戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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侵攻戦-開始-

夜になり、流石に引き回すのも悪いと明石と別れた俺は

一人部屋に戻り

 

「つかれたぁ、、

なんかコレ毎回言ってるなぁ」

倒れるように寝る

 

ゲームしたい、、

久し振りに艦これやりたい

 

癒して扶桑さん、、

いや此処にも扶桑さんいらっしゃるけど

「はぁ、、、眠い」

ネルダンス

スヤッ (ง˘ω˘)วスヤッ

 

( ˘ω˘ ) スヤァ…

 

踊りながら寝るという超高度な技術を披露した俺は翌朝五時まで踊り続けており

なぜか起こしに来てくれた舞風に尊敬された

 

なんか俺を起こすのは

朝早い駆逐艦勢の持ち回りに決まったらしい

正直無駄な気がする

俺自力で起きるし

 

いや前はアレだから

将棋の駒打つときのパチッていう音が館内放送で流れるって言う謎の起床時間宣告(そういんおこし)だったから

正直常識的で非常にありがたいんだけど、俺は自力で起きるし構わなくていいよ?

 

食堂に赴く

何故か間宮さんとした

『毎日食堂でご飯を食べる』というお話はこちらまで伝わっているようで、昨日の夜に間宮さんに耳打ちされた

「明日の朝も、お待ちしております」

というお言葉に従っている、、のだが

 

「提督!私と契約して

専属プロデューサーになってよ!」

 

「魔法少女はやめてくれ」

死んでしまう

 

俺が契約するのは車と家のローンくらいだ

あとは正確にいうと買い物全般が含まれたりするんだけど、そこまで細かく言わないか?

 

まぁいいや

「帰りなさい、那珂ちゃん」

「えぇー!?なんか提督から川内姉さんの匂いがするんだけど〜?コレは対抗せざるを得ないかなぁ!」

 

「そんな事に対抗するな!

そもそもお前の想像しているであろう事とは全くもってちがう!」

 

頭を押さえながら迎える朝は何度目だろうか

少なくとも数えきれない

主に将棋とブラックと軍で体験していた

回数である

あと大本営でとそこそこあった

 

しかし、此処の艦娘はエネルギッシュ過ぎないか?無理をしていないか?、艦娘は提督に影響されるっていうし、つまりそういう事なのか?

 

しかし、此処の提督である

三鷹さんはそんな松岡修造ムーブをしているわけではない、、

 

艦娘たちもなんというか

暑いというか活発なのだ

 

休みとか大丈夫だろうか?

 

みんな綺麗だよなぁ

俺みたいな泥水勢からすれば雲泥の差だな

泥水だけに

 

漫然と考えながら食事を終えて

執務室へ向かう、

着任からすぐなため、

俺自身の仕事など無いにも等しいが

そこまで暇にならないように仕事を用意して下さる提督の心使いが憎い(ガチ)

 

俺は休みたいんダァ

何故修羅場を再現しようとする!

ちくわ大明神

おい誰だ今の

俺だよ!

 

 

うん、だいぶ混乱しているな

訳もわからず自分を攻撃しないように気をつけておこう

「失礼します、神巫蒼羅少佐です」

「入ってくれ」

 

入室して、提督に敬礼

「堅苦しいのはなしにしよう

今は時間がない」

 

真面目な表情でそんな事を言われるととにかく気になるんですが、

 

「何があったんですか?」

その言葉に、一切表情を変えずに放たれた返事は、衝撃的だった

 

「深海棲艦の大規模侵攻だ」

「なっ!、、そんな」

 

「だが、今は連合艦隊一個程度の戦力、おそらくは様子見だ、うちの第一艦隊を出す」

その言葉はひどく冷静な声で

混乱に陥りかけた俺を冷静な側に引き戻した

 

「分かりました、

武装と編成はどうしますか?」

 

「うん、第一艦隊の招集後に発表する、まずはみんなを集めてくれ」

 

「了解」

 

俺は放送室に走った

 

その三分後

執務室に第一艦隊は全員集合していた

 

はやくない?

 

「旗艦としては真っ先に状況を聞きたい所だが、、戦況はどうだ?提督」

「芳しいとは言えないよ

実際、敵戦力は連合艦隊クラスと確認された、実際にはもっと大きい可能性もある、それに敵艦隊Aは戦艦棲姫、Bが空母水鬼の強力な艦隊だ」

 

連合艦隊一個って、

それ質が異常なやつかよ、、

とばかりにどよめく室内に提督の声が響く

「だが、君たちなら倒せる

それだけの技量があると信じている」

 

その言葉は、やはり冷静で

そして、艦娘たちの意志を強く引き出す力を持っていた

 

「よし!全員準備はいいな!」

 

《はいっ!》

旗艦の長門が合図を出す

それと同時に提督が

 

「併せて、武装を発表する

大淀」

と呼びかける、そして

 

「はい、こちらに」

ありえないものを見た、、

今まで影も形もなかった大淀さんが突如として出現したんだ、

あっ恐ろしく早い動き!

俺じゃなきゃ見逃しちゃうね

[私でも見切れるんだけど]

 

[うるさいよ川内、今はダメ]

[むぅぅ、、分かった]

頰を膨らませる川内のイメージが

頭の中に浮かんできた、、、

 

「以上だ!解散、出撃!」

《了解!》

 

あっ、、武装書き忘れた、、

 

「指揮は僕が陣頭で行う!

その間は鎮守府の管理を神巫少佐に任せる!」

 

「了解しました!」

取り敢えず敬礼!

してるうちに第一艦隊は提督と一緒に出て行った、、

 

さて、俺は俺にできることをしないと

「大淀さん、鎮守府全館に放送を、内容は

 

提督がしばらく留守にするから僕が代理になる

で良い、簡潔な方が良いだろう」

 

「わかりました、では失礼します“提督”」

そして、俺は明け渡された執務机に向かい

代理着任を宣言した

 

さて、たった半日の辛抱だ

大丈夫だろう、、頑張ろう

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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