戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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着任から時間が飛びます、、
時間軸飛びは人気を落とす行為ですが、
こうでもしないと可愛い
深海棲艦が出せないのでごめんなさい


アウトイン、、アウトォ!

着任から半年、、

俺は二級艤装技師(デュオデ)として働き、数々の艦娘たちの艤装をメンテして来た、

 

川内に始まり、俺がコアに取り込まれかけた回数は少ないとは言えない、

その結果、俺はどうも頭の中で艦の意志に繋がる回路ができてしまったらしく、

ノータイムで、川内、五月雨、瑞鶴の《艦の意志》と話せるようになっていた

 

三人(隻?)とも殆ど自発的に話しかけて来ることはないものの、俺から語りかければ普通に応答してくれる、

 

なお、川内は一番活発で、夜になると必ず夜戦と言い出す

五月雨は朝に話しかけて来て、起こしてくれるなど、《艦の意志》がすでに生活に食い込んで来ていた

 

ついでに、艤装のコアと艦そのものは

神社の本社末社の関係らしいと言うことまでわかった

 

どうも妖精が見える女性が艤装のコアに接続するのは、分社を建てて分け御魂を勧請する行為に当たるらしい

 

霊的質量が艦そのものである為、宿った本人の人格を大体の場合は艦の意志が塗りつぶしてしまうが、ごく稀に強い意志を持っている人間の場合は艦の影響を受けるだけにとどまり

人間の頃の記憶や思考を保つのだとか

 

女性に限定されるのは女性の特権

[生命の揺籃]すなわち妊娠、自分の中にもう一つ別の存在を受け入れる現象

これができないと死ぬだけだかららしい

 

俺海軍の謎解き明かしすぎじゃない?

勲章の一つや二つ貰ってもおかしくないだろう

 

もうちょっと給料上げてもええんやで?

 

[でさ!そこで魚雷をバンって投げて

対潜牽制だよ!]

 

うんごめん、川内うるさい、、

すまん言い方が悪かった集中させてくれ

 

[ふ、、んっ、、、]

そんな今にも泣きそうな声を取り繕おうとするのやめて、心苦しいからさ

 

[うわー、いつかやるとは思ってけどサイッテー]

 

[違うんだ瑞鶴!これは誤解だ!]

 

[何が誤解なのよ!あんたは自分で誤解されるようないかがわしいことしてたって自覚してるんでしょ!」

 

やめて、、俺のライフはもうゼロだよ

 

[死ねば?]

 

[ヤメロォ!瑞鶴テメェそれは言っちゃいけないだろ!流石にそれ言ったらヤバイだろ]

 

[はっ!変態に変態って言って何が悪いのよ!]

 

[変態をハゲに置き換えたら一瞬で世紀の暴言になるからやめようなそれ]

 

軽い掛け合いからこんな風に頭の中で発展して

こんな言い合いになることもあるのだが、普段はこうはならない

 

[でも、、寂しくなるね][はい、、いつかまた会えるとは思いますが、少し残念です]

 

五月雨が介入するとは珍しい

 

[まさか俺に異動命令なんてね、来ると思ってなかったから面食らったよ]

 

HAHAHA!

 

なんて笑っているが、荷物も特にないから掃除の手間も余りかからず、仕事もギリギリ任期中に全ての佐世保第四鎮守府所属の艦娘の艤装をフルメンテできた、

 

真空保存ボックスの中にある程度までの壊れやすいパーツの予備を入れて、品名書きも作った、よく傷つくパーツの交換や修理の仕方なども手順書を用意した、

 

これで俺がいなくてもある程度の艤装修理は持つだろう

 

さて、提督に離任挨拶に向かわないと

 

道で出会う艦娘たちに一人一人挨拶していく

半年もいれば大体の艦娘とは会うことになる

 

実際に目の前で艤装をつけて海へ出て行った艦娘も、大破した艤装をそっと置いていく艦娘も、

申し訳なさそうに大破した艤装を治してくれと言う艦娘も、図太い態度でいつまでに直せなんて言ってくる艦娘も、、みんな大破しすぎじゃないか?

 

いや、ここの訓練のレベルがおかしいんだが

轟沈寸前どころか轟沈状態で

応急修理を恒久的に行なっているような跡がある

 

なんだ恒久的な応急修理って

一言でパラドックス起きてるわ

 

はぁ、心配だ、ここの艦娘たちの末路が心配だ

 

「失礼します!神巫蒼羅技術中尉であります」

 

扉をノックし、入室許可を求める

この時、声を強めに張る

こうしないと提督の目が怖い

 

「よし、入れ」

 

「はっ!失礼します!」

 

入室し、ドアを閉める(この時、目上の人つまり提督に完全に背面を見せないようにドアに対して斜めの姿勢で閉める)

提督の方に向き直り、敬礼する

 

「申し上げます!異動命令により、本日付けで、黒杉鎮守府に異動となりました!つきまして、離任の許可を頂きに参りました!」

 

「はぁ、、お前の杓子定規な口調も相変わらずだな、そこまでする必要もないだろうに、、

《異動につき、本鎮守府よりの離任を許可する》」

 

「はっ!離任許可、拝受致します!、、今まで

大変お世話になりました!」

 

面倒な方面でな、、疲れるぜ

 

「あぁ、お疲れ様だ、、すこし、良いか?」

 

「はい、、何でしょう」

 

「ここからは提督としてではなく、お前の友人として、そして憲兵としての話だ、」

 

「お前が着任する黒杉鎮守府だが、

提督がブラックな条件下での労働を強いているという噂がある、今回の移動はお前にも負担を強いるだろうが、任務と並行して《特務》として鎮守府の調査を実施してほしい、お前の判断で行動しろ、報告は確実な証拠をつかんでからでいい

裏が取れれば、、潰す」

 

最後の一言で一気に語調が荒くなったな、、フフフ、、怖い

 

だが、こういう任務は受けるしかない

「了解!」

 

 

10月二十二日、俺は佐世保第四を離任し、

黒杉鎮守府に異動した、、




タイトルの意味は、、わかりますよね

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……
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