
何より俺を置いて行ったり
利用したりしない辺りが最高だ
ネジをゆっくりと回して各パーツを外す
ゆっくりとやらないとパーツが脱落して傷がついてしまう、それは困る
色々と困る、何故って?組み直す時に歪んでいるとうまく噛み合わないのさ
ねっとりとしたグリスを塗って摩擦率を下げてからネジを抜き、パーツ間をズラすのではなく外す、ズラすと擦れるからな
装甲を外し、複雑な内部構造を見る
その状態から劣化率や回線の構造を見て、どこを優先するかを決めるのだが
やはりかなり長い期間メンテナンスをしていないという言葉は事実らしく、線にも幾らかの傷みが見える
「これはこれは、、実に磨き甲斐のある事だ…」
艤装のパーツ同士の接続面を機械用洗剤(マジで専用のがあります)を含ませた布で拭き、コーティング剤を塗布して再結合、もちろんパーツの測定も行う
「うぅー、、ん?ちょーっと劣化してるなぁ、これは交換かなぁ?」
配線基盤を外して基盤自体を交換、ショートした痕跡も見つかっており、ぶっちゃけ寿命もそこまで長くなかったから思い切って交換ということにしました
半田ごてが火を噴くぜー!
いや吹いたらあかんのだが
まぁ、取り敢えず交換を完了して
さらに細かく点検を行う
二度手間になることも多いけど、結局これが一番わかりやすい方法なのだから
電子回路系統の劣化パーツを交換しおわったので、今度は構造体のがわに行く
長門型はメンテナンス性があまりよろしくない関係で装甲やどには手を入れずらいため
こういう分解などのついでにやってしまうのが一番なのだ
楽しい楽しい、、
何よりこんなに一人でテンション上げても誰も来ないのが最高だなぁ……
時間も自分で調整すれば良いし
その後、結局メンテに夢中になり過ぎて半日潰してしまったのだった
「で、戻ってきても真っ当に食堂を使ってくれないんですね!」
「ほんとすみませんでした間宮さん」
「私は書類の処理するのに必死(八つ当たり)になっていたんですが、そこの辺りってどうなってますか提督」
「申し訳もございません大淀さん」
「答えになってません、考えたんですか?私のこと、具体的にどうなんですか」
「………」
「私は所詮任務に出られない居残り娘ですよ、ねぇ提督?つまりそういうことなんでしょう?時間なんて気にする必要無いんだから構わないだろと、そういうことなんでしょ?」
「食堂は必ず毎日使うって言ってましたよね?約束ですよね?、提督はご自分で約束を覚えていられないのですか?私との約束なんて大したことはないとお考えですか?」
「うぉぉぉ、、艦娘の闇が深い…」
このあと、説教で日が変わる事になるとはだれも予想だにしていなかっただろう……
「助けてながえもん」
「えはつけて欲しく無いぞ、提督
いいか艦娘というのは自分の名前に誇りを持っているものも多い、迂闊に呼ぶのは侮辱に当たる事も」「もう説教はやだぁ……」
半泣きどころか全泣きで崩れ落ちる俺を、流石に哀れと思うたか
「う、、済まん」
とあっさり引いた
こういう状況判断有難い
「でも、でも、、仕事が多いんです
たまには思いっきりメンテしたいんです!」
「それはわかるが、それでも仕事はきちんと終わらせてから遊ぶべきだ、その分別が付いているのが大人であってだからこそ社会人と呼ばれるんだぞ?」
「仕事はこなしてるんだよぉ〜!」
「ただそれ以上に増えるだけで、と?」
「全くもってその通りでございます
まぁ現状追いついてるけど
イベントとかあったら到底間に合わないな」
主に練度が足りない、
武装はそれなりに足りてるけど
コロラド指数高いイベント出て欲しく無いなぁ
ちなみに、コロラド指数とはレベル1の時点で戦線投入できる(そのイベントで実装されたレア艦などの)艦を艦隊編入して周回した際(ここではコロラド)、目当ての艦が出た時のコロラドの練度で表される値
要は限定艦の出にくさを示す数値である
コロラドの練度が53の時
目当ての艦が出たのなら、そのイベントにおける目当てのドロップ艦の、またはそのイベントのコロラド指数は53である
資材消費量や周回の回数と違って計算の必要がないため非常に扱いやすく、またわかりやすい数値であるため
イベント実装のたびに○○指数として登場する
「掃海は定期的にあるんだ、嘆いていても仕方がないぞ提督」
「分かってます……」
最近は艦娘の強化も進んでるから相対的に弱体化する初期の鬼、姫は道中配置が増えてきてるからなぁ…
E-5だかで気を抜くと艦娘たちが戦艦棲姫のお尻叩きに熱中して旗艦倒し忘れるとかあり得るからなぁ……
稀にある悲しみってやつよあれ
最近頻発する姫道中配置、お仕置き部屋のレ級、かさむ入渠費用、うっ頭が
「提督、気分が優れないなら医務室に行くか?人間用の治療器具や薬剤は医務室にしかないからな」
「いや、問題ない…嫌なことを思い出した」
「そうか、、本当に問題ないんだな?」
「あぁ、もちろんだ」
しばらく俺の目を見つめていた長門だが、フッと視線が緩む
「そこまで言い切ったなら問題ないだろう、
「信じられたなら応えない訳には行きませんね、、さて、書類の山、上等じゃないか
崩して採掘してやる!」
「それでは出てくるのはインクくらいだと思うがな」
「冷静にツッコまないでくださいよ」
「「はははは!」」
その後、無茶苦茶仕事した
今回の主役:×ながもん ○ながと
感想やメッセージとかでたまに名前書いてくださる方がいらっしゃるんですがね、
名前が無駄に長いせいで
一度打てば指の重さが倍に、二度打てばさらに疲れ三度打てばそのさらに倍、やがて疲れに耐えかねた相手は詫びるようにキーボードから手を離す……故に魚介
とでもよんでください、、魚介にイカは含まれませんは流石に長いので
600話記念番外編は
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テンプレ転生者(ヘイト)
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戦争が終わった後の話を!
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しぐ……しぐ……