戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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イケメン提督登場!


他作品からこんにちわ

明石の修理が完了したため、俺は明石を下ろして

二人して走り、艦載機の目を盗んで撤退した

 

海域ならぬ地域守護を命じられていたらしい明石も

流石に一人では無理と実感したらしく

明石の鎮守府の艦隊と合流することになった

 

「呉の支援部隊に戦力を要求しますから、一緒に来てくださいね

民間人の保護は責務でもありますし、

軍施設だからそれなり以上には強度もあるし、確実にそこらを歩いてるより安全でしょう」

 

「んじゃ俺はここで………」

 

 

ゆっくりフェードアウトしようと思ったのに

腕を掴まれてしまった

 

「どこへゆくんだ、?」(ブロリー並感)

 

明石の目からは殺気が迸っていた……

 

「それは……その……」

 

「言いましたよね?私と一緒に呉鎮守府の支援部隊に合流

その後、鎮守府に保護をお願いしますので同行を求めた筈ですよね?

なぜ戦場がわに向かってるんですか?」

 

戦いの場所だからさ!とは言えない、いまほとばしる力のポーション(エリートオーラ)

いつのまにか金色のエフェクト(フラグシップオーラ)になってもおかしくない

死ねる(確信)

 

「さぁ、同行してください」

 

「アッハイ( ˙-˙ )」

 

このあと滅茶苦茶叱られた

 

明石曰く、本来なら民間人は退避済みの地域になぜいたのか、や

名前を何故知っていたのか

そもそも提督の着任挨拶なんて普通の人は知らないだろうに何故知っているのか

などの質問を受け、一つ一つに丁寧に答えた結果

 

「訳がわかりません……」

 

落ち込まれてしまった

 

何が悪かったのだろうか……やはり異世界転移的な何かをしたらしいとか言ったのが不味かっただろうか

 

「はぁ、とにかくそう言うことにしておいてあげますからとりあえずこちらの指示に従ってください……はぁ」

 

それだけ言って派手にため息をついた明石は

さっさと俺から離れて行き、

 

壁の裏に入ると同時に、壁から感じられた気配の主と話し始める

 

[以下小声]

 

「で、どうですか?嘘ついてる気配はしましたか?」

 

「ダメね〜彼に嘘の気配は無かったわ〜」

 

「つまり、正直に言っていると言うことかい?」

 

「いえ、嘘をつくとは真実を歪めて伝えることでも成立します

正直に言っているかどうかは嘘か否かでは判別できません」

 

「その通りよ〜明石ちゃん、それに〜彼自身がなんらかの記憶障害や精神的な干渉を受けているって可能性もあるわ〜」

 

あっこれ龍田だ

 

「異世界というのは正直信じられないけど、変な感じだね、僕たちがゲームのキャラクターなんて」

 

「そうですね、聞いた時には正直頭の修理を真剣に検討しましたよ」

 

「修理のタイミングが重要だね」

 

響……か?

 

「あら〜?大破してはドックを独占する大破率一位への当てつけかしら〜?」

 

「そのようなことが有ろう筈がございません」(パラガス感)

 

「で、頭の修理は置いておいて、真剣に彼とはどう接するべきかな?」

 

「そうですね……やはり一民間人として扱うしかありませんね」

 

「それは私も同意だけど〜それで果たして彼がどう振る舞うかしら〜?」

 

「害をもたらすようなら地面に穴でも掘らせておけばいいんだよ、掘って埋めてまた掘る……久しぶりにやらせてみたいな」

 

ヴェールヌイ……何考えてるんだ?

 

「ロシア式の練兵でしたっけ?」

 

「正確には拷問法だよ」

 

 

どちらにしてもやる事は同じだろうに

やめておくれよ(切実)

 

涙目の俺に全く気付かず、姦しく会話する残念女子共

いや、ヴェールヌイは可愛いからよし

 

はっ!俺は一体何を!俺ロリコンではない!

 

ないったら無いんだ!!

 

 

え?撫でろ?辞めてください死んでしまいます

今一瞬舐めてくださいに見えたって?

それは君がhen Thaiだからさ

 

「おい、そこで何をしている」

 

突然、強い語調の男の声が響いた

 

「司令官!今、明石が保護した民間人の

証言についての検証と考察を」

 

「時間がない、後にしろ、今は……出撃だ」

 

 

そのタイミングで、あの忌々しい、聞き慣れた音が聞こえた

 

「深海棲艦の艦載機……ヲ級機……」

 

俗に言う新型である、

タコヤキ旧型ノーマル機の大幅改修を経た新規機体と呼ばれるタイプ

 

空母級の後期型が使ってくる強力な艦載機だ、対空制圧も艦隊攻撃どちらも出来る上に、従来機から継承した夜間発進能力を持ち、当然のように索敵も可能と至れり尽くせりだ

 

見分け方?光ってるからすぐわかる、ちなみに色は、緑から順に強くなる方で

緑、橙、青、新型、新型赤だ

 

加賀さんの一航戦の誇り(艦載機熟練度)がゼロになるくらいには強いのだ

緑とは違うのだよ!緑とは!

 

ちなみに、艦娘側で緑といえば零戦であるが、これは雑魚機

零戦五十二式となって熟練搭乗員の妖精を乗せれば相手を絶望させるのだが

そこまでする人も少ないし、まず熟練の艦載機乗りが少ない、そうするより先に天山村田隊にでも使うべきだろう

 

「ヴェールヌイ、やれ」

 

「ウラー!」

 

ヴェールヌイ確定……まぁ、当然か

男、おそらく彼女の提督が命じた瞬間に、すでにヴェールヌイは

発砲を終えていた、、何があったのか分からねえと思うが(ry)

 

ブンブンと飛び回っていた艦載機を全滅させていた

タツジン!

 

あっあまりにも早い動き、俺でも見逃しちゃうね

 

「さて、そこのお前、本来は警報区域に留居などあってはならない行為だ、処罰が然るべきだが、非常時故に後回しにしてやる」

 

「え……ぇっと、」

 

「お前の意見は求めん、来い」

 

突然出てきた背の高いゴツい男に引っ張られて

どこぞの施設の隔離ブロック的なところに投げ込まれてしまった

 

「悔しいか?何もできない自分が」

 

もちろん黙りで答える

 

「ならばお前(弱者)の咆哮を見せてみろ、お前が提督になればもう避難なんぞしなくていい

お前が前線に出られるかどうかは、お前自身に掛かっている」

 

一方的にそれだけ言った背の高い男は肩を怒らせて……いやあれデフォルトっぽいな……去って行った

 

数日して、やっと退去許可が出た……艦これの世界ってこんなことあったのね?全く知らなかった

 

深海棲艦の撃滅が完了したのかそれとも撤退したのか分からないが、取り敢えず周囲にあのザワザワする音はしない、これなら安心して逃げられるだろう

 

「出ろ」

 

「はぃ……」

 

数日ほぼぶっ通しで同じポーズで居たいため、かなり身体中が痛いが、表情に出さずに立ち上がる

 

「来い」

 

俺をここに連れてきた男はそのまま踵を返して廊下へ去って行ったため、慌てて体を押して追いかける

 

「はぁ……腰……肩……」

 

誰にも聞こえない様につぶやく、

10分程歩いて、漸く体に感覚が戻ってきた頃に、施設の出口らしき場所をくぐった

 

「お前の処分は、緊急時故

大佐権限に於いて不問とする、さぁ行け」

 

「はい」

 

極端に必要事項しか話さんわけではないのだろうが、それでも口数少ないなこの人

 

 

おれは数歩歩いてから彼の方を見ると、まだ此方を向いていたので、胸元に付いている所属票と襟の階級章を見る

 

階級は少佐、名前は……加二倉剛史……

カニクラゴウシ?ツヨシ?

 

まぁ、分からないが、どちらでも良かろう

どうせ二度と会うことなどないのだから

 

俺は背中を解しながらゆっくりと歩いて……見えなくなった範囲からダッシュした

 

何故って?大空襲のせいでそこら中瓦礫の山だらかな、取り敢えず周囲に要救助者がいないか探すのにあの視線は邪魔でしかない

 

瓦礫の前で立ち尽くしている青年に出会ったが、俺は彼の事を、助かった側の人間と判断し、声もかけずに去った、

 

改めておもうよ、やっぱ艦これの世界って力のスケールが大きすぎるよね、

艦爆とかあんなん拠点破壊用大規模攻撃レベルだよ?ガンダムかよ…いやガンダムでも大規模攻撃ができる機体は限られている

核持ちはターンエーとかサイサリスくらいだ

 

そう考えると

艦これの世界ではガンダム以上に高い戦略を振り回している敵が跋扈しているのか

 

………終わってんな

 




「頑張れ鯉住君」及び「艦娘の思い、艦娘の願い」作者様
からのお力添えでキャラクター登場!加ニ倉さん(五年前)やっぱりこの頃からおかしかった様ですね

本土防衛のため、各地に存在する鎮守府の提督や艦娘が本土に集まっております、
そのため、「呉の明石」「佐世保のヴェールヌイ」「ソロルの龍田」の3人が同じ場所に登場していますね

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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