戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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今回は艦娘の出番が無いに等しいです
蒼羅くんが目覚めるチートは武器方面になりそうですね


職人のおしごと!

取り敢えず戻ってきた、、のか?

 

「強く惹かれるような印象を受けたものはあるか」

 

「はい、天龍の装甲と雪風の舵輪が強く適合しました」

 

俺が答えた瞬間に、二人の空気が変わった

 

「よろしい!そのオーダーに応えましょう!」

「最高に輝かせてやるぜ!」

 

ダヴィンチとウィザード?

 

「で!お前は何が欲しいんだ!翼か?豪腕か!」

「ヤッパリ幸運のアクセって言ったらネックレス?ブレスレットが良いかな?」

 

二人ともぶっ飛んだ顔で詰め寄ってきた

 

「あの、、その、、」

 

「何?」

「なんだ?」

 

「自分で作りますから良いですよ!」

言っちまったぜ、、

 

完全にやらかした〜と意気消沈し掛けた俺は

ギラついた目の二人を見て

 

「自分の使う儀装は自分で作る

当然の話だな」

「そりゃそーだよねー、クロウバードもメルクリウスもヴェインヴァイパーも自作だし」

 

「俺の土の王(ランドルフ)翼持つ竜(ストラーダ)焔の瞳(ジャムルフィン)も俺が作っているな、

やはり自分の儀装は自作するべきか」

 

あれ?なんか納得してる?

「よし!そうとなれば、、隼鷹来い、技師の仕事のための環境作りって奴から教えてやる!」

 

「えっちょ」

バタバタと出て行ってしまった

大丈夫だろうか?

 

とりあえずは拳銃の改造から始めよう

 

基礎となるものがあれば発展も楽になる、俺の場合

陸奥鉄の銃弾『陸式』が儀装に当たるが、どうも儀装とは艦娘の艤装の様な装備品の事を指すらしい

 

ならまずは拳銃の方を儀装にする

それから解析した結果を用いて雪風と天龍の儀装を作る

 

頭の中でプランを立てながら

保管室へ向かい、そこに置いてあったケースから『陸式』を取り出す

 

[陸奥]

[ぅんっ、、なに?]

そのぼやけた声に、つい言ってしまう

[寝起きか?]

 

[あっ、、ちょっと?失礼よ]

[あぁ、すまん]

咎められはしなかったが、

まぁ失態だな

 

ごめんなさい

[それで?今度は何をするの?]

[陸奥鉄を使って銃を改造する]

 

ひどく端的だが

聡明な陸奥なら分かるだろう

 

[そう、わかったわ、じゃあ銃の方を見せてちょうだい?]

 

わかってくれたか

よし、それじゃどうぞ?

 

陸奥になるビーム!(MNB)

突然っ!?

 

五時間のトラウマがぁぁ!

緒方さんのご機嫌とりがぁぁ!

 

 

緒方健三陸軍中将

資材を大量に飲んでまるゆ達を量産するお方である

 

いや運改修は有難いけどね?

 

困ったお方だが、大和を計画建造するには必要なのだ

え?大和は資材一で狙い?

別にそれで確定出しできるわけでも無いんだけどなぁ

 

なお、ラバウルで開発された

陸奥になるビーム

は非人道的兵器として条約で使用禁止されている筈だが

頻繁に飛んでくる辺り条約は実効的に無視されている様だ

 

綺麗だから良いやって?それ言えるのは最初の二、三回だけですよ

 

考えている間に照射は終わったらしい、拳銃が可哀想だぜ

 

[さて、とりあえずちょっと改造して、、陸奥鉄の弾芯入り弾丸なんて撃ってたせいでボロボロだからな]

 

俺は銃の手入れを始めた

 

side change

 

「さぁ、隼鷹?まずは何をすべきだと思う?」

 

「そんな事突然言われてもわっかんねーとしか答えようがないんだけど、、」

頭に手をやって髪を撫でる隼鷹

それに対して室長は

 

「努力でなんとかする、才能は甘え」

流石にそんな事言わなくてもいいんじゃないかな、

 

「ほらほら室長?隼鷹引いてるよ、そんなんだから配属されたくない部署ランク3位なんだよ」

 

私も知った時は驚いたが、どうも変態の巣窟扱いなようだ

単なる一級艤装技師(バカども)を押し込める為のハコだってのに

 

「なん、、だと、、」

「はいはい、じゃあ隼鷹ちゃん」

 

「はい?」

「おっ?一瞬素が出たね」

 

普段はガサツな酒飲みをやってるが、私は知ってる、この子 、意外といいとこのお嬢だ

 

「なっ、、どうでも良いじゃん!そんなの」

 

「よくない良くない、まずはね、このとっ散らかった資材を片づけることから始めようか」

 

深海棲艦の攻撃のせいで積み上げていた書類や資材の塔が崩れているので

まずはそこから始めよう

 

一時間ほど書類や資材を分別、

再設置して

部屋はあらかた片付いた

 

「じゃあ次、お掃除終わったら

兵装構造設計図(ユニットメイク)を用意しよう!何を作るかで変わるけど、今回は素材となる艦の艤装だねー」

 

「ええっと、、天龍と雪風の艤装設計図は、これとこれ」

意外と早く見つかったわね、

もっとかかると思ってたわ

 

「続いて、機械の暖機に入りまーす」

私は部屋に置いてある大型機械達の電源を入れて、即座に起動させる

 

NC機械の暖気には少し手間がかかるが、慣れれば早いので手早く済ませ

 

「暖気運転中に使う道具の確認をするよ?見てて?」

 

腰のポーチ、カラビナと肩の吊りからゴチャゴチャとした道具類を取り出す

 

「これがレンチ、ミリ単位で並んでるからちょっと区別が難しいけど覚えてね?

これはワニクチ、これがモンキーでこれがネジ、一つ一つ用途が違うから気をつけて」

 

「これはクランプ、固定器具よ」

 

説明しながら物を配置していく

自分の扱いやすい位置に設置すると他の人には使いづらい場合がある為、一つ一つ規定位置に置く

 

「さぁ、これで準備は完了!それじゃあ今回のクラフターを呼びましょうか」

 

「やーっと終わった、、はぁー、疲れるなこれ」

たしかに艦娘でも疲れる作業よね、私たちは慣れたけど

 

私達は用意の完了を知らせに彼を探すのだった




描いてて思う、、怠い、、
進まない、、

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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