その後も恙無く……というには多少時間を稼ぎ過ぎた気がするが、まぁ大したことはなく
「フレッチャー級1番艦、フレッチャーと申します、アメリカ出身の駆逐艦で
姉妹がいっぱいいます
マザーとは呼ばれていますけれど、私はまだ1人も産んだことはありませんっ!」
「フレッチャー級のジョンストンよ
アメリカの艦娘は珍しいけれど、元は日本人なの
みんな、よろしくね!」
駆逐艦最後の方は外国の艦であった
「よし……えっと……」
服を替えて、髪を留め直して
みなりは一応整った
……けれど
「重巡の艤装ってそう簡単には運べないですよね」
艤装の場所がわからない
コネクトを使った時に遠隔から接続して起動させたはずなので近くにあること自体は確定しているのだけれど
正確な場所までは把握できない
あまり動き回るのも良くない
あの人のの連絡先も知らない
……よく考えたら今は携帯電話も持っていない
ここまでのないない尽くしで何をしろというのか
「いやまぁ……探しますけど」
とりあえずセオリー通りに工廠があるところを見に行きますか
「天龍型軽巡洋艦、一番艦天龍だ
フフフ……オラァッ!」
突如として刀を抜いた天龍がそれを振り払う先には
「天龍型軽巡洋艦2番艦、龍田で〜す
まだまだ撃っちゃうから、しっかり迎撃してね〜?」
ヘラヘラと笑いながら砲撃してくる龍田が出ていて
「へへっ上等だ!」
天龍と龍田の砲撃+迎撃ショーがあったり
「クマー!」
「にゃー!」
「き……キソー……」
「きたかみさーん!」
「大井っち流石に今日はやめようよ……」
球磨型みんなのパフォーマンスがあったり
「みーんなーっ!今日は那珂ちゃんのライブに集まってくれてありがとーっ!」
那珂ちゃんのファンやめたり
「ドーモ、お客さん
川内型軽巡洋艦、一番艦の川内だよ!わかりにくい漢字だけど覚えて帰ってね!」
「はじめまして、神通と申します
川内型軽巡洋艦の2番艦です」
姉妹のファンが増えたり
「皆さん私の名前、漢字でかけますか?」
「ほーい、これでしょ?(安部隈)」
「……むむっ、北上さん違います!」
「じゃーあたしにはわからんな〜」
「ちょっとあんまり触らないでくださいよー!」
あぶきたしたり
「アトランタ、アトランタ級ネームシップ
本当は防空巡洋艦だけどあたしは対潜が得意……あとこれは元からの性格だから
気にしないでおいて欲しい」
急遽帰ってきた愛宕達が割り込み参加してぱんぱかしたりしたあと
「艦種『強襲揚陸艇』、あきつ丸であります
自分は通常の艦娘と異なり、陸軍に所属している兵員輸送専門の船艇でありますゆえ、その扱いもまた特殊であります
具体的には砲戦に疎く、全般的な艦隊戦に向かない代わりに兵員輸送能力に長け、大数の人員や資材を輸送することを可能としております
我が陸軍の戦力は海上移動力に乏しく、そのため敵拠点となっている島に突入するための輸送艇を必要としたであります、故に『兵員を輸送し』『敵陣に突入、突破して強引に揚陸する』ことを設計の根幹に置いているであります」
軽巡のあとは潜水艦を含んだ特殊艦種の説明に入った
「皆さんはじめまして!私は間宮
特殊艦種『給糧艦』の間宮です
普段からずっと食堂にいるので、ほとんど海には出ませんが、これでも私も艦娘なんですよ?」
「艦娘の洋上補給を可能とする特殊艦種『給油艦』の速吸です!私と間宮さんと……」
「同じく給油艦の神威と申します、私たち特殊艦種はあまり戦闘に秀でるわけではありませんが
本職では誰にも負けない技術職と捉えていただければ幸いです」
「どーもどーも、工作艦の明石です
戦闘力は乏しいなんてもんじゃない私ですけど、特技はさっきお見せしましたよね?
……あら?見てない?そりゃ残念
とにかく私は艦娘の艤装を出撃中にも修理できるんです、そういうふうにぃ……」
「私たちはそれぞれの特技を持っています、なので普通の艦娘に戦闘力では及ばない代わりに、普通にはできないことができる
そういった利点を持っています
運用においては難のある点も多いですが、うまく運用すればそれ以上の戦略的有利を確保できる、スペシャルな艦、と言えると思います」
「大淀は普通に強いじゃん」
「
メガネキラーンする大淀から離れて
明石が定めた標的は
「うわーんバリィ癒して〜っ!」
「きゃっちょっと明石さん何やってるんですか!揉むなコラッ!」
「メロンちゃーん」
「やめなさいっての!
えっと、実験軽巡の夕張です
私は艦娘の艤装にのせる武装、その開発と試験運用を担当するの
だからとっても重い装備とかおっきな装備も載せられるようになっているの
体はちっちゃいけど、おっきな主砲も使えるんですよ!」
バリバリ働いちゃいますから!
と笑顔でシメてから
やっと明石を振り解くのだった
青葉〜青葉〜っ!
探しても探しても見つからない艤装に苛立ちながら、それで焦って見逃しては仕方がないと自分に言い聞かせて
工廠の中に放置されている艤装を探す
この際『青葉』のものであれば私の出なくても構わないのだけれど
流石にポンポンでるものではない青葉の艤装のストックが転がっているような事はなくて
「あぁもう!置き場所がバラバラすぎてわかりませんっ!」
ついに苛立ちがピークに至った私は
艤装の並べてあった棚を離れて頭を抱えた
「……やっと見つけた!」
その瞬間、遠くからあの人の声が聞こえて
「青葉!返事してくれ!」
「……神巫提督!?」
「あぁ、ここにいたのか青葉
艤装を探しているのなら、出撃ドックに置いてあるんでここにはない
出撃ドックまで案内をするからついてきてくれ」
「わかりました」
颯爽と現れてすぐに身を翻した彼を追って
私はもう一度立ち上がり、そして
「見てくれ青葉
これはconnectの投与で起こった副作用により、資材エネルギーが逆流して起こる艤装の自壊と、その超越によって起きた艤装単体での進化
この艤装はもはや通常の青葉のそれとは一線を画する
これを装備したらもう君は『青葉』でいられない可能性もあるが、別の『青葉』の艤装を君がつければ即座にリンクが切れてもはや起動できない鉄塊と化してしまうだろう
いまなら代用の艤装が一つだけある
どちらをつけるのかは君に任せる
幸いまだ余裕がある、どちらを選ぶかを決めたら俺に声をかけてくれ
艤装最終調整を行う」
それを目の当たりにした
600話記念番外編は
-
過去編軍学校
-
過去編深海勢
-
裏山とかの話を
-
テンプレ転生者(ヘイト)
-
ストーリーを進めよう
-
戦争が終わった後の話を!
-
しぐ……しぐ……