戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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誕生と死亡、、せいぜい祈っていなさい


バース ダイ

とりあえずの改造計画は立った、

資材も陸奥鉄の消費も抑えられた

 

あとは、、

 

「提督ー?作業の準備できたけど、、どうかした?」

キリッ!

「いや、なんでもない、それより工廠に行こうか」

 

「こっちこっち!」

隼鷹に先導されながら歩く

 

さすが艤装技師の研究室というだけあってか、別室に工場並みの機械が用意されており、マニュアル通りに道具類が配置され、暖気まで行われていた

 

「よし、、陸奥を呼ぼう」

大本営に居るかは分からないが多分居る

 

電話の内線を人事課に繋げて

「こちらナナイ研です、今大本営に陸奥さんいらっしゃいますか?」

 

電話をかける

 

警備課の方に居たらしいので呼んでもらい、艤装を着けた状態で来てもらった

陸奥さん、お美しいです

 

「陸奥さん、よろしくお願いします」

 

「わかりました」

 

陸奥さんの艤装コアから力を供給してもらい、陸奥鉄を活性化する、陸奥鉄を融解させ、

再度鋳造しパーツを作る

 

削り出しはコストが高いので

陸奥鉄含有みたいな状態だが

それでも十分だ、

 

「続いて、、これを、、」

 

パーツを陸奥鉄で作り、設計図通りに組む。イジェクションポートやフロントサイト、バレルの部品、一つ一つ、一つ一つ、丁寧に

 

パーツ全てを作り終わった所で陸奥さんは帰ったが、隼鷹は組み立てまでちゃんと見守ってくれた

 

なんだろうな、見られてる感じがするのに気疲れしない

どうもキョドったり胃がキリキリしないというよくわからない落ち着く感じだ

 

「よし、、完成」

 

「お疲れ様」

「おっつかれー!」

「よく頑張った」

 

いつのまにか入って来て居た二人にまで労われた、、

 

「それで?名前はどうする、一応のシリアルナンバーはあるが」

 

「えっ?そんなのあったんですか、、まぁ、いいか

コイツの、、名前は、、」

 

忘れたくないもの、忘れたくなかったもの、コレの、名前は!

 

輝那(カグナ)です」

 

「ほう、、ではそれの名前は、

拳銃:(ハンドガン)nw-191 輝那(KAGNA) L R B(ロングレンジ ボディ)だな」

 

「どう言う型式名なのか教えて頂いても?」

 

「あぁ、最初に形状、続いてニューウエポンかリフォームドウエポン、それに連番、固有名最後に射程と元材料の部位だな」

 

「なるほど、、わかりました

ありがとうこざいます」

 

「ハハッ!礼はいい、それよりカグナの誕生祝いだ」

 

「りょうかーい!」

「ヒャッハー!」

 

酒が飲めるっ!って?喜びすぎだぞ隼鷹

 

そのあと、カラ部屋の飾り付けと工廠の片付けを同時進行で終わらせて、部屋に移動した

 

「それでは!本日の主役!輝那さんの登場でーす!」

 

「ひゅー!」

「酒飲ませろー!」

室長以外はもうすこし抑えようか

 

あと、針の筵だな俺

「じゃあ、代理で蒼羅さん!挨拶とグッとくる言葉下さい!今すぐにそう123!」

 

「それは耳元で囁く奴じゃない?」

 

「そんな手順は省く!」

なんか聞いたことあるフレーズは無視してまじめに挨拶をする事にした、

 

「儀装の輝那を建造?しました!今はまだ技量が足りませんけど、やがては自立稼働する儀装を目指してます!」

 

「「「おー、、」」」

 

なんだその呆れたような声は、、まぁいいか

儀装の輝きを眺めながら机に置く

 

輝那がこんな良い扱いなのは今日だけだと思うけどな

 

「じゃあみんな、、せーの!」

 

「「「「ハッピーバースデー!!」」」」

 

「祝え!新たなる儀装の誕生を!」

 

一人でウォズと鴻上ファウンデーションの社長を演じている人が居るんだけど、、どっちも祝福キャラにして厄ネタの宝庫だからな、、困り者だ

 

結論:この後滅茶苦茶宴会した

 

酒飲んでテンションあげてた隼鷹が突然倒れて、抱き起こしたら全然違うキャラになっててメッチャ驚いた

 

「申し訳ありません、、一人で立てますわ、、ご迷惑をお掛けしました」

 

って隼鷹が言ってくるんだぜ?流石に驚愕不可避

しかもその後、お色直しとか言って退出してからの髪色によく会う紫のドレスでの再登場、髪も結い直したらしい

どんだけ素早くやったら十五分程度でお色直し出来るんだ?

 

頻繁に陸奥(輝那を通じて)や川内からジトっとした視線が送られて来たんだが、あの大きく開いた胸元を見ずに何を見る?うなじ?オーケー

 

じゃないよ?!、、、

やっぱ綺麗だよな隼鷹

大本営の中って割と艦娘率低かったけど、

その分出会う子達はレベルが高かった

 

「『深海棲艦から周辺の鎮守府を守るために招集に応えられなかった』

と言い訳すれば大体異動の期限伸ばしてくれるんだそうだ」

 

なんてバカみたいな話もあったが

概ね楽しく終わることができた

 




今回ちょっと短いですね

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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