戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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陽炎はスパッツネタが多い

まずは夕食を食べに行く

 

取り敢えず白露の外出はどうなったのだろうか…どっちなんだ?

あれは午後でいいのか?

それとも外泊することにするのか?

 

「…まぁ、俺が気にしても仕方ないか」

 

「ん、やっと会えた!」

 

タッタッタッという軽快な三歩、その最後の音と同時に俺の腹に何かが激突する

 

「うぐ」

「司令!久しぶりね!」

 

「うん、久しぶり…しかし、まずは離れようか?」

 

いや快活な挨拶は非常に嬉しいし海軍的にもオッケーなのだが、俺の腹を相手に衝突事故を起こすのはやめてもらえないだろうか

主に俺の責任が問われる

 

「え?ダメ?」

「ダメです、離れましょう…全く」

 

[上目遣いは大変にかわいいが

残念ながらその手の幼馴染キャラはすでに一羽飼っている身だからな]

[ちょっと〜?一羽って扱いは非常に納得できないんだけど?ねぇ]

[知ったことでは無い]

 

[怒るぞー]

[そこは不貞腐れるんじゃ無いのか]

 

頭の中で瑞鶴と小突きあいしながら

陽炎を捌く

 

「司令、やっと会えたんだからお話ししましょ!」

「…別にいいけど、お前たしか夜にめちゃくちゃ弱かっただろ」

 

艤装適合前は零時まで起きていても余裕だったはずの(アカリ)だが、陽炎になってからは19時に耐えられなくなって6時に起きる超健康的生活になっていたと記憶している

 

栄養もバランス良く取っているようだし、運動も十分行っている、8時間以上しっかり寝ていると言うと理想的な生活では無いだろうか?

成長期はすくすくと背が伸びそうだ

 

まぁ、艦娘が艦娘である以上は成長期も老衰もないのだが…

 

「司令は最近してる?」

「は?」

 

「だから…」

 

陽炎は俺の耳元に口を寄せて

「最近、ちゃんとエッチしてる?」

 

「…………は?」

「だーかーらー!」

「いや、言わなくていい…うん、俺が悪かったよ、うん…陽炎もストレスとか色々あるよな…でもアレだぞ?上官をそういう目的で誘うのはちょっと軍規的に見逃せないからダメだぞ?」

 

そっと優しく陽炎の頭を撫でてから、ぽんと軽く叩く

 

「もし溜まってたら私が発散相手になってあげ……そうじゃなくて!提督の方だってば!」

「ん…俺?」

 

どうなんだろうか

最近性欲とかどうでも良かったし

それ以前にまず生存できるかどうかの瀬戸際であることも多かった

となるとそれはやはり厳しいのでは無いだろうか?

 

「そもそも艦娘相手にそういうのはないし…な、うん」

 

頭を巡らせても

少し前は艦隊運営に忙殺されすぎていて、起きる→仕事→食事→仕事→食事→仕事→食事→仕事→就寝のエンドレスエイトを決めていたから参考にはならないだろう

 

ちょっと前は激戦期だ

どちらの戦いにも俺はあまり出ていないが、やはり事前の備えや戦後処理

武装の整備などにも駆り出されるし、当然ながら積極的にそれらを行う関係上

やはりこちらも忙しかった

 

うん、客観的によく考えると俺

男として心配になる程に禁欲的だな

 

[うん…なるほど

陽炎が心配した理由がわかった

 

でもそれは余計な心配だからな!?]

 

[たしかに心配だよね…うん

私も気にしてなかったけど、提督さんは紳士的過ぎるわ…もうちょっとこう…肉食系になってもいいと思うの]

[俺は十分に肉食だが?]

 

[それは食事の話でしょ、私が言ってるのは女の子に対しての態度のこと

提督は紳士的過ぎるから

もう少し理性飛ばしてくれても良いのに]

[理性飛ばしたら仕事にならないだろうが!ただでさえ可愛い子達が多いのに

理性飛ばしたらその時点で俺が干からびるのは確定するんだよ!](犯人は金剛)

 

[それならあたしが受け止めてあげるわよ!ホラ遠慮なんて要らないから!

提督さんの欲望全部ぶつけてよ!]

[壊れるからダメだって!]

 

瑞鶴との口論を一旦終わらせて

陽炎の方に戻る

 

「俺は…うん、大丈夫だよ」

 

「そう?なら良いのだけれど」

 

陽炎は少し不満そうだが

とりあえずそれで納得してもらう

 

「わかったわ…あ、それと」

 

くるん、と陽炎が上を向き

紫色の瞳がちょうど俺の目線に正対する

 

「今の全部!夕雲が言ってたことだから!」

 

それだけ言い切ると

パッと走り去っていった…

 

「陽炎〜廊下は走るなよ〜」

 

やはり恥ずかしかったのだろうか

…足柄なら余裕で言ってきそうな内容だったが、そこまでノリが良くもテンション高くも勢いで生きてるわけでもない陽炎には少し低劣すぎる内容だったかもしれん

 

いや、少なくとも外見小学生の子供に言わせるようなことじゃないのは確かだが

 

夕雲に押し付けていったのは叱るべきなのだろうか?…それとも本当に夕雲が俺のことを案じていたのかはわからないが、それを信じるべきだろうか?

 

そもそも夕雲はあんまり俺と関わりのない艦娘であり、どちらかというと

前提督時代から里見くんに懐いていた

 

無茶なスケジュールをこなす彼を心配しているとはたまに聞くような話だったが

最近はどうなのだろうか

 

「なにボーッと突っ立ってるんですか?」

「!…大井、ちょうどいい

ちょっと手伝ってくれ」

 

「ぇ?…嫌ですけど」

「北上の置いていった櫛が執務室に」「買うわ、望みの額を言いなさい」

 

ショートコントじみた会話で大井を釣り上げ、まずは手伝ってもらう事を説明する

 

『駆逐艦の俺に対する意識調査』

と銘打ったそれは…まぁ単純に、夕雲が本当に俺のシモ事情なんてどうだっていいことに懸念を持っているのかの確認のためにダミー企画として用意した

 

今立てた企画だが、頭をフル回転してそれっぽくしたてて説明する

 

「というわけで、第一弾として、陽炎型+夕雲型のみんなを対象として行う

ここまで理解ok?」

「大丈夫よ、北上さんの櫛のためだもの」

 

[ダメだコイツ…早くなんとかしないと]

 

ちなみに、夕雲はそんなこと言っていなかった

 

 


 

というわけで、翌日になったんだが

春雨に任せていた書類は…本人確認の末に、『これで正しい』ことが判明した

10時前に帰還してきて、そのあと急いで移動、買い物をして、昼前に帰る

 

凄まじいハードスケジュールだが

白露曰くこれでいいらしい

 

「…大丈夫なんだろうか」

 

[まぁ、本人がそれでいいなら良いんじゃない?]

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……
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