戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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第6章 提督見習い、舞鶴編
イッツパーリー!


さぁて、、メンテだ

 

まぁ艤装ですからない儀装程度

すぐに終わる

 

パーツごとに分解するのではなく

バラバラに細分する完全分解

 

一つ一つのパーツに公差やスレのズレがあるので、傷や削れが集中するパーツなどを中心にして検査する

 

「よし、、撃針、撃鉄共によし

照門歪みなし、砲身ライフリング誤差は0.001Φ以下、

スピンは正常回転、給弾試験、、よし」

 

完璧だ、、『力』も減っていない

問題なし オールグリーンだ

 

弾を通常弾に切り替えて、射撃訓練場へ赴く

クレー射撃を選択

的は小、速度高、ランダム挙動、数50

 

モード、、

 

これならいける

 

ブザー音と同時に飛んでくる的を射る

本来は空母用か駆逐艦、軽巡艦用のモードしかないものなのだが、それより遥かに早い、なぜか存在した鬼モードで開始した為か

残像が揺れて複数に見える速度で飛んできている

 

おっと、、いまの的完全に俺に向かってたな

 

 

弾が切れると同時にマガジンを放棄し

落下させたマガジンを空工展開の応用で投げたものに交換する

エアロリロードと言われる拳銃技術だ

もっと昔はリボルバー銃の弾倉に投げた弾を入れるという物だったらしい

 

それは流石に怖いな

 

鬼モードをもってすれば

50個程度の的では、緩急の間があったとしてもせいぜい10秒間、次は10倍でやってみようか

 

「いや的が勿体無いな」

 

そう言って笑った瞬間、ブザーが鳴る

ゲームクリア、オールクリティカル

満点だ

カス当たりどころかノーマルもスカもなかった

 

ちなみに陸奥補正は入っていない

すごい、、すごくない?

 

銃弾が当たってバラバラに砕け散ったカレーの的の破片を回収して、トラッシュに突っ込みながら笑う

どうもこの的は可塑性プラスチックでできていて、

溶かして作り直せるんだそうだ、

 

再利用可能な的、なんとも皮肉が効いているじゃないか

 

まぁ資源の少ない日本では当然の帰結ではあるが

 

さて、あらかた的も片付けたし

次は、、おっと

 

「提督さーん!こんなところにいたぴょーん!?」

 

「俺か?、俺はさっきからここにいたが」

「ならさっさとくるぴょん!もう始める準備できてるぴょん!」

 

あぁ、もう準備できてたのか

 

「わかった、すぐに行くよ」

 

装備を片付けて急いで食堂に向かう

 

「どうぞ、主役入場ぴょん」

兎跳びしながら入場してやろうか

なんて一瞬考えたものの、俺はしがない技師さんである、そんなことしたら只体力を無駄にするだけだと諦める

 

「つまり、こういう事だろ?」

 

バンと扉を開けて、

 

ムーンウォーク入場、、、するわけもなく

普通に入る

 

「主役からの挨拶なのです!」

まて、君たちどっちが司会なんだ?

 

まぁいいや

「本日は私の就任祝いのために

立派な会を開いて頂き、ありがとうございます

月並みですがお礼の言葉を……」

 

「長月っぽい?」

「ええっと、、長くなるのは嫌か、、わかりました、手早く終わらせます

 

それでは皆さん、今後ともよろしくお願いします」

 

「じゃあ皆さん、グラスをどうぞ」

 

 

〈かんぱーい!〉

 

こうして、宴会は始まった

おそらくは鳳翔さんや間宮さん、伊良湖さんが頑張って下さったのだろう食事を頂き、次々に話しかけてくる艦娘たちと語り合い

 

漣は異様な程に話しが噛み合ったのだが、これは一体

やっぱりいた五航戦姉妹はそもそも話しかけてこなかったのでこちらから出向いた

 

ツンツン翔鶴は初めての対応だな

俺は某切腹さんのような嫁翔鶴が良いのに

 

まぁ現実を理想に寄せるのは無理があるので、今はこの硬い上にツンツンしている如何にも近づくものすべてを刺すハリネズミよようになっている瑞鶴を蕩かして遊ぼう

 

「えっちょっと何言って」

「はいはい、鎖骨かな?」

 

グリッと鎖骨を指で押すと

「ひゃっ!ちょっと!セクハラよ!」

グリグリ、、ささ〜

 

「んんんっ!〜、、んぅっ!」

 

もはや発音が成り立っていない

 

可愛いな瑞鶴は全く

ズイズイほらほらズイズイ

 

指先を少し動かすだけで瑞鶴の表情が変わる、今はもうその表情の変化すらも自在だ

 

抉るように人差し指の腹で鎖骨に

デコピンの要領で指を引っ掛けた状態で引っ張る

一瞬で強く刺激されるため人によっては痛いのだが、瑞鶴はぴくっと痙攣しただけで気持ち良さそうだ

 

この子ツボとか弱いだろ?なぁ翔鶴

 

「えっ?まぁ弱いですけど」

「相変わらずのツンツン発動やな」

「妹に乱暴されて喜ぶ姉なんていません!」

 

そう、まぁいいや

翔鶴の弱点はちょっとわからないから漁らないといけないし、やめておこう

 

え?何で瑞鶴の弱点知ってるかって?そりゃあ

 

頭の中の瑞鶴を弄った時に知ったからだよ

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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