(ではでは、早速説明をば)
(これはですねー…カードを入れて
バックルをつける!)
試しなのか、
『陽炎』と『暁』のカードが装填されたバックルを…明石に押し付ける妖精
「わわっ!?」
(それーっ!)
カシヤァァッ!という音と同時に
シンプルな銀色のベルトの部分が構成され
(((変身!)))
「きゃぁぁっ!」
ベルトの中に半分入っていたカードが完全に押し込まれ、本体のスロット部分が横向きになると同時にカバーが閉鎖され、そして空中に二人の立体映像が浮かぶ
〈KAGEROU--AKATSUKI〉
サイバーチックなボイスと同時に
二人がカード通りのポージングをして
〈ACT〉
起動、の一言と同時に二人の映像が明石に重なる
炎属性の掛け合わせのようだが
特に赤いわけじゃない…
いや、もともと明石の髪がピンク色だからわかりにくいだけか?
「……………………」
「……………………」
そして、ものすごく長い沈黙が辺りを包み
「特になにも変わりませんね!?」
「変わらないのっ!?」
「変わらないのかよ!」
川内と俺の全力のツッコミだった
(いやだって〜)
(このベルトはあくまでも、提督に艦娘の能力を与える装備ですから)
(艦娘がつけても意味はないです
せいぜい練度が一時的に上がるくらいですね)
マジかよ、それめちゃくちゃ欲しいよ
むしろそれ標準装備にできない?
などと考えた俺は、このベルトが何のために持ち出されたのかを完全に忘れていた
「って、それがどう役に立つんだ?」
(まぁまぁ、提督がつけてくださいな!)
(今度はこのカードで行こっ!)
ベルトから抜き取られたカードは
二枚とも白紙になっていた
「なんだ?このカードって使い捨てなのか?」
(はい、これ自体に艦娘の魂の力を転写した、擬似的な儀装コアなので
その霊的エネルギー、魂の特性を一時的に発現するためのベルトでエネルギーを解放したら
またエネルギーを込め直すまでは白紙に戻ってしまうのです)
「……はぁ…?」
(つまりカードは使い捨てです!)
「うん、分かった、完全に理解した」
(それじゃあ提督がつけてー)
渡されたバックルを明石と同じように装備する
……本物のベルトの上からでもちゃんと機能してくれたようで何よりだ
こう言った特撮もののベルトって
シャツの生地とか巻き込んでしまうんじゃないか?って心配なるんだが
うまく行ったようだな
「カードは?」(装填済みです!)
「そうか、ならいい
……変身」
ベルトの脇部分に存在するカバー部分を本体に押し込み、本体が1/4回転
上部に出ていたカードが押し込まれ
本体がカードをリーディング
〈IKAZUTI--INAZUMA〉
雷と電の立体映像が出現し
それらが互いに並んだ状態でポーズを取る
〈ACT〉
俺の後ろに並んだ二人の映像が
両側から俺に重なる
気分はフュージョンアップだな
バチチチッ!という空電の効果音と共に
なにやら手元に錨?が生成される
「…これは?」
(いなずまちゃんはサイキョーなのです!)
(いかずちママ…よしよしして…)
だめだこいつら…早くなんとかしないと
「とりあえず、こいつの仕様を教えてくれ」
(はーい!)
いくつもの絵と文字が提示され
それらの示すのは
「スペック、か?」
ジャンプ力や耐衝撃能力、打撃力など
いわゆるステータスが表示されていた
「パンチ力に対してキック力上がりすぎじゃね?」
(それが普通でーす!)
(一般人は何トンなんてパンチ力は出さないでしょう…)
引くようなスペックを提示された俺は
流石に高すぎる提示スペックをまともに信じはせずに話半分で聴き流して
とりあえずやれること、そして
やる必要があることを問う
「んで、これでなにをすればいいんだ?」
(とりあえず、身体能力の向上効果と概念艤装の擬似展開は発揮されていますね?
ならこのカードを使ってください)
渡されたカードは
那珂と神通のカードだった
(一枚しかないカードなので、使い所は慎重に、神通さんのそばで使うんですよ?)
「…おう」
二枚のカードを受け取って
ベルトをつけたまま医務室へ移動する
ちなみに、里見くんには超笑われた
「さて…このカードを、ベルトに入れて」
ガシャ、と言う音と共にベルトのカバー部分をサイドにスライド
解放されたカードスロット部分から
白い二枚のカードを抜き
新しく那珂と神通のカードを入れる
「これでいいのか?」
(はい、特殊なものでもない紙媒体なので、そんなに力は入っていないです
魂に介入出来るのはせいぜい10分程度が限界かと)
(それでは気をつけて)
(行ってらっしゃませ!)
「お、おう」
〈NAKA--SENDAI)
〈ACT〉
〈Attention please
light up now〉
注目しろ、ライトアップだ?
……うん、意味わからんが、どうも
「いや、多分私要素結構入ってるね
ほら、エントリーの時さ」
「あぁ…探照灯を背に?」
〈shining soul〉
どうもやたらとキラキラしたイメージ映像が俺に重なり、もう見慣れた川内型のオレンジ色が光る
「俺、オンステージ…って言えばいいのかな?」「どっちかというとアイサツするタイミングじゃない?」
「それもそうか」
というか本物がいる中でこれ使うのはなかなか恥ずかしいな…ではなく
「んで、どうやってダイブするうぉ」
話の途中で強制的に引き込まれ
《center》反転《center》
600話記念番外編は
-
過去編軍学校
-
過去編深海勢
-
裏山とかの話を
-
テンプレ転生者(ヘイト)
-
ストーリーを進めよう
-
戦争が終わった後の話を!
-
しぐ……しぐ……