まぁ、書きますけど
着任のメンテナー
唐突に意識を取り戻した俺は様式美的に言った
「知らない女の子だ、、、」
それもそのはず、ベッドの右横、俺の膝あたりの布団を占領して腕枕で寝ている薄紅色の髪の少女は俺にとって
今まで見ることのなかった存在[由良]であった
「とはいえ、いつまでも膝上を占拠されては困る
[あのー]」
やや声を大きめに話しかけてみても薄紅色の髪の少女に起きる様子はない
さて、この少女はいつ目覚めるのか、、もう少し待つか
結果として、三時間後におきた
「おはようございます、艤装技師さん、で良いんですよね?」
「はい、俺が三級艤装技師の神巫蒼羅です」
なんで三級って?任期が二年以上ないと
中型乗用車みたいに普通車の免許を何年以上みたいな勤続年数条件が二年なんで最初着任するのは
「初めまして、佐世保第四所属艦娘の、長良型四番艦、由良と申します、よろしくお願いしますね」
上体を起こした状態で挨拶を受ける
あまり前だが、昼過ぎに目が覚めて三時間経っている為、むしろ夕焼けである
俺たちが刻みたいのは暁の水平線であって夕焼けじゃないんだが、、
あ、今暁の水平線ってワードに水平に見えるレベルで平たいって思い浮かべただろ?
あの子だって一人前のレディなんだぞ?お子様ランチ食べるけど
旗建てたい(^ w ^)/#
え?旗が小さい?それで良いんだよw
なんて頭の中で並べ立てている内に
声をかけられてしまった
「起きておられたなら教えて下さいね?」
「アッハイ」
この子話が通じてる?
「でも良かったですよ、何事もなく起きてくださって、二日間ずっと眠っていましたから、心配しました」
はぁ?二日間?マジかよ
「取り敢えず、起きねば」
体を起こし、手を握る、うん、普通に動く
はぁ良かった
これで衰えててメンテ出来ませんとか嫌過ぎる
足の感覚を取り戻すために布団の中で軽く動かしながら呟く
「自分の足で立つのも二日ぶりですか、
あぁ、こんなことしてる場合じゃないのに」
「どうかしたんですか?なにかお急ぎですか?」
親切にも聞いてくれたか
「ええ、お恥ずかしながら着任挨拶をしておりませんので、ここの司令にご挨拶をと思いまして」
「その必要はない」
んん〜?!もーしかして~かーにくらさんじゃぁーりませんかぁー!(ダンタリオン風)
あの徒って彩飄、狩人と同じ二文字の《教授》なんだよな不抜の尖嶺とか蹂躙の爪牙とかみたいな五文字が多いなか唯一最後まで生き残った名前二文字の徒
サーレの親でもある
はっ!つまりサーレは両界の嗣子←そんな筈は無い
「あ、えっとご無沙汰しております、私艤装技師の神巫と申します」
「あぁ、二年前のガキか、お前は
「ええ、これが俺の牙、俺の咆哮、守るための剣を研ぐ砥石、
「ふっ、確かにそれもまた必要なものだ、、良いだろう、この佐世保第四鎮守府の提督として貴官を歓迎する」
「ふふっ、、技師が鎮守府に着任しました、これより艤装メンテに入ります」
俺の皮肉めいたセリフに薄く笑った加ニ倉提督は
「なんだそれは 着任挨拶なら立ってやれ」
とだけ言って去っていった
ええ人やわーw
そういえばここ
(さりげないライダーネタ)
さぁて、体をベッドから下ろして立ち、軽く歩く
問題なし、行けるか!
「由良さん」
「はい!」
「工廠ってどっちですか?それがわからないことにはどうしようもないので」
「あっはい、それなら私が鎮守府をご案内しますね」
特徴の[ね]は伸びないのか?
つまりあれは提督限定なのか?
この後の滅茶苦茶案内された
ダイジェスト版でお送りしまショウタイム!
↑(今度は戦隊ネタ)
[食堂]
「間宮さんと伊良湖さんの二人体制で三食が、朝四時から六時半、昼十一時から一時半、夜六時から八時半まで空いています」
「もちろんそれ以外でもこのホワイトボードに何時に何を食べたいとか何時に取りに行くからお弁当作ってとか書いておけば作ってくれます」
案内されたのが午後六時半頃だったのでそこらじゅうから腹の減る香りが芳しく、、普段燃費良いのに、、腹が、、
「あぁ、二日間なにも食べてませんものね、どれにします?」
壁のお品書きを指す由良さん、ラーメンとかチャーハンのようなポピュラーな物からほうとうとか明石焼きのようなあまり見ない物、果てはサイドメニューの一品まで、ん?あそこで武蔵が食ってんのは、、煮込みハンバーグ、、だと、、!
「すまない、間宮さん、伊良湖さん、うどん一人前頼む」
俺の胃腸を鑑みて無理のない物をチョイス、え?そこはハンバーグいけよって?無理無理、体が受け付けんわ
「承りました!どうぞ、お好きな席でお待ち下さい」
あぁ、やっぱ癒されるわーマンマミーヤ
間宮はわたしの母になってくれるかもしれなかった女性だ!
(溢れ出るシャア感)
「神巫さん、こっちこっち」
自分も伊良湖さんに何か注文していたらしい由良さんが声をかけてくる
見れば席を二人分確保したらしい由良さんが手を振ってくれているので、遠慮なく座らせてもらうことにした
「どうぞ♪サービスで温泉卵つけちゃいます」
卵うどんはすごく美味しかった、由良さんに私も、、という目で見られたが無視した
[提督執務室]
「加ニ倉提督!ご挨拶申し上げます!先日二十日付けで本鎮守府に着任しました、艤装技師神巫蒼羅であります!」
「ご苦労、ここにきたからには国家のために働いてもらう
覚悟はいいな!」
「はいっ!」
「ならよし、下がれ」
「はっ!失礼します!」
実際は全部茶番なんだが、艦娘のために出来るだけ軍っぽく振る舞っているだけで、、この人はマジ軍っぽいな
[艦娘寮]
「こっちが駆逐艦、こっちが軽巡艦向こうが潜水艦、二階が重、雷巡で西棟に空母と戦艦です」
「小さい順なの、、」
「まぁ、有り体に言えばそういう風になりますね」
「だいたいわかったよ、建造順かい?イロハ順?
それとも姉妹艦括り優先?」
「基本的には姉妹艦括りで、ネームシップのイロハで並んでますね、睦月型駆逐艦は向こうの奥二室を
球磨型軽巡は角部屋です」
「ってことは葉月だけこっちとかはないんだな」
「ある意味わかりやすいですけど、その部屋割りはちょっと、、」
「大井、北上とかは同じ部屋の方がいいだろうし、球磨とか姉妹艦以外と同室が成立しないだろ」
「ふふっ、ノーコメントです」
「青葉ワレどうするの、、」
イロハ順よりアイウエオ順の方がいいかもしれない
[工廠]
ようやくたどり着いた、もう夜だな、、
「開発、建造施設と入居施設が備えられています
艤装は建屋の中に艤装、兵装保管室があるので
そこに基本的には置いてあります」
なるほど、さぁメンテだ!退役した
この後丸一日メンテした、、
600話記念番外編は
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テンプレ転生者(ヘイト)
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ストーリーを進めよう
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戦争が終わった後の話を!
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しぐ……しぐ……