戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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今、帰宅だ!

最近は家に帰る時間に投稿してるから残業時間が丸わかりだねwww


雪のような

刺されては直しループから脱出した俺は、執務室に戻り、

 

「ねぇ提督?」

「うふふ〜」

「提督は解体がお好みですか」

 

「こっちも修羅場かよ………」

 

ようやく向こうで終わったってのに、

 

注、体感一日以上

 

「龍田、離れて」

「は〜い♪」

 

ゆっくりと俺から離れる龍田

「ようし、、そのまま…」

「むぎゅっ♪」

「ッ!」

 

このっ!微妙にありがたいせいで怒れないじゃないか

 

[どうも刺し具合が足りなかったみたいね]

[睦奥さん、どうにかしてください]

 

「提督?」

視線がさぁ、それ向ける先間違ってるよね?俺じゃないよね?

 

[じゃあ、体を借りるわよ]

[おう]

 

「はぁ、、本格的にそろそろ離れてくれ、正直に言わせてもらうと邪魔だ」

 

睦奥さんもなかなか容赦がない…

 

「さて、執務完了までは入室禁止とするよ」

 

脅しにかかったか……

 

「それは流石に怖いからやめておくわ〜」

 

龍田さんも敗色を見抜いたか

さっ、と離れた

 

さすがだな、ベテラン

なんとも動き出しが早い

 

「提督は中に何を飼ってるのかしら〜?」

「なんだ?寄生虫の類はいるとは思うが」

 

睦奥さんや、

 

「そういう類じゃなくて、もっと根源的な物ね〜、いるんでしょ?」

 

[目が鋭いです怖い][これは怖い]

[こっわーい!]

[最後のせいであんまり怖く聞こえないな]

 

「俺がケダモノだと?…正直に言えば

衝動を隠すので精一杯だが、お前が挑発して来たんだろ?なら覚悟は出来てるな」

 

「ちょっと提督〜、おさわりは禁止よ〜?」

「ふっ、そんな事を言って、避けようともしないなんてな…」

 

するりと近づいて、顎クイ

さらにそのままゆっくり、

 

《睦奥さんストップ!》

魂側のみんなで止めにかかる、これは勢いに任せて襲っちゃうパターンだ、

 

《提督っ!!》

現実側の蒼龍と夕張が叫んだ

 

「貴方なら、いいかな……」

 

ん?いま何か聞こえた気がしなくもないような

 

[はぁ…せっかく良いところなのに

まぁ良いわ、一番美味しい所は提督に譲ってあげる、そのまま唇ゲットよ!]

 

[睦奥!しばらく使用禁止で封印するぞお前!]

 

[睦奥さん、アウトー!]

[タイキックは?][オッケー!]

 

川内、瑞鶴、島風

 

お前ら騒ぐのは良いけど俺の方考えろ

 

龍田とキス寸前だぞ

あと龍田の目が赤紫から若干曇ったような濃紫に変わってるんだけど、理由わかる?

 

「ん!…」

「っ!」

 

何が起こったか、お分かりだろうか

 

そう、龍田が軽巡ならではの俊敏性で逆に押して来て、

「…っ、もう、焦らしすぎよ〜」

「…………まさか逆転とは…」

 

こうなった訳だ、

 

「提督、見損ないました」

「サイテー!」

 

顰蹙を買う結果となった、、

 

まぁ、自業自得というか人選を間違えたというか、、ね

 

俺のせいかと言われると大いに疑問だが、

客観的には俺の行動だろう

 

「提督が……提督が…」

 

いや睦奥ですとは言えない

俺の銃には睦奥が宿っていて…

いかん完全に憑かれてる人だ

 

「提督は私を選んでくれたんだから、ね♪」

龍田さんがキメに行った!

 

さすが龍田さん酷い、

 

これはひどい、

 

「そんなことない!龍田さんが自分から奪いに行ってた!」

「悪意的なバイアス反対!」

 

夕張と蒼龍が龍田に反論して、それに

魂側の川内と瑞鶴も参加する

 

もちろん互いに協力できる訳ではない

 

というか俺の頭の中で響くだけである

 

「はぁ、、龍田」

「なぁに?」

 

「一週間執務室に入室禁止、および旗艦解任」

 

「えっ…」

 

龍田が凍った

 

凍った龍田を横目に飛びついてくる夕張

「提督ー!信じてましたー!」

 

「嘘だ、絶対に嘘だ」

 

流石にそれくらいは俺にもわかる、絶対的に嘘だった

 

なんでわかるかって?

ヒント:視線

察した?

 

「夕張……流石にそれは無理があるよ」

 

「ガーン…ていとくぅ…」

 

蒼龍にすら言われているんだから

流石にわかってくれるだろう

 

「仮面ライダーなら信じてくれる展開でしょ〜」

 

「そのあと裏切られるのが見え見えの展開だからやめとく」

「艦娘を信じない提督なんていない!」

「残念ながらここにいるんだよ」

 

夕張と掛け合いしながら椅子へ座り直し、、執務終わってるし、睦奥さんバリ有能

 

ハッ!さっき封印宣言しちゃったからしばらく使えない!

今日はもう仕事ないけど

 

そうだ、メンテしよう

 

「というわけで、やってしました!工廠」

 

俺が提督として着任した直後に、かつてこの鎮守府にいたという明石さんが来てくれたのである

 

お陰でちゃんとした工廠と酒保を形成できた

いや、別にそれだけが目的ではない

明石は程度の差はあれど、誰もが高度なメンテ技術を持つ、中には一級儀装技師に匹敵するほどの技を持つ者もいるという

 

つまり、そういうことだ

 

「明石さん!夕張さん!メンテ技術、お借りします!」

「私、そういうのは…あまり…」

「じゃんじゃん行きましょう!」

 

二人のテンションの差や、

 

「さて、まずは俺から」

 

「ネジを投げるだろ?、空中で板にはめるだろ?、竜巻真空拳でネジを回すだろ?、基盤に摩擦熱で半田を流す、それにコードを投げて通して…」

 

「「異次元すぎる………」」

 

アレ?なんか間違ったかな?

やっちまった?




プレシャス 『龍田の想い』
軽巡艦、龍田の具現化、かつての残影たる少女からのくちつけ、どれだけの想いが込められていても
決してそれに応えることはできないだろう

↑謎のR- type感

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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