戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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タイトル今回は日本語ですね


宮本の、、大和?

ははっ、、自分で見返して信じられないぜ、、なんだあの試験、、超多数問題の筆記に

怪物でも閉じ込めてんのかってくらいの迷路、挙句の果ては警察犬まがいのゼロ回答問題を出してくる実技試験、大和さんが嘘つくなんてつゆほども思わないよね普通、、俺も記憶がなきゃ怪しかった、歯車の歯の本数が二本少ないなんて誰が気付くんだよ

最初から受からせる気ねーだろ、、

 

自分の任地への帰りぎわに

走って来た大和さんに悪質な問題でごめんなさいって謝られちゃったしな、、

なんでも問題を考えてるのは

一級艤装技師の三人らしい、その三人の思考がだいぶぶっ飛んでいるのはいつものことと言われているが、ここまで大規模に問題が狂っているのは前例がなかったという

 

「本当にごめんなさい、渡された資料に直前で気付いたときにはもう遅くて…」

と悲しげな表情で言われて仕舞えば抗議の出しようもなかった、さすが美人補正

 

ちょっとアパートの玄関前掃除とかしてみませんか?

縦セタで、、(春の私服モード再装備要求)

 

「まぁ、合格は合格、私以外に合格者が出なかったというのは悲しむべきですが、難関試験に合格できたというのは誇るべきでしょう」

 

とキリッとした表情で言っておく

 

そういえばこの艦娘()、コストがアレすぎてせっかく着任してもすぐに置物化して

史実通りの大和ホテルと化すんだよな、、

 

本人は気にしてるらしいから言わないけど、メシウマ艦娘でもあるし、家事能力高いし、建造制御出来るし、提督乗りこなすの上手いし

意外とこの子戦闘以外で凄いんじゃない?

え?カラダも凄い?やめて差し上げろ

 

「本当にごめんなさい、、」

 

「いえいえ、いいんですよ、それに

謝るのなら落とされた人たちにするべきです、もっとも彼らもその悔しさをすでに炉に突っ込んでいるようですが、」

 

「ええ、そうですね、、私がここでくよくよしてても仕方ないです、私が頑張らないと!」

 

「その意気です、大本営勤めの大和さんはストレスは大きいでしょうけど、頑張ってください、俺も応援しています」

 

では!と電車に乗るために駅まで走る

帰りの電車が割と早いため、急がないといけないんだ、、

すまない大和さん

九一式徹甲乳はまた今度見せてくれ!

 

「ふぅ、、大和さんの谷間、、一瞬しか見えなかったけど記憶に焼き付けたぜ、、」

 

さすが九一式、、実際にトップが91あるのかはわからないが、そこは九九艦爆乳と同じようなニュアンスなのだろう

 

野郎どものメンタル装甲を一瞬のうちに貫通するその実力、まさしく徹甲乳である、

 

何を考えてるんだ俺は、、

もう乗換駅だ、急がないと

 

走って在来線から新幹線に移動、新幹線下りで移動する、このペースなら夜のフライトに間に合うはずだ

 

九州も楽じゃない、、

フェリー便が使えなくなってしまった現代、多少値がはるとしても飛行機を使うのは当然の判断だが、時間的に大幅な制限ができたことは否めない、、移動ルートまでも制限するとは、深海棲艦め、、

 

佐世保に帰り着き、一目散に工廠の自室へ帰り、日報を一気に書いて今回の試験内容と対策を事細かにレポートし大将宛とした後、食堂に行って(二十二時)

湯を沸かし、カップ麺を呑んで工廠に取って返し、寝た

 

その翌日、加ニ倉少佐に合格を報告に執務室へ向かった

 

「失礼します!神巫技術中尉であります!」

 

「入れ」

 

相変わらず超ぶっきらぼうな声だな、

 

「失礼します!」

 

執務室に入り、挨拶を行う

 

「神巫中尉、この度の試験の結果はどうだ?」

 

「はっ!合格であります!」

 

「そうか、それは重畳、試験は難関と聴いている、よくやったな、下がっていいぞ」

 

やべえ超嬉しい、、飴と鞭の理論か

 

「はっ!失礼します」

 

足取り軽く部屋に戻り、レポートの封と投函を行っておき、食堂に行く

 

「おはようございます、間宮さん

卵うどん一つ、」

 

「はい、すぐ作りますよ」

 

「じゃあカウンターで待たせてもらうよ」

 

「はーい」

 

しばらく待ちながらぼんやりと過ごしていると、武蔵が話しかけて来た、この鎮守府にはなんと戦艦級の艦娘が三人もいるのだ、さぞ資源管理が忙しいことだろう

 

「おい、貴様か?私の艤装をメンテしたのは」

 

「はい、私ですが、、」

 

「ついてこい」

 

えっちょっと話を

 

そのまま港まで連れ出されてしまった

 

「そこで見ていろ、、フッ!」

 

武蔵が艤装を装着、そのまま海へジャンプし、波にのる

 

「いいか?私の艤装は先日まで主機から黒い煙を出していた、いわゆる煤煙だな

だが、今は煙が出ていない、どういうことか、わかるか?」

 

「えっと、混合比が理想に近似して、燃焼が」

 

「そう!それだ!ボイラー内で完全燃焼を起こしている!これまでどんなに手を尽くしたメンテを依頼しても一度たりとも直らなかった煤煙が!突然消失した私の気分が分かるか!」

 

どんどんテンションと声量を上げながら加速して、旋回、回頭し、

波に飛び乗ってジャンプ!

 

「さいっこうだ!!」

 

「パーツ同士のガタつきもない!どんなに素早く旋回しても軋みが無い!

おまけに砲塔の動きまで滑らかになっていると来たものだ!

これが喜ばずにいられるか!」

 

白い飛沫を吹き上げながら海を縦横無尽に駆ける武蔵

 

「ああっ!最高の気分だ!礼を言わせてくれ!」

 

「私のメンテが特別なわけではありませんよ」

 

俺はちょっと波止場から離れながら言うが

海の上から武蔵が叫ぶ

 

「バカを言うな!礼は快く受け取るものだ!」

 

「ええ、そうですね、、分かりました

では、ありがたく貰っておきます」

 

「はははっ!何かあったらこの武蔵が力を貸そう!遠慮なく言え!」

 

それだけ言い切った武蔵はそのまま遠洋に向かってしまった為、俺の声は届かなくなってしまった

 

まぁ、いいか

 

メンテで良い評価をもらったってだけだし

 

ん?何か忘れているような、、

 

あぁ!卵うどん!!

急いで食堂にとって返し、、やや伸びだが

やはりうまいうどんを頂くのだった、

 

間宮さんは一番美味しい時に席を外すなんて、!とプリプリしていたが

そんなところも可愛いよ間宮さん

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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