「ふぅ〜、、割と高かったんだな
カップルプチケーキ」
「彼氏の懐を試すお値段、に設定されているのデース…あっ!提督を信じていない訳じゃありマセーン!」
「ならよかった、艦娘に信じられてない提督とかなんのための存在かわからないからな」
「そういう提督も中にはいマース
そういう人に限ってデスが
下手に有能ダト手がつけられマセン」
そういう奴らは有能じゃなきゃやっていられないんだろうな
「艦娘と真に繋がれる提督は少ないデス、キャパシティが足りない、嫌われている、本心を隠している
要因は多いデスガ、そういった提督たちは大成出来マセン、何故か解りマスか?」
「あぁ、心柱の縛りを活かせない
艦娘の本来の能力を引き出せないんだな?
本来、全ての艦娘にはifを含めた改二が存在するとされる、だが練度が十分な艦娘においても改二発現は珍しい、それは何故か」
「改二の前提である練度と資材をclearしても、改二の条件である強い感情と意志を持ち得ないカラ」
改二は資材のエナジーをコアに通して
励起レベルを極限まで上げた艦娘が
暴走を制御することで起こる
怒りや憎しみ感情に意志が呑まれれば改二発現は制御できずに暴走して、感情が弱ければ発現しない
改二艦の殆どが狂っていると言われるのはこれが理由だ、彼女たちはみんな
何らかの狂気の元に改二発現を成し遂げたのである、いや、狂気の領域に達していなければ発現できない
といったほうがいいかも知れない
「ああっモウ!暗い話をしてる時間じゃありマセン!早く飾りの方に参加しまショウ!」
俺の袖をくいくい引く金剛
「俺はお迎えの時間だ、行かせてもらう」
袖くい萌えに屈さずに
俺は鎮守府外の門前に待機した
「……来た」
そこに訪れたのは
「お久しぶりですね、神巫提督」
鳳翔さんである
ちなみに、この鳳翔さんは
横須賀第四(将棋)所属である
「お久しぶりです、この度は
招聘に応じていただき、ありがとうございます」
「いいえ、そのくらいは構いませんよ
この鎮守府には『伊良湖』と『鳳翔』が居ないようですし、宴会なのでしょう?作り手が足りなくなるのは自明ですから」
さすが母艦……
「響ちゃんの壮行会、ですか
なんとも温かい鎮守府ですね…」
「そうでしょうか?」
「大抵は異動を命じられた艦娘は一頻り挨拶回りをしてから黙々と異動してしまう物です、送りの会があるのは珍しいですよ」
「そう、なんですか…」
「暗くならないで下さい、それは貴方が人としての温かみを持っているというだけですから、、話が長引きましたね、仕事場は何処でしょう?」
「あぁはい、すぐに案内します」
鳳翔さんを先導して歩くこと10分程
「間宮さん、鳳翔さんをお連れしました」
「はいっ!初めまして、間宮と申します!」
「こちらこそ初めまして…私、鳳翔と申します」
人妻トークならぬ女将トーク…
[提督ー?ここに居住性最高級の艦がいるんですよー?」
[大和は刀でしょうが…」
厨房から離れながら反論する
武蔵は旅館、大和はホテル
どちらも居住性の高さと泊地やドッグにずっと置いておかれていた逸話を揶揄されたアダ名だが
帝国ホテルなんてのが実在するくらいである……ちなみに帝国ホテル最上階は大和砲と同じ構造で回転するらしい
[提督っ!あまり言うと怒りますよ?」
[怖いから黙るわー、大和怖いわー]
[怖くなんてありませんっ!ありませんったら!]
[川内助けて…]
[…………………ツーン]
ヘソを曲げておられる…ダメか
最近無視しすぎたか、
[わかってるなら構ってよっ!]
[ジタバタすんのをやめたらな]
「提督、食堂の方の飾りが終わったっぽい!」
「了解」
現在時刻は14:15、予定には十分に間に合う
少々雑だが、夕立の頭を撫でる
「おつかれさま、夕立」
「っぽぃ〜」
気の抜けた声だこと、
「……てーとく〜」
後ろから、声がした
背後へ振り向けば、そこには
大破状態で足を引きずる暁の姿
「やったわ……やりきったのよ
私の改二………」
ガクンと膝が折れて、
崩れ落ちる暁を慌てて受け止める
「あかつきっ!暁っ!」
慌てて声をかける
こう言う時は揺すったりするのは論外
出来るだけ声で呼びかける
「起きろ暁!」
「…くぅ…すぅ……」
「寝てるだけ…か?」
気絶して意識不明、自力呼吸なしとかだったら俺の無茶の責任を取って辞職案件なんだが
寝ているだけならまだ良かった
起きるかどうか分からないが
まぁ悪い夢は見ていないだろう、
その証拠に、幸せそうな寝顔だ
「響…提督……ずっと…」
寝言でも響の心配か?本当に妹思いだなぁ
「安心しろ暁、こっそりいくつかダメコン渡したから、轟沈はそうそう無いよ」
「ありやと…わたしの、…すぅ」
ほとんど聞き取れなかった…
「さぁて、仕上げに入るか…」
響を執務室に呼び出して、食堂から目を離させる
これなら多少騒ぎがあっても問題ない
鳳翔さん登場と会場の修正はすこし騒がしいだろうし、響に気づかれるわけには行かないからな
「で、提督はなんのために私を呼んだんだい?」
「いや何、今日がこの鎮守府にいる最終日だろう?明日の朝には発つんだ、少しくらい一緒にいたいと思ってな」
「提督…ロリコンは拗らせると遺伝子断絶するよ?」
「グファッ!んんゔ!(咳払い)
何処でそんな謎説を聞いた…」
「艦娘になる前かな?僕は艦娘になった時に完全に書き換わったから、もう過去のことは殆ど覚えていないけど」
「そっかぁ…通常はそっちなんだよなぁ」
「気にしないでね、あんまり悲しくはないから」
「そうか、お前が気にしないならそれでいい」
「うん」
しばし、静かな時間が流れる
壁掛けの時計の針が19:00を示したタイミングで、鎮守府内線が鳴り、3コールで切れた
準備完了の合図だ
「おっと、、切れちゃったか…
大淀あたりがとったんだな」
「大淀さんは気づくのが早そうだからね」
何も知らない響が普通に返してくる
「よし、確認ついでに食堂に行こう
時間的には多分大淀も夕食だろうし」
「わかったよ、一緒に行こう」
俺は響を連れて、食堂に赴いた
ごめんなさい、パーティ本編は明日ですww
600話記念番外編は
-
過去編軍学校
-
過去編深海勢
-
裏山とかの話を
-
テンプレ転生者(ヘイト)
-
ストーリーを進めよう
-
戦争が終わった後の話を!
-
しぐ……しぐ……