「龍田さん?」
「うふふ〜」
その立派すぎるモノは俺の視線を書類から逸らすために置いているのかな?
[ふーん、へー]
[やめい]
川内は黙らせておく
「あの、、書類終わらせたいんだけど」
「なんで私に言うのかしら〜?」
「正面から見つめられていると緊張するので」
その立派なナニカをですね、机の上から撤去して欲しいんですよ
という俺の心の声は届かなかったようで
「なら目を瞑ってるわね〜」
とにこやかに言われてしまった
何か間違ってると思う
そもそもそれは対策にならないだろう
「提督、資材の量の確認に……龍田さん?」
蒼龍と夕張が執務室に来た
「提督?………」
「その冷たい目をやめてほしい」
「やめるのはそのセクハラの方だと思うよ」
あ?俺はセクハラなんてしてない、
「おい龍田、お前何俺の後ろに回り込んで押し当ててやがる」
「何かしらね〜、うふふ〜」
怖いです、龍田さん怖い
「いやとにかく離れろ」
龍田は無駄に早い反応を示して俺の背中にくっつき続け、抵抗する俺は傍目から見るとその感触を最大限に引き出しているように見えるわけで
[ねぇ提督、流石に我慢できない時って
あると思うんだ…」
魂側に引っ張り込まれた
「提督っ!このっ!浮気野郎!」
「ぬぐおっ!突然殴るんじゃない!」
「殴ったら悪いの!?制裁もなく修正された浮気野郎なんているわけ無いでしょ!?」
「ガンダムのブライトさんはそんな醜悪なシチュエーションで話しとらんわ!」
川内にのしかかられる、いや軽いけど
さすが軽巡、軽い
勢いを使って押し倒しすつもりだったのかもしれないが、軽すぎて俺のパワーだけでも普通にひっくり返されてしまった
「おい川内!そもそも話し合いを先に取るべきだろ!」
「何度も話し合おうとしたじゃん!」
[で、この痴話喧嘩いつ終わるの?]
陸奥じゃん
「陸奥!?ちょっとまってて!」
すぐ終わる、とばかりに出力を上げなおしたのだろう川内が、俺を抑え込み
「なんども!なんども言おうとしたよ!でも全然聞いてくれなかったじゃん!」
「いや何の話?」
普通もうちょっとなんか目立つアクションあるよね?
「ずっと言ってたよ、ずっと
そもそも、私の力なんて貸してる時点でおかしいって思ってよね、、私だって限界はあるよ」
「好きって、ずっと言ってたじゃん!
ずっと、無視されて
挙句他の女ばっかり優先される私の気持ちわかる?!」
「ええっと、、すまん」
「正直刺したくなったよ!背中からザックリ!」
「めっちゃ怖いなそれ」
「でも出来ないじゃん、ここに川内はいないし、提督自身を動かすこともできないから」
ここまで言われてようやく大体わかった
「川内、お前、本当に俺の事好きなの?」
「ずっと言ってたのに……」
「そっかぁ、、本当にずっとそうだったんだ、、すまない、今までないがしろにしていたね」
「提督っ!」
川内がキラキラ状態でこちらを見てくる
が、、
「ごめん、川内、今の俺はお前の期待に応える答えを出せない」
「…え?、提督、もしかして」
「いや、他に女がいるわけじゃない、お前のことが嫌いなわけでもない、ただ」
「ただ?」
「俺はこの世界からいつ消えるかわからない、だからこの世界に悔いを残すわけにはいかないんだ」
「………どういう事?」
「そういう事だ、俺の存在そのものが別の世界から来たもの、だから戻るのか、さらに別の世界に行くのかは不明だが、いつかいなくなる存在なんだよ」
「……提督、そんな事隠してたんだ」
「隠してはいない、俺はただ」
「隠してたじゃん!やだよ、
いなくならないでよ、提督」
俺の上に載っているだけの状態だった川内が、俺に抱きつく形になる、
「いなくなっちゃうなんてやだ
一緒にいたいの、、彼氏彼女、じゃなくてもいいから、一緒にいたい」
「だからって、俺に抱きつくのは意味ない気がするが?」
「近くに居たいっていう気持ちの表れだからいいの!」
「いや、抱きつくなと言っているわけじゃ無いんだよ?」
体の上の川内を、優しく抱きしめて
「今の俺はここにいる、だから
今は、抱きしめることも出来る
でも、俺が居なくなったら、川内は、今まで得ていたものを失ってしまう
それはとても悲しい、それでも良いのかい?」
「うぅぅ……やだ…」
ぎゅうう、と力を強める川内、、
[で?本当にいつ終わるの?]
[終わったら貸してください、刺すので]
[あら?まずは‘おはなし’しなきゃでしょ?]
二人とも怖いんだけど、大丈夫?
俺死んでない?
[私も刺すから、ザックリ」
瑞鶴まで、、
[私も、丁寧にしっかり刺すよ!、速くなくってもいいから]
なん……だと、
[地獄にようこそ…提督、包丁を用意してお待ちしております]
大和まで…というか
「お前は形的にシャレにならんからよせ!]
誰が好きこのんで刀型のやつに刺されに行くか!
[刺します、徹底的に、ミンチになるまで]
「それ潰れてるから!」
川内をどけて逃げようとする俺だが
それより速く川内が力を強め、
「痛いたい!川内ちょっとマジ痛いって!」
「痛くないっ!愛の強さ!」
俺の第一種軍装の胸元に顔を埋めた川内が叫ぶ
「いや痛いよ、それに愛にしてはちょーっとトゲトゲしくないかな?」
「トゲトゲしくなんか無いもん!私だって柔かいし!」
「何がっ!?」
「なにって、そりゃ…、///」
「はいはい、どきましょうね」
力の抜けた川内をどかして
起き上がる、、
「説明はまとめてするから、みんな来て!」
その後、刺されては治すループを50回ほど行ったのは想像に難くないだろう
回復魔法ですよ?
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ストーリーを進めよう
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戦争が終わった後の話を!
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しぐ……しぐ……