戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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今回のヒロイン


クッキング技師

「うぅ、、いきなり変なのが来た

どうすればいいんだ、、」

 

天龍が考え込んでしまった さて

この考え込む天龍の特定部分の装甲が

腕で強調されている大変有り難いシーンを

今のうちにガン見しておく

 

揺れる、、ゆれる、、、

 

「アレでいいか、、よし!」

 

随分思い切りがいいな!

どうした?天龍

 

「にゃ、、、にゃ〜、、///」

 

ふおぉぉお!

 

紫の電探ユニットを猫耳に見立て

右手を丸めて目元をこするようなポーズで

にゃ〜!!キターー!かわいいいい!

 

「おっ、おい!もう終わっていいだろ!」

はっ!青葉っ!アオバはどこだ!

今こそ仕事だ!これを全国放送だ!

これがあれば日本はまだ十年はたたかえるぞ!

 

「ワンシーンはもう過ぎたから終わるぞ?

 

ふぅ、、酷い目にあったぜ、、」

 

あっ、、もったいない、、、

 

「次こそ勝ってやる、、」

 

それ聞くの何回目だろうな?

以前は男に対してちょっとした警戒心が

先に立っていた天龍だが、

根気強くメンテやお話を繰り返して

ようやく普通に接してくれるようになった

以来、こうして定期的に

工廠(代理)に来る艦娘の一人となっている

 

「で?次のデッキはなんだよ?」

「次?、、んぅ、、よし暴風で行こう」

 

天龍と戦ったあとは次のバトルの時のメインテーマを伝える事にしている

天龍の方はカードが少なく、激突+赤の

ソードブレイブで固定であるため

不平等にならないように、且つ戦い方が固定化されないようにこうしている

 

そもそも鉄壁のガードを誇る(コスト5でレベル1ブロックBP8000超とかザラ)機獣デッキに系統氷姫がいればいるほど強くなる氷姫をまぜたデッキ

白のブロックBP+を強化(チャージ)した方が強いのだろうが、個人的に氷姫のデザインが好きだから使っている

激突アタックでBP勝利からの相手ブロックを殲滅して攻撃がメイン戦法である天龍とは徹底的に相性が良い

 

同じように次のデッキは暴風+神速

または忍風だ、数の暴力を思い知れ

 

え?天龍はその数の暴力で沈んだ軍艦?

それは言ってはならんのだよ

 

「よっし!対策考えないとな、、

あっ、、あと、、」

 

「どうした?」

 

「またメンテ、、してくれよ」

フオォォオ!これも可愛いいい!

 

技師として嬉しいいい!

「ああっ!またメンテさせてくれ」

 

意地でイケ面を作って応えると

天龍はなんだそのカオ!

とわらって去って行った、、解せぬ

 

さて、今日もメンテだ!

俺はメンテのために走り、

艤装をバラしてパーツを作る

 

ハハハハハハ!待ってろよ!まだ見ぬ潜水艦娘艤装!

 

ピッカピカに輝くまでメンテしてやる!

(なお、提督に止められる模様)

 

ドックに置いたままになっている

艤装を回収してメンテして、

最近空気が若干明るくなった食堂に行って

間宮さんと会い、サンドイッチを買う

 

「たまにはこっちで食べても良いんですよ?」

 

「ごめんなさい間宮さん、

俺はメンテの仕事があるんです」

 

最近毎回言われるけど同じように断っている

その後、一日中艤装を分解しパーツ測定と(ついに購入した器具で)作成し、パーツ交換を実施し、

潜水艤装にキラを付けたあと、

やはり川内のコアに取り込まれてここにいる

(時刻11:45)

 

「で?弁明は?」

「ないです、、」

 

ピッカピカ光やがって、、思わず手を

伸ばしちゃうじゃないか!誘ってんのか!

(既に魅了に引っかかってる)

 

「だって最近駆逐艦ばっかりと話してるし」

 

「この鎮守府駆逐艦ばっかりだから仕方ないだろ!

そもそも空母や戦艦が殆どいないんだよ」

 

↑(さりげなく重巡抜いてくスタイル)

 

「それはそうだけど!軽巡とかさ!」

 

「天龍田とよく話してるじゃないか」

 

「その二人はなんか違うの!もっとこう、、女子力高い子とかさ!」

 

「龍田女子力高いよ?」

「たしかに料理できるし家計管理(夫操作)能力も高いけど」

 

「長門り(非誤字」とかは?」

 

「女子力の意味を間違ってないかな?

ほら!可愛くて抱きしめたくなる軽巡とか

ついつい話しちゃう4本煙突とか対空、走行、耐久の生存三値がちょっと高い子とかいない?」

 

煙突の本数とか言われても、、

そもそも数値はバラツキがありすぎて

わかりづらいし何故軽巡に限定した?

 

「姉妹最速だったり、97000馬力だったり

36.2ノットだったりさ、、なんかそういう子よくない?」

 

「俺としては元自活民だから料理上手が

一番なんだよな、、」

 

料理が上手な子は基本いい子、

食材を丁寧に扱ってるって事だからな

適した処理や調理を知ってるって事でもあるし

 

「卵焦がさずに焼ける子がここにいるんだけどなぁ、もうちょっと頑張ってほしいなぁ」

 

「俺はお造り作れたりするんだが」

 

「えっ?、、、」

 

突然川内が黙り込んでしまった

どうしたのだろうか、

 

「後部魚雷直撃、、缶破損、、純水喪失、、」

 

のんかブツブツ言ってる、、聞こえないけど

何を言ってるのかな?

 

「どうした?料理のレパートリーなら俺も

それなりと思っているが、、まさか

毎日手のかかる煮物とかを作る気は無いが

家庭料理基礎の肉じゃがとかは

相当頑張ったぞ?今でも作れるし」

 

「っぅ、、、射撃管制部被弾、、

じゃあ、、じゃあ、、

なんか作れない料理ないの?」

 

「俺は、、そうだな、、流石にピザとか

ロールケーキとか言われても設備がなぁ」

 

「それは私も出来ないよ」

家にピザ窯や大型オーブンあるわけでもなし

あっても簡単に作れるようなものでもない

 

「そーだな、、スイーツ系は苦手かな?

あんまり作った経験ないし」

 

「そういうのじゃなくてさ、、なんか

夕食とかそういうので無いかなぁ」

 

ん?なかなか質問を粘るな

本当にどうしたんだろうか

川内って料理好きだったりするんだろうか

 

「そぅ、れは、、茹でたりする時の

温度管理はちと苦手かな、、

ほうれん草の塩茹でとか作るときに

三分の1くらいの確率で変色が偏るんだよ」

 

「それは多分入れ方の問題だとおもうんだけど」

 

「じゃあ特にないかな?、、あっ!

そうだ!アレだよ、

アレばどうしても上手く作れない」

 

「何々!?教えて!」

 

すごく食いついてきた、、そんなに俺の苦手な料理が知りたいのだろうか?俺の苦手な料理は作る方であって食べる方では無いんだが、、まぁいいか

 

「きんぴらごぼう、アレはよく焦げる、あと

ゴマ油が味強い」

 

「きんぴらごぼうかぁ、、よし!

今度作ってあげるね!」

 

「いや俺は作るのが苦手であって食べるのはむしろ」

反転

 

最後まで言わせろよ、、

 

結局俺はそのまま寝てしまい、翌朝に

五月雨の声でおこされるのだった




川内

もしかして 天龍?


評価、感想待ってます

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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