面倒になったり、飽きたりしたら飛ばしてもいいんですよ?
大本営とは、本来陸、海軍の元帥が指揮を執る天皇を擁した陣のことを言う、
[天皇は陸海軍を統帥す]の通りの場所である
それがなぜ海軍の総本山としての名称に使われているかというと
深海棲艦登場時、まず日本の自衛隊は対話を試み、続けて防衛を試み、どちらにも失敗しており、それでも現場を知らない
バッシングを受けている最中に、
深海棲艦とまともに戦っている少女を発見した
彼女たちはその海域の深海棲艦を全滅させたのちに、自衛官に乗船許可を求めてきた、これが
艦娘と人間のファーストコンタクトであった
その後、深海棲艦と戦うには艦娘の力を借りるしかないと判断した海上自衛隊は自らを日本海軍と改称し、艦娘のかつての所属、つまり大日本帝国海軍のゲン担ぎを試みた
その際、当時の幕僚は何も知らない愚かな一般人共の抵抗を鑑みて先んじて緊急的に海軍を再組織、便宜上大本営として責任をおっかぶせた訳だ
さて、士官学校を短大並みの期間で卒業とか本来ありえないことをしてるのはなぜか
それは俺が有能だから、、ではなく
士官学校として体を使っているだけで実態は殆ど
艦娘の扱い、法律と深海棲艦についての授業しかないからである、
艦娘の扱いといっても秘書艦や武器の特性、建造とドロップの違いなどであり、原理まで踏み込んだものはほぼなかった、建造も開発も基本《妖精さん》頼りであり、
人間が関与及び理解できることなどなかったからである
深海棲艦についても同様だ、なぜ現れるかもいつ最初の個体が出現したかも、どんな生態をしているのかも、なぜ機械であるはずの艤装が生物的な外観をしているのかもまるでわかっていない、
ただ人間以外にほとんど危害をもたらすことなく、人間及び人間の関わる建造物などを破壊するという習性を持つらしいとだけである
あと、深海棲艦は艤装のサイズがインチ単位であるため、25.4センチを基本単位としている
最高三インチまで認められているらしい、これは太平洋戦争時の敵艦、ドイツ艦が基礎となっているからとされていたが、
インチを基本単位としてる艦だから日本じゃないというわけでもないだろうに、
そんなに悪評を寄せたいのか?
なお、深海棲艦ならそのうちビームでも撃って来そうだが、今に至るまで認められていない
その後、日本海軍は、戦力として艦娘を起用したが
メンテや戦力の計算、燃料などの情報や知識をまるで持っておらず、ノウハウが足りていない状態であった
苦戦を繰り返す最中に、人間側に突如
未知の存在《妖精さん》を認識するこの症状は、はじめ海軍の士官や兵卒に現れ、続いてその血族や近隣者が続々と発症した、
当時フェアリーコンダクターの第二症状である
曰く、艦娘とはかつて沈んだ、又は現存している艦の魂を分霊的に宿している少女の総称である、
曰く、深海棲艦とはかつて沈んだ艦の無念が具現化した存在である
曰く、妖精とはかつて生物なりし純粋知性存在である
曰く、曰く、と様々な情報が語られた
結果、艦娘の存在は明確に軍的戦力として認識されて、その運用法、燃料、建造、艤装などの様々な情報が明らかとなり
ある程度の運用ノウハウが蓄積した結果、艦娘を艦隊として戦力単位的に運用することになり、各地に鎮守府が作られたのである
余談ながら、実は[鎮守府]と明確に正式呼称されているのは国内五ヶ所、その他五箇所の十ヶ所だけである
横須賀、舞鶴、佐世保、大阪、呉の国内五ヶ所鎮守府と
秘匿性の高いため、呼称もないとされるソロル鎮守府、
鎮守府とは公式では呼ばれないことにされている大湊警備府、非公認とされる名称不明鎮守府、
そして、アメリカとロシアにそれぞれ出張の俗に出島と呼ばれる二ヶ所の鎮守府
ほかは泊地や基地とされているが、最初期の艦娘たちの要望で名称転換した組織だけあってその辺は軽く、
非公式的に[鎮守府]と呼ばれているし、それを大本営が改めるようにとも言わない、
元が国家公務員故に補償や厚生が充実してはいるのだが、艦娘と妖精との兼ね合いもあって鎮守府に常在できる人間は少ないため、女性の多い環境で長期的に過ごす精神的な負荷は大きいとされている
そのため、定期的に査察官が来るのでその時にストレス発散に何処ぞへ[遊びに]行くことが推奨されている
ようはこういう機関である
国防を担うのも楽じゃねえな、書類は多いし艦娘は多いし一々武装や資材を気にかけないとならないし
深海棲艦は毎回侵攻して来るし秋刀魚獲らなきゃ行けないしで倒れる物も少なくないのだという
まぁ、俗に言うブラック鎮守府よりも提督の方がブラックという現象が発生する確率が高いらしい
それに今ではそれほど提督も貴重ではなく、
第一段階の症状
もっともそうなると提督の選り好みも激しくなり
着任の基準も高くなっているため、着任率はあまり変わっていないと言う、戦争が激化したらそう言う予備役を使うのだそうだ
見事に二千文字以上説明ばっかりですね、
次回は多分着任と移動になると思います
全然ライトじゃないけど、「あなたがライトノベルだと思うものがライトノベルです、ただし他人の同意を得られるとは限りません」に則り、これはライトノベルです
600話記念番外編は
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テンプレ転生者(ヘイト)
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ストーリーを進めよう
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戦争が終わった後の話を!
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しぐ……しぐ……