戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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鬼畜艦 雨風

瑞鶴可愛いよ瑞鶴

 

した後に瑞鶴は息も絶え絶えな様子でビクビクビスマルク痙攣しながら翔鶴に引っ張られて行った

 

瑞鶴はやっぱり妹枠かそれとも幼馴染枠かな?

翔鶴が幼馴染の年上の女の子だとしたら

それだけで一作、ありがちな高校もののギャルゲーができそうだ

 

[翔鶴を義姉さんと呼びたい?俺は嫁と呼びたい]

[ちょっと!やりすぎよ?あれホント気持ちよすぎておかしくなっちゃうんだから!]

 

瑞鶴大丈夫か?(艦)も(娘)もだけど

だいぶヤバいぞそれ

 

まぁ可愛いからいいや

 

そんな感じで思考放棄していたのだが

そうも行っていられなくなった

 

現れたのである、駆逐棲姫、

違ったハルサメちゃんが

 

「提督さん、春雨スープ持ってきたんだけど、どうですか?」

「頂きます」

こんなに可愛い子の持ってきてくれた物を断れる訳ないだろ?

断ったらそいつの目は腐ってる

「はい、どうぞ」

 

渡されたそれは

 

グレートだった

 

鮮やかな真紅の色と共に炎の如き熱量を秘めたそれは

見るからにわかる激辛という奴だった

 

これは、うん、よく確認せずに受け取った俺がバカだった、目が腐ってました、節穴でした

 

だからこれはやめようねっておい!

もう居ないし、、

 

はぁ、、しかし

誤魔化せるようなものでもない、せめて冷ませばいいのだがどうにもなる気配はない、、長時間放置できる空気でもない、、覚悟を決めて頂きます

 

「はぁ〜、、すぅ〜」

深呼吸をして、、

 

「あの提督さんマジで行くつもりっぽい?」

「ばかな、あれは春雨と泥酔時のポーラ専用なのに」

「体壊すっぽい」

「あれはリアクション芸的な体張りでは?」

「頭の修理が必要ですかねー」

「もしかしたら辛い物好きなのかも」

「手元に水置いてるし、耐える公算があるのかもしれない」

 

不安すぎる声が聞こえてきたが完全に無視して

 

「すぅ、、はぁ、、頂きます」

真っ赤に煮えたぎるスープから

春雨と豚肉とニラを引き出す

 

それらも既に長い時間浸かっていただけあって紅蓮に染まっているが

 

恐れない!

 

「かっっっら!!」

 

一口でダウン、、しないぞ、、しない

 

ふぅ、、

「水ください、、手元にあったねハハハ」

ひたすら笑いながら水を一口

 

口の中がわずかに冷めると同時に

スープを一口追加すればあら不思議

 

焼けるように辛いスープが水で薄まっ、、薄まっ、、薄、、

 

薄まらないんですがそれは

 

「バカだったみたい」

「あの程度の水で希釈なんて、、」

「気絶しないで耐えられてるだけすごいっぽい」

「出来るなら近づきたくないな、、辛さがしばらく空間に残るから、、」

「修理の用意をしないと、、」

「舌が焼けてるのかも?」

「甘いものか何か渡しておくぴょん」

 

ひたすらに無心にスープを飲む

 

近くのテーブルから聞こえてくる艦娘たちの言葉は無視した

 

「みんな何で避けるの?」

春雨はみんなから避けられていた、、

 

「時雨、?」

いつのまにか時雨が俺の膝元に座っていた

 

時雨の接近に気付かなかっただと、、

俺が鈍い?俺がブラントリィ?冗談じゃねえ!

 

「何?僕に興味があるの?良いよ、何でも聞いて?」

 

かわええ、、野郎に何でもなんて、言っちゃいけない

「ほら、お水どうぞ」

「ありがとう」

 

ええ子や、、

 

舌の激痛を水で治ることしばし

辛かったぜ、、

 

「春雨も悪気がある訳じゃないんだよ?アレが問題なのはね

春雨自身はアレを好んで食している事なんだ」

 

「つまり、、アレはイタズラとか食べ物を使った攻撃とかではなく、、」

「そう、純粋に自分の好きな物を勧めているだけなんだ、もっとも、作成時に劇毒、薬物調合並みの装備が必要な問題があるんだけどね」

 

「時雨は妹のアフターフォローに来たと?」

 

「そういう事、僕らがそういう処理をしないと春雨は無意識的に避けられてしまうからね、可愛い僕の妹なのに」

 

妹大好きだったんだ、時雨

 

「たしかに、可愛いことは否定しない、、だがブラック提督の元でアレをやったら一撃解体されそうだなぁ」

「させないさ、、どちらも」

 

微笑いながら語る時雨の顔は

姉妹愛と同時に、僅かな憂いを帯びていた

 

「舌は治ったかい?なら行こうか

まだあんまり食べてもいないんじゃないかな?スープだけで辞退なんてつまらないよ?」

 

「コース料理は食後のコーヒーまで楽しみたいタイプでな、舌も治って来たし、問題はない」

「じゃあ行こうか、白露型みんなで歓迎するよ」

 

「毒料理は辞めてくれよ?」

「失礼な、、みんなの好きなものを一品ずつ入れた白露コースだよ?毒なんて誰が出すんだい?」

 

お前らの発想力だよ!

 

まぁ、、考えないようにしよう

 

「ほらみんな、提督さんを連れて来たよ」

 

「ぽーい!」

「いらっしゃーい」

村雨だけか、真っ当に応えてくれるのは

 

「どうかしたか?提督よぉ」

江風はヤンキーかよ怖えなオイ

 

ってか確か白露型って

白露、時雨、村雨、夕立、春雨、五月雨、海風、山風、江風、涼風の十隻だったよな?あってるよな?

 

いっちばーんと、失望さんと、いいとこと、ぽいぬ、ハルサメ、ドジ雨が前期型で、あっ風とダウナー風とゲッターわんこ、あとは似てる風が後期型

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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