戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

584 / 649
プラスエイトフォーワン

荒潮の話は置いておいて

とりあえず艦娘達に最新作シンエヴァを見せたところ、大変好評で、非常に盛り上がった

ということだけを記憶しておけばいいだろう

 

「……というわけで、だ」

 

「はい、提督」

 

執務室に呼びつけた艦娘達は8人

戦艦代表『長門』

正規空母代表『赤城』

重巡洋艦代表『高雄』

軽空母代表『龍驤』

水上機母艦代表『千歳』

軽巡洋艦代表『神通』

駆逐艦代表『陽炎』

潜水艦代表『伊58』

 

この8人だ

各艦種から一人ずつ出てもらっている

 

8人と俺で共有する議題というと

 

「以前受けた大本営からの依頼『鎮守府一般開放』だが、ようやく深海棲艦からの攻撃が減ってきた現状こそ開催の好機であると考える

よって、保留になっていた当任務を遂行するために、各艦種からの意見を聞きたい」

 

俺がふわっとした議題と大本営からの依頼であることを説明すると、まず口火を切ったのは赤城

 

「鎮守府の一般開放、とは具体的にどのレベルを想定していますか?

幾らかの施設の開示と各艦種の違いの説明くらいでいいのか、それとも鎮守府の機密部分である建造ドックや提督の仕事についてまで開示するのか、教えていただいたけますか?」

 

「敢えて言うなら中間だな

工廠とドックを含めた基本的な施設・機能の開示と艦娘の種類とその差の説明、あとは酒保を解放して売店にするくらいだな」

「わかりました」

 

「潜水艦は急に運用が変わった直後でち、オリョクルできなくなってから代用は駆逐艦達に任せきりでち」

「潜水艦は資源コストに秀で、かつ高火力な艦の攻撃をほぼ受けない

これは十分な利点だと思うぞ」

「そうでちか……」

 

「私たち、なに説明すればいいの?

装甲なくて射程短い小型の砲艦、なんてさすがに言えないわよね?」

「駆逐艦は……高速を活かして敵の懐に飛び込むインファイターだからそこまで射程が必要なわけじゃないだろ」

「まぁそうだけどさ、だからって艦娘の運用なんて知らない一般人にはプラス面とか見えないじゃない?

『運用に難のある量産型』とか言われたくないし」

 

「……駆逐艦は比較的低コスト故に量産型という扱いは仕方ないと言わざるを得ないが、だからといって替えの効くような物と思われたくはないな」

「その通りだな、いかに小型艦でもそれが地位や扱いに直結するわけではない

そうだな……駆逐艦の説明についてはみんなで考えよう」

 

陽炎の愚痴じみた言葉に長門と俺で対応して、その場の話を締める

 

「戦艦は花形として旗印を担うことも多い、当然ながらアピールポイントも多いし、人も集中すると思う、なので戦艦寮及び戦艦の説明を主軸と据えて、そこから各艦種へ広げる形で人を流していくのはどうだろうか?」

「その流れでいくと水母とか知名度低そうやせど、寮も離れとるし、人来るん?

戦艦とか重巡ばっか人集めても結局は大艦巨砲主義の輩が量産されるだけとちゃう?」

 

長門と龍驤が口を開く

各解説や場所については色々と考えがあるのだが、それについては今は後回しにして

まずは艦娘達の意見を聞く事に専念する

 

「……んじゃあ意見をまとめるぞ

①戦艦寮及び戦艦の説明をメインに据える

『戦艦』という名前自体の知名度とか『長門』『陸奥』らの名の高さを利用した集客でまず人を集めることを優先する、しかるのちに鎮守府の各施設や場所、寮に誘導して、各々の説明を行うぞ

 

②各艦種についての説明は各艦種の寮で行う

『正規空母』『軽母』『水母』は寮が統一されているから、知名度がなくても人を集めやすい、『加賀』や『蒼龍』の名前のインパクトも使えるしな

 

③食堂を客に開放して使ってもらう

実際の所、艦娘や提督が摂ってる食事についてとか、あんまり知られていないだろうし

海軍カレー以外にも知名度を上げたい、間宮さんから節約レシピであったり、家でできるワンポイントでのクオリティアップ術を教えてもらえるというのはメイン客になるだろう独身男性だけでなく、ご家庭にも利がある筈だ」

 

ここまではみんなで統一された意見

そしてここからは

 

「ここからは俺個人の意見になるが

④鎮守府の各艦娘達を各所に配置して、ガイド役や警戒・監視役をやってもらう

時津風達だけでは鎮守府一般開放においては監視能力が足りないと思うから

鎮守府のみんなにも力を貸してもらう

物々しい軍服にサーベル持った憲兵並べて〜とかは流石に『楽しいイベント』とは思えなくても、若い女性ばかりの艦娘達なら雰囲気を壊すようなこともないだろうから」

 

「それは確かにそうだが、一般客からのセクハラとかも考えると……」

「近接武器持ちの艦娘なら話が違う、龍田の薙刀を見てなお『お触り』に行ける猛者はなかなかいないだろ、日向とか触った瞬間に投げそうだし」

 

龍田はエロ界隈ではかなり派手な進出をしている艦娘、愛宕や島風共々に

『艦これは知らないがこの女の子の名前は知ってる』という状態になりやすい艦娘だから、その龍田がガッツリと抑えを効かせていればそうそう問題にはならないだろう

 

「いや日向はいないが……まぁ、普通に力の強い艦娘もいるし、一見力のありそうには見えない扶桑だってあの巨大な艤装を持ち上げるくらいだからな……」

 

「そうそう、明石とかあのクレーンを艤装なしでも振り回せるんだぞ?

先に艦娘達の演習とかを見せておけばそんな事をしようとは思えないだろ」

「それもそうか」

 

というわけで、会議は次のステップへと移った

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。