「翔鶴さんや、、翔鶴さんや」
「はぁい?どうかしましたか?提督」
いや、どうもしないわけじゃないんだが
強いて言うなら
「中破で帰ってきた艦ってちょっと辛そうじゃん?入渠ってどうやって治してんの?時間かかりすぎじゃない?」
正直この艦娘はよく中破するので
早く治せる方法が(除く高速修復剤)あれば良いと思ってな
「なんだ、、良かった
いえ、、艦娘は鋼材やボーキサイトで体を直しているのではなく、あくまで艤装の修理に必要な資源と、身体に蓄積されるダメージの回復のための時間なので、艤装そのものを技師の皆さんが修理して下さるなら入渠も早く済みますよ?」
「そうか、なら俺がもっと早く修理すれば良いんだな!」
早く修理が出来れば艦娘の疲労回復に合わせて出撃を早められる、そうなれば再出撃の効率も上がる
ストックパーツを使っておけば
交換するだけ状態に出来るよな?
それならもっと早く治せるよな?燃料さえ度外視すれば出撃効率もあがるよな
「よし、ストックパーツ作ってくる」
「それは有り難いですけどそこにいてください!」
怒られてしまった、、どうして?
「今日の主役なんですから!
入場のタイミングとかいろいろ合わせないといけないでしょう」
あぁ、そう言うことね
わかったわかったOK
「で?いつまで待てば良いの?」
「あと5分くらいです!」
「うーん、、パーツ、、」
正直五分あれば20個くらいはパーツ作れるんだけど、、どうしようかな?
「
殺意が見えた
俺にも時が見える
俺を導いてくれ、仙台
[コラーッ!]
怒られてしまった
[翔鶴ねぇと一緒にいるならそこは私でしょ!なんでかわう、川内なのよ!]
[かわうちじゃないっ!川内!]
どっちもどっちなのだが、、まぁいいか?
[じゃあ瑞鶴?俺の未来を教えてくれ]
さりげなく無茶振りする
「うっ、、取り敢えずパーツ作りに行くよりここにいた方が賢明ね」
「その心は?」
「もう直ぐ五分たつもの」
おっと、つい話しに集中してしまったようだ、すまないな
「じゃあ待っていようか」
座椅子に座り直して、、、うん
なんだか落ち着かない
「何故だ、、」
「皆さん忙しそうですから、私はここで提督さんを捕まえておくのが任務ですよ?」
じゃあ無職なのか、と問いそうになった俺の機先を制するようなお言葉ありがとうございます
[失礼なこと言おうとしないの!]
軽く叱ってくる瑞鶴の尋常ではない幼馴染オーラにクラつきそうになるが耐えながら時間を待つ
「きゃあっ!、、不幸だわ」
むこうから異様な落下音と共にいかにも薄幸の美女な声が聞こえてきたんだけど?
「大丈夫なの?」
「私がいると、全部の被害が私に集中しますから」
アハハで済む問題には見えないんだけど?本当に大丈夫なのか?翔鶴さん
「まぁ、鶴は縁起がいいと言うし
良いのかな?」
「本当に縁起がいいのは瑞鶴の方だと思うんですがね、、」
ちょっと自虐的に笑いながら翔鶴さんが返してくる
メンタル傷ついてないよな?
大丈夫だよな?問題ない?
それはそれか
そんなわざと問題を起こすような艦ではないし、勿論そう簡単に沈む艦でもないのだから
そうそう問題ならならないだろう
「出来ましたー!主賓お三方、お入り下さい!」
俺、神風、隼鷹の右左隣に笑う
三連星かな?
暗くないけど、、ピンク色と赤藤との髪色の対比がよく目立つ、、隠密性は低そうやなぁ
「はーい、失礼します」
「呼ばれました!」
[さけがのめーるさけがのめーる」
もう聞いてねぇなぁあの空母さんは
まぁ聞いてなくて苦労するのは自分(学校の間)だし、別にいいか?
あっという間に主賓とされた俺はステージの方に回され、マイクを握らされていた
「えぇー本日は」
言おうとした時に、ナレーションが入った
《三十分くらい続くよ!?》と川内の声で
俺そこまでうるさくないぞ?
話が三十分も続いたことなんて珍しいくらいだ
という事で、挨拶は省略され
会食に入った、あんまりこの鎮守府に来てから間宮さんについては語っていないが
食堂はエントリーもフェードアウトしてもおらず
あんまり行っていない場所の中でもしっかりと仕事をしてくれているようだから
今だけは有り難かった
「いただきます」
適当にその辺にあったメニューを回していたが、精度高すぎはしませんか?
「いえ!むしろこれが間宮の平常運転ですから!」
やっぱりすごいと思う
俺たちは最後の別れにと舞鶴の京料理をご馳走なったのだった、、
600話記念番外編は
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