戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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すまない、、投稿し忘れていた……


一難去って艱難辛苦

「私は行くよ…みんな、ありがとう!」

 

《また会いましょう!》

皆に送り出されて、響は出立した

 

「さて、、俺たちも執務に戻るか…」

「そうだな、我々も任務に戻る」

 

熱気の去った後は、どことなく薄暗くなる

 

だが、トーンダウンは悪いことでは無い

時には休みもまた重要なのだ

 

ゲームだってずっとやれるわけでは無いからな

 

「明日の分の書類確認するかぁ」

 

今日は出来ても明日は出来ない可能性だってある

仕事は早めに済ませるに越した事はない……その過程で無限湧きして来なければ

 

仕事の方が無限湧きするなら仕事はできるだけ引き伸ばして怠けた方が良いのだ

 

そうすると周囲がさっさと片付けてくれる

 

「なぁ、赤城さん」

「はぁ、なぜ私が事務担当艦のように扱われているのでしょうか?」

 

「そりゃ……着任時期が遅かったから?」

「それはそうですが、一航戦として不甲斐ないです…これでは私は、ドックで寝たきりの大飯食らい、単なる穀潰しです……」

 

「そんな卑屈になるなよ、」

 

[良いですよね、貴女達は……]

[所詮私達は闇の中の存在…]

 

地獄姉妹復活すんなし!いくらジオウ終わったからって暗くなんなよ!

 

「まぁ実際体力の高い艦はそうなるよなぁ」

 

外道枠では、大和大破修理は資材と時間的に課金額が応急修理女神より高いんだとか

だから女神で轟沈→回復なら全快に戻るから、わざと轟沈させる、なんてやつもあった

 

効率に溺れて人道を無視した輩である

そもそも高練度の大和が轟沈なんてそうそうないだろうに、無理をさせたんだなぁ

 

「それにここには加賀さんが居ませんし、このままでは一航戦の名折れです…」

 

「赤城さん、加賀についてはもう少し待ってくれ

ドロップ海域ならもうじきだから、あとは確率の悪魔に戦いを挑むだけだ」

 

勝てるかは知らんがな

ぼんやりと考えている最中に、突然警報がなった

 

「深海棲艦接近警報!」

 

「至急即応艦隊を展開!全武装使用許可!」

 

近海どころか鎮守府そのものまで突撃してきたってことは、考えなしの特攻って訳じゃないだろうし、、

 

続々と出撃して行く艦娘達

圧倒的な戦力だなこれ

 

と思って居た

 

 

「我ラ…深海ノ使者」

 

「アビスノ声ヲ…届ケマショウ」

 

戦艦レ級フラグシップ+空母棲鬼

 

対空王でも無ければ連れて行くのが厳しいレベルだ

だが……戦力が払底している.

せめて時間があれば艦娘達の準備も並行してローテ出撃出来るが…

 

「仕方ありませんね…私も出ます」

「無理だって!君じゃ練度が足りないっ!」

 

赤城は悲壮感を漂わせた表情で

出撃しようとするが

「ダメだっ!君では練度が足りない!」

「それでも!囮でも!戦場に立たないよりはマシです!」

 

[なら、、提督っ!出撃!]

頭の中で瑞鶴まで騒ぎ始める

 

「提督!出撃許可を!」

「…出撃は許可できない」

「提督!状況は既に切迫!戦法を選り好みできる段階ではありません!許可を下さい!」

 

「……くっ、それでも、俺は…」

 

「はぁ、一航戦ともあろうものが、見苦しいですよ、赤城、貴女は捨て石でもいいかもしれませんが、その後の影響を考えなさい、提督、()()()()()

 

執務室の扉を開いたのは、、鳳翔

 

「鳳翔さんこそ、本来違う鎮守府の艦娘じゃないですか!」「それがどうかしましたか?

私達は艦娘なのですから、臨時編成など慣れたものでしょう?」

 

「………頼みます、鳳翔さん」

「はい、鳳翔、出撃致します」

 

艤装を装備し

出撃して行く鳳翔さん

 

後ろ姿からは、確かな覚悟と戦士としての威風を感じた

 

「さて、出撃したわけですが

私単独、というわけでもありません

この戦い…負けられません」

 

「そうだな…鳳翔さんが来るとは思わなかったが、空戦力があるのとないのは大きく違う」

 

「長門さん、、ご一緒に」

「了解だ!」

 

戦形を無視、編成は極少だが

基地航空隊による航空戦に入る

 

基地航空隊!第1部隊出撃!

 

「行くぞ!我らきちこうくうぶたい!

さいしんえいきでの出げきだっ!」

 

飛来する彗星、その十二型

「江草隊の力をみせてやる!」

 

別に機体依存ではなかった…というか

エース隊が機体自慢はいけない

 

「爆撃…対空戦ヲ」

「我々ハ別二戦イ二来タ訳デハ

マァ迎撃シナイト」

 

どこかやる気のないレ級と空母棲鬼

が対空迎撃を行う

 

恐らくは全員がエース級の部隊だが

レ級や空母棲鬼には押し負けるようで

次々に落とされて行く

 

「前任提督時代から残ってる資源で無理やり出撃したのか…」

 

長門の悲壮な表情から

本来はまだ中部海域を突破していない

つまり解放されていない機能で強引に出撃した部隊であることを悟った鳳翔

 

悲しげな表情を浮かべながらも

基地航空隊の戦闘を見守り、、

 

「我が方のそんがい大きく、せんとうけいぞくはこんなん!てったいする!」

 

航空隊が残存機をまとめて帰還していったその直後

 

敵に雷撃が直撃した

 

「右舷被雷!レ級!ドコカニ

駆逐カ潜水ガ隠レテイル!」

 

「電探索敵ダ!奇襲警戒!」

 

敵が混乱する中、

出撃してきたのは

 

「一人前のレディとして、自分の家くらいは守らないとね」

 

暁改二

 

「暁ちゃん!?」「鳳翔さん!」

 

別の鎮守府との共同戦は慣れていないのか

そもそも鳳翔が戦闘すると思っていなかったのか足を止める暁、そして

 

「俺も出るよ、いけるね?みんな」

 

《はいっ!》

 

みんな元気に返事をしてくれた

「よし!第二戦速、アイヴィ」

[了解!]

 

高速で突撃して、

「バカナ!提督自身ガ海二出ルナド!」

「提督ナラ状況ヲ見極メロ!」

 

「うるせええぇっ!」

勢いのままに輝那で艦載機を撃ち落とし

射撃を繰り返して

 

「ソノ程度ノ豆鉄砲デ何ガ出来ル!」

 

レ級が反撃の主砲を発射

同時に長門が打ち返し、レ級に命中

しかし、レ級から放たれた砲弾は

 

提督を捉え…なかった

「何のためにアイヴィ使ってると思ってんだよ」

 

長門、暁、鳳翔、俺の四人編成

駆逐×1軽母×1戦艦×1特×1だ

 

バランスはいいが、俺が占める割合が高い、戦力の偏った編成になった

 

 

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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