戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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ミッシングフレーム

出撃したメンバーは

 

 

金剛、レ級、鈴谷、球磨、北上、暁

高速統一だ

 

潜水艦、空母がいないため

おそらくボス行きの艦隊編成となる

 

金剛はともかく

北上は改二を発現しているため

雷巡としての全力を発揮できる魚雷積み

暁はカットインより確実に発動できる連撃を想定した装備だ

 

金剛は主砲、副砲×1

見張員×1で探照灯

 

でかい探照灯を持ってくるのはお前の妹じゃなかったか?

 

まぁ、なにをするのかは見せてもらおう

 

「装備解説の時間もないとか…ちょっと当たりがキツくないか?」

 

[夜戦でそんな悠長な事言わないっ!

さぁ!夜戦だよっ!]

[夜は声でかいなぁ]

 

時間感覚が狂うから夜戦はちょっと苦手なんだが…

 

まぁ良いか

彼女らに戦ってもらおうという身で

環境に文句など悠長どころか傲慢な話だ

 

「出撃デース!」

「きゃははは!」

 

なにやってんだあいつら

「環境が夜なのにテンションの高い…

いや、夜だからか?」

 

[それは巡洋艦じゃなーい?

ほら!ほら!?」

 

[うるさいし顔が近い]

頭の中でまで口を開けば夜戦バカなのか

バカだったな

 

[厳重に抗議します!]

ジタバタするな集中できないっ!

 

見ろよなにも言わないうちに接敵しちまった

 

「デース!」

 

ごめん金剛、指揮丸投げだ

 

「作戦指揮権を旗艦・金剛に移譲

母艦ゲート閉鎖、第二艦隊警戒配置

戦闘フィールド限界まで移動するぞ」

 

《了解!》

「遅いデース!」

 

どうも指示なき攻撃は控えるタイプだったようで、金剛は射程内に収めた相手を撃てない状態が続くイライラタイムに突入していたらしい

 

すまん金剛

 

「今度デート一日デース!」

「……日程調整の用意はしておく」

 

するだけ

 

「撃ちます!fireー!」

残念ながら発砲ボイスではなく

開戦なんだよなぁ、それ

 

 

火力低めな金剛型は、戦艦故に火力+雷装の補正が乗らず、しかし熟練見張り員の観測で的確に回避、同時に探照灯で攻撃を誘引する事で被害を引き受けた

 

決して無視できない火力を引っさげてきたド派手なねーちゃん(金剛)に攻撃が集中して

 

それを見切って回避

結果的に、後ろに続く艦は被害なし

流石年長者な戦艦、回避がうまい

 

スケートとか出来るのかな?

 

「うふふっ!テートクー!

私の活躍見てくれたの?」

 

無線通信でわざわざ言うことか?

まぁ良いや

 

「見てたよ、素晴らしい動きだった」

 

…俺よく考えたら視力ヤバくね?

約2キロ先の金剛の動きが見えるって何?

いつのまにか俺人間辞めてない?

 

今度遺伝子検査しなきゃ

 

「全砲門、fire!」

一切容赦ない全力攻撃が敵艦隊を襲い

 

「お子様いうなっ!」

「爆雷投射!」

 

みんな殺意高いなおい…この艦隊鬼畜か?

「あひゃひゃひゃひゃ!!」

 

 

ダメだ、一人マジモンの鬼畜が居た

何あいつ、一人で制空とって爆雷投げて主砲撃って魚雷放って

何なのあいつ(二度目)

 

程なくして敵艦隊は完全に制圧された

 

全力すぎかよあいつら…

「おつかれさま…ボス行きより

周囲殲滅の方がメインになってんなぁ」

 

「はははは!次だ次だ!

やっぱり戦うのは楽しいねぇ…相手が以前の友でもなければ」

 

「…なんかヘビーなセリフ吐いてんじゃねぇよ」

急に俯いたレ級の額に手をやり、

髪を上げて、

 

「おいレ級、俺の艦隊では三つルールがあってな…」

 

膝を立てて目を合わせる

「泣くな、泣くんだったら

俺の見てないところで泣け

んで悲しい事なんて忘れちまえ

ってかなんかあったら俺に言え」

 

「それじゃ四つだぞ…数も数えられねぇのかよ」

 

「あぁそうだよ、俺はバカだからな

自分に都合の悪いことは分からない

だからお前の悲しそうな顔の理由もわからん、悲しむんなら今の理由にしてくれ

どうだって良い過去に囚われるな」

 

「どうだって良いって何だよ

私には記憶が無いんだぞ!」

「だからそりゃ忘れて良い過去だったってだけだろ?幸せな思いがあるか?、暖かい感情があるか?

それが浮かばねぇなら

そりゃ忘れて良い過去なんだよ」

 

撫でていた手を離して

軽くレ級を抱き込み

 

「楽しいこと、辛いこと

悲しいこと、嬉しいこと

積み重なる感情は、たとえ記憶を失ってもお前のそばに寄り添っている、だからお前の積み重ね(思い出)の中に

余分な物なんていらない

 

記憶の欠けた傷跡は俺が埋めてやる

だから、まずは笑顔を目指そう」

 

体を離して目を合わせる

「後ろばっか見ずに、前を見ようぜ」

 

[ヒーロータイム…クサイクサイクサイ…クサイクサイクサイ、臭いぞ提督!提督!]

[そんなリバイブ疾風みたいなテンポで言わなくったって]

 

内心ヘシ折れそうな俺は

それでも明るく笑顔を作って

 

「さぁ!金剛!配置交代だ!

第二艦隊に声かけてきてくれ!

俺は操舵に戻る」

 

俺は操舵に再度集中して

レ級も監視、警戒配置に戻り

 

「で、提督…よかったの?」

「何がだ?」

 

「レ級って鈴谷とかと違って内面と外見に齟齬があるじゃん」

 

「そうだな、あとお前は俺にくっつくのはどうにかならないか?」

「ならない」

 

鈴谷に絡まれながら再度移動開始するのだった

 

「ドーモ…カンムス=サン

シンカイセイカン、デス」

「ドーモ、シンカイセイカン=サン

技師提督、デス」

 

「「(イヤ)ー!!」」

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……
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