どうする………どう対処する
「ヤハリ…ダメカ、最初カラアマリ期待シテイタ訳ジャナイ、我々トテ、オナジ事ヲ言ワレタラ受ケ入レ難イダロウ」
「久振リニ、鎮守府ニ来ラレタ、ソレデ十分ダヨ…」
海の方へと視線を振るレ級と空母棲鬼
「司令官…」
雷、その謎の液体を目に浮かべるのやめて
俺が社会的に死ぬ
「待て、ダメとは言っていない」
「……無駄ナ希望ハ
時ニ傷ツケル事モ…」
「匿う為の策はある…今作った」
「本当?!」「言っテイテ難だが
イイノカ?、ソレハ海軍ニ対スル裏切リニ他ならナインダゾ」
「私タチも、少々ノ分別くらいハアル
イクラあの姫ノ弟君トハイエ…あまり無理ヲスルノナラ、辞退ヲ」
「司令官!絶対よ!嘘じゃないでしょ!」
「………………はぁ」
「つまり、どういう事だってばよ?」
「隼鷹のためにぃ(ねっとりボイス)説明を用意しているー、まず、ここに鳳翔さんが居るじゃろ?」
「これをな?、、こうじゃ」
レ級を鳳翔さんの方に押し
慌てて受けとめる鳳翔さん
「これを見てくれ、この二人をどう思う?」
「すごく……親子です」
「つまりそういう事だ」
「私を使ってふざけるのは許しますけど!レ級は使わないで下さい!」
鳳翔さんがプリプリと怒り出した
「すごい…言ってることまで母親だ…」
言行一致とはこのことか
[提督、あんまりふざけると、コウだよ?]
ナニカを抱えて、ねじ切るような動き
ってそれアレでしょ?首をごきっ!って、やる奴でしょ!?草加さんの首からなった
[死んでしまうっ!]
「じゃあ空母棲鬼さんの方は私ね!
いーっぱい甘えて良いのよ!」
両手を広げて受け入れポーズを取る雷
残念ながらサイズが足りないので、抱きとめる形にはならないのだった…
「私ガ娘ハ…少しオカシイ気ガスル…」
流石に難色を示した空母棲鬼
に、自分から走り寄ってだきつき、
「この子は貴方と私の子よ!提督っ認知してよ!」
「何言ってんのお前っ!」
「ひゃっはー!楽しそうな事になってんじゃん!」
「そもそも空母棲鬼何歳だよ…」
「一人前のレディニ歳ヲ聞クノハ失礼ニ当タルと言ワレ無イ?」
「お前が
「鳳翔さん、助けて下さい」
「都合の悪い時ばかり助けを求められるのは困ります、良いですか?提督、あまりふざけてばりだと……」
鳳翔さんの説教で結局夜のニ時を回るのだった
「結局、作戦は簡単、
鳳翔さんの帰還に便乗して
レ級と空母棲鬼のことを一ノ瀬提督に知らせる」
「一ノ瀬……提督?」
「なるほど…うちの提督に」
「あぁー、あの人かぁ〜」
雷は分からなかったようだが
鳳翔と隼鷹の軽空母組は察したようだ
「提督同士のネットワークを使って、鼎組に情報を提供して、、鼎大将、加二倉提督麾下の憲兵隊を監査に回してもらう、そうすれば監査はごまかせる」
「監査はそれでどうにかなるとしても
周囲の視線とかは?ずっと建物の中は可哀想よ」
「夜間はダメだ、深海棲艦は夜を見通すから良い的だ、つまり、昼間に堂々と」
「昼間に?」
「ちょっと肌の白い艦娘
として地域周辺に紹介しちまおう」
「えええっ!?」
めっちゃ驚かれた
「こそこそ隠すより、大胆に露出させた方が却って常識化する、不文律として口に出されにくくなるからな」
実際、知ってる人同士だとファジーな表現でも通じるからな、知らん人向けに詳しく解説する必要ないし
つまり金塊じゃなく日本円
『金』の一文字で日本円をイメージ出来るって事はつまり、『金』に日本の価値単位という共通認識を持ってるからなんだ、そこに札の模様を細かく解説する必要はない
な?わかった?
『艦娘』っていう一般認識の中に押し込んじまえば多少肌が白かろうが一般人にとっては艦娘なんだよ
海に立てる女の子っていうキーワードは外してないから問題ない、オーケー
あとは肌が白いとかの形容詞が出るより先に名前が出るような、わかりやすい偽名を使ってやんないとな
「さて、雷、なんか名前に案はあるか?」
「真剣に考えないとね…私たちの子供の名前なんだから!」
「まだ言う?」
「当然よっ、認知してね♪」
「出来るかっ!」
雷にツッコミを入れつつ
隼鷹の方を向き、、
「レ級〜?ほらおねぇちゃんだぞー?」
「オ姉チャン……」
隼鷹はレ級を抱き上げて遊んでいた
「ほら提督、かわいいじゃん、レ級
ひゃっはーって言ってみ?」
「…ヒャッハー?」
「く〜っ!」
もう勝手に盛り上がってろ……
「もう……そろそろ離して下さい
子供は寝る時間……はもう過ぎていますが、早く寝ないと背が伸びませんよ?」
「それハ嫌ダナ…ヨシ寝ヨウ」
「ココデ寝ルナ、迷惑にナルでショウ」
「……ソレモソウカ、鳳翔サン、
寮ってドッチ?」
普通俺に聞かんかな?
「艦娘寮なら少し歩くが、今回は特別に
俺の私室を使わせてあげよう」
さすがに今から艦娘寮に行って空き部屋を宿泊用にするのは手間すぎる
「良いノっ!?」
「良いんだよ…今日だけだぞ?」
「ナンダカ身の危険ヲ感ジルワ…」
「別にとって食やしないよ、
それに、、正直性的に魅力は感じない」
「嘘ダッ!だってニ時間前ニ可愛いって言ッテイタデショウ!」
「ん?可愛いとは言ったよ?
外見は可愛いしカッコいい、けどそれが?
俺達は、決して手を出す事はない」
「ナンダソレ……
ふぁゥ……ンゥ……」
眠そうだな、レ級
「お布団の用意、してきますね」
「じゃあアタシが見ててあげよう」
「よろしくお願いします」
隼鷹がレ級を抱き上げて
鳳翔さんが本棟へ向かう、
提督私室の布団は小さいから
おそらく来客用の大きめのやつを出すのだろう、
なんで俺が呼んだ他所の鳳翔さんが
ウチの事を知ってんのかはさておき
そろそろレ級がガチで寝そうだ
「雷、エスコート頼む
空母棲鬼、俺ときてくれ」
「了解ヨ、イキマショウ」
そのあと、本当に寝落ちしたレ級の写真が隼鷹から送られてきて、即座に現像+クラウドに保存しました
なんか悪いか?俺は国民の義務を果たしただけだ
「認知してよっ!」
「出来るかっ!」
600話記念番外編は
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過去編深海勢
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裏山とかの話を
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テンプレ転生者(ヘイト)
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ストーリーを進めよう
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戦争が終わった後の話を!
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しぐ……しぐ……